引っ越し荷造りが間に合わないのは何県民？県民性との関係は！？

荷造りは、引越し当日に作業員が家に来るまでに終えていなければいけません。
作業員が荷造りを手伝うと追加料金がかかったり、そもそも希望日に引越しができなくなったりする可能性もあるからです。

しかし、働きながらや育児をしながらの引越し準備は大変で、中には荷造りが間に合わないこともあります。

そこで今回は、引越し準備が間に合わない人はどれくらいいるのか調査しました。
また、荷造り準備の地域性の調査では、驚きの結果がわかりました。

荷造りが間に合わない人はどれくらい？

まずは、地域を限定せずに、引越しの準備が間に合わなかった人はどれくらいいるのか調査しました。

引越し当日、作業員が来るまでに荷造りが間に合わなかった人は、全体の約2割もいることがわかりました。
引っ越しを依頼する人の5人に1人は、荷造りが間に合わないということになります。

では、荷造りの準備に地域差はあるのでしょうか？
「荷造りが間に合ったかどうか」を、出身地別にまとめてみました。

荷造りが間に合わない人が多い県はどこ？

最も荷造りが間に合わない人の割合が多かったのは富山県出身の人で、3割以上の人が間に合わなかったと答えていました。
次に多かったのは石川県で、1・2位に北陸の2県がランクインする結果となりました。

3番目以降は、東北・関東の県がランクインし、東海より西の地域は入っていないのが特徴的です。

では、荷造りが間に合った人が多いのは、どこの都道府県だったのでしょうか？

荷造りが間に合う人が多い県はどこ？

荷造りに間に合う人の割合が最も多かったのは和歌山県出身の人で、95％もの人が「間に合った」と答えています。
2位は奈良県で、関西地方の県がワンツーフィニッシュという結果になりました。

3位以下も、関西より西の県のみがランクインしていることがわかります。

荷造りが間に合わない人が多い地域と県民性

荷造りが「間に合わなかった」と答えた人の割合を地域別に見ると、関西が最も少なく、関西から遠ざかるほど多くなっています。
ランキングに現れていたとおり、地域によって傾向があることがわかりました。

これは、県民性が関係しているのでしょうか？
荷造りが間に合わない人の割合が多い県と少ない県の県民性をまとめて比較してみまししょう。

■荷造りが間に合わない人の割合が多い県の県民性（一例）

荷造りが間に合う人の割合が多い県の県民性（一例）

これらは一例で、必ずしもこの限りではありませんが、まとめてみても特に一貫性や傾向はみられませんでした。
つまり、「荷造りが間に合うかどうか」は県民性によって左右されているわけではなさそうです。
では、なぜ荷造り準備に地域差が出たのでしょうか？

引越し準備を始めた時期はいつ？

引っ越し準備を始める時期は、半数近くの人が「1週間～3日前」と答えています。
一方で、2週間以上前から始める人も、3割以上いることがわかりました。

こうした、引越し準備を始める時期は、地域によって差があるのでしょうか？

どの地域でも、「1週間～3日前」に引越し準備を始める人が最も多いという結果に変わりはありませんでした。
しかし、準備を始める期間ごとに地域の割合を比べると、その傾向が見えてきました。

「荷造りが間に合わなかった」人が多い（20％以上）地域では、少ない地域と比べて、「2週間以上前」から引越し準備を始める人の割合が多いことがわかりました。
一方、荷造りが間に合わない人の少ない地域では、「2日～当日」に引越し準備を始める人の割合が多くなっています。

つまり、引越し準備のタイミングが早い地域ほど間に合わない人が多く、遅い地域ほど間に合う人が多いということです。
引っ越し準備はギリギリに始めた方が、「間に合わない」という意識が強くなり、短期で集中して荷造りを終わらせることができるようになるのかもしれませんね。

引越し準備が間に合わなくなる前に

ちなみに、引越し業者によっては「荷造りサービス」を行っていることもあります。
荷造りサービスとは、引越し当日までに貴重品（財布や通帳・印鑑など）や衛生品（歯ブラシなど洗面台周りやトイレ周りなど）のみ荷造りしておけば、他の荷物は引越し業者が詰めてくれるというサービスです。

今回、荷造りが間に合った人と間に合わなかった人それぞれに、サービスについて聞いてみました。

荷造りが間に合った人は、「荷造りサービスを使ってみたい」という回答が25％だったのに対し、荷造りが間に合わなかった人は47％と、かなり高い結果となりました。

「自分は荷造りが間に合わないかもしれない」と思っている人は、引越し業者に荷造りサービスを依頼したほうがいいかもしれません。

まとめ

「北海道・東北」、「北陸・甲信」出身者は、引っ越し準備が間に合わない人の割合が多い傾向があるということがわかりました。
一方で、「関西」「中国・四国」出身者は、引越し準備が間に合う人が多い傾向にありました。

こうした傾向は県民性・地域性によって生まれるわけではなく、「引っ越し準備を始める時期」が要因である可能性があります。
関西や中国・四国では引越し準備を始める時期が遅い人の割合が、他の地域より高い傾向にありました。

北海道・東北や北陸・甲信では、引越し準備を始める時期が早い人の割合が多かったのです。

つまり、引越し準備を2週間以上前から始める人の多い地域ほど、荷造りが間に合わない人の割合が高い、ということです。

荷造りが間に合わなかった人の約半数が、「次は引越し業者に荷造りを依頼したい」と答えています。
つまり、「また荷造りが間に合わないかもしれない」「荷造りは大変だったので自分ではやりたくない」という不安や後悔があると考えられます。
「荷造りが間に合わないかもしれない」と思っている人は、後悔する前に、引越し業者に荷造りサービスを依頼することがおすすめです。