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更新日: 2024年1月25日
女性が一人暮らしをする際、必ずと言っていいほど気になるのが“防犯対策”ではないでしょうか。
空き巣や忍込みなどの侵入窃盗・侵入強盗だけでなく、女性には強姦や強制わいせつの不安がつきまといます。「私は大丈夫」と過信し、防犯対策を怠っていると、犯罪に巻き込まれる可能性も。
そんな一人暮らしの女性も安心して暮らせるよう、マンション・アパートなどの賃貸物件の選び方や防犯対策について、女性向け体調管理アプリ『ラルーン』を利用している554人の女性にアンケートを実施しました。
リアルな防犯対策事情とともに、ぜひ実践してほしい防犯対策を紹介します。
目次
警察庁が発表しているデータによると、平成27年は一戸建住宅や共同住宅を狙った「空き巣」「忍込み」「居抜き」といった侵入窃盗が46,091件発生しました。また、住宅を対象とした侵入強盗は218件にものぼっています。
侵入窃盗と侵入強盗を合わせると、一日あたり約127件発生していることになります。
発生場所を詳しく見てみると、侵入窃盗では一戸建住宅や3階建以下の共同住宅が狙われやすいようです。
しかし、「私は4階建以上だから大丈夫そう」と思っていてはいけません。侵入強盗では住宅種別による差はあまりなく、4階建以上の共同住宅も狙われやすくなっています。
侵入強盗の中には強盗強姦目的も含まれるため、中高層住宅を狙った犯罪が増えてきているとも考えられ、安心してはいられない状況です。
警察庁 住まいる防犯110番『データで見る侵入犯罪の脅威』のデータを加工して作成
では、犯罪から身を守るためには、どんな部屋に住めばいいのでしょうか。
ラルーンを利用する会員のみなさんに、家を選ぶ際に防犯面で重視しているところや、実際に住んでみた感想を聞いてみました。
女性が防犯面を考えて物件を選ぶ際、およそ6割にあたる319人の方が「2階以上」を最も重視していると答えました。やはりマンションやアパートの1階は簡単に侵入されるイメージがあり、また部屋の中も覗かれやすいことから、女性には敬遠されているようです。
次いで、およそ半数にあたる265人の方が「TVモニター付きインターホン」を重視しており、「オートロック」187人、「駅やバス停から近い」180人となっています。
続いて、「その他」と答えた方の回答を集計してみました。
この質問の選択項目は物件の設備についての内容が多かったためか、建物の立地や周辺環境など、“物件の設備以外で重視しているところ”を挙げた方が多く見受けられました。
また、TOP5には入りませんでしたが、少数派の意見としては、
なども挙がっていました。
物件を選ぶ際、防犯のことを考えて決められればいいのですが、そうもいきません。
家賃や部屋の広さ、日当たり、学校や職場までの距離など、人によって譲れない条件がありますよね。そんなとき何を優先すればいいのでしょうか・・・?
そこで、ラルーンの会員のみなさんに「実際に住んでみて、重視したほうがいいと思ったところ」を聞いてみました。回答数の多かった上位10個を紹介します。
実際に住んでみた結果、家までの道のりの明るさや人通りの多さ、助けを求められる店舗や公共施設があることなど、帰宅路や自宅周辺の安全性を重視すべきという声が数多く寄せられました。
物件の設備については、TVモニター付きインターホンは絶対に必要という強い声も。
また、少数派の回答の中にも、参考となる情報がたくさんありました。
逆に、重視したほうがいいと思ったところの上位に挙がっていた「交番やコンビニ・ファミレスなど24時間営業の店が近くにあるか」や「駅やバス停から近い」、「オートロック」では、デメリットとして挙げている方もいました。
その地域の治安や周辺環境、条件などによって、重視したほうがいいポイントはメリットにもデメリットにもなります。
「駅の近くだから安心」「オートロックだから安心」と思わず、物件選びの際に十分確認することが大切です。
女性が一人暮らしをする際、おさえておきたい物件選びのポイントをまとめました。
<周辺環境>
<物件>
すべてを揃えた物件はなかなか見つからないかもしれませんし、その地域の治安や周辺環境、条件などによって、デメリットになるポイントもあります。
ですが、上記の12のポイントをおさえながら物件を選べば、何も考えずに選ぶよりも、安心して暮らせる部屋が見つかりますよ。
家が決まったら引越しです。女性の単身引越しの注意点を紹介します。
引越し料金には定価というものがなく、引越し条件や業者によって変わります。
そのため、1社だけに見積もり依頼した場合、その業者が高いのか安いのか分からず、業者の言い値で引っ越しすることになる可能性も。
それでも良ければいいのですが、少しでも引越しにかかる費用をおさえたい場合は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。
引越し侍では、複数の業者へ一社一社連絡する手間を省き、引越し業者を簡単に選んでいただくために、ネット上で複数の業者の見積もりを比較できるサービスを提供しています。
この「ネット予約サービス」では、ネット上で見積もりを比較して、そのまま予約までできるので、複数の業者とやりとりする必要はありません。女性でも安心です。
荷物の量を正確に算出するためには訪問見積もりがおすすめですが、女性一人で対応する場合、男性の担当者だと不安に思う方もいるかと思います。
そんなときは、女性スタッフが訪問見積もりをしてくれる引越し業者に依頼すると良いでしょう。受付の際、業者に相談してみてください。
もしも、引越し条件に合う業者の中に女性スタッフによる訪問見積もりをしてくれる業者がなければ、電話見積もりで対応してくれる業者に見積もりを依頼するのも手です。
また、引越し業者によっては、当日の引越し作業を女性だけでおこなってくれるプランを提供していたり、盗聴器発見サービスや配線・設置サービスなど一人暮らしの女性にうれしいサービスを提供している場合があります。こちらも受付の際に、業者に相談してみてください。
女性の作業員に引越しを依頼していたとしても、下着を他人に見られるのは嫌ですよね。
万が一、ダンボールを開けられたとしても見えないように、紙袋や透けない袋に入れてからダンボールの中に入れると良いでしょう。
女性の一人暮らしですから、隣近所の住人と顔見知りになっておくと何かと心強い面があるかもしれませんが、その相手が良い人とは限りません。
物件選びの際にどんな人が住んでいるのか確認ができている場合は、挨拶に伺いましょう。
防犯のためには慎重に行動することをおすすめします。
女性の単身引越しについては、「女性が安心&スムーズに引越しを進めるコツ」でも詳しく紹介しています。
一人暮らしを始めたら、部屋の防犯対策をおこないましょう。
まずは、実際にどのくらいの方が実施しているのか、ラルーンを利用する会員のみなさんに聞いてみました。
部屋の防犯対策をしているかという問いに対して、「している」と答えた方は63%、「何もしていない」と答えた方は37%となりました。なんと3人に1人は、部屋の防犯対策をしていないという結果に。
女性だと取り付けが面倒だったり、費用がかかったり、賃貸住宅だと傷つけてしまう恐れがあるため、対策していない方が多いと考えられます。
また、「セキュリティがしっかりしたマンションやアパートに住んでいるから、そこまでしなくても大丈夫」と思っている方も多そうです。
防犯対策をしていると答えた方に、どんな対策を行っているのかお聞きしました。
最も多かったのは、およそ4割にあたる225人の方が行っていると答えた「ミラーカーテンや遮光カーテンをつける」でした。
カーテンを買って、カーテンレールに取り付けるだけなので、女性でも簡単にでき、かつ賃貸物件を傷つけることがないので実施しやすいのだと考えられます。
次いで、およそ2割にあたる109人の方が「窓に補助錠をつける」と回答。窓は最も侵入されやすい場所であることから、防犯強化する方が多いようです。
窓用の補助錠以外にもドア用の補助錠がありますので、窓だけでなく、玄関ドアも対策しておくと良いでしょう。
3位は100人で「玄関の鍵を交換する」となりました。以前住んでいた方が合い鍵を作って持っている可能性がありますので、交換する方が多いのかもしれません。
ただ、最近の賃貸マンションやアパートでは鍵の交換を必須としているところが多いので、万が一交換されていない場合はつけかえることをおすすめします。
4位は「防犯ブザーをつける」55人、5位は「窓に防犯フィルムを貼る」50人となっています。
他にもこんな防犯対策をしているという回答が見受けられました。
部屋の中を覗かれないように、ドアスコープ(覗き穴)をふさいだり、のれんを付けるという対策はすぐできるので、ぜひ実践したいですね。
タイマー付き電気も帰宅が遅くなる場合は重宝しそうです。
一人暮らしを始めたら、すぐにやりたい部屋の防犯対策をまとめました。
<部屋の防犯対策9つ>
犯罪被害にあってから「対策していれば・・・」とならないためにも、今すぐ防犯対策を行いましょう。
防犯カメラやホームセキュリティ以外はそれほど高額なものではありませんので、まずは侵入されやすい窓や玄関ドアを中心に、対策を!
最後に、日常生活での防犯対策を紹介します。
物件選びや部屋の防犯対策を十分に行っていても、防犯意識が低ければ、犯罪に巻き込まれてしまう可能性があります。女性の一人暮らしでは、自意識過剰くらいがちょうどいいのです。
部屋の防犯対策は37%がしていないという結果でしたが、日常生活での防犯意識は高く、95%の方が「防犯を意識している」と答えました。
やはり、女性は防犯に対する意識が高いようで、日常生活を送る中でいろいろと工夫しているようです。
最も実践されていたのは、およそ8割にあたる436人の方が行っていると答えた「不在時はもちろん、在宅時でも玄関・窓の鍵を締めている」となりました。
在宅時は、窓を開けて空気の入れ替えをしたり、温度調整をしたいところですが、女性の一人暮らしという特性上、控えている方が多いのかもしれません。
どうしても開けておきたいという方は、誰かと一緒にいるときに開けるなど工夫すると良いでしょう。
2位には、「インターホンが鳴っても、不用意にドアを開けない」がランクイン。およそ7割にあたる393人の方が実践していると答えました。
宅配業者のふりをして、玄関ドアを開けた瞬間に侵入してきたなど、怖い思いをした女性の話はネット上でもよく見かけるため、意識して行っている方が多いと考えられます。
アンケートでも、「宅配業者の格好をしている人にも、どこから誰宛のどんな荷物なのか聞いてからオートロックを開けます。自分に心当たりがないときは居留守です。不在票あれば問題ないし。(30代)」とリアルな声が寄せられました。
3位はおよそ半数にあたる265人が「郵便受け・ポストに郵便物をためない」と答え、4位は「玄関の鍵を開けるときは、周りを確認してから開ける」194人、5位は「洗濯物は室内干しをしている」164人と続きました。
「その他」の回答も見てみましょう。
催涙スプレーや防犯ブザーを持ち歩いたり、後ろを度々振り返るなど、家までの道のりに不安を感じている方が多いと感じました。
また、買い物するときは割り箸を二膳もらったり、彼に洗濯物を干してもらうなど、一人暮らしと悟られない対策をしている方もいました。
女性なら必ず意識しておきたい日常生活での防犯対策をまとめました。
<日常生活での防犯対策9つ>
在宅時でも窓や玄関ドアの鍵を締めたり、インターホンがなっても不用意に出ないようにする、男性の物を見えるところに置くなど、どれも女性が自分の身を自分で守るために必要なことばかりです。
また、家の中だけでなく、家までの道のり、買い物先など、ちょっと意識をするだけで防犯効果が高まるので、今日からぜひ実践してみてください。
物件の下見に行った時に不動産屋さんや交番で直接聞いた方が確実です。
他にも街灯の数(夜道の歩きやすさ)や路上の景観(ゴミ捨てのマナーが守られているかどうか)などが判断基準になるでしょう。町内会の掲示板に犯罪被害を注意喚起するようなものがないかもチェックポイントです。
築年数がそれほど経っていない最近できた物件であっても防犯対策が必要です。
しかし最新の物件ではカメラ付きインターホンやオートロックなど、最新のものは備え付けている物件も多い傾向にあります。
遮光カーテンや防犯ブザーの準備など、室内でもやれることはやっておくようにしましょう。
部屋の中が見やすい、バルコニーから侵入しやすいという観点から1階は他の階よりも危険性が高いと言えます。
部屋の中が見えにくくなるようなカーテンや鍵のかかる網戸などの対策をしておくことをオススメします。
進学や就職などを理由に、一人暮らしを始める女性は多いと思います。
怖い思いをすることもあるかもしれませんが、セキュリティがしっかりした物件を選び、部屋には防犯対策を実施し、防犯を意識しながら生活していれば、被害に合う可能性は低くなります。
一人暮らしは楽しいこともたくさん!防犯対策をしっかり行って、一人暮らしを満喫しましょう。
調査概要
調査エリア:全国
調査方法:女性向け体調管理アプリ・サイト『ラルーン』会員様へアンケート調査を実施
調査期間:2016年2月22日~3月13日
サンプル数:554件
『ラルーン』とは
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また、引越し業者の選び方は「料金」「口コミ・評判」「サービス内容」「ランキング」が確認するポイントです。
引っ越しは時期によって相場が変わるため、引っ越しの日程が決まったらまずは見積もりを依頼しましょう!
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