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更新日: 2024年7月24日
引越しで、一番大変な作業といえば、「荷造り」ではないでしょうか?
「引越し日までに荷造りが終わらない」「どこに何をしまったか忘れてしまった」という声はよく聞きますよね。
荷造りの際に、思いがけないトラブルが発生してしまうこともあります。
しかし、一般的には大変だと言われている荷造りや荷ほどきも、ちょっとしたコツで楽にすることもできます。
そこで、この記事では荷造りと荷ほどきについて、以下のようなことを紹介しています。
特に、整理収納アドバイザーというプロがアドバイスしてくれた「荷造り・荷ほどきのコツ」は必見です。
ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
引っ越しで面倒なことといえば、荷造りですよね。
引越し侍が以前にとった、「引越しで一番手間だったことは?」というアンケートでも、「荷造り」と答えた人が圧倒的に多い結果でした。
また、2位には荷造りと同じタイミングで必要になる不用品の処分、3位には荷ほどきと、1位から3位を「荷物に関わる作業」が独占しているという結果になりました。
誰しもが、荷造りや荷ほどきなどといった、部屋の荷物を整理する作業は面倒だと思っているようです。
実際に、荷造りが大変だったという口コミも多く寄せられています。
荷造りが大変な作業であるのには理由があります。
引越しをする多くの人は荷造りに慣れていないため、荷造りをするコツや、効率の良い荷ほどき方法を知らないのです。
また、荷造りには時間がかかるものですが、なかなか荷造りのための時間が取れないという人も多くいます。
これらの理由から、荷造りの際に起きやすいトラブルがあります。
初めて引越しをする人にはぜひ気をつけて欲しいので、ここからは詳しく説明していきます。
引越しの荷造りが大変なのは、荷造りに慣れていないことと、荷造りの時間が取れないことが原因であると説明しました。
荷造りに慣れていないこと、荷造りの時間が取れないことは、引越しの際にトラブルを引き起こす原因にもなります。
引越しの荷造りでよくあるトラブルをご紹介します。
文字だけで見ると、そんなに大きなトラブルには見えませんが、実際にはどうなのでしょうか?
ここからは、荷造りでよくあるトラブルについて、詳しく説明していきます。
荷物の詰め忘れは、引越しでよくあるトラブルのひとつです。
2013年に行った引越し侍のアンケートでは、以下のようになっています。
一番よくある忘れ物は物干し竿、次に照明、器具・工具などが続きます。
このランキングにはでてきていませんが、他にも様々な忘れ物が報告されています。
引越し業者に荷造りを依頼している場合は、目に付きにくい場所にある荷物の詰め忘れがないか確認しましょう。
引越し業者の作業員はプロですが、普段生活している人にしかわからないような収納場所もあります。
「見積もりに来た営業マンに伝えたから大丈夫」と思わず、作業員にもしっかり伝えるようにしましょう。
「荷造りするだけでも大変なのに、荷ほどきのことまで考えていられない」という人は多いのではないでしょうか?
しかし、何も考えずただ荷物を詰めてしまうと、荷ほどきのときに大変な思いをすることになります。
また、荷ほどきのことを考えない荷造りは、引越しをした後で「どこに何があるんだっけ?」となってしまう原因にもなります。
スムーズな新生活を送るためにも、荷ほどきのことを考えた荷造りが大切です。
荷ほどきも荷造りも楽にする荷造りのウラ技は、「」で紹介していますのでぜひ参考にしてください。
「引越し日まで忙しく、荷造りのための時間が取れない」というのは、よくある話ではないでしょうか?
しかし、荷造りは必ず引越し日に間に合うように準備してください。
なぜなら、引越し日に荷造りが間に合わないと、最悪の場合引越しが出来なくなってしまう危険があるからです。
荷造りが引越し日に間に合わないと、次のようなことが起こる可能性があります。
引越し業者との契約では基本的に、「引っ越し当日までに依頼人が荷造りを行うこと」が義務付けられています。
そのため、荷造りが終わっておらず、追加で荷造り作業を手伝ってもらうと、追加料金がかかってしまうのです。
あまりにも荷造りの量が多い場合は、引越しそのものを拒否されてしまうこともあります。
依頼者側の責任で引越しができなくなってしまった場合、引越し料金の払い戻しはありません。
ほとんどの場合、引越し業者は梱包を手伝ってくれますが、それが引越し業者の「厚意」だということを忘れず、荷造りは引越し当日までに行うようにしましょう。
もしも荷造りが引越し日に間に合わなくなりそうなときは、まず引越し業者に連絡しましょう。
詳しくは、「引越しの荷造りが終わらない!準備が間に合わない時の対処法」で紹介していますのでぜひ参考にしてください。
引越しの荷造りは大変なものですが、ちょっとしたコツやテクニックを知っているだけで、格段に楽になります。
引越し侍が、数年にわたり蓄積してきた荷造りテクニックを、手順どおりにご紹介していきます。
まずは、家の中をブロックごとに分類します。
1LDKなら、洋室、キッチン、洗面所と浴室、トイレ、玄関といった具合に、ブロックごとに分けます。
洋室など広い場所の場合、ひとくくりにすると分かりにくくなるので、細かくグループ分けするとよいでしょう。
例えば、クローゼットグループ、テレビ周辺グループ、ベッド周りグループなどです。
玄関など狭いブロックについては、グループ分けをする必要はありません。
グループ分けまで終わったら、使う予定がないものから順に、ダンボールへ詰めていきましょう。
冬であれば、夏服やレジャー用品、また趣味の道具など、引越し日までに使わなさそうなものから荷造りします。
このとき、不用品の選別も同時に行いましょう。
引越し当日に使う荷物以外は、引越し日の前日までに荷造りしてしまいましょう。
詳しい荷造り方法は、「引越し荷造りの手順・コツと梱包の方法」で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
また、どうしても荷造りが大変で困っているという人は、引越しのプロである引越し業者に荷造りを依頼するのも良いでしょう。
引越し業者の中には、オプションサービスとして荷造りのサービスを用意してくれている業者もあります。
追加料金はかかってしまいますが、自分で荷造りをするよりもずっと速く、正確に荷造りしてくれるので、かなり負担が軽くなります。
引越し業者の荷造りサービスについては、「引越しの「おまかせプラン」とは?」で詳しく説明していますので、参考にしてください。
今回アドバイスいただいたのは…
今長未央 さん
(整理収納アドバイザー)
長崎県大村市を中心に、お片づけ講座やお片づけサービスを行う整理収納アドバイザー。
元々は「片付けられない主婦」で、自身の経験を活かしながら、誰でも簡単に片付けできるテクニックを伝授している。
ブログ:元片づけられない女の整理術。家庭、会社、学校、 病院のための整理収納アドバイザー今長未央(みお)ブログ@長崎 大村 諫早 佐世保
今回は、整理収納アドバイザーである今長さんに、荷造りと荷ほどきのやり方について、4つの質問をしました。
わかりやすく回答していただいたので、ぜひ参考にしてください!
まずは1つ目の質問です。
どのダンボールに何をしまったのかわからなくなってしまった、というのはよくあることです。
そんな不便を解消するには、どうすればよいのでしょうか?
荷ほどきのコツは荷造りにあります。
荷造りをするときにただ単に段ボールにつめていくと、荷ほどきの時にどこに何があるかわからなくなりますよね。
段ボールに荷物をつめる時、同じ部屋でも使用頻度が高いものと低いものを分けて詰めると、荷ほどきがしやすくなります。
また、段ボールには必ず目印を付けておきましょう。
どの部屋の荷物を詰めたかだけでなく、使用頻度が高いものか低いものかも、きちんと書いておくとよいでしょう。
私が引っ越しの時によく行うのは、部屋ごとに別の色のカラーシールを貼る、というやりかたです。
例えば、キッチンは赤、寝室は緑、という具合です。
カラーシールは、段ボールの四方とフタ部分に貼ることで、どんな風に積んでもシールを確認しやすくなるのでおすすめですよ。
また、少し手間はかかりますが、段ボールの中に入れた荷物の写真を撮って、外側に貼るようにしています。
そうすることで、入れた時のことを思い出しながら荷ほどきができるので、荷ほどきのときに「どこに何があるんだっけ?」を防ぐことができます。
次に、2つ目の質問です。
今長さんは、以下のように答えてくれました。
まず始めに、毎日使うものを開封していきます。
キッチンの段ボールがたくさんある場合でも、年に数回しか使わない重箱が入っている段ボールより、毎日使うであろう鍋類の段ボールを開封していくといった具合です。
朝起きて洗面台を使い、トイレに行き、仕事に行く準備をして、帰ってきたら食事の用意をして、お風呂に入って、寝る。
そんな、日頃の生活スタイルをイメージすると、自ずとその時に必要なものが連想でき、バス用品、トイレ用品、仕事着、食器類など、荷ほどきしていくものが明確になっていきます。
毎日使うものの次は、1週間のうちに使うもの、1ヶ月のうちに使うもの、年に数回使うもの、数年に1回使うもの、という順番に、年間を通して使う頻度や時期を考えながら荷ほどきを行っていくとやりやすいです。
3つ目は、新居に運んだ荷物についてです。
今長さんの回答をみてみましょう。
まず、本当に必要なものが残っているか見極めます。
引っ越しは、ものの整理をするよいきっかけです。
まずは本当に不要なものがないか、モノの整理を行って下さい。
整理をした上で備え付けの収納で足りない場合は、どこに収納を置いたら良いのか動線を確認しましょう。
どれくらいの収納が置けるか採寸して、それに見合ったものを探すといいと思います。
ただし、置いた場所によっては扉の開閉に支障が出る場合があります。
地震の際逃げ道を塞いでしまうこともあるため、防災のためにもよく確認しておきましょう。
住むスペースが狭くなるのであればレンタル倉庫などを検討して見るのもよいでしょう。
最後に、持って行くべき荷物とそうでない荷物についての質問です。
当たり前ですが、新居と旧居の部屋の大きさは違いますし、備え付けの収納も違います。
旧居ではしまいきれていたモノが、新居に入りきらなくなるというのもよくあることです。
この問題について、今長さんに質問しました。
現地確認が出来ない場合もありますので、今のお住まいの間取り図と比較すると良いと思います。
ただし、天袋の有無や詳細な奥行き等は資料のみでは見えないので、不動産屋さんに聞いてみるとよいでしょう。
しかし、大体の方は、現状お住まいの家の中にどれくらいのモノの量があるかわかっていない方が多いです。
ですので、やはりプロの手を借りるのが近道です。
お近くの整理収納アドバイザーにお願いすることで現状のものの把握、整理ができ、新居に持っていくモノの量が割り出され、備え付けのもので間に合うかわかりますし、他の収納が必要の場合は提案してくれるでしょう。
いかがでしたか?
引越しの荷造りは大変なものですが、ちょっとしたコツを知っているだけで、うんと楽にすることもできるのです。
荷造りを楽にするテクニックをまとめると、以下のようになります。
荷造りは慣れていないと本当に大変で時間もかかるものです。
しかし、引越し日までに荷造りが間に合わないと、追加料金がかかったり、引越しができなくなったりしてしまうおそれがあります。
どうしても荷造りが大変で困っている人は、できるだけ早めに引越し業者に相談してみましょう。
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引っ越しは時期によって相場が変わるため、引っ越しの日程が決まったらまずは見積もりを依頼しましょう!
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