移住者支援情報
上ノ国町への移住の魅力は?人気の理由や住環境、支援制度などについて紹介

北海道南西部に位置する上ノ国町は、海と山に囲まれた自然豊かなまちです。温泉や史跡が点在し、子育て支援や起業・漁業・農業の補助制度も充実しています。
木古内駅や新函館北斗駅を経由すれば函館・青森へアクセスしやすく、落ち着いた暮らしを求める人に選ばれています。
本記事では、上ノ国町役場 総務課の池田さんから伺ったお話をもとに、移住者から選ばれる上ノ国町の住みやすさのポイントや生活関連情報、移住支援制度について紹介します。
上ノ国町役場 総務課でご活躍されている池田さんにお話を伺いました。
上ノ国町の基本情報

所在地 | 北海道の南西部 |
|---|---|
人口 | 人口数:3,998人(男性1,869人/女性2,129人) 世帯数:2,304世帯 |
面積 | 547.7km² |
気候 | 年間平均気温:11.5℃ ※江差/2024年度気象庁データ |
都市部へのアクセス | ■電車 木古内駅~函館駅:約1時間(道南いさりび鉄道線) 木古内駅~青森駅:約1時間(JR北海道新幹線・奥羽本線) 新函館北斗駅~新青森駅:約1時間12分(JR北海道新幹線・奥羽本線) 木古内駅~札幌駅:約5時間5分(道南いさりび鉄道線・JR函館本線) 新函館北斗駅~札幌駅:約3時間40分(JR函館本線) ■バス 木古内駅~上ノ国町:約1時間23分(江差木古内線) ■車 上ノ国町~木古内町:約40分 上ノ国町~北斗市:約1時間10分 上ノ国町~函館市:約1時間20分 上ノ国町~札幌市:約4時間10分 |
医療機関数・介護施設数 | 医療機関数:3施設 介護施設数:9施設 |
教育機関数 | 保育所:1施設 小学校:2校 中学校:1校 高校:1校 |
近隣都市 | 北海道:江差町・厚沢部町・木古内町・知内町・福島町・松前町 |
上ノ国町公式HPの移住定住関連ページ | https://www.town.kaminokuni.lg.jp/hotnews/detail/00001317.html |
北海道南西部の海・山・川に恵まれたまち
北海道南西部、檜山振興局に位置する上ノ国町は、人口約4,000人、面積547.7km²の自然豊かな町です。
年間平均気温は11.5℃、年間降水量は約1,089ミリメートルで、北海道の中では比較的温暖な気候です。気象庁データは江差観測所の数値を採用しています。
日本海に面しており、海沿いにある道の駅上ノ国もんじゅからは日本海が一望できます。その景観の美しさが評価され、情報誌の絶景感動部門で金賞を受賞しました。加えて、町土の92%が山地で占められており、平野部には2つの川が流れるなど自然環境に恵まれています。
また、都市部へのアクセスは、最寄りの北海道新幹線木古内駅を経由して函館・青森方面へ移動でき、車では函館まで約1時間20分と、道南エリアとの往来が可能な距離感です。
町では、災害リスクに備えるため「洪水」「津波」「土砂災害」「地震」など複数のハザードマップを整備し、避難経路や避難場所をわかりやすく可視化しています。さらに、防災行政無線を全世帯へ戸別配布しており、緊急時には迅速に情報を届けられる体制が整えられています。
安全を重視したまちづくりを進めながら、地域住民が安心して暮らせる環境づくりに取り組んでいるのが上ノ国町の特徴です。
北海道の中世史を感じられる歴史遺産が集まるまち
上ノ国町には、北海道史を語るうえで欠かせない貴重な史跡が数多く残されています。なかでも「史跡上之国館跡勝山館跡」は、和人とアイヌが共に暮らしていた痕跡が確認されていることで知られ、教科書にも掲載される歴史的スポットです。ガイダンス施設では出土品の展示や当時の生活を再現したジオラマを見ることができます。
ほかにも、北海道最古の寺として知られる「上國寺」、江戸時代の暮らしを伝える国指定重要文化財「旧笹浪家住宅」など、町内のあちこちに歴史的建造物が残っています。自然の美しさと深い歴史文化を持ち合わせた上ノ国町は、移住や定住を検討する方々にとって、まさに生きた歴史を感じることができる場所です。
上ノ国町での移住生活に役立つ情報
ここからは、上ノ国町での移住生活に役立つ情報について紹介します。
上ノ国町の各種支援制度情報
上ノ国町には、町内で起業する方、漁業・農業の分野で働く方を対象とした各種支援制度が用意されています。
今後、上ノ国町での就業や事業活動を検討している方は、特に以下の3つの支援制度をチェックしておきましょう。
- 新規起業者支援事業補助金
- 漁業担い手支援事業補助金
- 農業関連補助事業
新規起業者支援事業補助金
上ノ国町で新たに事業を始める方が、機械導入や店舗・工場の整備のために融資を受けた場合、その返済額の一部を補助する制度です。移住後に起業したい方の初期負担を軽減します。
補助金概要 | 町内で新たに起業し、金融機関からの融資を利用して機械・設備の導入や、店舗・工場の新築・増築・改築を行う場合、融資の償還金に対し補助金が交付される制度です。 |
|---|---|
補助金額 | ・融資の借入償還金の2分の1以内 ・補助上限額:100万円 |
補助金対象者 | 以下のすべてに該当する方 ・上ノ国町内に住所を有し、起業した方 ・起業する事業が農業・林業・漁業以外であること ・町税を滞納していないこと |
補助金要件 | 対象となる経費は以下のとおりです。 ・起業に必要な機械、設備、機器などの導入費 ・起業に必要な店舗・工場の新築、増築、改築などにかかる費用 |
漁業担い手支援事業補助金
上ノ国町で漁業を始めたい新規就漁希望者や漁業後継者を対象に、研修・資格取得・漁業従事・漁船購入などに必要な費用を幅広く支援する制度です。移住後に漁業へ挑戦したい方の負担を大きく軽減します。
補助金概要 | 上ノ国町で漁業の担い手を確保することを目的に、以下4つの区分で一部補助を行います。 1.研修経費補助:北海道立漁業研修所での総合研修に必要な費用を補助 2.漁業資格取得経費補助:小型船舶免許など漁業に必要な資格取得費用を補助 3.漁業従事研修補助:町内の漁業者のもとで研修を受ける際の費用を補助 4.漁船・漁網等購入経費補助:新規就漁者が船舶・漁具を購入する際の費用を補助 |
|---|---|
補助金額 | 区分ごとの補助内容は次のとおりです。 研修経費補助 補助率:2分の1以内 補助金額:30万円以内 漁業資格取得経費補助 補助率:2分の1以内 補助金額:3万円以内 漁業従事研修補助 補助率:定額 補助金額:毎月16万円(最長24か月) 漁船・漁網等購入経費補助 補助率:2分の1以内 補助金額:200万円以内 |
補助金対象者 | 以下のいずれかに該当する方 (1)新規就漁希望者 ・上ノ国町に住所を有する ・ひやま漁業協同組合の組合員資格を新たに取得し、漁業経営を開始する予定の方 (※漁業後継者は除く) (2)漁業後継者 ・上ノ国町に住所を有する ・町内で漁業を経営する漁家の漁業者の3親等以内の親族 |
補助金要件 | 以下すべての条件を満たす必要があります。 ・上ノ国町に住所を有すること ・過去に町内で漁業経営の経験がないこと ・申請時点で40歳以下であること ・町税等に滞納がないこと ・暴力団員、または暴力団と密接な関係を有する者でないこと |
農業関連補助事業
上ノ国町では、農業を始めたい方や生産性を高めたい農業者に向けて、施設導入・農機購入・土壌改良・後継者支援など幅広い補助があります。移住後に農業へ挑戦する方でも、初期投資を抑えながら地域農業に参加しやすい制度が整っています。
補助金概要 | 町内の農業者に対して、次の取り組みを支援します。
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補助金額 |
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補助金対象者 | ・町内在住の販売農家 対象制度:ハウス導入支援・農業機械等導入支援・新規導入作物の種子/種苗支援・ほ場改良・土づくり ・農業後継者や新規就農者 年齢50歳以下、または50歳以上で就農5年以内の新規学卒就農者・Uターン就農者・新規参入者 ※対象制度:農業後継者等への支援 ・町内在住のサヤエンドウ生産者 対象制度:サヤエンドウ連作障害対策 ・町内在住で電気柵を設置した農業者 対象制度:電気柵購入支援 ・鳥獣被害対策に従事する方 上ノ国町鳥獣被害対策実施隊員として継続的に活動している方、または北海道猟友会江差支部に加入し、町長が行う試験に合格して新たに隊員となる方 ※対象制度:鳥獣被害対策実施隊員支援 |
補助金要件 | ・ハウス導入支援・新規導入作物支援 補助を受けた作物について「3年間の継続出荷」が必要 ・ほ場改良支援 区画が狭い、排水不良などの課題を解消するための改良が対象 ・土づくり支援 堆肥は「10aあたり1t以上」施用が条件 土壌改良資材は補助率が「1/5以内」 ・サヤエンドウ連作障害対策支援 連作障害を防ぐための土壌消毒剤(クロルピクリン)の施用が対象 ・農業後継者支援(研修等) 国内研修は「3泊4日以内」 海外研修は補助率「1/4以内」 ・電気柵購入支援 ヒグマなどによる農業被害防止を目的として設置した電気柵が対象 ・鳥獣被害対策実施隊員支援 継続した活動が条件 町長が行う試験に合格して新規隊員となる場合も対象 一部制度では返還要件あり(町の規定に基づく) |
上ノ国町のお仕事情報
ハローワークインターネットサービスで上ノ国町の求人を検索したところ、30件の情報が見つかりました。
職種は、土木・農作・技術や、自動車整備・配管・事務が多い傾向にあるようです。
近隣地域まで範囲を広げると、さらに求人が増え、選択肢も広がります。
これまでは、農林水産業などの第一次産業が地域を支えてきましたが、近年は風力発電関連事業やデマンド交通運営・運行事業、空き家を活用した民泊経営などの新しい事業が動き始めています。
地域おこし協力隊の募集や、地域活性化起業人制度も活用しておりますので、町のホームページも参考にして自身のスキルや経験に合った仕事を探してみてください。(※2025年12月現在の情報)
なお、先述のとおり上ノ国町では、町内で新たに事業を始める方が、機械導入や店舗・工場の整備のために融資を受けた場合、その返済額の一部を補助する「新規起業者支援事業補助金」を活用できます。
また、漁業を始めたい新規就漁希望者や漁業後継者を対象に、研修・資格取得・漁業従事・漁船購入などに必要な費用を支援する「漁業担い手支援事業補助金」や農業を始めたい方や生産性を高めたい農業者に向けて、施設導入・農機購入・土壌改良・後継者支援をする「農業関連補助事業」があります。
上ノ国町のお家情報
大手不動産ポータルサイトで上ノ国町内の物件を探してみたところ、以下の検索結果が得られました。
賃貸(マンション・アパート・一戸建て) | 2件 |
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購入(新築一戸建て) | 0件 |
購入(中古一戸建て) | 0件 |
※2025年12月現在の情報です
現在、上ノ国町では空き家の利活用に力を入れており、専門家と協力しながら移住希望者の住まいの選択肢を増やす取り組みを進めています。
上ノ国町の「空き家バンク制度」は、町にある空き家を「住まいとして活用したい人」と「手放したい・貸したい所有者」をつなぐ仕組みです。定住や長期滞在を希望し、地域の暮らしを理解しながら関わっていきたい人を対象に、町が物件情報をホームページなどで公開します。空き家を有効活用し、地域の活性化につなげる目的で運用されています。
現時点での物件は町ホームページに公開しています。新たな物件については、空き家の実態調査を進め、登録物件の公開に向けて準備中です。
また、AirbnbJapan株式会社及び株式会社JTBが日本各地にある空き家などの遊休資産を滞在・交流・防災などの拠点として再生・活用するため、連携して創設した『地域未来にぎわい工房』に上ノ国町も参画しました。
この活動の第1号として取り組みを開始し、地域住民や高校生が参加するDIYやワークショップのほか、企業と連携したリノベーションなどを進め、2025年4月からの短期間で2軒の遊休資産が宿泊施設へ生まれ変わりました。今後、町では全体で30~40軒の拡大を目指し、受け入れ体制を整備していく予定です。
ちょっと暮らし住宅
上ノ国町での生活を実際に体験できる移住体験住宅制度です。「山」と「海」をテーマにした2戸を用意し、地域の環境や利便性を滞在しながら確認できます。7〜30日の短期滞在で、暮らしのリアルを体感したい方向けの支援です。
概要 | ・移住希望者向けに、ライフスタイル別の2つの体験住宅(ゆのたい/いしざき)を提供。 ・観光ではわからない日常生活や周辺環境を実際に滞在しながら確認できる仕組み。 ・「ゆのたい」は山エリアで、ワイナリー・スキー場・温泉が近隣。 ・「いしざき」は海エリアで、釣りや日本海の夕日が満喫できるロケーション。 ・Wi-Fi完備、生活に必要な家具・家電・寝具・キッチン用品つき。 |
|---|---|
住宅賃料 | ・住宅賃料:日額1,500円 (水道・電気・ガス・灯油料金を含む) ・Wi-Fi利用無料(PC等は持参) |
利用できる方 | ・上ノ国町への移住を検討している方 ・町の移住担当窓口を通じて移住しようとする方 ※以下の方は利用不可 ・転勤による転入 ・婚姻による転入 ・就業未経験の方 |
要件 | ・利用期間は7日以上〜30日以内 ・長期滞在の場合は自家用車が望ましい(生活利便性のため) ・バス・タクシーも利用可能だが、生活上は車での来町を推奨 ・AIデマンドバス『カミGO!』の利用可能、予約は町公式LINEやMONETアプリからの登録または上ノ国町デマンドバス予約センターへの電話が必要 ・体験住宅の設備(家具・家電・寝具・キッチン用品)を活用して滞在可能 ・ペット同伴は要相談 |
ハンノキ地区宅地分譲中
上ノ国町には、田園風景に囲まれた全50区画の分譲宅地が整備されています。緑に囲まれた静かな環境で、四季の景色を楽しみながら暮らせるのが魅力です。区画はゆとりがあり、家庭菜園を楽しめる広さが確保されているため、自然を身近に感じながらのびのびと暮らしたい方に向いています。
申込者の要件 | 次の条件をすべて満たす個人が対象です。 ・上ノ国町に住んでいる、または転入の意思があり町内に住居を構える予定がある方 ・専用住宅を建てたいものの、自力で宅地を確保することが難しい方 ・分譲地取得後、本人または同居家族の住む住宅を確実に建設する方 ・分譲地の売買代金を確実に支払える方 |
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上ノ国町の教育・子育て支援情報
上ノ国町では、子育て世帯が安心して暮らせる環境づくりに力を入れており、医療・保育・学校・学童まで一貫した負担軽減策が整っています。
18歳以下の医療費や保育料、給食費の無料化など、全国的に見ても手厚い施策が多く、家庭の経済的負担を大きく減らせるのが魅力です。
さらに、妊娠期の支援強化や出生祝金の拡充など、ライフステージに合わせたサポートも充実。
町全体で「子育てをまるごと応援する」体制が整っており、安心して子どもを育てられる環境が揃っています。
上ノ国町の主な制度のなかでも、特に注目したい内容は次のとおりです。
18歳以下の医療費無料化 | 町内に生活基盤のある0〜18歳の医療費を全額助成。 町外受診分も書類提出で還付。 |
|---|---|
保育料・副食費無料化 | 上ノ国保育所における0〜2歳の保育料と、3〜5歳の副食費(月4,500円)が無料。 |
学校給食費無料化 | 小学校(月4,750円) 中学校(月5,700円) の給食費が無料。 |
学童保育負担金無料化 | 小学校1~6年生の放課後児童クラブ利用料(月6,000円)が無料。 |
子ども発達支援センター利用料無料化 | 発達の遅れや障がいをもつ児童の子ども発達支援センターの利用料が無料。 |
妊婦のための支援給付制度 | 母子手帳交付時に5万円、胎児数判明時に胎児1人につき5万円を支給。 |
出生祝金支給制度 | 出産した子ども1人につき50万円を支給。 |
上ノ国町の医療・介護・高齢者支援情報
上ノ国町には、日常の体調管理から子どもの診療まで対応できる医療機関がそろっており、町内で基本的な医療サービスを受けられる環境が整っています。
町内には「上ノ国町立石崎診療所」「上ノ国町立上ノ国診療所」「上ノ国町立歯科診療所」の3施設があり、近隣の江差町には南檜山地域の中核病院として機能する「北海道立江差病院」もあります。
北海道立江差病院は総合診療内科や小児科、外科、皮膚科など幅広い診療科を扱っており、自身や家族の健康を町内と近隣町で完結しやすい点が特徴です。
しかし、より専門的な治療や入院が必要な場合は、函館市の総合病院を受診することになります。
介護サービスについては、町内に介護施設が9施設あり、デイサービスやショートステイなど、生活状況に合わせて利用しやすい体制が整っています。
また、インフルエンザや帯状疱疹の予防接種、脳ドック検診などの費用助成や町内の温泉で利用できる入浴減額券の発行、月4回の入浴バス運行サービスなど、高齢者向けの支援も幅広く、地域での暮らしを継続しやすい環境づくりに力を入れています。
上ノ国町が暮らしやすい4つの理由

ここからは、「上ノ国町って暮らしやすい!」と実感できる以下の4つの理由について紹介します。
- 四季の自然を満喫できる山あそびの宝庫
- 海の幸も農の恵みも楽しめる、豊かな食が魅力
- 自然に寄り添う2つの温泉で心身を癒やす時間が持てる
- 地域住民と関わりながら子どもたちの学びと成長を育む
四季の自然を満喫できる山あそびの宝庫
上ノ国町は山々に囲まれた自然豊かなエリアで、季節ごとに楽しめるアウトドアが充実しています。春は山菜採り、夏から秋にかけては渓流釣り、4月末から10月末まで開設される利用料無料の夷王山キャンプ場でのキャンプなど、里山の恵みを身近に感じられる環境がそろっています。
冬には町営の湯ノ岱スキー場がオープンし、レベルに合わせて楽しめる3コースを完備。こちらも利用料は無料でナイター照明もあり、仕事後に気軽に滑りに行けるのも魅力です。ロッジには暖房設備や休憩スペースが整い、家族連れでも利用しやすい施設となっています。
移住後の暮らしでも「自然の中でリフレッシュしたい」「休日は外で楽しみたい」という方にはぴったり。身近に山があることで、日常の中に四季の変化を感じられるのが上ノ国町の魅力です。
海の幸も農の恵みも楽しめる、豊かな食が魅力
日本海に面した上ノ国町は、季節を通じて海の恵みを堪能できる町です。春から秋まではヒラメ・ホッケ・シマエビ・アワビ・ウニなど多彩な魚介類が獲れることで知られ、地元の漁港周辺は釣りスポットとしても人気です。荒波で育った海の幸は味が濃く、食卓に並ぶ食材の豊かさも移住者から好評です。
町内の道の駅では、てっくい(ヒラメ)を使った名物天丼や、シマエビの踊り食い、ブランド豚「フルーツポーク」を使った料理などが提供されており、旅行者だけでなく地元住民にも親しまれています。物産コーナーではアスパラガスやサヤエンドウなどの農産物、水産加工品、かたこもちなどの特産品も並び、上ノ国の「海×農」の魅力を気軽に味わえます。
暮らしの中に海があることで、夕日の名所を散歩したり、休日に釣りへ出かけたりと、自然に寄り添うライフスタイルが叶うのも上ノ国町の大きな特徴です。
自然に寄り添う2つの温泉で心身を癒やす時間が持てる
上ノ国町には「湯ノ岱温泉」と「花沢温泉」という2つの温泉があり、どちらも自然に囲まれた落ち着いた環境が魅力です。「湯ノ岱温泉」は松浦武四郎の記録にも残る歴史ある湯で、週末には町外からも多くの人が訪れる人気の温泉地として親しまれています。それぞれ泉質が異なるため、その日の気分に合わせて楽しめるのも特徴です。
「湯ノ岱温泉」は炭酸泉の珍しい泉質で、仕事帰りに立ち寄る地元の人も多い憩いの場。山や川を眺めながらゆったりと浸かることができ、心身ともにリラックスできます。一方で「花沢温泉」は透明感のあるやわらかな湯が評判で、観光客やファミリーにも人気があります。
暮らしのすぐそばに温泉があるという贅沢は、上ノ国町ならではの魅力。日常の中で自然と温泉に親しむ“ゆったりとした時間の流れ”に惹かれて移住してくる方も少なくありません。
地域住民と関わりながら子どもたちの学びと成長を育む
上ノ国町の教育は、学校の授業に加えて農業・林業や保育体験学習、町の歴史や伝統文化の学習とそれを通じた世代間交流など、家庭や地域と連携した取り組みが行われています。
町内にある北海道上ノ国高等学校は、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指し、国際的視野を広げるための多岐にわたる取り組みを行っています。1年生が参加するブリティッシュヒルズ英語研修では、語学研修はもちろん、英国文化に触れることで国内にいながらも本格的な学びを得られます。ニュージーランド海外研修は、2025年度から希望者全員が参加できるようになり、ニュージーランドの歴史・文化の勉強や現地の学生との交流、ホームステイなどを通してグローバルな知見や語学力などを養うことができます。
なお、これらの研修に係る経費は町で助成しています。(一部自己負担あり)
また、高校独自で実施している地域探究学習では、生徒たちが主体的に課題を設定し、上ノ国町をよりよい町にするため、地域住民と関わりながら課題解決に向けた果敢なチャレンジをしています。
2025年度から、中学生自らが都道府県の枠に捉われずに興味・関心をもった高校を選択し、その地域で高校生活を過ごす国内進学プログラム『地域みらい留学』に参画し、道外生徒との関わりから多角的な視点や柔軟な思考の醸成を図るため、2027年度からの受け入れ開始に向けて準備を進めています。
上ノ国町への移住のデメリットや懸念点はある?

上ノ国町は自然に囲まれた穏やかな環境が魅力ですが、鉄道が通っていません。路線バスは運行していますが、運転手不足や利用者の減少に伴い、路線の運行が難しく本数も限られています。
こうした状況から、町内の移動を支えるため、2025年10月1日より町内全域でAIデマンドバス『カミGO!』の運行を開始しています。
これまで路線バスの運行エリア外だった地区や道路幅が狭く路線バスが乗り入れできなかった地区にもアクセスが広がりました。
さらに、自宅もしくは自宅付近の乗降ポイントから目的地までの送迎が可能となり、日常生活の利便性向上が期待されます。
そのほか、降雪は比較的少ないものの、地域によっては冬季に通行止めが発生することもあり、ルート確認が欠かせません。
また、娯楽施設や大型ショッピングモールなどがなく、都会的な娯楽や大型ショッピングを求める方には物足りない場面もありますが、落ち着いた環境で四季を感じながら暮らしたい方にはぴったりのまちです。
上ノ国町への移住のお問い合わせ
担当課 | 総務課 企画統計グループ |
|---|---|
住所 | 〒049-0698 北海道檜山郡上ノ国町字大留100番地 |
電話番号 | 0139-55-2311 |
FAX | 0139-55-2025 |
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