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更新日: 2024年10月16日
引越し前にしておくべき有効な害虫駆除方法のひとつが、「バルサン」を使った対策です。 バルサンには様々な種類がありますので、自分の部屋の状況や退治したい害虫に合わせて選ぶことができます。
しかし、バルサンを使う際には注意点もあります。
バルサンの成分が間違って口や目に入ってしまうと、ペットは当然ですが、人間にも害があります。
この記事では、引っ越しの際にバルサンを使う方法や注意点、バルサン以外の対策などを詳しくご紹介します。 引っ越し前にバルサンを焚くことで、新居で快適な生活を送るための一歩としてみてください。
目次
特にバルサンを使った新居の害虫駆除は、家具や家電を運び込む前に行うことがおすすめです。
引越し前にバルサンを使うことで、下記のようなメリットが得られます。
バルサンには以下の3つの種類があり、それぞれ特徴が異なるので、自分に合ったタイプを選びましょう。
タイプ | 特徴 | おすすめな人 |
---|---|---|
くん煙剤タイプ | 1個で隅ずみまで煙が届き、強力に害虫を駆除する | 一戸建て |
水タイプ | ニオイや煙が控えめ 蒸気で害虫を駆除するため、部屋を煙で汚さない |
薬剤の使用を最小限にしたい人 |
ノンスモーク(霧)タイプ | ニオイが残りにくい | 賃貸物件の人 |
ここからは、実際にバルサンを使う際のやり方について紹介していきます。
バルサンを焚く前には、いくつか準備すべきことがあります。
■ バルサンを焚く前に準備すべきこと
種類に限らず、バルサンは煙や蒸気を部屋の中に蔓延させて害虫を駆除するものです。
戸棚や引き出し、クローゼットの中にも害虫が隠れてしまう可能性がありますので、全て開いておきます。
引越し前にバルサンを使う場合、入居の1ヶ月程前と、入居2~3日前の2回に分けて使用するのがおすすめです。
なぜなら、一般的なバルサンは、ゴキブリの成虫にはよく効きますが、卵には効きにくいからです。
最初のバルサンで、今成虫のゴキブリを退治することはできても、卵は生き残ってしまいます。
生き残った卵がそのままになると、せっかくバルサンをしたにもかかわらず、入居後にゴキブリが出てしまう可能性があります。
そうならないために、卵が孵化したタイミング(約1ヶ月)で、再度バルサンをするのが安心なのです。
契約のタイミングなどで2回バルサンを使用するのが難しい場合は、入居の2~3日前までに1度、バルサンを使用するようにしましょう。
バルサンを焚いて2〜3時間経ったら、以下の手順で片づけを行います。
■ バルサンを焚いた後にすべきこと
以上は、今回紹介した3つの種類のバルサン、いずれの場合でも必ず行いましょう。
バルサンは、虫によく効く薬剤ですが、殺虫成分が含まれることや、締めきって使用することから、虫以外の生き物にも悪影響を及ぼすことがあります。
こうした注意点を守らないと、自分の健康やペットの命が危険にさらされることになるので必ず守るようにしましょう。
ここからは、使用上の注意点について紹介していきます。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
バルサンには部屋の広さに応じた種類があります。
今回ご紹介した下3つの種類のバルサンの使用量は以下の通りです。
タイプ | 内容量 | 使用量 |
---|---|---|
くん煙剤タイプ | 20g | 6~8畳(10~13㎡)に1個 |
40g | 12~16畳(20~26㎡)に1個 | |
水タイプ※ | 12.5g | 6~8畳(10~13㎡)に1個 |
25g | 12~16畳(20~26㎡)に1個 | |
ノンスモーク(霧)タイプ | 46.5g | 6~10畳(10~17㎡)に1個 |
93g | 12~20畳(20~33㎡)に1個 |
※水タイプはゴキブリ駆除を想定した場合で記載
部屋の広さを測って、適切なバルサンを選ぶようにしましょう。
部屋が広すぎると効果が薄れてしまいますし、逆に狭すぎると煙が充満して危険です。
バルサンを選ぶ際には、退治したい害虫にあった物を選ぶようにしましょう。
バルサンには、ゴキブリやダニなどの害虫に効果的なものや、コバエなどに効果的なものがあります。
退治したい対象によって、バルサンの成分や効果が異なります。
例えば、ゴキブリやダニを駆除したい場合は、「ゴキブリ用」としているバルサンを選ぶ必要があります。
夏場に増えやすいコバエを駆除したい場合は、「コバエ用」を選びましょう。
自分の目的に合ったバルサンを選ぶことで、効率的に害虫や動物を退治できます。
バルサンは発煙剤なので、部屋を完全に締め切ってから使うことが重要です。
窓やドアはもちろん、換気口もしっかりと塞ぎましょう。
そうすることで、煙が部屋から漏れ出すのを防ぎ、効果的に害虫を駆除できます。
また、たとえば24時間換気システムを動かしている場合でも、バルサンを焚く際には切って置いた方がよいでしょう。
バルサンを利用する場合、火災報知機をカバーしておきましょう。
バルサンは発煙剤なので、火災報知器に反応してしまうことがあります。
その場合、警報音が鳴ったり、消防署に通報が届く恐れがあります。
そこで、バルサンを使う前には、火災報知器にカバーをかけておくことが必要です。
カバーはビニール袋やタオルなどで代用できます。
ただし、ノンスモークタイプであれば、噴射口を火災報知器の方向へ向けなければ問題ありません。
バルサンを焚く際には、必ず精密機器や食器にカバーを掛けるようにしましょう。
バルサンの煙は、精密機器や食器などにも影響を与えることがあります。
例えば、パソコンやテレビなどの電子機器は、煙によって故障したり、性能が低下したりする可能性があります。
また、食器や調理器具などは、煙によって汚れたり、臭いが付いたりする可能性があります。
そこで、バルサンを使う前には、精密機器や食器などにカバーを掛けておくことが必要です。
カバーは新聞紙やビニールなどで代用できます。
もしも食器に煙がついてしまったら、後で洗う様にしましょう。
引越し前にバルサンを使う場合は、入居の当日など、ギリギリに使うのは避けてください。
バルサンの煙は非常に有害なので、部屋に入る前には十分な換気が必要です。
換気時間は最低でも1時間以上が望ましいでしょう。
部屋に入る前には、煙の臭いが完全に消えていることを確認してください。
また、部屋に入った後も、しばらくは窓を開けて換気し続けることが必要です。
バルサンの煙を吸い込むと、目や喉の刺激や吐き気などの症状が出ることがあります。
健康被害を防ぐためにも、入居直前のバルサンの使用は避けるか、十分に換気しましょう。
この章では、バルサン以外の新居のゴキブリ対策について解説します。
それぞれについて、詳しく見てみましょう。
新居に引っ越す前に、確実にゴキブリ駆除を行いたい場合は、害虫駆除業者に依頼することを検討してください。
害虫駆除業者は、ゴキブリの生息状況や隠れ場所を調査し、効果的な薬剤や方法で確実に駆除してくれます。
また、ゴキブリが再発しないように予防対策も行ってくれる場合もあります。
害虫駆除業者の料金は、駆除する部屋の広さや駆除方法などによって異なりますが、一般的には1万円から3万円程度です。
バルサンよりも高額ですが、プロの技術と安心感を得られると考えれば、コスパは高いと言えます。
バルサン以外で自分でゴキブリ対策を行うなら、ホウ酸団子などの毒餌がおすすめです。
毒餌は、ゴキブリが食べて死ぬだけでなく、死んだゴキブリを仲間が食べて連鎖的に死滅させる効果があります。
毒餌を置く場所は、ゴキブリが出やすいところや隠れやすいところに多めに配置しましょう。
例えば、台所のシンク下や排水溝周り、冷蔵庫裏やレンジ台下、棚や本棚の隙間などです。毒餌は定期的に交換することで効果を持続させることができます。
以上、この記事ではバルサンを使った害虫駆除の対策について紹介しました。
バルサンには様々な種類がありますので、自分の部屋の状況や退治したい害虫に合わせて選ぶことができます。
バルサンを正しく利用することで、新居で快適な生活を送ることができます。
是非この記事を参考にしていただき、バルサンで害虫駆除をしてみてはいかがでしょうか。
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