NURO光の工事前キャンセル方法は?手順と違約金が発生しないケース
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So-netのネットワークであるNURO光に申し込みをしたものの、やはりキャンセルしたいと思うこともあるかもしれません。
キャンセルができるかどうかも重要ですが、この時費用がかかるのかを心配する人は多いです。
通常キャンセルには費用がかかりますが、タイミング次第では無料で行えることもあります。
無料キャンセルのタイミングから手続きの方法まで知り、スムーズにキャンセルを行いましょう。
目次
屋外工事の2日前までは無料でキャンセルできる
NURO光を新規開通するには、宅内工事を行い、別日で屋外工事を行います。
無料でキャンセルできるのは屋外工事の2日前までです。
このタイミングを過ぎてもキャンセルはできますが、無料とはならないため注意しなければなりません。
ですが、申し込みキャンセルの申請フォームは工事日の3日前の17時までしか受け付けておりません。
できれば3日前までには申請をしておくのがおすすめです。


NURO光のキャンセルにかかる費用
キャンセル時の費用について正確に把握するためにも、費用がかかるタイミングや金額の内訳を確認しておきましょう。
新規回線開通のタイミングで考えると、大きく3つのケースに分けられます。
キャンセルする時期 | 発生費用 |
---|---|
1回目(宅内工事)の工事後 | 0円 |
2回目(屋外工事)の前日以降 | 30,000円 |
2回目(屋外工事)の工事後 | 工事費40,000円、違約金9,500円 |
※料金はすべて税別です
細かいタイミングの違いで費用は大きく違うため、それぞれ詳細まで知っておくことが大切です。
1回目の工事後にキャンセルする場合
1回目の宅内工事後にキャンセルするなら、違約金や工事費は発生しません。
宅内工事は簡単に言えば自宅に回線を引き込み、ONUを設置する作業です。
そのため、キャンセル時にはONUの返却が必要ですが、それ以外での利用者の負担はありません。
宅内工事をした時点ですでに料金がかかるとイメージする人も多いですが、実際にはこのタイミングでのキャンセルは無料です。
キャンセルが遅れると費用が発生する可能性が高まるため、不要だと感じたなら、早めにキャンセルを申し出ることが大切です。
2回目の工事日が決定してからキャンセルする場合
2回目の工事である屋外工事は、前日以降のキャンセルは30,000円の費用がかかります。
直前でもキャンセルは可能なものの、高額な費用が請求されるため注意しなければなりません。
費用を支払ってまでキャンセルするのはもったいなく感じられますが、キャンセルのタイミングが遅れると、さらに費用は増額となります。
多少費用はかかっても、早めにキャンセルを申し出ることで、負担は抑えられます。
2回目の工事後にキャンセルする場合
屋外工事が完了した後はすでに契約が締結されています。
そのため、実際にはキャンセルではなく解約となるため、違約金の9,500円を支払わなければなりません。
さらに工事が完了していることで、工事費も40,000円も全額負担となり、最低でも49,500円かかります。
解約のタイミングがさらに遅れてしまうと、月額料金が発生し、その分の費用も支払わなければなりません。
契約直後のキャンセルはもっとも費用が大きくなるため、損失は大きいです。
また、キャンペーンや特典によって工事費無料やキャッシュバックの受け取りができる場合でも、契約直後では適用条件を満たさないことが多いです。
時期によってキャンペーンの内容は違い、それぞれで適用の条件も異なりますが、基本的には一定期間の継続利用を前提としています。
契約直後の解約では各種特典が受け取れず、費用負担のみが発生して損をしやすいため特に注意しなければなりません。
NURO光のキャンセルで違約金がかからないケース
少しでもお得にキャンセルしたい場合、どのようなケースでなら無料でキャンセルできるか知っておくことが大切です。
無料でキャンセルができるケースは、大きく2つに分けられます。
- NURO光の工事が不可能だった場合
- 2回目の工事日の2日前までにキャンセルした場合
無料でキャンセル可能なケースは限定的なため、どの場合に該当するかはしっかり覚えておくことが大切です。
NURO光の工事が不可能だった場合
NURO光の工事はどこでもできるわけではなく、自宅や周辺環境次第では、工事自体が不可能な場合があります。
NURO光やプロバイダのSo-netによる問題で工事が不可能と判断されたなら、工事費やキャンセルによる違約金の請求はありません。
相手側の都合によるキャンセルの場合、費用なしで契約は白紙に戻ります。
これはサービスの提供可能エリア内でも起こりえることで、実際に現地を見てみるまで工事可能かどうかは分かりません。
相手側の都合のため無料キャンセルは可能ですが、回線サービスが導入できないため、インターネットを使いたいなら別の業者を探さなければならないということもあります。
2回目の工事日の2日前までにキャンセルした場合
費用が発生するのは、2回目の工事である屋外工事の前日以降にキャンセルする場合です。
そのため、屋外工事の2日前までにキャンセルするなら、宅内工事が終了していてもキャンセルによる費用は発生しません。
屋外工事の2日前が無料キャンセルできる最終のタイムリミットのため、工事日直前まで本当にNURO光のサービスが必要かよく考えることが大切です。
NURO光の契約をキャンセルする方法
費用発生の有無に関係なくキャンセルをする場合には、自分で業者に連絡しなければなりません。
キャンセルの連絡は基本的にはNURO光にしますが、契約先によっては代理店にも連絡が必要な場合もあります。
契約方法によってキャンセルの仕方も異なるため、注意しなければなりません。
公式サイトから契約した場合
NURO光の公式サイトから申し込んだ場合は、「NUROサポートデスク」に連絡してキャンセルします。
電話番号は「0120-65-3810」で、受付時間は9~18時です。
1月1日、2日とメンテナンス日は繋がらないため、これらの時期と重なる場合は注意が必要です。
サポートデスクはキャンセル以外にも多数の問い合わせを受け付けているため、なかなか繋がらないこともあります。
無料キャンセル日の期限が間近に迫っていると、なかなか繋がらず費用発生のタイミングを迎えてしまうこともあります。
特に受付開始直後や終了間際、夕方以降のリラックスタイムは問い合わせが増えやすいです。
また、土日は終日繋がりづらくなるため、可能な限り平日を狙うのがおすすめと言えます。
平日の日中がもっとも繋がりやすいため、時間に余裕を持って、比較的空いている時間に連絡するとストレスも少なくすみます。
代理店で契約した場合
公式サイトから直接契約ではなく、代理店を経由した場合は、まずは代理店にキャンセルの連絡を行います。
代理店によって休業日や受付日時は違うため、念入りに確認し、時間に余裕を持って連絡することが大切です。
代理店でオプションを申し込んでいるなら、このキャンセルも伝えておかなければなりません。
キャンセルを伝えておかないと、本契約は打ち切られたものの、オプションだけ加入して費用を請求されることがあります。
代理店にキャンセルの旨を伝えた後は、NURO光のサポートデスクに連絡して、こちらでも再度キャンセルしたいと伝えます。
代理店契約だと、代理店と公式の両方に連絡しなければならないため、忘れないよう注意が必要です。
NURO光をキャンセルする場合の注意点
契約のキャンセルで失敗しないためには、3つの注意点を知っておくことが大切です。
- ONUは忘れずに返却する
- 原状復帰を希望する場合は費用がかかる可能性がある
- キャンセル後も再契約は可能
キャンセルして不利益を被らないためにも、それぞれ細部まで理解しておく必要があります。
ONUは忘れずに返却する
宅内工事終了後にキャンセルするなら、設置したONUは必ず返却しなければなりません。
宅内工事以前なら、設置をしていないためキャンセルの連絡をするだけで済みます。
ONU返却のタイミングは契約内容によって異なるため、公式サイトを参考に確認しておくことが大切です。
また、機器の取り外し方についても、公式サイトで説明されています。
キャンセルの連絡をして終わりではないため、ONU返却まで行いキャンセル手続きが完全に終了であると覚えておきましょう。
原状復帰を希望する場合は費用がかかる可能性がある
屋外工事の2日前までにキャンセルするなら工事費や違約金はかかりませんが、回線引き込みによってできた穴を塞ぐ場合は、別途費用がかかることもあります。
回線の引き込みやビス止めのために壁に穴を開けることがあり、これを塞ぐには1万円を請求されることがあります。
そのままにするなら費用は発生しませんが、賃貸住宅で原状復帰が必要な場合は、費用発生の可能性が高いため注意が必要です。
また、これはNURO光側の都合でキャンセルになった時も同様です。
どちらの都合でのキャンセルでも、原状回復には費用がかかる可能性があることは覚えておかなければなりません。
キャンセル後も再契約は可能
NURO光は一度キャンセルしても、後で再契約は可能です。
回線の開通日を持って契約とみなされるため、屋外工事の前日までに解約しているなら、未契約状態とみなされます。
つまり、次に申し込む際にも新規契約や初回契約の特典やキャンペーンは利用でき、お得な条件での契約が可能です。
工事が完了した後に解約した場合でも、再契約はできますが、初回限定のキャンペーンは利用できないため注意が必要です。
NURO光にクーリングオフは適用されるか
余分な費用をかけずにキャンセルしたいなら、契約前に行う必要がありますが、タイミングが合わないこともあります。
契約完了後にキャンセルすると高額の費用が発生しますが、ここで考えたいことがクーリングオフ制度です。
契約後一定期間なら無料でキャンセルできるクーリングオフ制度は、NURO光でも適用されるのでしょうか。
8日以内なら初期契約解除制度が適用される可能性がある
クーリングオフ制度の適用範囲には決まりがあり、NURO光の契約はその範囲に含まれません。
しかし、クーリングオフ制度と類似した「初期契約解除制度」は適用可能な場合があり、これは契約から8日以内に限って有効です。
簡単に言えばNURO光やSo-netの都合に関係なく、自分の都合だけでキャンセルや解約できるのが初期契約解除制度です。
制度有効の期日が契約から8日以内と短いため、利用するなら早めに行動しなければなりません。
制度が適用されるケース
初期契約解除制度が適用されるのは、悪質な訪問販売やしつこい電話勧誘によって契約した場合です。
クーリングオフ制度と同じで、利用者が正常な判断をしづらいプレッシャーがかかる場での契約には、制度が適用されます。
また、初期契約解除制度はクーリングオフ制度よりも適用の範囲が少し広く、家電量販店などで間違って申し込んだ場合でも適用できます。
インターネット契約は幅が広く、複雑でもあるため、間違って契約した人のための救済措置と言えます。
自身で店舗に行って契約すると制度の適用はできないと思われがちですが、初期契約解除制度は利用できるため、すぐに業者に連絡して解除を求めましょう。
初期契約解除の仕方
初期契約解除を行うには、業者に対してハガキなどの書面で通知するだけで問題ありません。
契約したサービス内容に対して、初期契約解除制度を適用させたいと記載し、通知するだけで制度の適用が可能です。
ハガキで通知することは不確実に思えるなら、電話で直接連絡するのがおすすめです。
NURO光やプロバイダであるSo-netに連絡して、契約解除の申し出を行います。
この時通常の解除ではなく、初期契約解除制度を適用させたいということを、必ず伝えなければなりません。
制度適用のことを伝えていないと、業者が通常の解約と勘違いし、違約金やを請求してきてトラブルになることもあるため注意が必要です。
初期契約解除制度の注意点
契約後8日以内なら違約金なしでキャンセルできる点は魅力ですが、初期契約解除制度を適用したからといって、費用負担が全くなくなるわけではありません。
制度で免除されるのは、「約金」や「賠償金」であり、NURO光の契約で考えるなら違約金のみが該当します。
つまり、解約時の違約金9,500円のみが免除の対象であり、それまでにかかった工事費や事務手数料などの費用は、全て自己負担で支払わなければなりません。
NURO光は工事費だけで40,000円と他の光回線業者よりも高額です。
少しでも安く解約するなら初期契約解除制度の適用がおすすめですが、完全無料でキャンセルしたいなら、屋外工事の2日前までに済ませなければなりません。
NURO光のキャンセルは工事前に余裕を持って行おう!
無料でキャンセルできるケースはありますが、費用をかけたくないなら屋外工事の2日前までと、早めの連絡が必要です。
屋外工事前日以降だと、少なくとも30,000円以上の費用がかかります。
余計な費用負担を出さないためにも、不要と分かった段階で早めに申し出て、ストレスなくキャンセルを成立させましょう。
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