引っ越し見積もりの注意点は?訪問見積もりの流れに沿って解説

更新日: 2024年10月7日

写真:引っ越し見積もりの注意点は?訪問見積もりの流れに沿って解説。引越しに関連するオブジェと電卓が置いてある机の写真。
この記事で解決すること
  • 引っ越しはトラブルが起きやすいので、事前の対策が必要
  • 見積もり相場を調べて、複数の業者から見積もりを取る
  • 詳細な見積書を作成してもらうと安心
  • トラブルを防ぐために、保険内容や作業のスケジュールを事前に確認する

引っ越しを計画する際に多くの方が利用するのが「訪問見積もり」です。

訪問見積もりとは、引越し業者の担当者が自宅を訪れ、運搬する荷物の量や周囲の状況を確認して、見積もり金額を算出するサービスです。
引越しの費用は荷物の量に左右されるため、直接見てもらうことで正確な見積もり金額を知ることができます。

しかし、適切な準備や注意を怠るとトラブルや追加費用が発生してしまうこともあります。
実際に、引越しでトラブルにあった人の体験談を見てみましょう。

口コミ
当初130,000円と言われ、ハウスメーカーと提携しているので75,000円、他社金額提示で55,000円でした。
最初のぼったくり価格は納得いかないが、値引き交渉、他社金額提示は必要だと思った。
見積もりに来た営業の方が、エレベーター無し物件且つ三階からの搬出と勘違いしており(実際はエレベーター無しの一階から搬出)、正直もう少し値引き交渉出来たと思う。
(30代/男性)
口コミ
当日作業いただいた方は、礼儀正しくとても丁寧かつ迅速に対応していただいたのですが、
エレベーターにも養生をすることや搬出経路について伝わり切っていなかったため、マンションの住民に注意を受けてしまいました。

(30代/男性)

このように、引っ越しの際には思いも寄らないトラブルが発生することがあります。
特に、高額な料金の請求や追加料金の発生は避けたいものです。

そのため、引っ越し見積もりをする上で、事前に対策をしておくことが重要です。
安心して引っ越しを進めるために、具体的な注意点やトラブル対策について詳しく見ていきましょう。

引っ越しの訪問見積もりをする上での注意点

写真:引っ越しの訪問見積もりをする上での注意点。電卓を持った業者さんが机に座っている写真。

訪問見積もりは、大まかに次のような流れで行われます。

  1. 見積もりを依頼する
  2. 引越し業者の営業担当に荷物の量を確認してもらう
  3. 引越しの内容を詳細に伝える
  4. 引越し作業についての説明をしてもらう
  5. 見積もり金額と見積書の内容を確認する

訪問見積もりは、基本的に無料で行われることが多いですが、引っ越し業者にとってはコストがかかる作業です。
そのため、訪問見積もりの際に担当者が急いで契約を結ばせようとする場合があります。

他の業者とも比較検討する時間を持ち、納得のいく引っ越し業者を選ぶことが重要です。
事前に引越しの相場を把握し、1社だけでなく複数の引っ越し業者から見積もりを取るように準備しましょう。

また、見積もり依頼を早めに行うことで、見積もりの流れをスムーズにし、最適な引っ越し業者を選ぶことができます。

ここでは、注意するべき点を6つ詳しくご紹介します。

①見積もり依頼は早めに行う

引越しの見積もり依頼は早めに行いましょう。

早めに見積もり依頼をすることで、早割などの特典が利用でき、費用を抑えられる場合があります。
また、希望する日時に引っ越しをしやすくなります。

特に、繁忙期には予約が早々に埋まってしまい、希望の日時に見積もりを取れないことも少なくありません。
さらに、直前に依頼をすると梱包の時間が不足し、追加の梱包サービスを申し込む必要が出てくることがあります。

早めに予約をしておけば、荷物の梱包や不用品の処分を少しずつ進められるので、結果として費用を抑えることができます。
余裕を持って見積もりを依頼をして、スムーズに引越し準備を進めましょう。

参考:引っ越し見積もりはいつからいつまで?何ヵ月前~何日前に業者へ依頼するべきかスケジュールを解説

②事前に引越しの相場を把握しておく

引越しの訪問見積もりを依頼する前に相場を知っておくことで、高額な見積もりを避けられ、価格交渉もスムーズに進められます。

また、不当に安い見積もりに注意を払うことができ、質の低いサービスを避けるための目安にもなります。

引っ越し費用の相場は、単身で約3万円、2人暮らしの家族が約7万円、3人以上の家族は約8万円です。
繁忙期の場合は、だいたい1~5万円ずつ増えて、単身約5万円、2人家族が約10万円、3人以上の家族で約13万円になります。

また、引っ越しをする距離や荷物の量によっても費用は変わります。
より詳細な相場を知りたい場合は、インターネットで複数の引越し業者の簡易見積もりを比較したり、引越し料金比較サイトや口コミサイトを活用しましょう。

例えば、引越し侍では荷物量、移動距離、人数などを入力するだけであなたのだいたいの引越し費用が業者別にわかる「引っ越し見積もりシミュレーション」を使って、費用相場をネットのみで計算することもできます。
是非、これらのツールを利用してみてください。

スクリーンショット:引っ越し見積もりシミュレーションでの結果例。

参考:引っ越し費用相場(単身・2人・家族)と業者ごとの平均見積もり料金はいくら?だいたいの総額の値段も解説

③複数の業者を同時に家に呼ばない

引越しの訪問見積もりを依頼する際は、複数の業者を同時に家に呼ぶのは避けましょう

業者は他社と同時に見積もりを行うと、十分なサービス説明や料金交渉ができなくなるため、見積もりを断ることがあります。
また、他社の見積もり金額を意識してしまい、適正な見積もりがしにくくなります。

業者に別々の時間に訪問してもらうことで、1対1でじっくり話す時間が取れ、詳細な見積もりを受けることができます。
サービス内容をしっかり確認し、納得のいく価格交渉ができるようにしましょう。

参考:引っ越し訪問見積もりは同時でも大丈夫?同時見積もりのメリットとデメリット

④営業スタッフにお茶は出さなくていい

訪問見積もりの際に、営業スタッフにお茶を出す必要はありません
お茶を出したからといって、見積もりの値段が安くなるわけでもありません。

むしろ、お茶に気を使うよりも、見積もりの内容をしっかり確認し、質問や希望をしっかり伝えることが大切です。
リラックスして正確な見積もりを得ることを優先しましょう。

参考:引越し業者の訪問見積もり時にお茶や飲み物を出すべきか?営業スタッフへの応対方法

⑤比較できるよう見積書はできるだけ詳しく書いてもらう

訪問見積もりの際には、見積書をできるだけ詳しく書いてもらうことが重要です。
運搬料金、梱包費用、オプションサービスの料金、ごみ処理代など、細かい項目を明確にしてもらいましょう。

詳細な見積書があると、後から追加料金が発生するリスクを減らすこともできます。
また、不明点があればその場で質問し、納得できるまで説明を受けましょう。

参考:引っ越し見積もり書の項目を確認するポイントと明細の見本

⑥1社だけでなく3~4社の引越し業者の見積もりを取る

引越しの訪問見積もりを依頼する際には、1社だけでなく3~4社から見積もりを取ることが重要です。
複数の業者の見積もりを比較することで、価格やサービス内容の違いを把握でき、最適な業者を選びやすくなります。

また、複数の見積もりを取ることで、金額交渉がしやすくなり、より良い条件を引き出すことが可能になります。
業者によって価格が大きく異なる場合もあるため、適正な料金がわかり、不要な出費を避けられます。

さらに、サービス内容や業者の対応も比較できるため、信頼できる引越し業者を見つけやすくなります

見積もりの際にできる引っ越しのトラブル対策

写真:見積もりの際にできる引っ越しのトラブル対策。業者さんが持っているバインダーを指差して何かを伝えている女性の写真。

引越しには、さまざまなトラブルがつきものです。

例えば

  • 見積もり額と実際の請求額が異なる
  • 引越し先の搬入経路が狭く、大型家具が搬入できない
  • 家具や荷物の破損
  • 引越し作業が遅れる

などのケースがあります。

こうしたトラブルを防ぐために、見積もりの段階でしっかりと確認や対策をしておくことが重要です。
ここでは、見積もりの際にできるトラブル対策についてご紹介します。

詳細な見積書を作成してもらう

見積もり額と実際の請求額が異なるといったトラブルを防ぐためには、詳細な見積書を作成してもらうことが大切です。

見積書には、運搬料金や梱包費用、オプションサービスなどの細かい項目を明確に記載してもらいましょう
詳細な見積書があることで、後から「この費用は何の費用なのか?」といった混乱を避けることができます。

さらに、項目ごとの費用を詳細に比較することで、他の引越し業者との費用やサービス内容の違いが分かり、業者選びがしやすくなります。

追加料金の条件を確認する

引越し先の搬入経路が狭くて大型家具が搬入できないといったトラブルを防ぐためには、追加料金が発生する条件を事前に確認し、それを見積書や契約書に記載してもらいましょう。

具体的には、以下のような項目について追加料金が発生するかどうかを確認しておくと安心です。

  • 梱包資材の追加費用:必要以上の梱包材が必要になった場合
  • 階段使用による追加料金:エレベーターがない建物で階段を使う場合
  • 作業時間が予定を超えた場合の追加料金:作業が予定より長引いてしまった場合
  • 荷物が見積もり時よりも増えた場合の追加料金 :当初の見積もりよりも荷物が増えた場合

これにより、予期しない追加料金の請求を防ぐことができます。

参考:引越しの追加料金や荷物追加による費用相場について

保険内容を事前に聞いておく

家具や荷物の破損といったトラブルを防ぐために、事前に引越し業者の保険内容を確認しておきましょう。
大切な荷物や高価な家具が破損するリスクに備えるため、保険内容を確認することは非常に重要です。

通常、引越し業者は基本保険を提供しており、運搬中に発生する損傷や紛失を一定の金額まで補償してくれます。
しかし、この基本保険には補償範囲や金額に制約があることが多いです。

具体的には、以下のような項目について確認しておきましょう。

  • 基本保険の補償範囲:どのような損傷や紛失が補償されるのか
  • 保険の申請方法や期間:損傷や紛失が発生した場合の申請手続きや期間
  • 補償金額の上限:最大いくらまで補償されるのか
  • 対象の荷物:補償の対象となる家具や荷物の種類
  • 特定状況での補償有無:自然災害や盗難など特定状況での補償があるか

口頭での説明だけでなく、書面で保険の詳細を受け取っておくことが大切です。
これにより、後々のトラブルを避けることができます。

参考:引越しの補償はあるの?引越し業者の保険とは

当日の作業の流れと時間を確認する

引越し作業が遅れるといったトラブルを防ぐために、作業の流れと時間を確認しておきましょう。
引越し当日の作業がスムーズに進むように、見積もり時にスケジュールの詳細を把握しておくことが大切です。

何時に作業が始まるかを明確にしておくことで、スケジュールの調整がしやすくなります。
また、作業にかかるおおよその時間も確認しておくと、他の予定が立てやすく便利です。

また、予想外の事態が起きた場合の対応策も確認しておくと安心です。
天候不良や交通渋滞で作業が遅れた場合の連絡方法や、追加の作業時間が発生した場合の対応方法についてもチェックしておきましょう。

まとめ

納得のいく引っ越し業者を選ぶためには、事前の準備と複数の業者との比較が重要です。
引越しの相場を把握し、複数の業者から見積もりを取ることで、価格やサービスの違いを比較できるようにしておきましょう。

また、見積もりの際には、詳細な見積書の作成や追加料金の条件確認など、事前に対策をしておくことが大切です。
こうした準備と対策をしっかり行い、スムーズな引越しをしましょう。

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