4無（よんなし）

4無とは、搬入や搬出場所が4階でエレベーターが無い建物のことを指します。5階以上の建物は、建築基準法によってエレベーターの設置が義務付けられていますが、築年数が長いマンションやアパートの中には4階建てで、エレベーターが設置されていない場合があります。ある程度階数が高いのにもかかわらず、エレベーターがない場合の引越しは、通常の引越しよりも苦労することが多いのが特徴です。4階建てでエレベーターが設置されている場合は、4有と呼ぶこともあります。

4無物件の引越し料金について

4無物件は下記のような理由から、引越し料金がエレベーターが設置されているマンションやアパートに比べて高くなります。

通常の引越しに比べ、作業時間が大幅にかかるため

エレベーターがない場合、階段での搬出や搬入作業では折り返しの動作が必要になるので、作業時間が多くかかります。

スタッフの人員数を調整しなければならないため

作業をおこなう際に通常よりも人数が必要になるので、人件費が通常よりも多く発生します。

物損の際の保険料が上がるため

引越し業者は事故が発生した場合、損害の保証をしなければならないので、物損事故に備えて保険に入ります。エレベーターがない物件での引越し作業は、事故の発生リスクが高くなってしまうので、保険料が上がります。

お役立ち情報

通常より作業が大変で、事故が発生するリスクが高い4無物件の引越しを依頼する際は、スタッフに心づけを渡すとよいでしょう。心づけを渡すタイミングは、作業前、休憩中、作業が終わった後の3つがあります。休憩中に渡す場合は、のどが渇いていることを考えて、飲み物を渡すのがおすすめです。
このような心遣いによって気分よく働いてもらうことができ、危険で大変な作業をより丁寧に実施してもらえる可能性が高くなります。

最終更新日：2023/08/30

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