外壁塗装

契約解除後も足場が撤去されない

外壁塗装の契約解除後も足場が撤去されない

契約を解除したのに足場を撤去してくれないので費用を請求したい

訪問営業で来た外壁塗装で、言われるがままに契約してしまいました。
しかし、よく考えたらまだ必要ではないと思いなおし、すぐに契約を解除したのですが、既に足場を設置されてしまいました。
何度も連絡をしているのですが「すぐ外すから」と生返事で、いつまで経っても撤去してもらえません。

見た目も悪いし、小さな子供がいて危ないので、はやく片付けてほしいのですが、法的に撤去を強制させることはできないのでしょうか?
また嫌な目にあったので、お金が取れないかな?と思うのですが、何か請求ができそうでしょうか?
もし請求できる場合、いくらくらいもらえるのでしょうか?

(40代/男性)

弁護士 村山圭一郎さんからの回答

訪問営業によって販売、役務の提供に関する契約を締結した場合には、特定商取引法が適用されるため、同法第9条により、契約書面を受け取った日から起算して8日以内に書面をもって、契約の解除をすることができます。
いわゆるクーリングオフというものです。
外壁塗装やシロアリ工事などをはじめとするリフォーム工事についても、訪問販売によるものである場合には、クーリングオフの対象となります。
すでに工事に着手していた場合であっても、クーリングオフ期間内であれば、無料で元に戻すよう請求できます。

ご質問の内容は、契約解除後に足場が設置されたままになったことに対してのものとなりますが、契約が解除された場合には、契約の各当事者は、その相手方を原状に復させる義務を負いますので(民法545条)、本件でも外壁塗装業者は法的に足場の撤去義務を負うことになります。
しかし、撤去を求めて裁判を起こせばもちろん勝訴はできるものの、解決に至るまではかえって費用と時間がかかるため、あまり現実的とは言えないかもしれません。

また、いつまでも撤去されずに嫌な目に遭われているとは思いますが、それだけで慰謝料を請求するということは一般的には困難です。
足場の撤去がなされないことに伴って、実際に子供がけがをしたり家屋が損傷したりするなどの損害が発生した場合には、治療費や補修に要する費用相当額の損害賠償請求は可能です。
また、物損に関しては原則として慰謝料請求は困難ですが、けがをした場合には慰謝料請求も可能となる場合があります。

クーリングオフに関する告知がきちんとなされた書面を受け取り、期限までに書面で解除を申し出なかった場合には、原則として無条件で解除することはできなくなります。
業者がクーリングオフを妨げようとした場合などは、この限りではありません。
外壁塗装工事は請負契約であり、仮に注文者から解除しようとする場合には、民法641条が適用されて解除自体は可能になるのですが、請負人が得られたであろう利益について賠償する必要が出てくるので注意が必要です。

監修者情報

村山圭一郎

監修者:村山 圭一郎 弁護士

一橋大学社会学部卒業
2000年3月  中日新聞社入社
2010年3月  横浜国立大学法科大学院修了
2010年9月  司法試験合格
2011年12月 弁護士登録
2015年1月  髙井・村山法律事務所に参画

第一東京弁護士会法律相談運営委員会副委員長、同委員会公益通報部会副部会長など。
一般民事事件を中心に、建築紛争や行政事件に注力している。

公式サイト 髙井・村山法律事務所
専門・得意分野 建築紛争
行政事件
相続事件

ファインドプロは、地域に密着した業者を紹介しています。 被害状況のヒアリングをもとに、外壁塗装や工事などの作業にかかる費用をお電話口にて概算でお知らせ。 工事・施工前の無料見積もりも行っているため、安心して屋根修理業者を選ぶことが可能です。 また、様々な外壁・塗装方法に対応しており、サイディングやモルタル壁に適した補修を行います。 塗装を行うことで、劣化を防ぐだけでなく、防水や耐震の効果もあります。 さらに本サイトでは、外壁塗装の種類や方法などの知識から、悪徳業者に捕まらないポイント、保険適用の手段も紹介しています。 火災保険や補助金を使用して、お得に業者に依頼しましょう。

ファインドプロの2つのあんしん

ファインドプロでは困った人によりそい、安心を感じていただけるように信頼できるサービスを提供いたします。