共働き家族の節約方法は楽でも効果の高い固定費から!続けるコツも紹介
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夫婦二人とも共働きの場合、収入源も2つあるため比較的お金に余裕ができると思いきや、意外と苦しかったりします。
そんな時、収入を増やすことはもちろん考えますが、まずは手っ取り早く削れるお金は削る…つまり節約を考えるのではないでしょうか。
- 共働きでもできる節約方法は何がある?
- その中でも比較的効果がある節約方法は何?
- 他にお金を貯める方法はある?
そこで今回は、節約マニアの筆者が 共働きでも始められる節約術について説明します。
節約のコツはまずは小さいことからでもいいので始めてみることです。
本記事を読んであなたに合う節約を試してみましょう。
目次
共働き夫婦にピッタリの節約方法一覧
共働き夫婦の場合、節約をしようと思っても十分な時間が取れません。
安売りのものを買おうと思っても、どこなら安く売っているのかを探したり、その場所へ向かったりという時間を確保するのが難しいでしょう。
そのため、共働き夫婦なら、毎月必ずかかる費用である「固定費」から節約を始めるのがおすすめです。
そんな共働き夫婦にピッタリの節約方法を3つご紹介します。
- 毎月の生活でかかる光熱費や通信費を見直す
- 毎月支払っている各種保険料の契約を見直す
- 会費が発生するものについて必要性を見直す
さっそくそれぞれについて詳しく説明していきますね。
節約方法1. 毎月の生活でかかる光熱費や通信費を見直す
光熱費や通信費を節約するというと、使用を控えるといったイメージをお持ちではないでしょうか?
もちろん、無駄な利用を減らすことは節約の基本ですが、最も効率的なのは契約プランや契約会社自体を見直すことです。
具体例をあげて説明しましょう。
スマートフォンやインターネットなどの通信費を見直す
スマートフォンを格安スマホに乗り換える
スマートフォンの場合は、通信会社を「3大キャリア(docomo、au、ソフトバンク)」から「MVNO(仮想移動体通信事業者)」に乗り換えるだけでも、毎月数千円の節約となります。
MVNOがら提供されるSIMカードを「格安SIM」と呼ばれることも多いですね。
あまりデータ通信や通話を使わないという方を例に、最低維持料金を比較してみました。
キャリア/MVNO | 月額利用料 |
---|---|
IIJmio | 2,430円(タイプD)~ (ミニマムスタートプラン 1,600円(3GB)+誰とでも5分&家族と30分オプション 830円) |
docomo | 5,500円~ (カケホーダイライト 1,700円+SPモード 300円+データSパック(2GB) 3,500円) |
au | 4,900円~ (スーパーカケホ 1,700円+LTE NET 300円+データ定額1 2,900円) |
SoftBank | 4,900円~ (スマ放題ライト 1,700円+ウェブ使用料 300円+データ定額ミニ1GB 2,900円) |
一番高いdocomoからMVNOであるIIJmioに変えると、データ通信量を減らしていないのに約3,000円/月の節約になります。
夫婦ふたりとも変更すると毎月6,000円もの節約になります。
もちろんMVNO(格安SIM)にもデメリットはあります。
しかし、デメリットをよく知った上で、自分にとっては問題ない内容だとわかれば乗り換えない手はありません。
「 格安SIMのおすすめは?格安SIMカードを徹底比較 」の記事にて格安SIMのメリット・デメリットを解説していますので、興味を持った人はぜひ検討してみてください。
インターネットはフレッツ光なら光コラボへ乗り換える
また、同じ通信費でいうと、インターネット料金も同様に節約する方法があります。
現在フレッツ光を使っているご家庭なら、光回線を他事業者の光コラボレーションモデルに変更すれば、毎月1,000円前後、価格を抑えることができます。
光コラボレーションモデルは2015年からNTT東日本・東日本が採用しているモデルで、NTTの提携企業がNTTの光回線を借りて、代理で消費者へ販売するモデルです。
ドコモやソフトバンク、OCNなど、元々の自社サービスで多くの消費者への営業ルートを確保している携帯キャリアやプロバイダーが光コラボの人気業者です。
光熱費を見直す
光熱費においては、まず自分の契約が現在のあなたの利用状況に見合っているかを確認しましょう。
電気の場合は、契約アンペア数を高く設定している場合、基本料金が上がります。
利用実態に見合っていない場合は1つ下の契約容量に変更すると節約となります。
契約アンペア 基本料金 | 基本料金 |
---|---|
30A | 842.40円 |
40A | 1,123.20円 |
50A | 1,404.00円 |
家の中で同時に使用する家電の消費電力を合計してみて、契約アンペアと大きく乖離しているようなら、契約アンペアを下げてみることを検討してみるとよいでしょう。
計算するときは、1年を通じて一番電気を使う季節・時間帯に、同時に使う電気機器のアンペア数を足してみます。
例えば、最大でもエアコン(6.6A)、冷蔵庫(2.5A)、照明(2A)、電子レンジ(15A)で全部で合計26.1Aしか使わない家庭で、50Aの契約をしている場合ではどうでしょうか。
この場合ですと、30Aの契約まで下げることで基本料金を562円/月節約することができます。
年間に換算すると6744円となり、馬鹿にできない金額になりますね。
ただし、この状態でドライヤー(12A)をかけると30Aを超え、ブレーカーが落ちてしまいます。
契約を下げるときは、ぎりぎりにしすぎないように注意しましょう。
主な電気機器のアンペアの目安は 東京電力のサイトを参考に計算してみてくださいね。
また、電気会社は、電力自由化により提供事業者を選ぶことが可能となりました。
プランの変更による節約はもちろんのこと、携帯やインターネットの契約と電気の契約先の事業者を1本化することにより割引がきく事業者も増えてきました。
ガスについても2017年4月から自由化が開始されていますので、利用状況によって複数社を比較するとよいでしょう。
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節約方法2. 毎月支払っている各種保険料の契約を見直す
公的保険の他にも、病気やケガに備えて民間の保険に入っている方も多いでしょう。
しかし、その保険料と保障は、今のライフスタイルに合っていますか?
独身時代に契約した保険がそのままになっている場合、夫婦となった今では不必要な保障内容が含まれたままになっている可能性もあります。
特に二人とも正社員の共働き夫婦の場合、公的年金が充実しているので、厚い保障は不要なことも多いです。
保険料が家計を圧迫しているなら、契約の変更も視野にいれましょう。
働く世代の場合、医療保障の充実した保険を選んでいる方も多いですが、正社員の場合、傷病手当金や、会社の福利厚生での保障制度が利用可能です。
また、公的にも高額医療費の返還制度などもありますので、家計に余裕がない場合には、保険を少なくして、その分を貯蓄に回した方がよいこともあります。
本当に必要な保障であるかどうか、よく確認してみましょう。
節約方法3. 会費が発生するものについて必要性を見直す
ここまでは、毎月支払っている光熱費や保険料などの節約について考えてきました。
そのほかにも、毎月支払いがあるものには食費や家賃などさまざまなものがありますが、その中でも簡単に節約につながるのが、毎月会費が発生するサービスについて必要性を見直すことです。
夫婦のお財布が別になっていると、意外と気づかないうちに複数サービスを別々に契約している、という可能性も十分にありますし、夫婦二人の契約をまとめることで費用を安くできるかもしれません。
会費制のサービスの見直しポイントについて、ご紹介しましょう。
スポーツクラブやスクールの会費を節約する
健康維持のためにスポーツクラブに入会している、また、仕事のスキルアップや資格取得のためにスクールに通っている、という方も増えていることと思います。
その費用も節約できるかもしれません。
スポーツクラブでは、契約に複数のプランがあるところが多いですので、自分の利用時間に適したプランになっているか確認してみましょう。
全日利用できるプランと、時間や曜日限定のプランでは月額数千円の違いとなります。
通える時間帯が幅広いのは便利ですが、通っていない時間にお金を払ってしまっていたら完全にムダな出費です。
今一度ライフスタイルと照らし合わせてみてください。
プラン | 月会費 | 備考 |
---|---|---|
レギュラー会員 | 12,000円 | 全時間帯利用可 |
デイタイム会員 | 9,500円 | 朝から17:30まで利用可 |
モーニング会員 | 7,500円 | 平日午前中のみ利用可 |
また、通い放題プランのスクール等は、ちゃんと想定通りの回数通っているか?という見直しも定期的に行いましょう。
通い放題だからお得と思っていたけどなかなか通えず、月1回しか行けていなくてコストパフォーマンスが最悪…という話もよく耳にします。
通えてなければ思い切ってやめてみる、というのも重要な節約術です。
また、資格取得に関するスクールの場合、会社の福利厚生制度や教育訓練給付金の利用が可能な場合もあります。
利用できる制度はしっかりとチェックして活用しましょう。
クレジットカードの契約を見直す
買い物や支払いに便利なクレジットカードですが 、夫婦が別会計の場合、カードは別々だし、パートナーがどれくらいの額を使っているか知らないという方もいるでしょう。
これは大変もったいない使い方です。
クレジットカードの見直しポイントは2つあります。
まず、会費とサービスが利用状況に合っているかどうかの見直し、そして、家族カードの検討です。
あまりカードを使わないという方は、年会費無料のカードをおすすめします。
しかし、逆にほぼ全ての支払いをカードで行う方や、よく出張や旅行へ行く方の場合には、ある程度の会費が発生しても、付帯サービスの充実したカードへ変更した方がよいでしょう。
国内や海外の旅行に充実した保険がついていたり、レジャー施設での割引や空港ラウンジが利用できるだけでなく、ポイント還元や独自の優待サービスなどによって、会費以上の得をする場合も少なくありません。
また、家族カードを利用してカードをまとめることで、年会費を安くし、充実した特典を受けることも節約方法の1つです。
家族カードについては、姉妹サイトの「家族カードはなぜお得?家族に最適なクレジットカードの見つけ方」の記事にてくわしく解説しています。
共働きでも節約を長く続けるコツ
ここまで、固定費を中心に具体的な節約術を紹介してきました。
ここからは固定費に限らず、共働き家庭で節約をどう続けるか?の心構えについてお伝えしていきます。
節約をしなければいけないことはわかっているけれど、なかなか一歩を踏み出せない、始めても続けられないのでは、と難しく考えてしまってはいませんか?
特に、共働き夫婦の場合は毎日が忙しく、節約を考えている余裕がない、という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、節約は、まずは何でもよいので、 始めてみることが一番重要です。
そして長く続けていくには、2つのコツがあります。
無理をしないで少しずつ実行する
節約を続けるのに最も大切なことは、無理をしないことです。
ほんの少しの節約でも、年間で合計すれば万単位となることも少なくありません。
月1,000円の節約は、1年続ければ12,000円になります。
このように小さな額でもずっと続けてさえいれば、10年、20年後には大きな差となります。
しかし、仮に途中で挫折しても、その時点までは節約効果が得られるのだから、と気軽に考えておくようにしましょう。
また、忙しい共働き夫婦の場合には、時間のかかる節約は負担や無理の原因となりますので、時間のかからない節約方法を選びましょう。
まずは今回ご紹介したような、固定費の見直しから始めてみると無理がなく、長続きします。
節約を楽しむ
そして、節約は苦しいものになってはいけません。
いざ節約を始めると、節約できた金額ばかりが気になってしまうのは無理もありませんが、節約最優先で生活するのでは、豊かさが感じられなくなってしまいます。
時には、節約したお金で自分にご褒美を与えたり、夫婦で出かけたりするのも励みになります。
また、二人で共有できるスマホの家計簿アプリなどを活用して、二人でゲーム感覚で節約を楽しむなど、余裕を持って節約に取り組みましょう。
節約ではなくお金を増やすことを考えてみる
ここまでは節約についてみてきましたが、節約してお金を貯めるだけでなく、積極的にお金を増やすことも考えてみましょう。
しかし、お金を増やす投資というと、失敗してお金が減ってしまう、というリスクもありますので、簡単にはできませんよね。
お金を増やしたいけれど、リスクを取りたくないという方におすすめなのが、 できるだけ有利な条件での預金です。
お金を増やそうというと、普通預金より定期預金、ですが、それ以外にも資産を増やしやすい預金があります。おすすめの預金をご紹介します。
仕組預金
仕組預金とは、満期を決定する権限を銀行が有している預金です。
通常の定期預金より高金利で募集されますが、条件判定日に銀行が満期か継続を決定します。
そのため、1年で満期になることもあれば、10年後となることもあります。
仕組預金は、満期まで維持しておけば元本保証型です。
途中解約は基本的にできないため(解約した場合は大幅に元本を下回る)、近くに使用予定のない資産の運用に適しています。
ただし、途中で大きく金利が変動した場合は預け替えができないため、利息損失のリスクがあるという点には注意が必要です。
通常定期預金 | 仕組預金(新型定期預金) | |
---|---|---|
金利 | 0.04%(5年、7年、10年) | 0.13%(1年目より、最大10年) |
定期積立預金
毎月、一定の金額を普通口座から引き落とし、定期口座に積み立てを行う預金です。
金利的なメリットはありませんが、自動的に行われるため、わざわざ貯金をしようと思わずともいつの間にかある程度の資産を形成できることが魅力といえます。
そして、銀行は店頭よりもネット銀行や、ネット支店を活用するようにしましょう。
手数料や金利の面で、店頭よりも有利な場合がほとんどです。ネット限定で金利が上乗せされるキャンペーンなども行われています。
まとめ
共働き夫婦の節約方法として、主に固定費の節約についてお伝えしました。
改めておさらいします。
- 毎月の生活でかかる光熱費や通信費を見直す
- 毎月支払っている各種保険料の契約を見直す
- 会費が発生するものについて必要性を見直す
今回ご紹介した固定費の節約は、一度対策を行っておくと、その 節約効果がずっと続くことがメリットです。
1年、2年と経っていくと、節約効果はさらに大きなものとなります。
必要なものを安売りで購入する、欲しいものを我慢する、といった一時的な節約と比べると、固定費の節約は労力はかかりません。
それなのに効果も大きいなんて、忙しい共働き夫婦の節約には最適ですよね。
合わせて日常生活でもちょっとした工夫を重ねることで、節約効果はさらに大きなものとなります。
固定費の節約はとても簡単で、節約特有の苦しさもありません。
お金に余裕が欲しいけど節約なんて面倒だしつらい、とお考えの方こそ、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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