更新日: 2024年7月22日
引越しをするには、何かにつけてお金がかかってしまうものです。
しかし、「できれば安く引越しがしたい」と考える人は多いのではないでしょうか?
敷金、礼金、仲介手数料に前家賃など、契約時に支払う料金だけでも、数十万円程度が必要になります。
賃貸物件を借りるという方は、このような様々な初期費用をどう抑えるか、悩みどころですよね。
実は、そんな人たち向けに、引っ越しの初期費用を格安にすることができる、「フリーレント」という物件があるのです。
では、「フリーレント物件」とは一体どのような仕組みになっているのか、詳しく紹介していきます。
目次
フリーレント物件とは、入居後に一定期間、賃料が免除となる物件のことです。
1ヶ月~2ヶ月ほどの期間がフリーレントになっていることが多いものの、中には3ヶ月や半年と長期間にわたって賃料が免除とされることもあるようです。
「無料で部屋を借りることができるなんて、なんだか怪しい…」と思う人は少なくないと思いますが、実は大家さんがフリーレントにするのには理由があります。
それは、空室の期間をできるだけ短くするため。
部屋を借りるための初期費用というハードルを低くすることで、入居しやすくしているのです。
そして、月額家賃を下げるのではなく、フリーレントにするのには理由があります。
家賃を下げてしまうと既に入居している住民との家賃に金額差が発生し、苦情や家賃の値下げ交渉に発展する恐れがあります。
また、不動産会社としても家賃が下がると仲介手数料も安くなってしまうため、フリーレントを設けたほうがメリットは大きいようです。
フリーレントは、上でも紹介したとおり、入居後の一定期間だけ家賃が無料になる物件です。
通常の物件を借りる場合、賃貸契約時に初期費用として「前払い家賃」を支払わなければいけません。
しかし、フリーレント物件なら、この前払い家賃を浮かせることができ、初期費用を節約できるのです。
確実に長く住んでもらうため、フリーレント物件には多くの場合、契約期間が存在します。
フリーレント期間が終わってすぐに引っ越されてしまっては、物件のオーナーには何の得もないからです。
そのため、フリーレント物件は、すぐに転勤してしまう可能性のある人や、家を改築する間だけ住みたいと思っている人には不向きと言えます。
また、フリーレントは多くの場合、相場より月額家賃が高い物件で行われます。
そのため、初期費用を節約することができても、契約期間ずっと家賃を払い続けることができるかどうか、よく考えましょう。
フリーレント物件には、上でも紹介したとおり契約期間があります。
契約満了よりまえに部屋を解約する場合、違約金がかかる可能性があります。
そして、その違約金はフリーレントによって免除された初期費用の金額に準じます。
また、月額家賃はかからなくても、管理費や共益費は発生します。
そのため、フリーレントと言っても、完全に無料で部屋を借りられるわけではありません。
払い忘れには十分注意しておきましょう。
借りる方にも貸す方にもメリットのあるフリーレント物件ですが、実際に探してみると、なかなか見つからないこともあります。
そんなときは、通常の物件をフリーレント物件として貸してもらうことができないか、交渉してみるのもひとつの手です。
通常の物件をフリーレントとして借りたい場合、2つポイントがあります。
ここからは、上のポイントについて詳しく紹介していきます。
フリーレントや家賃の交渉をする場合、繁忙期である2月~4月はおすすめできません。
なぜなら、繁忙期のうちは入居希望者が多く集まるため、物件のオーナーは交渉をしてまで空室を埋めたいと思っていることが少ないからです。
しかし、繁忙期が終わった5月以降は、空室がなかなか埋まらなくなってきます。
物件のオーナーは、できるだけ空室を埋めたいと思っているため、交渉が有利に進むことがあるのです。
引っ越しの閑散期は、引越し料金そのものも安く抑えることができます。
少しでもお得に引越しがしたいと思っている人は、引越し時期を検討してみましょう。
フリーレントの交渉は、入居を申し込む直前が良いとされています。
物件の見学に行ったタイミングでは、本当に契約してくれるのかわからないため、交渉をしても前向きに考えてもらえないことが多いです。
逆に、契約を交わしてしまえば、もう交渉することはできません。
しかし、入居を申し込む直前であれば、入居の意思があることを伝えつつ、交渉をすることができます。
空室を埋めたいオーナーさんは、入居の可能性がある人との交渉であれば、積極的に応じてくれる可能性が高くなるのです。
フリーレントの交渉は、タイミングをしっかり見極めて行いましょう。
家賃無料期間のあるフリーレントの賃貸は、あまり多くありません。
1軒ずつ不動産屋さんの店舗を回るわけには行かないので、ウェブサイトを利用しましょう。
フリーレントの賃貸を探すことができる、不動産のサイトの一例をご紹介します。
フリーレント物件を探す以外にも、引っ越しの費用を抑える方法は色々あります。
まずは、自分の引越しにかかる料金や費用の目安をつけておくと良いです。
参考:引越し費用の相場と料金の目安
また、単身者の方が引越しを格安にする方法は以下のページをご覧ください。
参考:一人暮らしの引っ越しにかかる初期費用を20万円安くする方法
フリーレントは借主・貸主のどちらにもメリットがあります。
特に、借り手側は初期費用を安くすることができるので、非常に良い制度です。
ただし、止むを得ない事情で退去する場合でも、最低居住期間内であれば違約金が発生してしまうので注意しましょう。
免除期間の長い物件を避けることで万一のリスクを減らすことができます。
フリーレント物件に引っ越しをする場合、特約部分に注目してしまいがちですが、「最適居住期間」や「違約金」の記載内容には必ず目を通してから契約しましょう。
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引っ越しは時期によって相場が変わるため、引っ越しの日程が決まったらまずは見積もりを依頼しましょう!
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