Xperia 1 Ⅲ 実機レビュー|世界初の可変式望遠レンズを搭載!完成度の高いハイエンドスマホ
Xperia 1 Ⅲ(エクスペリア・ワン・マークスリー)は、ソニーの2021年夏モデルとして発表されたフラッグシップモデルです。
注目度も高く、価格.COMのスマートフォン人気・注目ランキングでは、堂々の1位に輝いています。(2021年7月19日現在)
やはり、話題性があるからか、Xperia 1 Ⅲが欲しいというツイートもが見られました。
Xperia 1 Ⅲ正直ほしい
— Seisu (@SeisunaSensu) July 15, 2021
新しいカメラとしてXperia1 iii買いたいなあ。楽しそう。
— 右京 (@xroproc) June 28, 2021
口コミを確認すると、Xperia 1 Ⅲ購入を考えている方は、カメラ機能に期待しているようですね。
それもそのはずで、Xperia 1 Ⅲは、世界初の可変式望遠レンズを搭載しています。
Xperia 1 iiiのカメラ機能ヤバい
— 森田氏 (@TASHI_Airline) July 11, 2021
ミラーレス一眼に匹敵しそうなレベル
買ったからには使いこなしたいなこれは!!
実際に購入した方は、カメラ機能に驚き「使い倒したい」そうですよ!
このように、人気と話題性のあるXperia1Ⅲですが、値段の高さがネックになるのか、SIMフリー版の発売がいつなのか期待する声もあります。
2021年7月現在、ソニーから正式な発表はありませんが、Xperia 1ⅡのSIMフリー版は半年遅れで発売されたそうなので、今後も最新情報を要チェックですね!
今回、編集部ではドコモ様より Xperia 1 Ⅲの実機をお借りすることができました。
実際の使用感・スペック・機能を確認し、以下に当てはまる方にはXperia 1 Ⅲをおすすめしたいと思います。
こんな人にXperia 1 Ⅲがおすすめ!
- 5G対応で高性能なスマホが欲しい人
- カメラ機能にこだわりのある人
- スマホでゲームや音楽を楽しみたい人
- 防水、防塵、おサイフケータイ対応のスマホが欲しい人
値段はそれなりにしますが、高性能でスマートに使えるスマホをお求めの方には満足のいく一台でしょう。
それでは、次項より詳しく紹介するので、Xperia 1 Ⅲの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
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Xperia 1 Ⅲの外観・デザイン
Xperia 1 Ⅲの外観・デザインについて確認していきましょう。
実はXperia 1 Ⅲが手元に届いたとき、少しビックリしました。
なぜなら、開封したら端末しか入っていなかったからです。
充電器・アダプタ・ケースなどの付属品は、一切同梱されていませんでした。
そのため、充電器やケースをお持ちでない方は別途購入の必要があります。
詳しくはドコモオンラインショップを確認して購入してくださいね。
寸法 | 高さ:165mm 幅:71mm 厚さ:8.2mm |
---|---|
重さ | 約188g |
カラー | フロストブラック/フロストグレー/フロストパープル |
今回、ドコモ様よりXperia 1 Ⅲ SO-51Bフロストブラックをお借りしています。
さっそく長さを確認してみます。
本体が細長いですが、カメラ部分も細長くてスマートな印象です。
長さはミンティア2個分ですね。
AQUOS R6とも大きさを比較してみましょう。
比較すると端末の長さはほぼ同じです。
しかし、重さはXperia 1 Ⅲが188gでAQUOS R6が207gと、Xperia1Ⅲの方が約20g軽いです。
背面デザインも、カメラの主張がすごいAQUOS R6と比べると、Xperia 1 Ⅲは全体的にスッキリした印象があります。
それでは端末を詳しくみていきましょう。
ディスプレイのサイズは約6.5インチで、世界初4K×有機ELのため、とても発色豊かに感じました。
画面スクロールも滑らかで問題ありませんでした。
背面はフロスト加工です。
シンプルでマットな質感と、ブラックの中でさりげなくSONYとドコモのロゴが配置されていて、とてもクールですね。
カメラの凹凸もそんなに目立たず、とてもシンプルです。
左側面にはSIMスロットが配置されています。
こちらはSIMピンの必要はなく、シングルSIM+microSDが利用できます。
右側面には音量ボタン・電源キー・Googleアシスタントキー・シャッターボタンが配置されています。
イヤホンジャックとマイクは上部に配置されています。
下部にはマイクとtype-Cコネクタがあります。
先にも述べましたが、充電器は同梱されていないので、必要な方はドコモオンラインショップから購入しましょう。
Xperia 1 Ⅲの基本スペック
それでは、Xperia 1 Ⅲのスペックを確認していきましょう。
一部に専門用語が入っているので、あまり詳しくない方は下記の用語集を参考にご確認ください。
スマホスぺックの専門用語解説
- OS:オペレーティングシステムの略で基本的なソフトウェアのこと。Android OS、iOSなど
- CPU:中央処理装置の略で、人で言うところの「脳」。
- ROM:ストレージのこと。数が大きいほど保存しておけるデータ容量が多い
- RAM:メモリのこと。同時に処理を行う作業領域の広さを指す
Xperia 1 Ⅲの基本性能は下記の通りです。
機種名 | docomo Xperia 1 III SO-51B |
---|---|
サイズ | 約71mm×約165mm×約8.2mm |
重さ | 約188g |
OS | Android™ 11 |
CPU | Qualcomm®Snapdragon™888 5G Mobile Platform |
RAM | 12GB |
ROM | 256GB |
ディスプレイ | 約6.5インチ/有機EL シネマワイド™ディスプレイ/4K/HDR対応/120Hz駆動 |
メイン | 16mm(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.2 24mm(広角):有効画素数約1220万画素/F値1.7 70mm・105mm(望遠):有効画素数約1220万画素/F値2.3・2.8 3D iToFセンサー |
フロント | 有効画素数 約1,260万画素 F値2.3レンズ |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
5G | Sub6 |
ワイヤレス充電 | 〇 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.2 |
防水・防塵 | IIPX5/8 IP6X |
おサイフケータイ | 〇 |
ミリ波 | 〇 |
生体認証 | 指紋 |
カラー | フロストブラック、フロストグレー、フロストパープル |
Xperia 1 Ⅲは、おサイフケータイ・防水・防塵機能が搭載されているため、普段使いのスマホをお探しの方や利便性を求める方にも快適に利用できるスマホですよ。
また、CPUは、Qualcomm® Snapdragon™ 888を搭載しているためハイスペックです。
実際の性能をベンチマークスコアで確認してみましょう。
Xperia 1 Ⅲのベンチマークスコア
スマホのスペックを数値で確認ができるのが「ベンチマークスコア」です。
今回、スマホの頭脳であるCPU性能を計測する「Geekbench 5」を使用して、Xperia 1 Ⅲのベンチマークテストをしてみました。
Geekbench 5でのベンチマークスコアは、シングル300、マルチ1,200以上の数値が出ると、ほとんどのアプリで快適に利用できる・レスポンスが良い・高性能という指標になります。
それでは、測定した数値を確認してみましょう。
ご覧のように、シングル1120マルチ3664となっています。
やはり、高速処理のQualcomm Snapdragon 888を搭載しているから圧倒的に高い数値なのですね。
そのため、スマホをよく使用する方・ゲームの操作性にこだわる方(重い3Dゲーム等でよく遊ぶ方)でも快適に遊べるスペックです。
Xperia 1 Ⅲのゲーム操作性
ベンチマークテストでパフォーマンスの高さが確認できたので、Xperia 1 Ⅲで「荒野行動」ゲームをしてみました。
「荒野行動」を30分間プレイ中、カクツキはなく動作もサクサクして快適でした!
発熱もさほど気にならず、バッテリーもほぼ減っていなかったのでゲームを楽しめましたよ。
また、Xperia 1 Ⅲは、プレイヤーのゲーム環境が快適になるアプリ「ゲームエンハンサー」を搭載しています。
(画像引用:SONY|Xperia 1 Ⅲ |ゲーム|進化したゲームエンハンサー)
ゲームエンハンサーには以下の機能があります。
- 電話やメッセージの通知をオフにできる
- 高速連写のスクリーンショット
- 攻略方法の検索ができる
また、暗いシーンを意図的に明るく表示し、敵や障害物を見つけやすくする「L-γレイザー」機能や、敵の足音を際立たせる「オーディオイコライザー」など、ゲーマーには嬉しい新機能も搭載されています。
勝ちにこだわる方・ゲームに没頭したい方は、ぜひXperia 1 Ⅲを検討してみてください。
Xperia 1 Ⅲのカメラレビュー
それでは、さっそくXperia 1 Ⅲのカメラについて確認していきましょう。
(画像引用:SONY|Xperia 1 Ⅲ |カメラ|世界初の可変式望遠レンズ)
メインカメラ | 16mm(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.2 24mm(広角):有効画素数約1220万画素/F値1.7 70mm・105mm(望遠):有効画素数約1220万画素/F値2.3・2.8 3D iToFセンサー |
---|---|
フロントカメラ | 有効画素数約800万画素/F値2.0 |
カメラ機能 | BASIC (ベーシックモード)、Auto (オートモード)、P (プログラムオート)、S (シャッタースピード優先)、M (マニュアル露出)、MR (登録呼び出し) |
Xperia 1 Ⅲのカメラは、広角・超広角・望遠・3DiToFセンサーを搭載しています。
世界初 Dual PD(デュアルフォトダイオード)センサー搭載の可変式望遠レンズにより、70mm・105mmの2種類の焦点で撮影することが可能です。
また、従来のカメラアプリは廃止され、撮影はソニー独自のカメラアプリ「Photography Pro」に一本化されました。
それでは、Xperia 1 Ⅲで撮影した写真を見ていきましょう。
Xperia1 Ⅲで撮った写真
今回、Xperia 1 Ⅲのメインカメラ・オートモードで撮影しています。
また、同時期に発売されたAQUOS R6で撮影した写真もいくつか載せるので比較してみてください。AQUOS R6についても詳しく知りたい方は、以下のレビューもぜひご覧くださいね。
こちらは、広角で撮影した写真です。
上の写真はXperia 1 Ⅲで撮影しましたが、晴れた日の青空と雲の躍動感が撮れました。
下の写真は、AQUOS R6の広角で撮影しています。
天気は良くなくても被写体の迫力や陰影は出ており、やはりライカ監修のカメラだと思わされます。
同じ場所をどちらも標準で撮った写真です。
上の写真はXperia 1 Ⅲで撮影しており、鮮やかでメリハリのある一枚になっています。
下のAQUOS R6で撮影した写真も、味のある感じで撮れていますね。
ズーム写真では、どちらも被写体の立体感が出ています。
こちらは、Xperia 1 Ⅲの超広角で撮影した海の風景です。
同じく、Xperia1 Ⅲでハイビスカスを撮影してみました。
上は広角で撮った写真で、下はズームにした写真です。
ここで、ズームの調子が良くない感じがでています。
腕が悪いせいもありますが、ボケているうえ色合いがキレイに出ていませんね。
全体的に昼間の撮影は、日中の暑さも影響してか端末の発熱が若干感じられました。
しかし、夜間の場合、発熱はほぼ感じなかったです。
夜間の写真もご覧ください。
上はXperia 1 Ⅲで広角撮影をした夜景ですが、ちょうど日が沈む前に撮影したので、ほんのり暗くなる様子が表現されています。
しかし、明かりはボヤっと飛んでしまっているのが残念です。
下は、AQUOS R6で撮影した夜景です。
こちらは撮影した時間帯がXperia 1 Ⅲとは違うのですが、暗さと明るさのメリハリがでているうえ、明かりのぼやけた感じがさほどありません。
こちらは、Xperia 1Ⅲで撮影しています。
夕焼けのグラデーションが海にもキレイに写っています。
しかし、夜間でもズームだとピントが合っていないのか、あまりキレイに撮れていません。
シャッターボタンを押してからタイムラグがあったのですが、望遠はやはり使いこなすのが難しい印象でした。
Xperia 1 Ⅲの機能
それでは、Xperia 1 Ⅲの機能についてご紹介します。
Xperia 1 Ⅲの機能
- 防水、防塵でおサイフケータイに対応
- 生体認証は指紋認証のみ
- マルチウインドウ、ポップウインドウが便利
それぞれ確認していきましょう。
防水、防塵でおサイフケータイに対応
Xperia 1 Ⅲは、防水・防塵対応のため、水回りや屋外でも安心して利用できます。
例えば、キッチンでWebレシピを確認しながら料理ができることはもちろん、お風呂場で動画や音楽、電子書籍も楽しめます。
また、機械にかざすだけで支払いができる非接触型の決済は定番になりつつあります。
Xperia 1 Ⅲは、おサイフケータイ(Felica)に対応しているため、現金に触れない・店員との手渡しをせずに、コンビニでの買物や電車・バスの運賃等の支払いなど、日常の様々なシーンで電子マネーが利用できるため便利です。
生体認証は指紋認証のみ
セキュリティ面に関して言えば、Xperia 1 Ⅲはイマイチです。
指紋や顔、どちらの生体認証も対応する端末が多い中、Xperia 1 Ⅲは、指紋認証のみだからです。
しかも、ディスプレイでの指紋認証ではなく、電源ボタンにセンサーが内蔵されています。
マスクを着けたままでもロック解除ができる点は良いですが、電源ボタンにセンサーを内蔵していることもあり、スマホを置いているときにサッと解除したい人や左利きの人は使いづらさを感じるかもしれません。
マルチウインドウ、ポップアップウインドウが便利
(画像引用:SONY|Xperia 1 Ⅲ |マルチウインドウ、ポップアップウインドウ)
Xperia 1 Ⅲは、21:9の縦長ディスプレイを活かした、以下の機能が便利です。
- マルチウインドウ機能
- ポップアップウインドウ機能
マルチウインドウは、1つの画面に2つのアプリを分割して表示できます。
このように2つの画面が同時に確認できるので、上は動画アプリを見ながら下はSNSをするなど、快適に使用することができます。
また、画面の上にもうひとつアプリを重ねて操作できる、ポップアップウインドウも便利です。
こちらは、1画面または2画面表示の上にもうひとつのアプリを重ねて表示・操作が可能です。
たとえばゲーム中にメッセージが届いでも、アプリを止めずに返信することができますよ。
効率的に利用したい方は、ぜひ便利なマルチウィンドウ・ポップアップ機能を利用してください。
Xperia 1 Ⅲの価格
冒頭でも述べていますが、Xperia 1 Ⅲは高性能でカメラ機能も申し分ないため、値段も高いです。
Xperia 1 Ⅲは、ドコモ・au・ソフトバンクより発売されていますが、ドコモのほうが3キャリアの中でも値段が安く、3つのカラーから選べるのでおすすめです。
Xperia 1 Ⅲ | 販売金額 | カラー |
---|---|---|
ドコモ | 155,440円 | フロストブラック/フロストパープル/フロストグレー |
au | 178,000円 | フロストブラック/フロストパープル |
ソフトバンク | 188,640円 | フロストブラック/フロストパープル |
(※2021.7.19現在)
(※一括払いの場合)
docomoオンラインショップで購入した場合、月々の料金は下記の通りとなるので参考にしてください。
新規購入(税込) | |
---|---|
分割支払金(月々) | 4,290円×36回 |
頭金(店頭お支払額) | 0円 |
スマホおかえしプログラム適用時の総額 | 102,960円 |
(※税込)
36回払いで購入し、Xperia 1 Ⅲをドコモに返却する「スマホおかえしプログラム」を適用した場合、最大12回分(51,480円)の支払が不要になります。
購入する場合は、契約事務手数料がかからない、docomoオンラインショップから申し込みましょう!
まとめ
ここまでXperia 1 Ⅲのデザイン・スペック・カメラレビューなどをお伝えしました。
レビューをまとめると、下記の特徴があります。
- カメラ性能が良い
- ゲームや動画が楽しめる
- おサイフケータイ対応で普段使いできる
Xperia 1 Ⅲはハイスペックで値段も高いですが、写真・ゲーム・動画が楽しめるだけでなく、便利な機能も搭載されています。
そのため、使い心地はとてもよく、注目されている理由がよくわかりました。
Xperia 1 Ⅲを購入する際は、契約事務手数料がかからないドコモオンラインショップをおすすめします!
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