法人向け光回線のおすすめ7選!個人向けとの違いや選び方・注意点を徹底解説
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光回線の法人契約を検討中で、個人契約との違いやおすすめの回線が分からずお悩みですか?
本記事では、光回線の個人契約・法人契約の具体的な違いや申し込みする際の注意点やデメリット、法人向けの光回線を選ぶポイントやおすすめの光回線について、初心者でも分かりやすいように解説していきます。
法人向けの光回線の導入を検討中の方は、ぜひ最後までご覧になってください。
※ 本記事の価格は全て税込み表記です。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
フレッツ光 | 大規模なオフィスから店舗向けまで幅広く対応する光回線。夜間・早朝の保守対応が標準装備されている。 |
ドコモ光 | ドコモのスマホを社用で使っている場合、セット割を適用すると最大20回線まで1回線につき最大1,100円の割引を受けられる。 |
So-net 光 S | 月額料金も安く別途プロバイダ契約も必要ないので毎月の通信費を安く抑えることができる光コラボ回線。 |
NURO アクセス | 独自回線を利用したセキュリティの高い社内環境が作れる大規模事業者向けの光回線。 |
ビッグローブ光 | 25年以上プロバイダサービスを運営しているビックローブが提供する信頼と実績が売り。法人専用のサポート窓口も完備。 |
@nifty光 | 大手プロバイダのニフティが運営する全国で利用できる光コラボ回線。 |
XLeiひかり | 法人向けの補助金支援サービスやセキュリティソフト。データ管理などのオプションサービスが豊富な光コラボ回線。 |
光回線を法人契約する際のおすすめ回線7選
この項目では、 光回線を法人契約する際のおすすめ回線を紹介します。
各光回線ごとに月額料金やサービス内容が異なるので、法人向けの光回線の契約を検討中の方は、ぜひ回線選びの参考にしてください。
フレッツ光(flet's 光)
運営元 | NTT 東日本/西日本 |
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法人契約 | 〇 |
回線 | フレッツ光 |
提供エリア | 全国 |
月額料金 | ■フレッツ 光クロス オフィスタイプ ■フレッツ 光ネクスト オフィスタイプ・ファミリー ■フレッツ 光ネクスト オフィスタイプ・マンション |
スマホセット割 | ✕ |
契約事務手数料 | 880円 |
開通工事費 | 22,000円 |
最大通信速度(公表値) | 1Gbps/10Gbps |
IPv6対応 | ◯ |
固定IP | ◯ ※オプション扱い |
VPN | ◯ |
セキュリティサービス | ◯ |
サポート | 電話 |
端末接続台数 | 制限なし (※推奨) フレッツ光ネクスト:10台まで フレッツ光ネクストビジネスタイプ:なし |
法人向けの料金プランは大きく分けて3つ用意されており、会社や店舗の規模や用途に合わせたプランを選択することができます。
帯域優先機能はもちろん、夜間や早朝でも電話サポートを受けることができて、セキュリティ面も「フレッツ・ウイルスクリア」などが用意されているので、ビズネス用途で安心して利用することが可能です。
また、月額4,180円でオフィスや店舗の来訪者向けのフリーWiFi「ギガらくWi-Fi(東日本エリア)」または「スマート光ビジネスWi-Fi(西日本エリアは)」を設置することができるのもフレッツ光ならではの魅力となっています。
フレッツ光を法人契約するメリット
- 日本全国に対応した光回線(東日本エリア/西日本エリアで運営会社がそれぞれ分かれている)
- 会社の規模や事業内容に最適なプランを利用できる
- 帯域優先機能が備わっているので安定した通信が利用できる
- 店舗やオフィスにフリーWiFiを設置可能
- 24時間出張修理オプションを2,200円から利用できる
- サポートは安心の24時間365日対応
フレッツ光を法人契約するデメリット・注意点
- プロバイダを別に契約する必要がある
- 法人契約できないプロバイダが多数存在する
- スマートフォンとのセット割引がない
ドコモ光(法人契約)
運営元 | ドコモ |
---|---|
法人契約 | ◯ |
回線 | ドコモ光 |
提供エリア | 全国 |
月額料金 | 戸建て:月額5,720円~ マンション:月額4,400円~ |
スマホセット割 | ドコモ光セット割 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
開通工事費 | 22,000円 |
最大通信速度(公表値) | 1Gbps・10Gbps |
IPv6対応 | ◯ |
固定IP | ◯ |
VPN | ◯ |
セキュリティサービス | ◯ |
サポート | 電話/Web |
端末接続台数 | 15〜50台 |
料金プランやサービス内容に関しては、テレビオプションが利用できないこと以外は個人契約と法人契約で大きな違いはありません。
一般的な光回線は、法人名義で契約すると個人契約よりも料金が高くなりがちですが、ドコモ光なら毎月の通信費を抑えて店舗やオフィスの光回線環境を構築することができます。
また、社内でドコモ携帯を利用している場合は、ドコモ光セット割を適用することで、最大20回線までドコモ回線の月額料金が1,100円割引になるので大変お得です。
ドコモ光を法人契約するメリット
- 法人向け光回線の中では料金が安い
- ドコモスマホとのセット割を適用できる
- 「新規工事料無料キャンペーン」で開通工事費を無料にできる
- 固定電話を月額550円から利用できる
- 法人向けの「ドコモビジネスメンバーズ」会員なら新規契約で10,000円分のドコモビジネスポイントが貰える
ドコモ光を法人契約するデメリット・注意点
- 法人向けのオプションが用意されていない
- 個人事業主は法人契約できない
- 法人契約できないプロバイダがある
- 単独タイプ以外は固定IPが使えない
- ドコモ光テレビオプションに加入することができない
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So-net 光 S
運営元 | ソニーネットワークコミュニケーションズ |
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法人契約 | 〇 |
回線 | フレッツ光(光コラボレーション) |
提供エリア | 全国 |
月額料金 | 戸建て:月額4,500円 マンション:月額3,400円 |
スマホセット割 | ✕ |
契約事務手数料 | 3,500円 |
開通工事費 | 26,400円 |
最大通信速度(公表値) | 1Gbps |
IPv6対応 | ◯ |
固定IP | ✕ |
VPN | ◯ |
セキュリティサービス | ◯ |
サポート | 電話/Web |
端末接続台数 | 15台 |
法人契約にも関わらず他の光回線よりも利用できる帯域を狭くすることにより、戸建てタイプもマンションタイプも月額5,000円以下で利用することができるのが最大の特徴となっています。
ただし、固定IPを利用することができない点は注意が必要です。
契約期間の縛りや解約違約金も無く、23カ月継続利用することで開通工事費を実質無料にすることができるので、少人数のオフィスや店舗でなるべく通信費を抑えたい人は、ぜひSo-net 光 Sの契約を検討してみてください。
So-net 光 Sを法人契約するメリット
- 他の法人向け光回線よりも月額料金が安価
- IPv6接続(v6プラス)に対応している
- 光電話を月額550円で利用できる
- v6プラスに対応したルーターを永年無料でレンタルできる
- 契約期間/解約違約金なし
- さくさくスイッチ(ワンデー)」オプションを利用すればSo-net光同等の通信速度にすることができる
So-net 光 Sを法人契約するデメリット・注意点
- 他の光回線よりも利用している帯域幅が狭い
- 混雑時に通信速度が遅くなる可能性がある
- 固定IPを利用できない(So-net光は利用可能)
NUROアクセス
運営元 | ソニービズネットワークス株式会社 |
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法人契約 | ◯ |
回線 | NURO光 |
提供エリア | ■NUROアクセス 2G ■NUROアクセス 10G |
月額料金 | ■NUROアクセス 2G ■NUROアクセス 10G:月額23,850円 |
スマホセット割 | ✕ |
契約事務手数料 | 3,000円 |
開通工事費 | 50,000円/150,000円 |
最大通信速度(公表値) | 2Gbps/10Gbps |
IPv6対応 | ◯ |
固定IP | ◯ |
VPN | ◯ |
セキュリティサービス | ◯ |
サポート | 電話 |
端末接続台数 | 10台まで |
最大通信速度下り最大2Gbps・上り最大1Gbpsを実現し、4つの料金プランを展開しています。
最も人気のあるスタンダードプランは、帯域確保型回線となっており、上り下り共に10Mbps以上の帯域が確保されている(下限値も保証されている)のが特徴です。
ただし、NUROアクセスが利用できる地域は限定的なので、申し込む前にサービスエリアをチェックするのを忘れないようにしてください。
NUROアクセスを法契約するメリット
- 他の光回線よりも最大通信速度が速い
- 通信速度の品質を保証する「ギャランティ型回線」の中では月額料金が安い
- 帯域確保型回線で安定した通信が利用できる
- 固定IPアドレスを利用できる
- 24時間365日のサポート体制を整備している
- オンサイト保守(訪問対応)も提供している
- DNSホスティングサービスなどオプションの種類が豊富
NUROアクセスを法契約するデメリット・注意点
- 他の一般的な法人向け光回線より月額料金が高い
- 提供エリアが狭い
- 初期費用が高い
- 最低利用期間(サービス開始月から13ヶ月目の月末)がある
ビッグローブ光 (BIGLOBE biz)
運営元 | ビッグローブ株式会社 |
---|---|
法人契約 | ◯ |
回線 | フレッツ光 |
提供エリア | 全国 |
月額料金 | ■ビッグローブ光1ギガ ■ビッグローブ光10ギガ |
スマホセット割 | ✕ |
契約事務手数料 | 3,000円 |
開通工事費 | 16,600円/26,000円 |
最大通信速度(公表値) | 1Gbps/10bps |
IPv6対応 | 〇 |
固定IP | 〇 |
VPN | 〇 |
セキュリティサービス | 〇 |
サポート | 電話/Web |
端末接続台数 | 制限なし |
導入条件を満たしやすい法人向け光回線なので、小規模〜大規模まで様々な企業が導入しており、学校や図書館などの導入事例も豊富です。
また、ビッグローブ光 (BIGLOBE biz)は光コラボレーションなので、フレッツ光の様に別途プロバイダを契約する手間もかかりません。
法人向けの光回線選びで失敗したくない人は、ビッグローブ光 (BIGLOBE biz)の契約を検討してみてください。
ビッグローブ光 (BIGLOBE biz)を契約するメリット
- 法人向け光回線の中では月額料金が安い
- 個人事業主や任意団体でも契約できる
- ビッグローブ光 料⾦シミュレーションとお⾒積り書作成で押印のある見積書をWebで即日発行できる
- 法人専用のサポート窓口を利用することができる
- 固定IPを取得することができる
- 通信事業35年以上の信頼と実績がある
ビッグローブ光 (BIGLOBE biz)を契約するデメリット・注意点
- スマホとのセット割がない
- ビッグローブ光電話は2チャネル2番号までしか使えない
- auスマートバリューは利用できない
- 更新月・翌月・翌々月以外の解約は違約金が発生する
@nifty光(NIFTY BIZ)
運営元 | ニフティ株式会社 |
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法人契約 | ◯ |
回線 | フレッツ光 |
提供エリア | 全国 |
月額料金 | ■nifty光 ■@nifty光 10ギガ |
スマホセット割 | ✕ |
契約事務手数料 | 3,000円 |
開通工事費 | 1,000円×20回払い |
最大通信速度(公表値) | 1Gbps/10Gbps |
IPv6対応 | ◯ |
固定IP | ◯ |
VPN | ◯ |
セキュリティサービス | ◯ |
サポート | 電話/Web |
端末接続台数 | 制限なし |
NifMo法人契約と合わせることで法人契約管理費(月額500円)が無料になり、請求もニフティでまとめることができるので、ビジネスでの利用に向いています。
IPv6接続による安定した通信や、固定IP・セキュリティオプション、法人会員専用のサポートダイヤルが用意されているので、万が一のトラブルの際も安心です。
@nifty光 NIFTY BIZを契約するメリット
- NifMo法人契約と合わせると法人契約管理費が無料になる
- サポートやセキュリティなど法人向けオプションが充実している
- 開通まで無料でLTE対応のモバイルWi-Fiをレンタルできる
- IPv6接続に対応しているので通信速度が速い
- 固定IPアドレスを利用できる
- 電子請求書を発行できる
- 法人会員専用のサポートダイヤルが用意されている
@nifty光 NIFTY BIZをデメリット・注意点
- プロバイダを選ぶことができない
- キャッシュバックキャンペーンなどは用意されていない
- 他の光回線と比較して通信速度が特別速い訳ではない
- 契約満了月から翌々月までの3か月以内に解約しないと違約金が発生する
XLeiひかり
運営元 | 株式会社エクスレイ |
---|---|
法人契約 | ◯ |
回線 | フレッツ光(光コラボレーションサービス) |
提供エリア | 全国 |
月額料金 | マンションタイプ1GB:月額3,850円 ファミリータイプ1GB:月額4,950円 ひかりクロス10GB:月額5,720円 |
スマホセット割 | ✕ |
契約事務手数料 | 3,300円 |
開通工事費 | マンションタイプ:16,500円 ファミリータイプ:19,800円 |
最大通信速度(公表値) | 1Gbps |
IPv6対応 | ◯ |
固定IP | ◯ |
VPN | ◯ |
セキュリティサービス | ◯ |
サポート | 電話/Web |
端末接続台数 | 制限なし |
補助金や助成金の支援サービスや診断システム、ハイスペックセキュリティソフトや専用のオンラインストレージを無料で利用することができます。
個人事業主やこれから企業を考えている人は、オフィスで利用する光回線として経営に必要なサービスを総合的にサポートしてくれるXLeiひかりの申し込みを検討してみてください。
XLeiひかりを契約するメリット
- セキュリティソフトを無料で利用できる(最大5デバイスまで)
- オンラインストレージサーバー(クラウドストレージ)を利用できる
- 補助金&助成金支援サービスで企業の経営サポートに活用できる
- 補助金診断サイトで資金獲得の可能性を診断できる
- 追加オプションの種類が豊富
XLeiひかりを契約するデメリット・注意点
- プロバイダ費用が別途発生する
- IPv6接続は月額550円のオプションに加入する必要がある
- XLeiひかりリモートサポート(365日対応)を利用するには月額550円かかる
- 法人向けオプションは別途費用が発生する
光回線の法人契約と個人契約の違い
法人向けの光回線と個人向けの光回線の主な違いは以下の5つです。
光回線の法人契約と個人契約の違い
勘違いされている方も多いですが、ビジネスで利用するインターネット回線として、必ず法人契約しなければならないという訳ではありません。
個人契約と法人契約の違いを理解した上で、用途や目的に合った契約方法を選んでください。
それでは順番に解説していきます。
法人回線なら固定IPアドレスを取得できる
法人向けの光回線サービスを契約すると、「固定IPアドレス」を取得することができます。
「固定(静的)IPアドレス」とは?
インターネット接続時にプロバイダー(ISP)側から割り振られる識別番号が変わらない・固定化されたタイプのIPアドレスのこと。
一般的なIPアドレスは、インターネットに接続するたびに識別番号が常に変わってしまう「動的IPアドレス」が採用されています。
しかし、法人契約ではIPアドレスを固定化することができるので、そのIPアドレスが社内の誰のものなのかを特定することができるので、セキュリティ面を強化することが可能です。
今後、自社のWEBサイト・メディアやECサイトの運営、クラウドサービスを利用した情報共有、リモートデスクトップを利用したサポートなどを予定している方は、法人向けの光回線を契約しましょう。
法人契約ならVPN接続が出来る
光回線を法人契約する場合、前述の固定IPのアドレスを使って「VPNj」を利用してセキュリティを高めることが可能です。
「VPN」とは?
Virtual Private Networkの略。仮想的な専用回線を作ることで、インターネット通信時に悪意のある第三者が情報を盗んだり、閲覧できないようにすることができる仕組み。
VPNを利用してインターネットに接続すると通信が暗号化され固定IPアドレスを振り分けてない外部の人が通信内容を閲覧することができなくなります。
社内のインターネット接続時のセキュリティ面を強化したい人は、VPNを利用できる法人向けの光回線を契約しましょう。
ちなみに、法人向けの光回線を提供しているサービスの中には、「クラウド型の統合脅威管理(UTM)」を利用できる場合もあるので、より包括的な最新のセキュリティ対策をおこないたい人におすすめです。
クラウド型の統合脅威管理(UTM)の主な機能
・ファイアウォール
・アンチウイルス
・アンチスパム
・IDS(不正侵入検知システム)
・IPS(不正侵入防御システム)
・Web(URL)フィルタリング
・アプリケーション制御機能
リモートワークを導入している組織の場合、VPNを使えば自宅や出先から安全に社内のネットワークに接続することもできるよ!
法人契約なら法人名義の請求書・領収書を発行できる
法人名義で光回線を契約すると、法人名義の請求書や領収書を発行してもらうことができます。
個人向けの光回線を契約してしまうと、法人名義の請求書・領収書を発行してもらうことができないので注意が必要です。
会社の経費として計上したり、税務署に申告する際の請求書や領収書は個人名義ではなく法人名義の方が後々楽なので、法人契約で光回線を申し込むのがおすすめです。
法人回線は専用回線で通信が安定している
法人向けの光回線は、回線が混雑している時でも安定した通信をおこなうことができる専用回線を利用することができます。
専用回線は光回線を提供しているサービスによって「帯域保証型ネットワークサービス」や「占有型サービス」などと呼ばれることもありますが、基本的に同じ原理です。
個人向け回線と違って法人向け回線専用の帯域が確保されているので、通信が混雑する時間帯でも通信速度の遅延が起こりにくいので、高速で安定性のある業務用インターネットネット環境を手に入れたい人は、法人契約を検討してみてはいかがでしょうか。
サポート体制が整っている
法人向けの光回線は、個人契約よりもサポート体制が充実しています。
個人向けの光回線の場合、土日や休日、夜間などはサポート時間外のことが多いですが、法人契約であれば24時間体制でサポートが準備されていることがほとんどです。
社内のネット回線にトラブルが発生した際や疑問がある時も、専用のサポート窓口からいつでも問い合わせることができるのは、法人向け回線ならではのメリットとなっています。
光回線を法人契約で選ぶ際のポイント
光回線を法人契約で選ぶ際のポイントは、以下の6つです。
光回線を法人契約で選ぶ際のポイント
法人向けの光回線選びに失敗しないためにも、契約する前に必ず確認しておきましょう。
提供エリアを確認する
光回線の法人契約を検討している人は、まず申し込みを予定している光回線のサービス提供エリアを確認してください。
提供エリアは各光回線によって異なり、NTT回線を利用したフレッツ光など日本全国を幅広くカバーしているものや、一部地域限定で提供されている独自回線を利用したサービスがあります。
光回線のサービスエリアは、各公式サイトに郵便番号や住所を入力することでかんたんに検索することができるので、申し込み前に必ず調べておきましょう。
通信速度か業務に支障のないレベルか確認する
仕事効率に大きく影響するので、契約予定の光回線の通信速度か業務に支障のないレベルかどうかを予め確認しておきましょう。
光回線の通信速度は、通信事業者や申し込むプランによってそれぞれ異なるので注意しましょう。
注意
法人向けの光回線は送信(上り)データの速度制限がある場合有り。
また、各サービスごとに最大通信速度が公表されていますが、これはあくまでも理論値(最大)なので、実際に利用しているユーザーの実測値が分かる「みんなのネット回線速度(みんそく)」の光回線の通信速度ランキングを参考にして選ぶのがおすすめです。
動画ファイルなどの大容量データのやり取りや、オンライン会議・動画配信を頻繁にする場合は、回線品質がよく通信速度の速い光回線を契約しましょう。
同時接続台数を確認する
光回線を契約する際は、PCやスマホなど同時接続できる端末が最大何代までなのかを確認しておきましょう。
推奨されている同時接続を超えると、通信速度が大幅に低下したり通信が不安定になってします。
大規模なオフィスの場合、多くの人が同時にインターネット回線を利用することになりますが、契約する通信事業者によって、1契約あたりの同時接続数がそれぞれ異なるので注意してください。
法人契約の光回線を契約する際は、事前に従業員の数を調べて自社の規模に合ったプランを契約しましょう。
サポート体制が充実しているか確認する
万が一のインターネット上のトラブルに備えて、サポート体制が充実しているかどうかを事前い確認しておくことも重要です。
法人契約なら個人契約と違って、24時間365日保守対応している事業者もあるので、契約後のトラブルも即座に解決することが可能です。
特に通信トラブルがビジネスに直接ダメージを与える業種の場合、多少月額料金が高くてもサポートが手厚いサービスを選んでおくといいでしょう。
急ぎの場合は開通時期を確認する
事務所移転や新店舗オープンのタイミングなど、急ぎでインターネット環境が必要な場合は、いつ開通できるのか事前におおよその時期を確認しておきましょう。
光回線は個人・法人契約問わず、申込後に回線の開通工事が必要です。
そのため、モバイル回線やポケット型Wi-Fiの様に申し込み当日から使い始めることができません。
予め開通時期を把握しておけば、仕事の予定が組みやすくなるので、光回線を法人契約する前に工事の所要期間を調べておきましょう。
法人契約の支払い方法を確認する
法人契約で光回線を申し込む場合は、対応している支払い方法を確認しておきましょう。
光回線の利用料金の主な支払い方法は以下のとおりです。
法人契約の光回線の支払い方法
・クレジットカード払い
・口座振替
・請求書払い
サービスによっては、上記支払い方法全てに対応していない場合もあるので注意が必要です。
事前に支払い方法を確認して、自社の都合に合ったサービスを契約してください。
光回線を法人契約する際の注意点・デメリット
光回線を法人契約する際の注意点・デメリットは、以下の3つです。
光回線を法人契約する際の注意点・デメリット
個人向けの光回線にはない法人回線ならではの注意点やデメリットが存在するので、それぞれ解説していきます。
法人契約に対応していないプロバイダもある
光回線や光回線を提供しているプロバイダの中には、そもそも法人契約に対応していないサービスもあるので注意しましょう。
個人向けの光回線に法人が申し込むこともできますが、あくまでも個人向けのプランなので、法人契約の様な手厚いサポートを受けることができません。
光回線を法人が申し込む際は、「法人向けのサービス(プラン)」を提供しているかどうかを必ず事前に確認した上で申し込んでください。
登記簿謄本など必要書類が多い
光回線を法人契約する場合、個人契約よりも申し込み手続きする際の必要書類が多く、登記簿謄本の提出が必須の場合があります。
法人契約の場合、以下の書類の提出が必要になる可能性があるので、事前に準備しておきましょう。
法人契約する際の必要書類の例
・登記簿謄本
・印鑑証明書
・事項証明書
登記簿謄本は、管轄法務局の窓口や郵送、オンラインなどから請求することが可能です。
注意
登記簿謄本を取得するには手数料がかかります。(※取得方法によって手数料は異なる)
また、個人事業主の場合、「個人事業の開業・廃業等届出書」や、「青色申告書のコピー」などの提出を求められる場合もあります。
法人契約は月額料金が個人契約より高い
光回線の法人契約は個人契約に比べて、月額料金が高く設定されていることが多いです。
個人向けの光回線の方が月額料金が安いので毎月の通信費を抑えることはできますが、固定IPやVPNなどのセキュリティ面や充実したサポートを受けることができません。
また、料金や初期費用無料といった個人契約向けのお得なキャンペーン・特典も対象外であることが多いので注意が必要です。
厳重なセキュリティや安定した通信速度、サポート体制を考えると、月額料金は割高ですが法人契約するのがいいでしょう。
光回線の法人契約でよくある質問
最後に、光回線の法人契約に関するよくある質問に回答していきます。
光回線の法人契約でよくある質問
- 光回線を法人契約する際の料金や費用の目安は?
- 光回線を法人契約する際の工事の流れは?
- 光回線を法人契約する際の名義はどうすればいい?
- 光回線の法人契約は個人事業主でもできる?
光回線を法人契約する際の料金や費用の目安は?
法人向けの光回線を契約する際の料金や費用の目安は以下のとおりです。
光回線を法人契約する際の料金や費用の目安
契約事務手数料(初期費用):1,000円〜3,000円前後
開通工事費:20,000円〜45,000円前後
月額料金:4,000円〜
オプション料金:800円〜
光電話サービス:550円〜
セキュリティサービス:300円〜
固定IPアドレスやセキュリティオプションへの加入など法人契約の場合、個人向けの光回線サービスよりも毎月の通信費は高くなる傾向にあります。
また、初期費用として10万円以上かかるサービスもあるので、ビジネス用光回線の導入コストを抑えたい人は注意してください。
光回線を法人契約する際の工事の流れは?
法人向け光回線を契約すると、転用の場合を除く殆どの場合で回線工事が必要になります。
回線工事当日は立会が必要になるので、予めスケジュールを調整しておきましょう。
また、オフィスを借りている場合は、事前に建物のオーナーや管理者に相談して了承を得ておく必要があります。
光回線を法人契約する際の名義はどうすればいい?
光回線を法人契約する際は、法人名義で契約するのがおすすめです。
会社の規模を問わず、法人名義で契約しておけば、法人名義で領収書や請求書を発行してもらえるので、税申告の際にインターネット回線の料金を経費として計上することができます。
光回線の法人契約は個人事業主でもできる?
個人事業主の場合、光回線を法人契約できる事業者とできない事業者が存在します。
例えば、ビッグローブ光では法人格のない公共団体や個人事業主も法人契約することができますが、NURO光の法人プラン「NURO Biz」では個人名義で契約することができません。
個人事業主の方が法人向けの光回線を契約する際は、申し込み予定のサービスが個人での申し込みに対応しているか確認してください。
まとめ
ここまで、光回線の法人契約と個人契約の違いや選ぶ際のポイント、注意点やデメリットに加え、おすすめの法人向け光回線サービスを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
法人向けの光回線を契約すれば、ビジネス利用で必須の固定IPアドレスやVPN、セキュリティ面の強化などを実現することができます。
光回線を法人契約する際は、それぞれサービス内容や特徴が異なるので、本記事を参考にして自分の用途や目的にあった回線を契約する様にしてください。
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