手間なくできて時短!洗濯・乾燥機がコスパ良く使える13の節約テク
「お風呂の残り湯再利用」などはよく見かける洗濯の節約術ですが、めんどくさいし、そもそも湯船にお湯を張らずにシャワーで済ませてしまう人も多いと思います。
とはいえ、 少しでも節約はしたほうがいいし…
と、いくらの節約になるのかよくわからないのに大変な節約方法をずるずると続けていませんか?
節約すべき大事なものはお金だけではありません。
時間もお金と同じぐらい大事なあなたの資産なのです。
「何に時間をかけるか?」をきちんと意識して、どの節約方法をやるか?を主体的に決めることが、苦しまずに成果を出す節約のコツなのです。
この記事ではこんな疑問に答えます!
- 安くて楽ちんな洗濯テクを知りたい!
- そもそも洗濯には1回あたりいくらかかっているの?
- 乾燥機は高いっていうけど使わないほうがいいの?
そもそも、洗濯は昔はみんな手洗いでした。
それを楽にするために洗濯機ができたのに、ほんのちょっとの金額を節約するために多くの時間をかけていたらあまり意味がないですよね。
人件費換算してみたら、 逆に無駄が発生している可能性も大いにあります。
手元にある洗濯機という文明の利器を最大限に活用し、時短かつ節約ができると最高ですよね。
ですので、この記事では 「楽して節約できる」洗濯術に絞ってご紹介します!
関連記事:
目次
- 1回の洗濯でかかる金額を把握しておこう
- 時間をかけない!楽なのに節約に効く洗濯術
- 1.「時短」に効く洗濯術
- 洗濯機を買い替える―1ヶ月で6回の洗濯回数カットで約12,000円の節約!?
- 洗濯機の乾燥機能を使う―干す作業の時短で約56円・乾燥機にかかる電気代・水道代が賄える
- 洗濯物はなるべくまとめて洗う OR いっそ毎日洗う―干す・たたむ手間からも考えてみて自分にあった時短方法を
- 洗濯機へそのまま洗濯物を入れる=洗濯時の仕分け時間を節約!
- コインランドリーならたった1時間で洗濯~乾燥が可能
- 機能的な物干しやハンガーに買い替える―洗濯物干しにかかる時間を5分/回短縮で1ヶ月約1,900円の人件費節約に!?
- 室内物干しで動線をシンプルにする
- 洋服はすべてハンガー干しでそのまま収納!たたむ手間を省く
- 柔軟剤を使って乾燥を早める
- 2.「家計」に効く洗濯術
- 1.「時短」に効く洗濯術
- まとめ
目次
◀︎
- 1回の洗濯でかかる金額を把握しておこう
- 時間をかけない!楽なのに節約に効く洗濯術
- 1.「時短」に効く洗濯術
- 洗濯機を買い替える―1ヶ月で6回の洗濯回数カットで約12,000円の節約!?
- 洗濯機の乾燥機能を使う―干す作業の時短で約56円・乾燥機にかかる電気代・水道代が賄える
- 洗濯物はなるべくまとめて洗う OR いっそ毎日洗う―干す・たたむ手間からも考えてみて自分にあった時短方法を
- 洗濯機へそのまま洗濯物を入れる=洗濯時の仕分け時間を節約!
- コインランドリーならたった1時間で洗濯~乾燥が可能
- 機能的な物干しやハンガーに買い替える―洗濯物干しにかかる時間を5分/回短縮で1ヶ月約1,900円の人件費節約に!?
- 室内物干しで動線をシンプルにする
- 洋服はすべてハンガー干しでそのまま収納!たたむ手間を省く
- 柔軟剤を使って乾燥を早める
- 2.「家計」に効く洗濯術
- 1.「時短」に効く洗濯術
- まとめ
1回の洗濯でかかる金額を把握しておこう
まず、今回は1人暮らしの単身世帯と4人家族で1回の洗濯にかかる金額を確認してみました。
1人分の1日の洗濯量は1.5㎏程度。
そのため、洗濯の前提条件を以下のように設定しました。
なお、広告や店頭では「ドラム式」を多く見かけますが、実際の構成比率では85%は「縦型」のため、今回は縦型洗濯機を例に挙げて説明していきます。(2015年の統計による)
前提条件
世帯 | 洗濯物の量(1日あたり) | 標準的な洗濯機のサイズ(※) |
---|---|---|
単身世帯 | 1.5kg | 5kg |
4人家族 | 1.5kg×4=6kg | 8kg |
※乾燥した洗濯物の重さを示した量。
単身世帯の場合
一人暮らし世帯の洗濯機のサイズについて筆者の周りでインタビューをしてみたところ、小型の洗濯機の範疇に収まる4.2~6kg程度のサイズを使っている人が多かったです。
まとめ洗いをする人は7kg~の人もいましたが、住まいが単身世帯用の場合だと洗濯機を設置できるサイズが小さめなので、今回は5kgで計算していきます。
5kgの洗濯機だと、約3日分+αがまとめ洗いできます。
5kgの洗濯機に洗濯物を最大量入れた場合に洗濯にかかる料金を計算してみましょう。
なお、電気代や水道代だけでなく「家事にかかる手間」も見える化して削減したいため、 人件費を時給1,000円として計算してみました。
単身世帯 5kgの洗濯機使用 | 1回の洗濯 | 1ヶ月の洗濯 (月に10回洗濯) |
---|---|---|
電気代(※1) | 約2.7円 | 約27円 |
水道代(※2) | 約25円 | 約250円 |
洗剤代(※3) | 約7.4円 | 約74円 |
人件費(※4) | 1,500円 | 15,000円 |
合計 | 約1,535円 | 約15,351円 |
※メーカーや地域によって多少違いがあります
※1:1回の洗濯にかかる電力消費量:100Wh、標準消費電力:27円 で計算
※2:1回の洗濯にかかる水道消費量:99リットル、水道料金・下水道使用料252円/m³(税込)
〈内訳:水道料金132円/m³(税込)、下水道使用料120円/m³(税込)〉で計算
※3:コンパクト液体洗剤の場合は、5kgの洗濯1回につき約0.7杯(18g)(1kgあたり409円として計算)
※4 :時給1,000円、 1回の洗濯(洗濯機に入れて洗う設定をする・干す・取り込む、たたむ)にかかる時間を1.5時間として計算)
洗濯にかかる実費は1回あたり約35円。
実費はさほどの金額ではないですが、洗濯にかかる人件費―つまり、これを読んでいただいている“あなた”の労力が一番大きいということが、お分かりいただけたかと思います。
つまり、 洗濯にかかる節約というのは、電気代・水道代・洗剤代よりなによりも、“あなたの時間を節約する”ことが第一なのです。
4人家族の場合
次に、4人家族の場合で同様に計算してみましょう。
8kgの洗濯機だと、約1.3日分がまとめ洗いできる計算となります。
だいたい月に23日は洗濯をするということになりますね。
4人家族 (8kgの洗濯機使用) | 1回の洗濯 | 1ヶ月の洗濯(月に23回洗濯) |
---|---|---|
電気代(※1) | 約3.4円 | 約78.2円 |
水道代(※2) | 約35円 | 約724.5円 |
洗剤代(※3) | 約13円 | 約299円 |
人件費(※4) | 2,000円 | 46,000円 |
合計 | 約2,048円 | 約47,102円 |
※メーカーや地域によって多少違いがあります
※1:1回の洗濯にかかる電力消費量:100Wh、標準消費電力:27円 で計算)
※2:1回の洗濯にかかる水道消費量:99リットル、水道料金・下水道使用料252円/m³(税込) 〈内訳:水道料金132円/m³(税込)、下水道使用料120円/m³(税込)〉で計算)
※3:コンパクト液体洗剤の場合は、58kgの洗濯1回につき約1.3杯(31.5g)(1kgあたり409円として計算)
※4 :時給1,000円、 1回の洗濯(洗濯機に入れて洗う設定をする・干す・取り込む、たたむ)にかかる時間を2時間として計算)
4人分の洗濯になっても洗濯にかかる実費は1回あたり約48円、月間でもたったの1100円。
それに対して 人件費換算の労働力はなんと46,000円にもなります。
いかに「洗濯にかける時間」を減らすことが重要かがわかりましたね。
乾燥機は1時間あたり30円~67円
洗濯の実費はたいしたことはなく、労働力のコストのほうが大きいとわかりました。
それでは、洗濯にかかる時間の中でも「干す」「取り込む」という大きな作業にかかる時間を短縮してくれる「乾燥機」にかかるコストを見ていきましょう。
比較する乾燥機は、
- 縦型洗濯乾燥機
- ドラム型洗濯機(ヒーター式)
- ドラム型洗濯機(ヒートポンプ式)
- 浴室乾燥機
- 電気乾燥機
- ガス乾燥機
の6種類です。
乾燥器の種類によってかかる金額が異なります。
まずは1時間の乾燥にかかる金額を見てみましょう。
乾燥機の種類別:乾燥1時間あたりのコスト比較
乾燥機能 | 縦型洗濯乾(※4) | ドラム型洗濯機 ヒーター式(※5) | ドラム型洗濯機 ヒートポンプ式(※6) |
---|---|---|---|
電気代(※1) | 約61円 | 約27円 | 約26円(標準) 約18円(省エネ) |
水道代(※2) | 約6.0円 | 約3.0円 | ― |
ガス代(※3) | ― | ― | ― |
合計 | 約67円 | 約30円 | 約26円(標準) 約18円(省エネ) |
乾燥機能 | 浴室乾燥機(※7) | 電気乾燥機(※8) | ガス乾燥機(※9) |
---|---|---|---|
電気代 | 約37円 | 約32円 | 約7円 |
水道代 | ― | ― | ― |
ガス代 | ― | ― | 約40円(都市ガス) |
合計 | 約37円 | 約32円 | 約47円 |
※1:1回の洗濯にかかる電力消費量:125Wh、標準消費電力:27円 で計算
※2:1回の洗濯にかかる水道消費量:120リットル、水道料金・下水道使用料252円/m³(税込)〈内訳:水道料金132円/m³(税込)、下水道使用料120円/m³(税込)〉で計算
※3:都市ガス(東京ガス)151.74円/1㎥(東京ガス,一般契約料金,料金表B,基準単位料金)にて計算
※4:東芝AW-8V5 (50/60Hz) を4.5kg乾燥させた場合
※5:日立BD-SG100ALで6kg乾燥させた場合
※6:Panasonic NA-VX7700L/R で6kg乾燥させた場合
※7:Panasonic FY-13SW5(60Hz)
※8:日立 DE-N60WV 6kg乾燥させた場合
※9:Rinnai 乾太くん RD-52S 5.0kg乾燥させた場合 燃焼量10,750kcal/㎥(東京ガス)として計算
ここからは、「今から洗濯乾燥機を購入する予定の人」に向けて、どのタイプが良いかを判断するために各機種の特徴を説明します。
購入・買い替えの予定がない人は「 時間をかけない!楽なのに節約に効く洗濯術」の章まで飛ばしてOKです。
縦型洗濯乾燥機の特徴
縦型の洗濯機にも、ヒーター式の乾燥機能がついているものあります。
ヒーター式とは、ヒーターで温めた熱風を洗濯物にあてて乾燥させる仕組みです。
熱くなった洗濯物から発生した水蒸気は水で冷やすので、乾燥時には 電気代だけでなく水道代もかかります。
ドラム型洗濯機(ヒーター式)の特徴
乾燥器内のヒーターで洗濯物を乾燥させるのがヒーター式です。
縦型の洗濯機と乾燥器の仕組みは同じ。
乾燥する温度が高く、電気代は多めにかかります。
ドラム型洗濯機(ヒートポンプ式)の特徴
パナソニックとシャープと東芝の洗濯機に搭載されています。
ヒーター式に比べると低い温度で乾燥させる機能です。
ヒーター式に比べて大幅な省エネが特徴です。
浴室乾燥機の特徴
浴室乾燥機についてはとくに洗濯物の量の制限もありません。
また、
- 衣類の痛みを気にしなくて良いこと
- 浴室のカビ防止にもなる
- 音が小さい
といった理由から、 電気代の安い深夜に乾燥させるという節約手段もあります。
電気乾燥機の特徴
乾燥機のみのタイプ。
乾燥機能に特化しているので、洗濯機は使いながらも乾燥できるのがポイントです。
ガス乾燥機の特徴
実は筆者はガス乾燥機を使っています。
電気乾燥機に比べて乾く時間が早く、30分~1時間あればたいていの量は乾くので重宝しています。
時間をかけない!楽なのに節約に効く洗濯術
ここでは、できる限り「楽」で「節約」につながる洗濯術を以下の2つに分けてご紹介します。
1.「時短」に効く洗濯術
まずは「時短」に効く洗濯術をみていきましょう。
洗濯自体は、電気代・水道代・洗剤代を合わせても、1回につき約35~48円。
正直なところ、あまり節約する余地はありません。
しかし、たとえば洗濯にかかる時間を、1回につき5~10分でも短縮できたとしたらどうでしょうか。
あなたの時給を1,000円とすると、 一度の洗濯で約83~167円のあなたの人件費の節約になります。
さらに1ヶ月で考えると、
単身世帯なら(月に10回洗濯)約830~1,670円
4人家族なら(月に23回洗濯)約1,909~3,841円
の節約に。
洗濯の作業にかかる時間をどんどん短縮して、何よりも貴重な”あなたの時間”を作り出しましょう。
洗濯機を買い替える―1ヶ月で6回の洗濯回数カットで約12,000円の節約!?
もしあなたが古い洗濯機を使っているようでしたら、買い替えを検討してみましょう。
家電は新しいものほど省エネ基準が高くなっており、電気代・水道代の節約につながります。
特に乾燥機能の省エネ化は乾燥器使用のハードルを下げてくれるので、結果的には家事の時短につながります。
最近の洗濯機はしわにならないように洗ったり、ハンガーにかけたまま乾燥できたりといった嬉しい機能も。
また、洗濯機置き場のサイズが許す範囲でいま使っているものよりも大きな容量の洗濯機に買い替えれば、まとめ洗いもはかどりますね。
例:8kg→10kgの洗濯機に買い換えた場合、12,000円/月以上の節約が可能
仮に8kgの洗濯機を使っていた4人家族が、10kgの洗濯機に買い替えた場合、まとめ洗いの回数を月23回から月18回ほどに減らすことができます。
6回の削減で月に約12,288円の節約となります。 (1回の洗濯にかかる料金は電気代・水道代・洗剤代・人件費を合わせると約2,048円とした場合)
10万円の洗濯機を購入したとしても 1年以内に元が取れますね。
ちなみに、買い替え時ですが、新商品が出てから約半年後くらいに型落ち品や底値になりやすいです。
以下の時期にネットなどで価格を確認し、量販店で交渉してみるのがおすすめです。
買い替えのおすすめの 時期
- 縦型洗濯乾燥機→4~5月ごろ
- ドラム式洗濯乾燥機→9~11月ごろ
洗濯機の乾燥機能を使う―干す作業の時短で約56円・乾燥機にかかる電気代・水道代が賄える
乾燥機があるのであれば、「節約」でがんじがらめにならずに使用することで、あなたの人件費を大幅に節約することも出来ます。
たとえば、 タオルや靴下などの小物だけは乾燥機で乾かすのもおすすめです。
タオルは干すとパリパリになってしまう悩みがあります。
よく家事の技で「空気を含ませるために10回くらいパンパンと振ってから干す」というのがありますが、ただでさえ面倒な洗濯物干しで、すべてのタオルを振っていたらもっと面倒ですよね。
仮に1枚のタオルを20秒振ったとして、1回の洗濯で10枚タオルがあるとしたら200秒。つまり、3分20秒のロスです。
1回の洗濯について約56円の人件費、1ヶ月では約1,280円の節約です(1ヶ月に23回洗濯の場合)。
実は、自分の人件費で乾燥機を2~3時間使う金額がまかなえます。
乾燥機を使えば天候にも左右されにくく効率的に乾かせる
乾燥機なら洗濯機から出したタオルを1度振って軽くシワを伸ばし、そのまま入れれば、乾燥後にはフワフワタオルが実現。
また、片方を探すのが面倒な靴下は、洗う時にネットに入れて、そのまま乾燥機へ入れれば迷子になることもありません。
さらに、雨の日などは、 室内干しする前に、乾きにくい洗濯物を乾燥機で少しでも乾燥させてから干すことで乾きが早くなります。
乾燥機に入れる前に、脱水時間を長めに取ることで、乾燥時間も短くすることができますよ。
洗濯物はなるべくまとめて洗う OR いっそ毎日洗う―干す・たたむ手間からも考えてみて自分にあった時短方法を
洗濯にかかる 費用は回数に比例します。
そのため、なるべく洗濯物をまとめて回すほうが良いのですが、 洗濯物が最も効率よく洗えるのは容量の8割と言われており、ぎゅうぎゅう詰めにして洗うと肝心の汚れ落ちがイマイチということに……
量を確認しながら、なるべくまとめ洗いすることで、洗濯にかかる費用(電気代・水道代・洗剤代)を節約することができますので、 水道光熱費が気になる人は、 まとめ洗いにチャレンジしてみてください。
しかし、洗濯物をまとめて洗うと、確かに電気代や水道代は節約できますが、 洗濯物を干したり、取り込んだり、畳んだりする時間は量に準じて増えていきます。
まとまった時間が作れないなら毎日ちょっとずつの洗濯でもOK
一度の洗濯にかける、まとまった時間を捻出するのが難しい場合は、いっそ電気代・水道代・洗剤代は度外視して 毎日少しずつ洗って、1回の洗濯にかかる時間と負担を減らすという手もあります。
「何回も洗濯すると水道光熱費が……」
と思うかもしれませんが、1回の洗濯にかかる電気代・水道代・洗剤代は35~46円です。
あなたの時給を仮に1,000円とすると約2分弱の金額です。
ご自身のライフスタイルにあわせて「楽に」できる洗濯方法を試してみてくださいね。
洗濯機へそのまま洗濯物を入れる=洗濯時の仕分け時間を節約!
衣類を脱いだりタオルを使用したら、その場でネットに入れるなど必要な作業をしてそのまま洗濯機へ入れてしまいましょう。
ふだん週に1度の洗濯している人は、洗濯層の中の菌の繁殖が気になるところでしょう。
しかし、頻繁に洗濯するなら、 毎回の仕分けにかかる時間も短縮できるうえ、洗濯かごのスペースも節約出来ちゃいます。
家族に洗濯の意識付けをするのにもいい機会ですよ。
コインランドリーならたった1時間で洗濯~乾燥が可能
洗濯機についている電気乾燥機は、洗濯物の量にもよりますが、1時間で洗濯物を完全に乾かすことはできません。
洗濯物の量によっては、4~6時間くらいかかってしまうこともあります。
また、 室内干しで生乾きの嫌なにおいが出てくるデッドラインは6時間と言われており、洗濯物はなんとかして早めに乾かしたいもの。
なるべく急いで乾かしたい場合は、乾燥機に入れる洗濯物は小分けにするのが時短の技です。
また、 業務用のガスの送風で一気に乾かすことのできる、 コインランドリーのガス乾燥機を利用するのも手です。
ランドリーによっては、洗濯から乾燥まで一気にしてくれる洗濯乾燥機が備えられているところもあります。
そうした施設を利用すれば、洗濯物を入れてから買い物などの用事を済ませてくることも可能。
時間や量を気にせずOK!ライフスタイルに合わせ効率化できる
コインランドリーの洗濯乾燥機は家庭用に比べて大容量なので、たくさんの量をまとめて洗えることと、乾燥まで一気に終わらせることができるのが魅力です。
多くのランドリーでは洗剤も自動投入で備え付けなので準備の必要はなし。
コインランドリーは24時間営業のところが多いので、自宅だと騒音が気になる早朝や深夜にも選択が可能なのも嬉しいポイントです。
仮に、1回のコインランドリーで、自宅の2回分の洗濯物を片付けた場合、あなたの人件費は約1,535円~約2,048円の節約に。
(水道代・電気代・洗剤代+時給1,000円で計算した場合)
コインランドリー代 の元は充分取れそうです。
※地域や洗う量によっても異なりますが、600円~800円前後、乾燥機は5~10分で100円のところが多いようです。乾燥機は30分もあればしっかり乾きます。
家事の効率化にどんどん活用したいですね。
機能的な物干しやハンガーに買い替える―洗濯物干しにかかる時間を5分/回短縮で1ヶ月約1,900円の人件費節約に!?
洗濯物干しやハンガーも、現在はさまざまなアイディアグッズが開発されています。
画像引用:左から
CBジャパン アルミ角ハンガー44
Amazon ダイヤ 干し分けハンガー ストロング40ピンチ付
Amazon NKグループ販売 長く長く使える引っぱリンガー 44ピンチ
キャンドゥ 10ピンチハンガー壁かけタイプ
- より多くの洗濯物が干せる
- 取るときも引っ張るだけでとりはずせる
- しまう場所を取らない
など、 より洗濯物をかけやすくしまいやすいように改良されています。
「まだ使えるし……」と不便な物干しやハンガーを使っているのであれば、ぜひ買い替えてみてください。
ちょっとくらい価格が高くても、シンプルでピンチ数の多いものが、最終的には時短にもつながり重宝します。
また、部屋干しに便利なミニサイズのハンガーは、100均でもあなどれない品ぞろえですよ。
便利グッズで洗濯物干しを時短すれば1,900円の節約!
たとえば洗濯物干しにかかる時間を、1回につき5分でも短縮できたとしたら、あなたの時給を1,000円とすると、一度の洗濯で約83円のあなたの人件費の節約になります。
さらに1ヶ月で考えると、
単身世帯なら(月に10回洗濯)約830円
4人家族なら(月に23回洗濯)約1,909円
にもなります。
室内物干しで動線をシンプルにする
画像引用: アイリスオーヤマ 簡単組み立てステンレス室内物干し H-70X
ハンガーを買い替える際に考慮に入れてほしいのが、洗濯機から出してそのまま干せる折り畳み式の室内物干しの導入。
洗濯機から出してそのまま干したら、 物干しごとベランダや庭に移動させることもできますし、雨の日や乾かなかった場合も、そのまま室内や浴室乾燥へ取り込めます。
干す・取り込む時間の短縮につながります。
少し大型なのがネックですが、こちらも軽量化が進んでいるので、洗濯物の多い家庭には役立つアイテムです。
洋服はすべてハンガー干しでそのまま収納!たたむ手間を省く
洗濯にかかる時間で多くを占めるのが「たたむ」作業。
なるべく 「たたむ」作業をなくしたい!という人は、いっそ洋服類は全てハンガーにかけて干すようにしましょう。
筆者はこの方法を使っています。
Tシャツやパジャマなども 全てハンガーにかけて干し、乾いたらクローゼットへ入れています。
たたむ手間が少ないと、洗濯の手間はかなり軽減されますよ!
柔軟剤を使って乾燥を早める
意外かもしれませんが、洗濯物をふわっと仕上げる以外にも、柔軟剤には衣類の乾燥を早める効果があります。
使用することで乾くまでの時短になるためおすすめです。
2.「家計」に効く洗濯術
塵も積もれば山となる…?
「水道代」「電気代」「洗剤代」の節約ができる洗濯術を調べてみました。
室内干しにはサーキュレーターや除湿機を使う―コストは浴室乾燥機の半分以下!
洗濯物を湿ったままで放置すると、雑菌が繁殖して嫌なにおいの原因になってしまいます。
早く乾かしたくても、花粉が飛ぶ時期や雨が降るたびに乾燥機を使うのはもったいないと感じている人も多いでしょう。
乾燥機代を節約したいのであれば、サーキュレーターや除湿機を活用して乾かすことをおすすめします。
扇風機よりも集中的に乾かせるのがサーキュレーター
洗濯物の“下”に置くことで、乾いた空気と湿った空気を効率的に循環させることができます。
浴室乾燥機の電気代は1時間で約37円です。
サーキュレーターの電気代は1時間で約1.5円なので、浴室乾燥機に比べ約1/25で済んでしまいます!
雨の日は除湿機を使えばさらに効率的に乾かせる
雨の日など、室内の湿度が高いまま室内干ししても、洗濯物の水分は空気中に放出されないので全然乾きません。
これを 除湿機の活用で湿度を50%以下に抑えることができれば、乾燥する効率は格段にアップ!
ゼオライト式除湿機でも1時間に約15.8円なので、浴室乾燥機の半分以下の料金です。
さらに、吸湿性の高い新聞紙を洗濯物の下に敷くことで、空気中のよけいな湿気を吸ってくれる効果も。
そして、 深夜時間帯の電気料金が低い契約プランの人は、夜の間に洗濯するとより電気代を抑えられるメリットもありますよ。
洗剤を入れすぎない―ムダを見直せば1年で洗剤1個分節約できる!
お手持ちの洗剤の投入量を今一度見直してみましょう。
現在の洗剤は、思ったよりも少量で洗えるものがほとんど。
洗剤は 適量以上いれても洗浄力はあがりませんし、場合によってはすすぎ残しの元になります。
仮に、45ミリリットルの洗剤量(16g)のところを55ミリリットル分(20g)入れていたとすると、1回につき4g―約2円弱のマイナスです。
月間約40円、年間約480円―使う洗剤の金額にもよりますが、 1年で洗剤約1個分ほどの金額がマイナスになります。
洗剤はきちんと適正量を入れるようにしましょう。
洗剤を見直す―用途に合った洗剤選び&すすぎ1回タイプ使用で約10円/回の節約
洗剤による肌荒れや衣類の痛みにも対応する お洒落着用洗剤は、普通の洗濯洗剤よりも金額が高め。
洗う際には、お洒落着洗いのものと、そうでないものを分け、日用品などは普通の洗剤で洗ってみませんか?
すすぎ1度でOKタイプに切り替えることで、その分電気代・水道代を減らすことができますよ。
ちなみに、 すすぎを1回にすると、電気代は 水道代は30%程度節約が可能。
洗濯1回で8~11円程度の節約になります。
まとめ
”洗濯”と一口に言っても、「仕分け・洗濯・取り出す・干す・たたむ…」とさまざまな工程があります。
すべてまとめると、作業時間や体力が必要な重労働といえる家事のひとつですよね。
しかし、1回の洗濯にかかる電気代・水道代・洗剤代自体は、じつはそんなに高いわけではありません。
そこで、従来の節約方法とは異なった切り口で、「洗濯にかかる時間」=「あなたの人件費」という視点から、できるだけ「楽に」「時短」することができる方法をメインにお届けいたしました。
この記事が、少しでもあなたの洗濯ライフのお役に立てば幸いです。
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。