マットレスの引っ越し方法は?梱包方法や運び方などを解説

更新日: 2024年2月1日

マットレスの引っ越し方法は?梱包方法や運び方などを解説

引っ越しの際に、自分でマットレスを運ぶ場合、まずは以下のいずれかの方法で梱包します。

  • 緩衝材でくるむ
  • 大型ラップでくるむ
  • 使わなくなった毛布やシーツでくるむ

梱包したら、車やトラックに積み込んで運搬します。
この際、事前にマットレスの大きさを確認しておき、搬出・搬入経路を確保することが重要です。

一方、マットレスの運搬を引っ越し業者に任せる場合は、特に何もする必要はありません。
引っ越し業者が梱包から運搬まで全て行います。

この記事では、引っ越しの際にマットレスをどうするのか、その運び方などについて詳しく解説します。

引っ越し時のマットレスの梱包方法

引っ越し時のマットレスの梱包方法

引っ越し時には、マットレスを適切に梱包することが重要です。
マットレスは、汚れや傷、へたりなどのダメージを防ぐために、しっかりと保護する必要があります。

もしも適切に梱包しなかった場合、汚れてしまったり傷んでしまう可能性があるため、必ず梱包しましょう。

具体的には、以下のいずれかの方法で梱包してください。

  • 緩衝材でくるむ
  • 大型ラップでくるむ
  • 使わなくなった毛布やシーツでくるむ

それぞれの方法について、より詳しく見ていきましょう。

緩衝材でくるむ

緩衝材でくるむ

緩衝材でくるむ方法は、マットレスを傷つけないようにするための基本的な方法です。
緩衝材とは、いわゆる「プチプチ」のことです。
大型のものをホームセンターなどで購入し、マットレス全体に巻き付けます。

このとき、マットレスの肌が見えなくなるまでしっかりと巻き付けることが重要です。
巻き終えたらガムテープでしっかりと止めておきます。

テープは剥がれないように、十分に貼り付けておきましょう。
その上で、持ち運びがしやすくなるよう紐などを巻き付けておくと良いでしょう。

大型ラップでくるむ

大型ラップでくるむ

大型ラップでくるむ方法は、マットレスを汚れや湿気から守るための効果的な方法です。
大型ラップとは、食品用ラップよりも厚くて大きいもので、家具や荷物などを梱包する際に使われます。

大型ラップで巻き付ける際、まずは縦に立てかけて巻き付け、十分に巻きつけられたら横にして巻き付けます。

その上で、角の部分もしっかりと巻き付けます。
十分に巻き付けたら、緩衝材の時と同じように紐を巻き付けて固定しましょう。

使わなくなった毛布やシーツでくるむ

使わなくなった毛布やシーツでくるむ

使わなくなった毛布やシーツでくるむ方法も、マットレスを柔らかく包むための簡単な方法です。
使わなくなった毛布やシーツは、マットレスの表面を傷つけないようにするだけでなく、マットレスの形を維持する役割も果たします。

使わなくなった毛布やシーツでくるむ方法の注意点として、水に弱い、という点が挙げられます。
緩衝材や大型ラップの場合、ビニールを巻き付けるので雨などが降ってもしみ込む可能性は低いです。
しかし、毛布やシーツでくるむ場合は雨が降ってしまうとしみ込む可能性があるのです。

それを防ぐためには、マットレスを大きなビニールで一旦巻き付けておくことがおすすめです。
その上で、毛布やシーツでくるみます。

最後に、紐を巻き付けて固定します。

引っ越し時にマットレスを自分で運ぶ方法

引っ越し時にマットレスを自分で運ぶ方法

この章では、引っ越し時にマットレスを自分で運ぶ方法について、より詳しく解説します。
具体的には、以下の流れで作業を行いましょう。

  • マットレスのサイズを測る
  • 運搬用の車両を確保する
  • 搬出・搬入経路を確認する
  • 運搬の人員を確保する
  • マットレスを梱包する
  • マットレスを運搬する

それぞれについて、詳しく解説します。

マットレスのサイズを測る

まずは、マットレスのサイズを測りましょう。
マットレスのサイズを測っておかないと、車両に乗らなかったり搬出や搬入ができない場合があるため注意が必要です。

マットレスは一般的に、以下のサイズが採用されていることが多いです。

サイズ
セミシングル 幅85cm×長さ195cm
シングル 幅97cm×長さ195cm
セミダブル 幅122cm×長さ195cm
ダブル 幅140cm×長さ195cm
クイーン 幅170cm×長さ195cm
キング 幅97cm×長さ195cm (2枚)

厚さに関しては、3cm~30cmなど、商品によってかなり違いがあります。
また、IKEAなどの輸入品の場合は、もともとのサイズが異なる場合があります。

必ず、自分でサイズを測っておきましょう。

運搬用の車両を確保する

マットレスのサイズが分かったら、次に運搬用の車両を確保しましょう。
シングルサイズであれば一般的な車では運べるかもしれませんが、ダブルベッド以上では運べない場合があります。

その場合には、レンタカーを利用して運ぶ方法もあります。
レンタカーであれば、6人乗りのミニバンでダブルベッドまでは運べる可能性があります。

運搬用の車両を確保する

それ以上のサイズの場合は、自分で運搬することは難しいかもしれません。

いずれにしても、車両の幅とマットレスのサイズは十分に確認しましょう。

また、マットレスはなるべく水平な状態で運ぶようにしましょう。
車両に無理に押し込むと、本体が歪んでしまう可能性があります。

車両を用意する場合は、水平に積み込めるかどうかをしっかり確認しましょう。

搬出・搬入経路を確認する

次に、マットレスを搬出・搬入する経路を確認する必要があります。
マットレスは大きくて重いものなので、階段や廊下、ドアなどで引っかかったりぶつかったりしないように注意しなければなりません。

また、エレベーターがある場合は、マットレスが入るかどうかや利用可能な時間帯などを事前に確認しておく必要があります。

エレベーターが使えない場合は、階段で運ぶことになりますが、その際は角度や方向を工夫しながら運ぶ必要があります。
その場合にも、途中で引っかからないかどうかを確認しておきましょう。

運搬の人員を確保する

さらに、マットレスを運搬する人員を確保する必要があります。
マットレスは一人では持ち上げたり動かしたりすることが難しいものです。

そのため、最低でも二人以上で協力して運ぶ必要があります。
また、人員が少ない場合は、ロープやベルトなどを使ってマットレスを固定したり引っ張ったりすることで運びやすくすることもできます。

マットレスを梱包する

運搬する当日になったら、マットレスを運搬する前にマットレスを梱包しましょう。
第1章で解説した、いずれかの方法で厳重にマットレスを梱包します。

マットレスは汚れや傷や湿気などに弱いものです。
そのため、ビニールシートや布団袋などで覆って保護しておくとよいでしょう。

また、マットレスに付いている取っ手やタグなどは引っ掛かりやすいものなので、切っておくかテープで貼り付けておくと良いでしょう。

マットレスを運搬する

梱包が終わったら、いよいよ運搬です。
運搬の際には、以下の点に注意しましょう。

  • マットレスを持ち上げるときや運ぶときには、バランスを崩さないように注意してください。
  • マットレスは柔らかいものなので、曲げたり折ったりすると形が崩れたり破損したりする恐れがあります。そのため、できるだけ平らに保って運んでください。
  • マットレスの運搬中に、他の荷物や家具や壁などにぶつからないように注意してください。
  • 運搬中に地面や水たまりなどに触れないように注意してください。

マットレスは重くてバランスを崩しやすいため、必ず2人以上で作業するようにしましょう。
また、マットレスを家具などにぶつけて物を破損しないよう、十分に注意しましょう。

以上が、引っ越し時にマットレスを自分で運ぶ方法です。
マットレスは寝心地や健康に大きく影響するものです。そのため、引っ越し時には慎重に扱ってください。

引っ越し業者に依頼する場合の費用の目安

引っ越し業者に依頼する場合の費用の目安

引っ越し業者にマットレスだけの輸送を依頼する場合、費用はどのくらいかかるのか見ていきましょう。

一般的に、引っ越し業者は荷物の量や距離に応じて料金を設定しています。
そのため、マットレスだけの輸送であっても、サイズや重さ、運ぶ距離などによって費用は変わります。
また、引っ越し業者によっても料金体系は異なるため、複数の業者から見積もりを取ることがおすすめです。

以下は、ヤマトホームコンビニエンス「らくらく家財宅急便」でマットレスのみの運搬を依頼した場合の費用の目安です。(東京都→東京都で厚さ20㎝のマットレスの場合)

サイズ
セミシングル 11,270円(または17,070円)
シングル 17,070円
セミダブル 17,070円
ダブル 24,160円
クイーン 24,160円
キング 31,290円

※2023年10月現在
※料金は目安です。実際の価格は必ずヤマトホームコンビニエンスにお問合せ下さい。

以上が、引っ越し業者にマットレスのみを依頼した場合の費用の目安です。

ちなみに、マットレスのみを運ぶ場合よりも、単身パックを利用して引っ越しをした方が安上がりになるか、それほど費用が変わらない場合があります。

単身パックについて詳しくは、「単身引っ越しパックの見積もり料金と荷物量を比較 – 単身サービスとの違い・申し込み時の注意点まとめ」もぜひ参考にしてみてください。

マットレスの引っ越しに関するQ&A

マットレスの引っ越しに関するQ&A

最後に、マットレスの引っ越しに関してよくあるQ&Aについても答えていきましょう。

  • マットレスを圧縮して運ぶことはできる?
  • マットレスを処分したい場合はどうすればいい?
  • 引っ越し業者に依頼する場合はフレームを解体すべき?

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

マットレスを圧縮して運ぶことはできる?

実は、マットレスは圧縮して運ぶことはできません。
マットレスの中には、バネやウレタンなどの素材が入っており、圧縮するとその形や性能が損なわれる可能性があります。

例えば圧縮されたロールパッケージのマットレスでも、一度開封してしまうと再度圧縮することはできません。

空気を抜いて収納できるエアーマットレスや敷布団などは、丸めて運ぶことも可能です。

マットレスを処分したい場合はどうすればいい?

マットレスを処分したい場合は、主に以下の3つの方法で行います。

  • 粗大ごみとして処分する
  • 不用品回収業者に依頼する
  • 新しいものを購入した際に引き取ってもらう
  • フリマアプリやリサイクルショップで売却する

粗大ごみとしてマットレスを処分したい場合は、まず自治体のルールを確認しましょう。
多くの場合、事前に申し込みを行うと自治体で粗大ごみの回収を行っています。
その際は、回収料金がかかることが一般的です。
価格など詳しいことは。自治体のホームページや問い合わせ窓口で詳細を確認しましょう。

また、不用品業者を利用したり、フリマアプリなどで売却する方法もあります。

新しいマットレスを購入すると、納品の際に古いマットレスを無料で引き取ってくれるサービスを行っている場合もあります。
マットレスを新しく購入する予定がある場合は、ショップに確認しておくとよいでしょう。

引っ越し業者にベッドの輸送も依頼する場合はフレームを解体すべき?

引っ越し業者にベッドの輸送も併せて依頼する場合、特にフレームを解体する必要はありません。
引っ越し業者が解体もすべて行ってくれます。

ただし、引っ越し業者によっては解体に費用がかかる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
見積りの際に、費用を見ておくことをおすすめします。

参考:引っ越し業者にベッドの解体を依頼できる?事前に解体しておく?ベッドの運び方を紹介

まとめ

以上、この記事ではマットレスの引っ越しについて、詳しく解説してきました。
引っ越しの際には、以下の方法で厳重に梱包しましょう。

  • 緩衝材でくるむ
  • 大型ラップでくるむ
  • 使わなくなった毛布やシーツでくるむ

その上で、車やトラックに積み込んで運搬します。
マットレスは運び方によっては本体が汚れてしまったり、傷んだりする可能性があります。
また、大きくて重いものなので、運搬中にバランスを崩しやすいです。

自分で運ぶ場合には、必ず2人以上で作業を行いましょう。
この記事を参考にして、是非マットレスの引っ越しを安全に行ってください。

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