OCNモバイルONEに家族割はない!お得な容量シェアパックを家族で活用する方法
「家族でOCNモバイルONEの契約を検討している」
「でもどうせなら家族割を使ってもっとお得にOCNモバイルを使いたい!」とお悩みではありませんか?
結論から言えば、OCNモバイルONEでは家族割は提供しておりません。

せっかく家族で乗り換えようと思っていたのに残念・・・

OCNモバイルONEでは、家族割の代わりに「容量シェア」というオプションを活用すれば、家族の月額基本料金を大幅に安くすることが可能です。
本記事では、OCNモバイルONEの容量シェアの特徴やメリット・デメリット、申込み手順について詳しく解説していきます。
また、どうしても家族割を利用したいという方向けに、家族割を提供している格安SIMも合わせてご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になってください。
※記事内は全て税込価格です。
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OCNモバイルONEに家族割はない
冒頭でもお伝えしたとおり、OCNモバイルONEは家族割サービスを提供していません。
つまり、家族それぞれがOCNモバイルONEを契約しても、月額基本料は安くなりません。
ですが、それでもOCNモバイルONEは現在のスマホブランドの中でもトップクラスに安い格安スマホです。

家族割が適用できるドコモとかのほうが安くなるんじゃない?

大手キャリア×家族割よりも、家族割なしのOCNモバイルONEのほうが低価格だよ!
OCNモバイルONEの安さを検証するために、ドコモのギガライトプランとOCNモバイルONEの月額料金をくらべてみます。
ドコモのギガライトプランとは?
毎月使った分のデータ使用量(1〜7GB)に応じて料金が上がる従量課金制プラン。
それでは実際に4人家族の場合を想定して、音声対応SIMの月額基本料金を比較してみましょう。
データ容量 | OCNモバイルONE | ドコモ(家族割適用) | ドコモとの差額 |
---|---|---|---|
1GB | 3,080円 (1回線あたり770円) | 9,460円 (1回線あたり2,365円) | 6,580円 (1回線あたり1,595円) |
3GB | 3,960円 (1回線あたり990円) | 13,860円 (15回線あたり3,465円) | 9,900円 (1回線あたり2,475円) |
6GB | 5,280円 (1回線あたり1,320円) | 18,260円 (1回線あたり4,565円) | 12,980円 (1回線あたり3,245円) |
10GB | 7,040円 (1回線あたり1,760円) | 22,660円※ (1回線あたり5,665円) | 15,620円※ (1回線あたり3,905円) |
※ドコモの料金は家族割のみ適用した価格です。ドコモ光セット割・dカードお支払い割を適用すると一人当たり最大1,287円割引になります。
※ドコモのギガライトプランは7GBまで。超過後は通信速度が送受信最大128kbpsに制限されます。
ドコモとOCNモバイルONEの料金を比較すると、どのデータ容量もOCNモバイルONEの方が圧倒的に安いことが分かります。
特にデータ容量10GBの料金を比較してみると、OCNモバイルONEの方がドコモより利用できるデータ容量が3GB多いにも関わらず、月額基本料金が倍以上安くなっています。


では、次にOCNモバイルONEの容量シェアの仕組みについてくわしく解説していきます。
家族で容量シェアがおすすめ!
(画像引用:容量シェア|OCN モバイル ONE)
OCNモバイルONEに家族で乗り換えるなら、容量シェアがおすすめです。
OCNモバイルONEの「容量シェア」とは?
データ容量を最大5枚のSIMカードで分け合えるオプションサービスです。
たとえば、月10GBのプランに申し込んだ場合、10GB分のプラン料金で最大5台のスマホで2GBずつ使うことなどができます。
たとえば1つのプランを家族3人で分け合った場合、3人それぞれでプランに契約するよりもみんなで1つのプランに契約して容量シェアを使ったほうが月額料金は安くなります。

OCNモバイルの容量シェアパックにかかる費用
OCNモバイルの容量シェアパックには大きく3つの費用がかかります。
容量シェアパックにかかる費用
- 月額料金(SIM1枚あたり440~572円)
- SIMカード手配料:433.4円
- SIMカード追加手数料:基本無料
まず、容量シェアの初期費用にあたる「SIMカード手配料」と「SIMカード追加手数料」から見ていきましょう。
SIMカード追加手数料 | SIMカード手配料 | |
---|---|---|
新規契約+容量シェア同時申込みの場合 | 無料 | データ通信専用SIMカード:433.4円/枚 SMS対応SIMカード:433.4円/枚 音声対応SIMカード:433.4円/枚 |
追加で容量シェアを申し込む場合 | 無料 | データ通信専用SIMカード:433.4円/枚 SMS対応SIMカード:433.4円/枚 音声対応SIMカード:433.4円/枚 |
OCNモバイルONEの契約と同時に申し込む場合・追加で申し込む場合は、SIMカード追加手数料とSIMカード手配料の金額がそれぞれ同額となります。


以下3つのケースに当てはまる場合、SIMカード追加手数料が必要となります。
SIMカード追加手数料が必要になるケース
- 初期契約解除の申出があった場合
- 同一電話番号の契約者カードを追加申し込みする場合
- SIM追加手数料を適用しない申し込みが4回を超えた場合
(参考:容量シェア|OCN モバイル ONE | NTTコミュニケーションズ 個人のお客さま)
特に注意したいのが、SIM追加手数料を適用しない申し込みが4回を超えた場合です。
その場合、SIMカード追加手数料として以下の料金が発生します。
SIMカード追加手数料
- 音声対応SIMカード:3,300円/枚
- SMS対応SIMカード:1,980円/枚
- データ通信専用カード:1,980円/枚
また、容量シェアの月額費用については契約するSIMカードの種類によって以下のように異なります。
SIMカードの種類 | 料金 |
---|---|
音声対応SIMカード | 572円/枚 ※ (容量シェアSIM料金440円+SIMカード132円) |
SMS対応SIMカード | 572円/枚 (容量シェアSIM料金440円+SIMカード132円) |
データ通信専用SIMカード | 440円/枚 (容量シェアSIM料金440円+SIMカード0円) |
※旧料金プランの場合SIMカード利用料は242円
音声対応SIMカードとSMS対応SIMカードは、データ通信専用SIMカードと比べて132円高く設定されています。

OCNモバイルONEの容量シェアのメリット
OCNモバイルONEの容量シェアのメリットは、以下のとおりです。
- 通常よりも月額料金が抑えられる
- 家族全員でパケットを分け合える
- 支払いをまとめることができる
- 音声SIM・データSIM問わず追加できる
それぞれ解説していきます。
通常よりも月額料金が抑えられる
OCNモバイルONEの容量シェアパックの最大のメリットは、2回線目以降の料金を大幅にやすくできることです。
例として、1人1GB以上のデータ容量を使いたい、3人家族の場合を想定してみましょう。
普通に契約するなら3GBプランを3回線申し込むことになります。
ですが容量シェアパックを活用するなら、6GBプランを3人で分け合い、1人2GB使えるように契約します。
その場合の料金の違いは以下のとおりです。
個別契約 | 容量シェア | |
---|---|---|
契約者 | 990円 | 1,320円 |
2人目 | 990円 | 572円 |
3人目 | 990円 | 572円 |
合計 | 2,970円 | 2,464円 |
容量シェアパックを活用したほうが、月506円安くなりました。
また、2回線目以降の料金が安いため、契約者数が増えれば増えるほどお得になる仕組みです。
この様に、OCNモバイルONEは個別で回線を契約するよりも容量シェアで複数回線申し込んだ方が、月額基本料金がグッと安くなるのでお得です。


家族みんなで使う場合はもちろん、スマホ以外のタブレットやノートPCなど複数端末でSIMカードの契約を検討されている方は、容量シェアを使って契約するのがおすすめです。
OCNモバイルONEなら、最大5回線までシェアすることができます。
家族全員でパケットを分け合える
OCNモバイルONEの容量シェアパックを使えば、パケットを家族全体で余すことなく使うことができます。
たとえば、通常3GBのプランを契約していた場合、月3GB以上のパケットを消費すると速度制限がかかってしまいます。
ですが容量シェアパックなら、家族1人が3GB以上使ってしまっても、契約回線全体のパケット容量を超えなければ速度制限はかかりません。
そのため、息子さんがパケットを使いすぎてしまっても、お父さんがパケットを余らせていれば、その分を息子さんが使うことができます。


支払いをまとめることができる
容量シェアで契約した回線は契約者が同一なので、請求を1つにまとめることができます。


料金の支払いをまとめられるので、主回線以外の基本料金の支払いを忘れずに済んだり、毎月の家計簿の管理が楽になるといったメリットがあります。
音声SIM・データSIM問わず追加できる
OCNモバイルONEの容量シェアは、音声対応SIMカード、SMS対応SIMカード、データ通信専用SIMカードの3つの中から選んで契約することができます。


例えば、一人でスマホとタブレットを使っている場合、スマホを音声対応SIMカード、タブレットは容量シェアのデータ通信専用SIMカードで契約すれば、2回線目の月額基本料金を安く抑えることが可能です。
OCNモバイルONEの容量シェアのデメリット
続いて、OCNモバイルONEの容量シェアのデメリットについて解説していきます。
容量シェアのデメリットは以下のとおりです。
- 10GBを超える大容量プランを契約できない
- 別名義の回線は容量シェアすることができない
- 通信速度制限に注意する必要がある
それでは順番に解説していきます。
10GBを超える大容量プランを契約できない
OCNモバイルONEの容量シェアパックで提供されている料金プランは最大10GBです。
以前は20GBや30GBといった大容量プランも展開していましたが、2021年9月29日をもって受付を終了しています。


例えば、家族全員で容量シェアする場合、毎月10GB以上データを利用するスマホヘビーユーザーが一人でもいると、他の家族がデータをほとんど使えない状態になってしまいます。
月10GB以上使う家族がいる場合には、容量シェアパックはおすすめできません。
別名義の回線は容量シェアすることができない
容量シェアを利用するには、利用名義人を全て同じ名義で揃える必要があります。
他社から家族全員MNPでOCNモバイルONEに乗り換える場合や、すでに1回線契約中で他の家族が乗り換える場合は、事前に全て名義を揃えておかなければなりません。


また、すでにOCNモバイルONEを家族で複数回線契約している場合、どちらか一方の名義に契約をまとめることができないので注意してください。
通信速度制限に注意する必要がある
OCNモバイルONEでは、プランごとに定められた毎月の基本通信容量を超過すると、通信速度が最大200kbpsに制限されてしまいます。


主回線はもちろん、容量シェアで申し込んだ回線も通信速度制限の対象となります。
家族で利用するなど複数回線契約している場合、各回線のデータ使用量をこまめに確認するなど、データ容量の上限を超えないように運用してください。
OCNモバイルONEの容量シェアに申し込む方法
この項目では、OCNモバイルONEの容量シェアに申し込む方法について解説します。


申込み手順は以下のとおりです。
- OCNモバイルONE公式サイトにアクセスする
- お申し込みタイプを選択する
- SIMの種類を選択する
- 申し込みに必要なものを準備する
- SIMカードを追加する
- 容量シェアSIMの種類を選ぶ
- 容量シェアSIMの利用者情報を入力する
- 申し込みを完了させる
それぞれ順番に解説していきます。
OCNモバイルONE公式サイトにアクセスする
OCNモバイルONEにアクセスして、右上の【お申し込み】を選択する。
お申し込みタイプを選択する
お申し込みタイプを選択(端末購入の有無)の画面が表示されます。
【スマホとSIMをセットで購入】または【SIMカードのみ購入】のどちらかを選択しますが、今回は【SIMカードのみ購入】を選択して進めて行きます。
SIMの種類を選択する
続いて【音声対応SIM】【SMS対応SIM】【データSIM】の3種類の中から、契約するSIMの種類を選択してください。
SIMを選択したら【注意事項に同意のうえお申し込み】を選択して申し込みに進みます。
申し込みに必要なものを準備する
申し込みに必要な本人確認書類、契約者本人名義のクレジットカード、乗り換えの場合はMNP予約番号をそれぞれ手元に準備しましょう。
全て揃えたら【必要なものは全て揃っています。】を選択して先に進み、本人確認書類のアップロードや個人情報などお客様情報を入力していきます。
SIMカードを追加する
SIM追加の画面が表示されるので、容量シェアSIM利用の【利用する】を選択します。
容量シェアSIMの種類を選ぶ
容量シェアのSIMカードの種類を選択してください。
注意事項
容量シェアSIMは最大で4枚まで追加することができますが、初回申し込みと同時に申し込みできるSIMの枚数は2枚までです。3〜5枚目に関しては、申し込み完了後マイページから手続きすれば追加できます。
容量シェアSIMの利用者情報を入力する
利用者情報を【契約者本人】または【本人以外】から選び【次へ】を選択します。
申し込みを完了させる
クレジットカード情報などを入力すれば、OCNモバイルONEの契約は完了です。
家族割がある格安SIM
前述のとおり、OCNモバイルONEでは家族割サービスが提供されていません。
複数回線契約する際にお得な容量シェアオプションではなく、家族割を使って契約したいという方もいらっしゃるかと思います。


家族割を実施している格安SIMは、以下の4社になります。
家族割を提供している格安SIM
- ワイモバイル
- BIGLOBEモバイル
- mineo
- UQモバイル
家族割を提供している格安SIMは少なく、OCNモバイルONEの容量シェアのような、主回線のデータ容量を子回線でシェアするタイプが多くなっています。
例えば、格安SIMのIIJmioでは1度に家族5人まで同時に乗り換えできるなど、同じ容量シェアでもOCNモバイルONEと条件が異なるので、詳細を確認してみてください。

まとめ
OCNモバイルONEの容量シェアの特徴やメリット・デメリット、申し込み手順について解説してきました。
残念ながら、OCNモバイルONEでは家族割を提供していません。
しかし、通信容量を最大合計5枚のSIMカードでシェアできる容量シェアを使えば、大手キャリアよりも大幅に月額基本料金を安く抑えることができます。
容量シェアは新規でも他社からの乗り換えでも申し込むことができるので、自分の用途に合わせた最適なSIMの組み合わせを見つけて申し込んでみてはいかがでしょうか。


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