引っ越しの訪問見積もり
引っ越しの訪問見積もりで聞くことと確認事項をチェックリスト付きで解説

引越し業者の「訪問見積もり」を初めて依頼する場合、営業スタッフに対して何を確認しなければならないかわからないという人も多いでしょう。
見積もり料金のこと、スケジュールのこと、運ぶ荷物のこと…気になる点は多いでしょうが、予めこの記事を読んでおけば、以下のように「業者に聞くこと」を整理・把握できます。
これから引越しの訪問見積もりを行う際に、ぜひ今から紹介する確認事項を念頭に対応してみてください。
目次
訪問見積もりで聞くこと【荷造り・荷物編】

訪問見積もりの際に、荷物の運び方や荷造りについて聞いておくべきことは以下の通りです。
- 家電・家具の梱包はどこまで必要か?
- 荷造りを自分で行う範囲はどこまでか?
- 用意してもらえる梱包資材の量はどれくらいか?
- 引越し後の資材の引き取りサービスはあるか?
- 引越し業者が運べない荷物がないか?
- クレーンで吊るような大型家具の運搬は可能か?
- 搬入出にエレベーターを使用するか?
- 希少価値の高い家財や美術品の取り扱いはできるか?
- ペットがいる場合の移動手段はどうか?
一つずつ詳しく解説していきます。
家電・家具の梱包はどこまで必要か?
家電や家具の梱包を、どの程度まで行っておかなければならないのかは、事前に尋ねておくと安心です。
例えば、冷蔵庫は運搬前に「霜取り」や「水抜き」を行っておく必要があるなど、引越しに向けて特別な準備が必要な荷物があるためです。
家電や家具ごとに何をどの程度対応しなければならないのかを確認して、引越し当日に準備不足で慌てないようにしておくと良いでしょう。
また、解体・設置が必要な家具については、転居先で引越し業者に設置をお願いできるのかも確認し、無料か有料か、といった細かな点も聞いておくようにしましょう。
荷造りを自分で行う範囲はどこまでか?
自分たちで荷造りを行う範囲についても、あらかじめ確認しておきましょう
引越し会社のプランには、すべての梱包を自分で行わなければならないプランから、梱包のすべてを引越し業者が代行してくれるプランまで様々な種類があるからです。
そのため、提示されたプランがどのように荷造りをしておけば良いものなのか、確認したうえでプランの決定をすることが重要です。
また、無料で提供されるサービスの範囲も、十分に確認しておくことが大切です。
代行してもらえると思っていた作業がオプションサービスの範囲で、引越し当日になって別料金が追加でかかることが判明する、というリスクがあるためです。
クローゼットの洋服をすべて取り出しておく必要があるのか、収納したまま運んでもらえるのか…など、業者によって規定が異なるため、詳しく確認しておきましょう。
用意してもらえる梱包資材の量はどれくらいか?
引越しに必要なダンボール、緩衝材といった梱包資材を業者にどの程度用意してもらえるのかも、事前に確認しておかなければなりません。
もし、荷造りの途中で梱包資材が不足したときは、追加の資材を自分で購入する必要があるためです。
一般的な引越し業者では、依頼者の世帯人数や手配するトラックのサイズによって、無料で提供される梱包資材の数が決められているケースが多いです。
荷物量が多く、梱包資材がたくさん必要になる可能性がある人は、どれくらいの量の資材を用意してもらえるのか訪問見積もりの際に聞いておきましょう。
引越し後の資材の引き取りサービスはあるか?
引越し後に開梱した段ボールなどの梱包資材の引取規則も、訪問見積もりのタイミングで確認しておくことをおすすめします。
引越し業者によって、荷解き後の梱包資材の引き取りが無料の場合と有料の場合に分かれるからです。
引越し業者の資材引き取りが有料の場合だと、思わぬ出費や手間が増えることになるので注意しましょう。
引越し業者が運べない荷物がないか?
引越し業者に運搬を希望する荷物のなかで、通常のプランの範囲内では運べないものがあるかどうかも尋ねておくと良いでしょう。
サイズや種類によってはオプションサービスを利用しなければ運べないものもあり、引越し費用が高額になる場合があるためです。
例えば、重量物であるピアノなどは運搬の際に通常の家財よりも丁重に運ぶ必要があるため、運搬のオプション料金が設定されているケースが多いです。
また、現金や宝石、観葉植物など「そもそも引越し業者が取り扱いできないもの」もあるので、事前にどのように新居へに運び込むか検討しておく必要があります。
このように、サイズの大きいもの、重さがあるもの、慎重に運ばなければならないもの…があれば、早めに引越し会社へ申告しておきましょう。
クレーンで吊るような大型家具の運搬は可能か?
クレーンによって運び出さなければならなかったり、大人数で搬出しなければならなかったりする大型家財の運搬も確認しておきましょう。
当日になって大型家具の運搬が必要であることが判明しても、クレーンやスタッフが確保できず、その日のうちに新居に運び込めなくなる可能性もあるためです。
例えば、グランドピアノのような大型家具は、クレーンなどの特殊な運搬方法を取らなければ転居先に運び入れることができないケースが多いです。
そのため、事前に大型家具があることを必ず伝えて、引越し業者がスムーズに手配を整えられるようにしておくことが大切です。
搬入出にエレベーターを使用するか?
搬入出にエレベーターを使用するかどうかも、事前に引越し業者と相談しておきたいポイントのひとつです。
住居にエレベーターがある場合は、上層階の荷物の搬入出作業が効率化できますが、階段しかない場合は人力で運搬する作業工程を組み立てなければならないからです。
あらかじめ「引越し先の部屋はマンションの3階で、エレベーターがあります」といった情報を引越し会社に伝えて、当日の運搬オペレーションを相談しておきましょう。
場合によっては、荷物の運搬目的でエレベーターを使用する許可を大家から取っておくように指示されることもあるので、早めに対応するのが大切です。
希少価値の高い家財や美術品の取り扱いはできるか?
希少価値の高い家具や、骨とう品、美術品などの運搬を適切に行えるかは、忘れずに確認しておきたいことです。
高価なモノは引越し業者から取り扱いを断られるケースもあり、そうなった場合は自分で運ぶか、専門的な運搬業者を手配しなければなりません。
また、貴重品の紛失や破損があったときに補償がされるかどうかも確認しておきましょう。
引越し会社とのトラブルを防ぐためにも、必ず事前におさえておきたいポイントです。
ペットがいる場合の移動手段はどうか?
ペットを飼っている場合は、引越し当日の移動手段を考えておく必要があります。
生き物は引越し業者の取り扱い対象外となるため、ペットと引越しをするのであれば、別途の動物専用プランなどを利用しなければならないからです。
もしくは、引越し当日は荷物の運搬のみを任せて、自家用車を使って自分でペットを転居先に運ぶ方法も考えなければなりません。
ペットを運搬するプランはすべての業者が用意しているわけではないため、自分で運ぶことが難しい場合はペットタクシーなどに依頼する方法もあります。
ペットと同じように観葉植物も基本的には運搬の対象外となりますが、引越し業者によっては運搬してもらえる場合もあるので、訪問見積もりの際に尋ねておくと良いでしょう。
訪問見積もりで聞くこと【見積もり・料金編】

続いて、訪問見積もりで聞いておきたいことを、見積もり料金の観点から紹介します。
- オプション料金がかかるか?
- 料金の支払いタイミングと手段はどうなるか?
- 万が一の際の補償内容はどうか?
- キャンセル料がかかるのはいつからか?
- 見積もりの有効期限はいつまでか?
それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。
オプション料金がかかるか?
選んだ引越しプランの基本料金のほかに、オプション料金がかかるかどうかも尋ねておきましょう。
引越し料金は業者が設定している各プランの基本料金に加えて、各種の追加作業にかかるオプション料金の有無でも大きく変わるからです。
確認不足による業者との金額トラブルを避けるためにも、事前にすべての料金を明らかにしておくことが大切です。
料金の支払いタイミングと手段はどうなるか?
引越し料金の支払いタイミングと方法は、訪問見積もりのときに確認しておくことをおすすめします。
選んだ引越し業者が事前に支払う方式を採用しているのであれば、早い段階でまとまった費用を用意しておく必要があるためです。
支払い方法については、現金払いや銀行振込、クレジットカード決済などの方法が一般的です。
依頼者が支払いやすい決済方法を用意しているかどうかのも、業者選びの基準のひとつとなります。
クレジットカード決済の場合は、各業者が対応しているカード会社もチェックしておくことが大切です。
また、支払い準備には引越し業者側の準備が必要な場合もあるので、訪問見積もりの段階でクレジットカード決済を希望する旨を伝えておくとスムーズです。
万が一の際の補償内容はどうか?
万が一荷物の破損や紛失が起こった際に、どのような補償が適用されるのかも必ず確認しておきましょう。
引越し業者は万全の体制で引越し作業に臨みますが、想定外のトラブルで破損や紛失が発生する可能性があるためです。
一般的に、引越し業者は「運送業者貨物賠償責任保険」という保険に加入しています。この保険の約款にならって、補償額の上限は1,000万円といった金額に定められているケースが多いです。
ただし、どのようなトラブルでも補償してもらえるわけではないため、トラブルが起こりうる状況もよく精査する必要があります。例えば依頼主側の過失や天災によって荷物が破損した場合は、補償の対象外となります。
キャンセル料がかかるのはいつからか?
引越しのキャンセル料がかかるのはいつからなのかを確認しておくことも、トラブルを回避するためには重要です。
訪問見積もり自体は基本的に費用はかかりませんが、引越しを契約した後にキャンセルすると、その時期によってはキャンセル料が発生する場合があるからです。
一般的に、引越し業者のキャンセル料は国土交通省が定める「標準引越運送約款」に準拠します。
「標準引越運送約款」においては、引越し当日のキャンセルは見積もり運賃の50%以内、引越し前日のキャンセルは見積もり運賃の30%以内、引越し二日前のキャンセルは見積もり運賃の20%以内のキャンセル料を徴収することが定められています。
見積もりの有効期限はいつまでか?
訪問見積もりで提示された見積書の有効期限がいつまでなのかも、見積書を受け取った時点で確認しておきましょう。
見積もりの有効期限を過ぎると、新たに見積もりが必要になる場合があるためです。
一般的な見積書には有効期限が書かれていますが、認識の齟齬がないように担当者と確認しておくと安心です。
依頼主側も引越し業者側も再度訪問見積もりの手間がかかることになるため、契約するかどうかの決断はなるべく見積もりの有効期限内に行いましょう。
訪問見積もり当日の流れ
訪問見積もり当日の具体的な流れは以下の通りです。
- 荷物の量を確認する
- 引越し作業の説明を受ける
- 引越し料金を確認する
- 見積書の提示・確認
- 段ボール等の資材提供
訪問見積もりの当日はおおむね30分~1時間ほどの所要時間の間に、荷物の確認から料金提示、契約意思の確認…といった流れで進んでいきます。
引越し業者への様々な事項の確認はその場で可能ですし、後日に電話やメールなどで追加の質問を行うこともできます。
可能な限り、あらかじめ聞きたいことをまとめてリストアップしておけるとスムーズでしょう。
訪問見積もり前の準備項目
訪問見積もりの日を迎える前に、どのような準備をしておけば良いのかわからないという人も多いでしょう。
最後に、訪問見積もり前に確認しておきたい準備項目を簡単に紹介します。
- 可能な限り部屋を片付けておく
- 運ぶ荷物を漏れなくリストアップしておく
- 引越しスタッフへの差し入れは用意しなくても良い
訪問見積もりの前に、可能な限り部屋を片付けておくことが大切です。
部屋が散らかったままだと、本来はクローゼットやタンスに収まっているはずの荷物が余分に引越しの荷物として算定されてしまい、見積もり費用が高額になってしまう可能性があるためです。
また、整理整頓を兼ねて、運ぶ荷物は大型の家財から細かい小物類まで漏れなくリストアップしておきましょう。
引越しスタッフに対するお菓子などの差し入れは用意しなくても良いです。
これは、依頼側から差し入れを渡すとかえって気を遣わせてしまうことも多いことが理由です。
引っ越し見積もりで聞くことのまとめ
引越しの訪問見積もりでは、荷造りの範囲や大型家具の運搬方法、支払いのタイミングなど、確認しておきたい項目が数多くあります。
確認が抜けていると当日思わぬトラブルに巻き込まれたり想定外の出費が発生したりするリスクがあるため、訪問見積もりの段階で詳細な確認をしておくようにしましょう。
加えて、訪問見積もりの前には、なるべく部屋の片づけを行い、運ぶ荷物のリストアップも忘れずにしておきましょう。
事前準備をある程度済ませておくと当日の流れがスムーズになり、安心して訪問見積もりを済ませることができます。
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