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更新日: 2023年8月29日
「引越し業者の訪問見積もりってどんな流れで進むの?」
「訪問見積もりって絶対に必要なもの?家に来られるのは抵抗があるのだけれど…」
…といった疑問を感じている方はいませんか?
「訪問見積もり」とは、依頼者の自宅へ引越し業者の営業担当者が訪問し、“荷物の量や家屋周りの道幅などの周辺環境”を下見したうえで、見積もり金額を算出する行程のことです。
訪問見積もりは引越し業者が家に上がるという点で、冒頭に述べたような不安や疑問を抱く人が多くいます。
このページでは、訪問見積もりの依頼から終了までの一連の流れと、訪問見積もりにかかる所要時間の目安などを解説しています。
また、訪問見積もりをしてもらうにあたっての、部屋の片づけや見積もり金額の確認といった注意点もまとめています。
初めて引越しをする方にもわかりやすく説明するので、訪問見積もりについての理解を深めてから、引越し業者への依頼を進めていきましょう。
目次
訪問見積もりはまず、引越し業者と日程を調整して訪問日時を決めることから始めます。
特に難しいことはありませんので、以下の1~2で簡単な流れと手順を説明していきます。
引越し業者のウェブサイトや、タウンページ等に掲載されている電話番号に連絡します。
電話をすると、多くの引越し会社の場合は全国から寄せられる“問い合わせ専用のコールセンター”につながり、以下の内容がヒアリングされます。
訪問見積もりは、依頼者が住む地域を担当する営業支店のスタッフが行います。
そのため、コールセンターでは引越しの大まかな内容を聞き、対応する地域の営業支店に折り返しの連絡をするよう指示を出します。
前述のコールセンターのスタッフに伝えた、依頼者が連絡を受けやすい時間帯に営業支店から連絡が入るので、引越し業者が見積もりのために来訪する日時を調整します。
引越し業者が忙しい2月~4月以外の時期であれば、依頼をする時間帯によっては即日対応をしてくれるでしょう。
この際、過去にこの業者に引越しを依頼したことがあるかの確認がされます。
以前も利用したことのある引越し業者であれば、業者側の顧客データベースに前回の引越し情報(荷物の内訳や量)が記録されています。
もし、前回の引越しと荷物量に大きな変化がなければ、訪問見積もりが必要ではなくなる場合があります。
訪問見積もりを依頼するためには、引越し業者に直接連絡する以外に、もう一つ方法があります。
それが、引越し侍の「引越し一括見積もりサービス」を利用するという方法です。
一括見積もりサービスは、複数の業者にまとめて見積もりを依頼できるサービスですので、特に以下のような人におすすめです。
引越しの見積もり料金は、引越し業者によって大きく差が出ることがあります。
少しでも安く引越しがしたい人は、複数の引っ越し業者に見積もりを取るのがおすすめです。
引越し業者と日程の調整を終えたら、実際に訪問見積もりをしてもらいます。
訪問見積もりは、引越し会社の担当者によって荷物量の確認とヒアリングがされ、その後に実際の料金や作業内容に関する説明を受け、見積書を作成して完了です。
なお、見積もりの一連の作業は無料で受けることができるので、「有料なの?」と気にする必要はありません。
営業担当者が自宅に訪問してから帰るまでの大まかな流れと手順について、以下で詳しく見ていきましょう。
引越しの営業担当者が指定の日時に訪問するので応対をします。
引越し会社によっては、このタイミングで引越しの各プランなどが掲載されたパンフレットをくれるでしょう。
また、多くの引越し業者が挨拶時に粗品(食器洗剤、ティッシュなど)をプレゼントするキャンペーンもおこなっています。
もちろん、こういった粗品に対しての料金を請求されることはありませんので、ありがたくいただきましょう。
引越し見積もりのキャンペーン比較!特典やプレゼントがある業者まとめ
引越し代金の算出やトラックの大きさを決めるため、営業担当が荷物の置いてあるすべての部屋を見て回り、総量を見積もりします。
倉庫の中身や自転車など、“家の外に保管してある荷物”も忘れずに確認してもらいましょう。
サイズの大きな家財(冷蔵庫やタンスなど)も、このタイミングでチェックしてもらうと良いです。
「引越しの希望日」や「依頼する作業の詳細内容」などを営業担当者へ伝えます。
その他にも以下の内容が聞かれるので、スムーズに答えられるように準備しておきましょう。
これまで伝えた情報をもとに、当日のスケジュールや作業内容、その引越し会社の強みや引越約款についての説明をしてもらいます。
「はやく費用を知りたい」という方もいらっしゃいますが、ここで話される内容は引越し業者えらびの際の重要な決め手となりますので、ぐっとこらえて話を聞きましょう。
各引越し会社が強みとしている点は、業者選びのポイントとなるので一例を紹介します。
年間引越し件数 | 件数が多いほどノウハウが蓄積されているため、依頼者としては安心感につながる 「依頼者が多い」=「評判が良い・リピーターが多い」業者と考えられる |
---|---|
作業員の構成 | 作業員の社員構成比率が高いほど作業や対応が良い傾向 |
保険の内容 | 業者ごとに加入している保険が異なるため、損害保険の補償対象と金額は業者をえらぶ重要ポイント |
資材の特徴 | 無料提供される資材や簡単に食器を簡単に梱包する資材、環境保全に目を向けたものまで業者により強みは様々 |
靴下履き替えサービス | 新居を汚さないよう配慮されたサービス、その他にも新品の軍手を利用する業者などがある |
引越約款とは、“引越運送および附帯するサービスへのルール”のことです。
引越しの見積もり料金の算出方法や、依頼をキャンセルをする際の取り決めなどが記載されています。
一般的には国土交通省が定めた『標準引越約款』が採用されていますが、独自の約款を採用している引越し業者もありますので、確認が必要です。
まずは、あらかじめ『標準引越約款』に目を通しておくのをおすすめします。
独自の約款を定めている業者に対しては「標準引越約款との違いを説明してほしい」と伝えると、すべてを確認する手間が省けます。
それだけでなく、引越し業者側にも「この人は引越しに詳しいから丁寧に営業を進めよう」と思わせることができます。
営業担当者が支社に電話をし、“今回の引越しにかかる料金”と“トラックの空き状況”や“梱包など付帯サービスの対応可否”を確認します。
作業内容によって金額に差異が出てしまうので、営業担当に伝え忘れが無いかをセルフチェックしておきましょう。
支社と営業担当で双方の確認が終われば、見積もり金額の提示がされます。
営業担当によって、これまで確認した内容を織り込んだ『見積書』が作成され、その内容の説明を受けます。
ここで注意したいポイントとしては、「見積書イコール契約書ではない」という点です。
見積書はあくまで金額を提示してくれる書類となり、内容を受諾したのちに、引越し作業を依頼する旨の契約書は別途で用意されます。
ただし、引越し業者によっては見積書と契約書が同じ書面になっているケースもあるので注意が必要です。
訪問見積もり時にすぐ契約を決めた場合、営業担当者が車にダンボールを積み込んでいれば、その場で渡されます。
手持ちのダンボールがない場合でも、後日に郵送か、もしくは直接家まで持ってきてくれます。
多くの会社が引越し当日に使うトラックの大きさに応じて、無料でわたすダンボールの枚数を決めています。
<無料でもらえるダンボール枚数例>
トラックのサイズ | 無料提供されるダンボール枚数 |
---|---|
2t、1.5tトラック | ダンボール20枚 |
3tトラック | ダンボール30枚 |
4tトラック | ダンボール40枚 |
ダンボールが荷造りで足らなくなった場合、自分で調達するか引越し業者から購入して追加をします。
引越し業者によっては中古の段ボールを提供してくれる場合もありますので、追加でダンボールをもらえるか否かについても、訪問見積もりの際に確認しておきましょう。
参考:引越し見積もり時にダンボールはもらえる?業者にもらえる枚数とその他の入手方法
引越し会社や営業担当者により多少の差異はありますが、以上が訪問見積もりの一般的な流れです。
良い引越し業者を選ぶポイントとして「営業マンの印象」も大切です。
契約前に引越し業者の従業員と会うチャンスは訪問見積もりの時だけですので、印象の良しあしを見てみましょう。
引越し侍でアンケート集計したところ、約91.4%の人が20分以内に訪問見積もりを終えていることがわかりました。
条件によっても変わりますが、訪問見積もりには余裕を持って30分~小一時間ほどの時間を確保しておけば良いでしょう。
<訪問見積もりにかかった時間:円グラフデータ>
<訪問見積もりの所要時間:アンケートの集計結果>
訪問見積もりにかかった時間 | 回答数 | 割合 |
---|---|---|
10分未満 | 1572 | 41.8% |
10分以上~20分未満 | 1868 | 49.6% |
30分以上~40分未満 | 227 | 6.0% |
40分以上~50分未満 | 46 | 1.2% |
50分以上 | 50 | 1.3% |
※当ぺージ全てのアンケート実施機関2016年2月22日~2016年4月18日
※データ総数3,763件
ただし、世帯別では単身は訪問見積もりの時間が少なく、家族は少し長くなる傾向にありました。
家族世帯は単身者よりも荷物量が多いので、営業スタッフがチェックするのにかかる時間が増えるためです。
もし、時間に余裕がなく早く訪問見積もりを終わらせたいのであれば、荷物を一か所に集めておいたり、目視しやすいように事前に片づける等の準備をしておきしょう。
訪問見積もりは、依頼者の引越し条件を引越し業者が正確に把握し、料金を算出するために行われます。
そのため、リモート見積もりや電話見積もりなどでも正確な情報を伝えらえる人には必須ではありません。
ただし、引越しの条件は業者が見積もり金額を算出するのに不可欠なので、引越し会社が「この依頼者は訪問見積もりが必要だ」と判断する場合には従わざるをえません。
引越し業者が訪問見積もりをすることで、以下の様な依頼者の引越しに関する内容を把握していきます。
依頼者の荷物の内訳や大きさ・量といった情報は、トラックのサイズや作業スタッフの人数に関係するので、見積もりを算出する上で非常に重要です。
また、住居の周辺と内部の状況によっては、荷物を窓から搬出する「吊り下げ作業」や家屋が傷つかないための「保護材」の追加が必要になる場合もあり、そういった特殊作業の有無も事前に確認されます。
これらの条件を正確に把握しておかないと、当日に慌ててオペレーションを変えたり、依頼者に追加料金が発生するといったトラブルになる恐れがあります。
このように、訪問見積もりが行われる大きな理由は、引越し会社と密にコミュニケーションをとり、トラブルなく引越しを終えることができる点と言えるでしょう。
引越し侍のユーザーの方々に「訪問見積もりを依頼したかどうか」のアンケートを実施したところ、全体の70%ほどの人が訪問見積もりを行ったという結果でした。
ただし、単身引越しをした方は訪問見積もりの実施が50%ほどで、家族世帯と比べて少ない傾向にあります。
※2012年5月28日~2012年7月26日の期間に、アンケートへご回答いただいたご利用者様のデータを集計しております。
単身者の訪問見積もりの実施が少ないのは、インターネットや電話での見積もりだけで把握可能な荷物量であることが多いからです。
また、「単身引越しパック」といった”輸送できる荷物量が制限されているプラン”の選択をされる方もおり、こういったプランは初めから訪問見積もりが不要とされているケースがほとんどです。
「訪問見積もりが嫌だ」という一人暮らしの方、または荷物が少ない家族は、連絡をとる引越し会社へ相談をしてみると良いでしょう。
「どうしても訪問見積もりがしたくない…嫌だ…」という方は、引越し業者によっては以下の3つの方法で見積もりをとることができます。
引越し業者によっては、電話やメールでの見積もりを受け付けてくれるところがあります。
実際の荷物を見せながら見積もりができないので、口頭や文章で正確な荷物の状況を伝達するようにしましょう。
もしも業者から間違って電話がかかってきたりした時は、以下の記事を参考にしてみてください。
参考:引越し見積もりの間違い電話がたくさんくるのはなぜ?原因と対処法
また、近年では新型コロナウイルスの感染拡大などの影響もあり、ビデオチャットやスマートフォン用アプリでの見積もりサービスの展開も進んでいます。
引越し会社によって様々なサービス展開があるので、ご自身の状況に合わせた対応をしてくれる業者を探してみるのも良いでしょう。
参考:訪問見積もりなしで引越しする場合のメリットとデメリット
参考:引越し見積もりができるスマホ用アプリ・サービスのおすすめ6選
訪問見積もりの時に注意したいポイントは以下の通りです。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
一番安い引越し業者を探したい場合、3~4社の引越し会社から見積もりを取ることをおすすめします。
引越し会社によって見積もり金額に差異が出るので、複数社の価格を比較するべきだからです。
ただし、訪問見積もりは一回につき小一時間かかるので、4社以上の見積もりを取ると1日以上かかることになってしまい、忙しい引越し前にはあまりオススメできません。
詳しくは、「引越しの見積もりは何社から取る?」で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
1社のみに見積もりを依頼した場合は、訪問見積もりに遅延が発生してしまうと、希望日での引越しができなくなってしまう可能性もあるため注意しましょう。
そういったトラブルを回避するためにも、3〜4社から見積もりをとるのが無難でしょう。
参考:引越しの訪問見積もりが来ないとどうなる?今後の対処法と来ない理由
営業担当者が訪問見積もりに来てすぐに、料金を聞いたり値切り交渉を始めたり…といった人もいますが、これはNG行為です。
引越し業者は基本的に、荷物の量や作業の内容を確認しないことには見積もり金額を提示できないからです。
もし、急いでいる人であれば「このあと用事があるので○時までに終わらせてください」と先に相談しておけば、引越し業者が時間内で収まるよう調整してくれます。
なので、いきなり営業マンに見積もり金額を聞いたり、値下げ交渉に入ったりと急かさないように注意です。
訪問見積もりだけに限らず、引越し業者から見積もりをもらう前後のタイミングで、自身の引越しにいくらかかかりそうかの相場を把握しておきましょう。
引越しの相場を把握していないと、提示された価格が安いのか高いのかわからず、場合によっては格安で契約できるチャンスを逃してしまうこともあるので要注意です。
引越し侍では、過去の利用ユーザーから様々な条件で引越し料金の相場データを集め、相場データを掲載しているので参考にしてください。
「他の引越し業者と同時並行で見積もりを行ってはいけない」といった決まりはないため、効率の面から複数の会社を同時に訪問見積もりで呼ぶことは可能です。
しかし、同時に来てもらうと以下のようなデメリットもあるので、実施する際には注意が必要です。
同時に訪問見積もりを行うことで、見積もりにかかる時間を短縮することは理論上は可能です。
同時並行で複数の業者の応対ができる自身がある方のみ、実践されてはいかがでしょうか。
引越しスタッフが訪問見積もりにくる前に準備しておくポイントは以下の通りです。
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
基本的に訪問見積もりでは、家具の引き出しを開けて中身を確認することはなく、服や小物などは収納に収められていると仮定して荷物量を算出します。
この際、部屋が散らかっている(収納に収められていない)状態では荷物の量を見誤ることがあるので、なるべく片づけておきましょう。
見積もりでは荷物量に応じてトラックの大きさを決めるため、総量を間違えてしまうと“トラックに荷物が入りきらない”ことや逆に“トラックが大きすぎて荷台がスカスカ”となる場合があります。
もちろん、トラックに荷物が入りきらなければ追加の配送手配が必要になります。
逆に、トラックが大きすぎた場合には“トラックのサイズは大きくなるほど金額は高くなる”ので余分に料金を支払うこととなり、部屋を片付けていないことで損をする可能性もあります。
また、あまりにも部屋が散らかっていたり、汚かったりすると引越し業者から依頼を断られる事もあります。
この場合、直接的に断られることはありませんが、異常に高い見積もり料金を提示するなどして遠まわしに断られてしまいます。
いずれにせよ、最も遅くても引越し当日までには荷造りを済ませる必要があるので、訪問見積もりの段階で部屋の荷物を整理し、掃除をしておくことをオススメします。
「訪問見積もりは家のどこまで見るの?」と疑問を持っている方もいるでしょうが、訪問見積もりでは「荷物が置いてある部屋」と「収納の全て」をチェックすることで荷物量を把握してもらいます。
そのため、訪問見積もり時は押し入れ・クローゼットや部屋の扉を開けておくとスムーズに事が運び、時短につながります。
また、「見られても良い部屋やクローゼットなどの収納の扉は開けておき、見られたくないものは閉じる」と決めておくことで、誤って見られたくないものを見られてしまうリスクを減らすこともできます。
「訪問見積もりで見られるのが嫌な荷物がある」という場合は、トイレや風呂場などへ一時的に荷物を避難させましょう。
トイレやお風呂にある荷物量はどこの家庭でもそれほど大きく差が無いので、営業担当が確認をすることが滅多ないからです。
ただし、見られたくない荷物があまりにも大きい場合は、積載するとトラックのサイズなどに影響することもありますので、念のため口頭で伝えておくようにしましょう。
引越し業者によっては事前に家財や荷物のリストを回収してくれる会社もありますし、「部屋の何割が埋まっているか」という情報で見積もりを算出してくれるケースもあるようです。
引越し当日のトラブルを避けるため、引越しの内容や見積もり料金が説明された後に確認するべきポイントを紹介します。
運送条件は最も重要な確認項目です。荷物の運送には2種類の契約内容がありますので、必ずどちらか確認しましょう。
積みきり契約 |
当日に使うトラックの荷台に載る分だけの荷物を運送する契約 トラックに載せ切れない荷物は運送してもらえない |
---|---|
全積み契約 |
依頼した荷物をすべて運んでもらう契約 手配したトラックに載り切らない場合でも責任を持って移転先に運送してもらえる |
「依頼者は“全積み契約”で依頼したつもりでいたが “積みきり契約”であったためすべての荷物を運んでもらえなかった!」というトラブルがたまに起こります。
上記は、訪問見積もりの際に運送条件の確認しなかったために発生してしまった問題です。
特別な理由がない限りは依頼したすべての荷物を運んでもらえる“全積み契約”をオススメします。
依頼した荷物と数量がすべて記載されているか確認。営業担当が訪問見積もりで「運べる」と言っていても見積書に記載のない荷物は運んでもらえません。
処分を依頼している不用品の品目がすべて記載されているかを確認しましょう。
見積書への記載が漏れている不用品は引き取ってもらえない可能性があるので注意してください。
エアコンの取り付け作業など電気工事のオプションサービス内容が記載されているかを確認しましょう。
「当日作業員に伝えて頂けたらその場で対応します」といわれた場合でも、引越しの当日は何かと忙しく忘れてしまいがちなので見積書に記載してもらいましょう。
もし、依頼する業者が決まったら、それ以外の見積もりを取った業者に対して断りの連絡をしなければなりません
キャンセルの理由は「引越しの予定がなくなった」「旦那が勝手に他の業者に依頼してしまった」など何でもかまいませんが、訪問見積りをした引越し会社は依頼者からの返事を待っているので、はやめに断りの連絡をしましょう。
キャンセル連絡が入れづらいという人は、「引越し見積もり後のキャンセルに料金はかかる?業者へ連絡する際の上手な断り方」を参考にしてください。
引越し代金の価格交渉のタイミングは、営業担当から金額が提示された後がチャンスです。
残念ながら「こうしたら必ず格安になる!」といった交渉術の鉄板は存在しませんが、誰でも簡単に値切り交渉できる方法はありますので紹介していきます。
引越しの費用に定価はなく、業者ごとの考えや状況によって料金が左右されます。
たとえば、ある会社では「利益が出なくても良いから、この引っ越しの依頼を受けたい」という考えを持つことがあります。
「これまで実績の少ない引越しの内容なので、当日の作業工程の予想が立てづらく、余裕を持たせた料金(高め)で依頼を受けよう」と考える会社もあります。
また、営業担当はできるだけ訪問したその場で契約をとりたいと考えています。
もちろん利益も欲しいので、なるべく高い金額で訪問日に契約を取れることが最高の形でしょう。
依頼者と営業担当者が、お互いに腹の探りあいをしていても、双方が求める落しどころにはなかなか行き着きません。
「納得できる料金であれば即決しても構わない」と考えている方は「今日○○○○円であれば即決します」と要望を伝えることで話がスムーズに進みます。
伝えた要望に対して、営業担当が「今日契約が取れてこの値段であれば、作業を受けても良いかも」と判断すれば交渉に応じて安くしてくれます。
あまりにも希望した値段が安すぎたり、条件がのめないようなら、お互いが納得できる形に向けて調整してくれることもあります。
営業担当者は先にも説明したように、訪問したその場で即決してもらいたいと思っていますが、こちら側にそのつもりがないときは 「今日は依頼する会社は決めません。すべての見積もりを取ってから判断します」と伝えましょう。
そうすることで、即決を迫る営業をさけられるうえに見積もり金額とサービス内容が比較されることを加味した内容の見積書を作成してくれます。
そして、すべての見積書がそろい「この引越し会社に頼みたいけど、他社と比較してみると料金が高いのでどうしよう」と思ったら「御社に依頼をしたいのだけれど、他社の料金は○○○円なのでどうにか調整をしてもらえませんか?」と聞いてみましょう。
対応可能であれば料金の調整をしてくれますし、難しいようでしたら付帯サービスを無料にしてくれるなど何かしらの対応が期待できます。
参考:引越し見積もりの値切りと複数業者への値引き交渉テクニック
訪問見積もりに力をいれている「中村引越センター」さんに、よくある質問についてお話を聞いてみました。
引越し業者によって対応内容は異なりますが、現場の声をぜひ役立ててください。
今回ご協力いただいた引越し業者
椛山 大資(かばやま だいすけ)/営業
たくさんのお客様の困った!を解決する、福岡県にある引越し業者です。おかげさまで評判がよく、電話がつながりにくくなっております。「何時に電話してほしい」とメールで知らせていただければ、その時間にお電話させていただきます。
まだ引越し先のアパートが決まっていない、といった方でも、大まかな引越し先の住所さえわかれば見積もりは可能です。
引越し見積もりでは旧居から新居までの距離によって、運搬にかかる時間や輸送トラックの燃料費を計算しますが、大体の地域がわかれば概算できます。
ただし、引越し作業の日程についてはある程度正確な日付をもらわないとオペレーションが組み立てられないので、早めに候補日をご提示ください。
目安として、引越しの予定日から1か月前には見積もりの依頼をもらえるとスムーズです。
荷物が少ない単身の方であれば「2週間前」といった差し迫ったタイミングでも対応できることが多いですが、家族世帯ですと家財が多いので、余裕を持ってご依頼を頂けるようにお願いしています。
参考:引越し見積もりは何日前からいつまでに依頼する?業者を探す時期とタイミング
日中は仕事などで忙しく、夜間に訪問見積もりをしてほしいという方もいると思います。
大手の引越し業者の情報をまとめると、訪問見積もりの時間帯は朝9時頃から19時前後までが一般的のようです。
引越し業者 | 訪問見積もりの対応時間帯 |
---|---|
サカイ引越センター | 8時~18時 |
アート引越センター | 8時~19時 |
※2019年11月時点の情報です。時間帯は変更されている可能性もあるためご注意ください。
どうしても深夜にならないと暇が出来ない、という人は訪問見積もりをしてもらうのが厳しい可能性もあります。
引越し業者へ事情を相談するか、もしくは電話で引越し見積もりを依頼するという手段を取ると良いでしょう。
取り急ぎ自分の料金相場を知りたい!という方は、引越し見積もりシミュレーションなどを利用して料金を概算するのもおすすめです。
見積もりに訪れたスタッフに対して、お茶(飲み物)は出しても出さなくても構いません。
お茶だしのタイミングは、営業担当者が机で見積書などを書いている時が最適でしょう。
飲み物を出す際はペットボトルで用意をすると、依頼者も後片付けの手間が省けますし、営業担当者が飲みきれなかった場合に持ち帰ることができておすすめです。
お茶請けのお菓子などは、「お客さんの前では食べづらい」と逆に気を遣わせてしまうので不要です。
一人暮らしの女性は、訪問見積もりで男性の営業担当者を自宅にあげることに抵抗を感じるのではないでしょうか?
残念ながら、一部の引越し会社では「レディースパック」といった女性スタッフに搬入出作業をお願いできるサービスがありますが、訪問見積もりを担当する営業マンは圧倒的に男性が多いのが実情です。
たまたま女性の営業担当者のスケジュールが空いていれば依頼できることもありますので、訪問見積もりを依頼する際に頼んでみるとよいでしょう。
また、単身引越しは訪問見積もりなしの依頼方法で進められるケースが多いので、電話やオンラインで見積もりできる業者を探すのがおすすめです。
訪問見積もりの開始~料金の提示は30分程度ですが、見積もり金額だけを伝えて、すんなりと帰る引越し業者は少ないです。
訪問見積もりは引越し業者からすれば「契約をとる絶好のチャンス」ですので、営業トークや料金交渉が始まる場合もあります。
特に、一括見積もりなどで複数社へ引越しの見積もりを依頼した場合には、上記のようにしつこい営業を受けることも覚悟しなければなりません。
引越し業者も契約をとるための営業努力ですので、ある程度は仕方のないことです。
複数の業者を比較しつつ、しつこい営業を聞きたくないという方には「引越し予約サービス」をおすすめします。
予約サービスはWeb上で複数社の見積もり料金を比較して1社を選ぶことができるので、希望の会社とだけやりとりをすればOKです。
一番安い引越し業者を探してかんたん予約
最後に訪問見積もりの準備とポイントをおさらいしておきましょう。
訪問見積もりは料金面・作業内容のすり合わせをおこなう場です。依頼したいことや要望を引越し業者にしっかり伝え、対応してもらえる内容はすべて見積書に記入してもらうことによりトラブルの発生防止につながります。
引越しの見積もり相場と料金は、以下のサービスから確認ができます。
どちらのサービスも、単身・家族どなたでも24時間無料で見積もりの依頼ができます。
また、引越し業者の選び方が分からない人は、料金や口コミ・評判を参考にしてください!サービスの利用後に「引越しの準備やることリスト」もプレゼントしています。
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