引越しは何日かかる?完了までの流れと最短で引越しをする方法

更新日: 2024年1月31日

荷物を運ぶ引越し業者

「事情があって可能な限り早く引越したい」と考える人も多いでしょう。
早く引越しを終わらせたいのなら、気になるのは必要になる日数です。

そこでこの記事では大きく2つのことを紹介します。

  • 引っ越しに必要な日数
  • 引っ越し完了までの具体的な手続き

引越しは何日かかる?

距離ごとの引っ越しにかかる日数の目安です。

距離 目安の日数
~100km 当日
100km~500km 2~3日
500km~800km 3~4日
800km~ 4~7日

一般的な引越しにかかる平均的な日数を短距離・長距離に分けて詳しく紹介します。

県内までの引越し(短距離)の場合

県内までの引越しなら、朝のうちに搬出すれば当日に完了します。
当日完了する可能性がある短距離の引越しは、100km前後までが目安です。

距離 目安の日数
~100km 当日

新居までの距離が3km前後なら、荷物の量によっては2~3時間で終わるでしょう。

ただし、次のような要素が時間や日数に影響しますので注意しましょう。

  • 交通渋滞
  • 荷物の量
  • 荷物の搬出完了時間

引越しでは、交通渋滞で遅れが出る可能性を考慮する必要があります。
近場での引越しであれば、渋滞時間を避けるとよいでしょう。

荷物の量も、引越しにかかる日数に影響する要素の1つです。
また、県内であったとしても、当日に完了させるなら朝のうちに搬出を終わらせましょう。

参考:近距離の引越しの費用相場と見積もりが安い業者

県をまたぐ引越し(長距離)の場合

長距離引越しの目安日程は、下記になります。

距離 目安の日数
100km~500km 2日~3日
500km~800km 3日~4日
800km~ 4日~7日

長距離引越しは、100km~500kmが2~3日、500km~800kmが3~4日、800km~が4~7日程度と考えておきましょう。

長距離での引っ越しは、下記に注意しましょう。

  • 引越し業者選び
  • 交通渋滞
  • 荷物の量
  • 搬出完了時間

長距離の引っ越しの場合、引越し先のエリアが業者の対象エリアになっているかも確認しておきましょう。

特に離島などのエリアは、引越し業者によっては対応していないケースもあります。

また、転勤など時間が限られている場合の引越しでは、手続きや対応のスムーズさも重要です。
業者と上手くやり取りができておらず発生するトラブルはよくあることなので、時間を無駄にしないように注意しましょう。

特に長距離引越しでは、急いで戻ったり往復するのは難しいので、余裕を持ったスケジュールを組むのが大切です。

参考:長距離引越しの料金相場と費用を安く済ませる方法

最短どれくらいの期間があれば引越しができる?

引っ越しにかかる期間は、新居が決まっているか否かによっても異なります。
新居がすでに利用可能であれば、当日の引っ越しも可能です。
しかし、住まいを探し始める場合には、最短でも約2週間ほどかかることがあります。

新居の状態 引っ越しにかかる期間
すぐに住める 最短で即日
契約完了前 3日〜1週間
物件探し前 1ヶ月程度

参考:引越しは最短何日でできる?転居先が決まっていれば即日も可能

新居がすぐに住める状態になっていれば、最短即日での引っ越しが可能な場合もあります。
ただし、新居の入居審査には最短で1日〜10日程度必要になるため、事前に確認をしておきましょう。

物件を探す場合は、最低でも1ヶ月程度の期間が必要になります。
すぐに引っ越しをしたい方は、事前に物件選びも済ませておきましょう。

引越し完了までの流れ

新居探しから引越し完了までをスムーズに進めるなら、流れを知っておくのが大切です。
そこで、おおまかなステップにわけて、流れと注意点を紹介します。

引越し業者に引っ越しを依頼した時の流れ

引越しでは必要な手続きが多いため、事前の準備も大切です。
なるべくスムーズに引越しを進めるために、ぜひ流れをチェックしておきましょう。

部屋探し

部屋探しの期間は、早くても1か月程度かけるひとが多いですが、「引っ越しをいつまでにする必要があるのか」によって期間は変動すると言えます。

急な引越しが必要になった場合は、効率的に物件を探す必要があります。

一方で転居時期が決まっていなければ、条件が良い物件や気に入った物件が現れるまで待つことも可能です。

新居の契約・旧居の解約

新居の契約・旧居の解約をする人と説明をする人

新居の契約・旧居の解約には以下2つの手続きが必要です。

  • 退去予告
  • 入居審査

大家さんや不動産会社に退去を伝えるために行うのが「退去予告」です。
多くのケースでは、退去予告は原則として「前月の末日まで」と定められています。退去予告の期限は契約書で確認が可能です。

入居期間が1年に満たない場合などには、退去予告の期限を守っていても短期解約違約金などが発生する可能性もあるため、引越しが決まったら契約書で確認しましょう。

入居審査は、希望者に物件を貸しても問題ないか判断するために行われます。
一般的に、入居審査にかかる日数は最短で1日~10日です。

新居の入居審査が終わったら契約手続きを進めます。退去予告の期限については、旧居の契約時に受け取った賃貸借契約書もしくは重要事項説明書を確認してみてください。

参考:引越し手続きの順番がわかるチェックリストと必要書類のまとめ

引越し業者への見積もり依頼・選定

退去予告後に退去日が決まったら、引越し業者に見積もりを依頼しましょう。
単身者は引越しの1~2週間前、家族は2週間~1ヵ月前までに見積もりを取る人が多いようです。

複数の業者に見積もりを依頼すると、サービス内容や価格の比較に役立てられます。
一括見積もりを使えば、複数の業者にまとめて見積もり依頼できるため非常に便利です。
また、一括見積もりを活用すると、相見積もりがもらえるため引越しにかかる費用を抑えられます

見積もり比較
引越し料金安くなる

引越し侍を使って業者を選ぼう!
アート引越センターのロゴ アリさんマークの引越社のロゴ サカイ引越センターのロゴ アップル引越しセンターのロゴ アーク引越センターのロゴ ハート引越センターのロゴ
引越し会社によって料金が最大50%差が出るイメージ

荷造り・不用品処分

荷物の量にもよりますが、荷造りや不用品処分を始める時期の目安は1ヶ月前です。
普段あまり使わないアイテムから順次荷造りしていきましょう。

子供がいたり仕事が忙しい場合は、荷物の梱包や不用品の処分になかなか時間がかけられないこともあります。

荷造りは、「収納した場所が分からない」となるケースもあります。ダンボールに詰める際は、荷物ごとに分けるなどして取り出しやすいようにしておきましょう。

不用品回収は、引越し業者によって対応できるできないがあるため、見積もりの際に事前に確認しておきましょう。

参考:引っ越し業者の不用品回収・買取やダンボール回収など対応サービスまとめ

引越し前の手続き

引越し14日前になったら、役所などでの手続きを行います。

■役所で行う手続き

  • 転出届の提出
  • 印鑑登録の廃止手続き
  • 児童手当の住所変更手続き
  • 国民健康保険の手続き
  • 原付の廃棄手続き
  • 児童手当の手続き

ただし、転出届を提出すると印鑑登録が廃止され、手続きが不要な自治体もあります。
引越し先や状況によって手続きの種類が違ってくるため、市区町村のホームページを見ながら確認しながら進めましょう。

■その他の手続き

  • 光通信・固定電話・ケーブルテレビなどの移転
  • 火災保険や地震保険などの住所変更
  • 定期購入している商品の住所変更
  • クレジットカード会社や銀行の住所変更
  • 電気・ガス・水道の移転手続き

インターネット回線・固定電話・ケーブルテレビなどの移転は、開設工事が必要です。
工事が完了するまで2週間~2ヶ月かかる場合もあるため、早めに連絡をして工事日の予定を立てましょう。

保険・定期購入の商品・クレジットカード会社・銀行での住所変更も必要です。

参考:インターネット回線の工事期間や工事費用は?

掃除・退去

すべての荷物を搬出したら、指定された退去日までに旧居の掃除をしておきましょう。
退去の当日には立ち合いが必要です。

立ち合いでは、壁・建具・床・設備などの状態をチェックされます。
大家さんもしくは管理会社の人と一緒に部屋の確認を行い、鍵を返却します。

経年劣化や通常使用によってできた傷や汚れ、設備の故障などの修繕費用は原則貸主の負担です。
しかし、故意や過失によってできた壁や床の傷・汚れ、設備などの損傷・紛失などがあった場合には、借主負担での修繕が必要になります。

費用の負担を抑えるためにも、退去の際の立ち合いはできる限り自分で対応し、荷物の搬出後はなるべく綺麗な状態にしておきましょう。

引越し後の手続き

新居への引越し後も多くの手続きを行う必要があります。
特に役所での手続きは忘れないよう、くれぐれも注意しましょう。

手続きには次のようなものがあります。

  • 役所での手続き
  • 警察署での手続き
  • その他の手続き

それぞれ必要になる代表的な手続きを紹介します。

■役所での手続き

  • 転居届(同一市町村での引越しの場合)
  • 転入届(別の市町村への引越しの場合)
  • マイナンバーの住所変更
  • 国民年金の住所変更
  • 国民健康保険の手続き
  • 児童手当の手続き
  • 保険の手続き

■警察署での手続き

  • 車庫証明の取得
  • 運転免許証の住所変更

■その他の手続き

  • 勤務先の住所変更
  • 銀行口座の住所変更
  • クレジットカードの住所変更
  • 運転免許証の住所変更

状況や契約しているサービスによって、具体的に必要になる手続きは変わってきます。
不要な契約があるのなら、引越しを機に解約を考えるのも方法のひとつです。
住所変更が必要なものには何があるか、リストアップして効率良く進めましょう。

参考:引越し手続きの順番がわかるチェックリストと必要書類のまとめ

引越し業者に連絡した当日に引越しはできる?

当日引っ越しの準備をする引越し業者

家庭の事情などによって、いきなり引越しの必要が生じる人もいるでしょう。
当日連絡でも引越しは可能なのか、注意点とあわせてチェックしてみてください。

当日引越しにかかる時間

旧居の荷物運び出しと新居の運び入れにかかる時間は、単身者で30分~1時間、家族世帯で1.5時間~ほどが目安です。

荷物の梱包は、荷物の量などによって、作業時間が延びることがあります。
加えて、高層階のマンションやトラックの搬入が難しい場所などでは、搬入や搬出も時間を要するため、所要時間が長くなる傾向があります。

次のような引越し業者なら、当日の引越しに対応しています。

  • 大手の引越し業者
  • 当日プラン・当日配送のサービスを提供している引越し業者

引っ越し見積もりを依頼する際に、業者の担当者へ聞いてるとよいです。

当日引越しの注意点

当日急に引越すのなら注意点もあります。

次のような注意点に気をつけたうえで引越しを進めましょう。

  • 不用品の処分
  • 新居が見つからなければ荷物の保管方法

たとえ時間がなくても住所変更の手続きは漏れなく行う必要があります。
するべきことをリスト化して、効率良く手続きを進めましょう。

引越しで出る不用品の処分方法の検討も必要です。
また、急な引越しでは新居が見つからない可能性もあります。
どうしても新居が見つからない場合は、荷物の保管方法を考えましょう。
新居が見つかるまでのあいだ、一時預かりやトランクルームなどを活用すると便利です。

参考:引越しの荷物一時預かりサービスの料金と上手な使い方

まとめ

  • 引越しにかかる日数は距離によって大きな違いがある
  • 近距離なら状況によっては1日で引越しが完了する
  • 退去予告・入居審査などがあるため最短で引越しできる期間は3日~が目安
  • 引越しは必要な手続きが多いためリスト化して進める
  • 業者によっては依頼当日の引越しにも対応している
  • 依頼日当日の引越しに対応している業者探しには一括見積もりサイトが便利

引越しにかかる日数は、新居への距離や運ぶ荷物の量などの影響を大きく受けます。
必要な手続きが多いため、リスト化して効率よく進めていきましょう。

  • 引越し内容を入力して業者を探す!
  • そのままネット上で料金やサービスを比較!
  • ランキングや口コミを参考に選んで予約!

見積もり比較&引越し予約

最短1分!

まずは引越しの内容を入力してください。日通など大手業者をはじめ、安くて評判の高い地域密着型業者の見積もり料金をネットでかんたん比較。お客様のご要望に沿った業者を見つけることが出来ましたらそのまま依頼して頂けます。

引越しの見積もりをまとめて依頼
複数の引越し業者に対してネットから一括で見積もりの依頼ができるサービスです。ご利用は完全無料。安い費用で引越ししたい方に、各社よりお電話かメールにて料金をお知らせいたします。
無料 最安値の業者を探すなら 引越し見積もりをする
東証プライム市場上場

引越し侍は株式会社エイチーム(東証プライム市場上場)のグループ企業のサービスです。
証券コード:3662

エイチームライフデザイン

運営会社:株式会社エイチームライフデザイン
〒450-6432 名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 大名古屋ビルヂング32F