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不動産ライター兼不動産経営者 監修 中村裕介 宅地建物取引士、保育士
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あなたはマンションの売却の際にクリーニングは必要なのかで悩んではいませんか。
また、マンションのクリーニングの費用相場と注意点を知りたいと思いませんか。
この記事はこんな悩みをお持ちの方にオススメ!
- マンション売却する際はクリーニングを依頼するべき?
- マンション売却のクリーニングで自分できるところと依頼した方がいいところは?
- マンション売却する際のクリーニングで注意するべき点は?
- マンションのクリーニングの費用はいくらかかるのか?
- マンションのクリーニングって誰に頼めばいい?
この記事では、マンション売却時のクリーニングを依頼するメリットから依頼のタイミング、費用相場や注意点などについて分かりやすくお伝えします。
この記事の目次
マンション売却時にクリーニングを依頼する3つのメリット
結論から言えば、マンション売却時には必ずクリーニングを依頼するべきです。
ここからはクリーニングを依頼すると得られる3つのメリットについて解説していきます。
①部屋の汚れを値引きの材料にされない
マンションの部屋の状態が汚れている場合、購入検討者の購入意欲を著しく減退させてしまいます。
また部屋が汚いことが「リフォームの必要があるのでその分値下げしてほしい」といった値引きの材料にされてしまうことがあります。
クリーニングによって売却前にあらかじめ部屋をきれいな状態に保つことで、値引きされる要因をなくすことができます。また、自信を持って内覧に対応することもできます。
②早期に売却できる可能性が高まる
どんな人でも、きれいな部屋に住みたいものです。
ゴミだらけの部屋とまではいかなくても、水回りに水垢がたまっていたり、キッチンが油汚れでべとついていたりすると、内覧に来た購入検討者は良い気持ちはしません。
クリーニングによって部屋を清潔できれいな状態にすることで、内覧に来た購入検討者の印象を良くすることができます。
また、クリーニングを行うことで募集広告に「ハウスクリーニング済み」という文言を掲載できるようになります。物件の印象が良くなれば購入申し込みの確率が上がり、早期に売却できる確率が高まります。
③不動産業者の評価もやる気も上がる
早期に売れる物件の最低条件は、汚れていない、きれいな部屋です。
不動産業者にとっては、早く、簡単に売れてくれる物件が一番望ましいのです。
クリーニングと査定の関係の詳細については次章「クリーニングのタイミングは不動産業者の査定前」でも後述しますが、訪問査定できれいな部屋を見せることで物件の評価と不動産業者自身のやる気も上がります。
クリーニングのタイミングは不動産業者の査定前
マンションを売却する際には、不動産業者による査定が必要です。査定価格は売却価格とイコールではありませんが、市場価値を反映した金額であり、売り出し価格の設定にも影響する重要な基準です。
査定の際に汚れた部屋を見せた場合、マンションの査定評価額が下がるというわけではありません。
なぜなら、不動産業者は不動産のプロだからです。
物が散らかっている状態などとは関係なく、物件エリアや立地、築年数や面積などの物件情報を元にマニュアルに照らし合わせて査定額を算出します。またタバコの匂いが染み付いている場合でも、多くの場合は入居者による壁紙の張り替えリフォームなどが行われるので、そこまで査定額に関わることはありません。
しかし、カビが繁殖していたり、床や壁に腐食が見られたりするなどのケースはマイナス評価の原因となる可能性があります。
査定の前にクリーニングを行う目的は、売主の人柄の開示、売却へのやる気、不動産業者のモチベーションアップにあります。
マンションの売却には、売主とパートナーとなる不動産業者の協力関係が必須です。そして、マンションの売却活動は、不動産業者の働き次第という面が強くあります。
不動産業者が「きれいで売りやすい物件である」と認識して販売へのモチベーションが上がることで、よりスムーズな売却につながる可能性があります。
評価されるのは部屋ではなく、売主自身の人柄であるという認識で査定前にクリーニングを行いましょう。
自分だけでクリーニングすることは可能?
マンションの売却には、仲介手数料や引越し代金など様々な費用がかかります。
それらの費用に加えて、さらにクリーニング代がかかることを考えると、クリーニング業者には頼まず自分で済ませたいと考えるのは自然です。
しかし、部屋のクリーニングには、市販のクリーニング用品ではなかなか落とせない汚れが存在します。
また、今の住居環境に慣れている人の目から見れば汚れに見えないところも、第三者の目から見れば汚れであるというケースが多くあります。
クリーニング費用を絞った結果、内覧に来た購入検討者の印象を下げて、ズルズルと売れ残ってしまう方が、損失は大きくなります。クリーニング費用は必要な出費と捉えて、ポイントを押さえて依頼しましょう。
次の項では、クリーニングを依頼するべき場所と自分でできる場所について詳しく解説します。
クリーニングを依頼するべき場所と自分でもできる場所
クリーニングは専門家に任せるのがベストです。
しかし、すべてを業者任せにするのも余分な出費がかかります。
ここからはクリーニングを依頼するべき場所と、自分でもクリーニングが可能な場所について解説していきます。
クリーニングを依頼するべき場所
マンションにおいて専門の業者にクリーニングを依頼すべき場所は
- キッチン
- 浴室
- バスルーム
- 洗面所
- レンジフード
- トイレ
といった水回りです。
水回りの状態は、部屋全体の印象を大きく左右します。水回りがピカピカであれば内覧時に購入検討者の印象を良くすることができます。
水回りは、市販の洗剤では落としにくい汚れが数多くあります。
キッチンの油汚れ、浴室や洗面所の水垢、トイレの汚れなどは、プロならではのテクニックと専用の洗剤やクリーニング器具によって効率よくきれいにすることができます。
自分でクリーニングできる場所
自分でクリーニングできる場所は、水回り以外の場所です。具体的には玄関、リビング、寝室などです。
普段掃除を怠りがちな窓ガラスやサッシは、市販の洗剤でクリーニングするだけでかなりきれいな印象をあたえることができます。
また、バルコニーも掃除を怠りがちですが、重要なポイントです。なぜなら物件内覧の際、購入検討者はほとんどの場合、バルコニーに出る傾向があるためです。
ただし、自分でもクリーニングできるとはいえ、絶対に自分でやらないといけないというものではありません。
忙しくてセルフクリーニングに時間が割けない場合は、部屋全体の部屋全体のクリーニングを依頼するというのも一つの手です。
クリーニングをする際の注意点
クリーニングをする際には、どのような点に注意すべきでしょうか。
クリーニング代や作業時間、依頼するべきコースなど、マンションのクリーニング時の注意点について解説していきます。
ホームページ上の金額より費用は高くなる
クリーニング業者のホームページに掲載されている金額は、「最低料金」です。問い合わせを受けるための料金表示とも言えます。
このため実際にクリーニングを依頼する際は、ホームページ上の金額より高くなる場合が多いので注意しましょう。
作業時間も長くなる傾向がある
作業時間に関しても、ホームページ記載の作業時間より長くなる傾向があります。
そのためクリーニングを依頼する場合、時間に余裕のある日時を選んで依頼すると良いでしょう。
依頼するコースに注意する
多くのクリーニング業者では、清掃場所によってコースが設定されています。コース外の場所に関してはオプション料金などがかかります。
場所ごとに個別で指定するより、コースで依頼した方が費用は安く抑えられます。
「水回りのみコース」など、自分がやってほしいクリーニング内容に合ったコースを選びましょう。
安さだけで選ばない
本記事の後半にある「マンションのクリーニングを依頼先(業者)の見つけ方」の章でも解説していますが、クリーニング料金の安さだけで業者を選ぶのは危険です。
クリーニング業者の中には、賠償責任保険に加入していない業者もいます。業者が賠償責任保険に加入していない場合、クリーニング中に家具や家電製品などの物が破損しても依頼者の自己負担となってしまうケースもあります。
クリーニングは信頼のおける業者に依頼しましょう。信頼できる業者の選び方に関しては記事後半で詳細を解説しています。
マンションのクリーニングにかかる費用
マンションのクリーニングには、どのくらいの費用がかかるのかを下記にまとめました。
あくまで目安ですので、依頼する際はクリーニング業者にしっかりと料金を確認しましょう。
居住中のマンションの場合
- 1R(ワンルーム)・1Kマンション:2.5万円〜4万円
- 1~2LDKマンション:3万円~7万円
- 3~4LDKマンション:5万~12万円
- 5LDK以上のマンション:10万円以上
空き家のマンションの場合
- 1R(ワンルーム)・1Kマンション:2万円〜3.5万円
- 1LDK〜2LDK:2.5万円〜6.5万円
- 3LDK〜4LDK:5.5万円〜9万円
- 5LDK以上:8.5万円〜
場所別のクリーニングを依頼した場合
- 浴室、レンジフード、換気扇、キッチンのシンク周辺:1万6,000円以上
- トイレ、洗面所、エアコン:8千円〜1万円程度
マンションのクリーニングを依頼先(業者)の見つけ方
ここまで、マンションのクリーニングの相場について解説しました。
では、マンションのクリーニングは誰に依頼すれば良いのでしょうか。
まず、不動産会社にクリーニング業者を紹介してもらうケースがあります。この場合、品質については安心できますが、費用は割高になる傾向があります。
クリーニング業者を探すには、不動産業者探しと同様に一括査定サイトがオススメです。自分の物件の情報を入力するだけで相見積もりを取ることができます。
クリーニング業者の選び方
クリーニング業者の選び方の第一条件は、賠償責任保険に入っていることです。
クリーニング中に業者による物品の破損事故があった場合、賠償責任保険であれば修理代金が保証されます。しかし、賠償責任保険に未加入であった場合、修理費用が依頼者負担になる可能性があります。
次に重視したいのが、接客態度です。
見積もり依頼の際の対応の質によって、クリーニングの質も推し量ることができます。
大手の会社でも個人店でもハウスクリーニングの内容としてはそれほどの違いはありません。大手の場合は料金が高めですが、大手の安心感があります。
料金が高くなっても確実な方を選びたい場合は、おそうじ本舗やダスキンなどの大手の会社に依頼するのも一つの方法です。
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まとめ
それではマンション売却におけるクリーニングについておさらいしましょう。
記事のおさらい
- クリーニングは不動産業者のやる気を上げと購入検討者の印象を良くするので、早期にマンションを売却するためには必要
- クリーニングの専門業者に依頼した方がいい場所は水回り
- 水回り以外の場所はセルフクリーニング可能
- 忙しい場合はすべてクリーニング業者に依頼するのも一つの方法
- マンション売却する際のクリーニング業者は安さで選ばない、実績のある信頼できる業者を選ぶ
- マンションのクリーニングの費用は場所によって異なる
- マンションのクリーニングは、不動産会社の紹介を受けるか、一括査定サイト
マンションを売却する際は、新しい入居先選びや住宅ローンの残債と申し込み、内覧の対応などなど様々な業務に忙しく、クリーニングについては深く考える時間もないのが一般的です。
しかし、今回の記事でご紹介したようにクリーニングには、不動産業者のモチベーションが上がったり、購入者の購入意欲が高まったりするなど様々な効果があります。
今回の記事内容を生かして、マンションを売却する際には効率的にクリーニングを導入していただければ幸いです。
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不動産ライター兼不動産経営者 監修 中村裕介 宅地建物取引士、保育士
1983年福岡生まれ。上海復旦大学卒。 商社、保育園、福祉施設での勤務を経て、現在は不動産の記事を中心に手がけるライター兼不動産経営者。実際に店舗・住宅を提供している立場から、不動産に関する記事を執筆中。 趣味はフットサル、旅行、読書。美容と健康のために毎日リンゴ人参ジュース飲んでます。