初めての一人暮らし大調査！きっかけや仕送り金額も！？

盛りだくさんな内容でござるな！拙者も、初めて一人暮らしをした時のことを思い出しながら見ていくでござるよ〜！

7割・・・結構多いことに驚きでござる。

同じく驚きでした・・・。では、本題に入っていきましょう！上の表は、初めて一人暮らしをした年齢をお尋ねしたものになります。圧倒的に多かったのは、18歳という回答でした。2番目に多かった20歳と、2倍以上の差をつけていますね。

18歳といえば、高校を卒業する歳でござるな。

そうですね。と同時に、大学進学や就職という、『大きな節目』がやってくるタイミングでもあります。
高校進学までは、進学先は同一県内が中心であるのに対して、大学進学の場合は、日本中の大学が対象になります。当然、実家からでは通学出来ないような遠方の学校へ進学する可能性も高いため、18歳というタイミングで親元を離れる場合が多くなるのは必然でしょうね。

確かに、高校卒業は、小中学校を卒業する感覚とは少し違う感じがするでござる。自分の道を自分で選択して進む、大人への第一歩というか・・・。
2番目に多かったのは20歳でござるか。

はい。成人をきっかけに、親元から離れ一人暮らしを始める方が多いのかもしれません。また、20歳は、2年制の学校を卒業する歳でもあるので、短大や専門学校を通っていた方が、就職のために一人暮らしを始めるケースも多いと思います。

ふむふむ。それなら、3番目に多い19歳はどうでござるか？

そうですね・・・大学に入学して1年が経つタイミングなので、学校生活に慣れて一人暮らしを始める場合だったり、キャンパスが途中で変わる場合だったりと、心境や生活の変化によるものが多いのではないでしょうか。

そういうことでござるか。
その次に多かった22歳は、4年制大学を卒業する歳でござるから、就職をきっかけに一人暮らしを始めた人の割合がほとんどを占めていそうでござる。
一人暮らしを始めた年齢は、男女での差はあまり見られなかったようでござるな。

はい。イメージ的に、娘を持つ両親のほうが、息子を持つ両親よりも厳しそうなので、一人暮らしを始める年齢は女性のほうが遅くなるのかなあと思ったのですが・・・。そうでもなさそうですね。ちなみに、全体を通しての平均年齢は21.5歳でした！

そのようでござるな！ちなみに、『その他』と答えた人は、具体的にどういったきっかけだったでござるか？

はい、「芸能界を目指し上京しました。（40代・男性／22歳で一人暮らし）」や「通勤時間削減のため。（30代・女性／23歳で一人暮らし）」といったものがありました。

続いて、一人暮らしをしていた際、両親から仕送りを受けていたかどうかをお尋ねしました。まずは全体の結果ですが、はいと答えた方が38％、いいえと答えた方が62％という結果になっています。

全体で見た場合は、もらっていなかった人のほうが多かったということでござるか。

そうですね。仕送りをもらっているのは、ほとんどが学生なんですが、進学をきっかけに一人暮らしを始めた人の割合は45％程度なので、全体でみてみると40％を切る形になりますね。

そういうことでござるか。確かに、進学以外のきっかけで一人暮らしを始めた人のほとんどは、仕送りを受けていないと答えているでござるな。

はい。ちなみにですが、就職をきっかけに一人暮らしを始めた場合で、仕送りを受けていたという方は、「卒業したてで収入が少なかったので、とても助かりました。（40代・男性／18歳で一人暮らし）」といった理由が見られました。

全体を通しての仕送り金額の平均は、73,336円でござるか。

ええ。続いて、年代別の金額の推移ですが、こちらは見事に世相が反映された結果となりました。
『バブル期』と呼ばれた1980年代後半から1990年代前半に学生時代を過ごされた40代の方々の平均金額が、他の年代と比べて最も高くなっており、その後は下がる一方で、特に2000年代以降、顕著に下がってるのが分かりますね。

・・・40代の人たちは、仕送り金額もバブリーだったのでござるな。

はい。また、今回の結果にも表れていますが、仕送りの平均金額は、年々減少傾向にあるようです。とある調査では、1996年から2007年までの11年間で、大学生の仕送り金額が2割以上減少していたことが公表されていました。

う〜む、仕送り金額にも、景気の変化が表れているでござるな・・・。

そうですね。仕送り金額の減少に伴い、学生さんの生活費も年々減少しているとのことでした。

・・・ウゥッ・・・ぐえっ・・・グスン・・・ズビーッ

・・・引越し侍さんは、言葉にならない模様です。両親のありがたみは、ずっと身近にいると、なかなか分からないこともありますよね。しかし、『親孝行したいときに親は無し』とも言われているように、失ってから気づくと、大きな後悔をすることになります。一人暮らしをしている方もそうでない方も、今一度、ご家族とお話をしてみてはいかがでしょうか？
今回の調査が、ご家族の絆を一層深めるためのきっかけとなれば幸いです。