12月〜4月は引越しの依頼が集中するため、お早めのお見積もり・ご予約をお願い致します
更新日: 2024年7月22日
引越しの際に、旧居から新居へ移動しなければいけないのは、家具や家電だけではありません。
自分たちはもちろんですが、ペットも一緒に運ぶ必要があります。
しかし、動物といえどもペットも大切な家族の一員です。
引越しが原因で、ペットにストレスがかかってしまうような状況は避けたいものですよね。
そこで、自分とペットにぴったりな移動方法を見つけるために、3つの輸送方法をご紹介します。
また、ペットのストレスを和らげる方法や、引越し先でペットが飼えなくなってしまったときの対処法なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
大切なペットを新居に連れていくとき、どのような方法をとったらいいのでしょうか?
ペットと一緒に引っ越す際の輸送方法は3つあります。
それぞれのメリットやデメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット | こんなときにおすすめ | |
---|---|---|---|
引越し業者に依頼する | ・自分の手間が最小限で済む ・ペットに負担がかかりにくい最善の方法で運んでくれる |
・業者によっては運べないペットもある ・追加料金がかかる可能性がある |
・遠距離の引越しをする場合 ・引越し作業にできるだけ手間暇かけたくない場合 |
ペット輸送専門業者に依頼する | ・ペットに負担がかかりにくい最善の方法で運んでくれる ・爬虫類や魚類、珍しいペットも運べる設備がある |
・業者によっては運べないペットもある ・自分で探して連絡する手間がかかる ・料金が高くなる可能性がある |
・遠距離の引越しをする場合 ・珍しいペットの場合 ・爬虫類や魚類など輸送が難しいペットの場合 |
自家用車や公共交通機関を使って自分で運ぶ | ・ペットが人見知りの場合ストレスがかかりにくい ・お金がかからない |
・ペットとの移動に慣れていない場合、自分にもペットにも負担がかかりやすい ・爬虫類や魚類の輸送には向いていない |
・近距離~中距離の引越しをする場合 ・犬や猫などの一般的なペットの場合 |
ここからは、それぞれの方法について細かく紹介していきます。
ペットの輸送が可能な引越し業者に依頼できれば、ペット専門業者に申し込む手間を省くことができます。
ただし、引越し業者によってはペットの輸送ができないため、断られてしまうケースもあります。
ペットの輸送が可能かどうか、見積もりの際に一度相談してみましょう。
ペットの輸送ができる引越し業者は以下で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ペット輸送が可能な引越し業者の一部を以下で紹介します。
詳細情報や料金については、各引っ越し業者にお問い合わせください。
サカイ引越センター | アート引越センター | アーク引越センター | ハート引越センター | |
---|---|---|---|---|
対応ペット | ・魚類 ・水生生物以外 |
要問合せ | 要問合せ | ・犬 ・猫 ・小鳥 ・熱帯魚 |
運送方法 | 専門業者に依頼 | 専門業者に依頼 | 専門業者に依頼 | 専門ノウハウを持つスタッフが輸送 |
※2017年11月現在の情報を掲載しています。
また、引越し侍ではペットの輸送に対応できる引っ越し業者と多数提携しています。
幅広い引っ越し業者の中からペットを運べる業者を吟味したいのであれば、「引越しの一括見積もりサービス」がおすすめです。
ペット輸送に対応できる業者だけに絞り込みたい場合は、下記のように、青枠の項目にチェックしてください。
長距離の引越しや、自分でペットを運ぶのが困難な場合には、ペット輸送の専門業者に依頼しましょう。
ほとんどの専門業者では、全国への送迎が可能です。
犬や猫といった一般的なペットはもちろん、爬虫類や魚類等の輸送が難しいペットを運べるスタッフや設備があるため、安心して預けることができます。
家族がペットと一緒に付き添うことができたり、保険や保証があったりと、業者によって特色があるため、自分とペットに合った業者を選びましょう。
ここからは、ペット輸送専門業者を紹介していきます。
ペット輸送専門業者の一部を以下で紹介します。
ヤマトホームコンビニエンス | ワンニャンキャブ | エイチケイペットタクシー | 湘南ペットハイヤー | |
---|---|---|---|---|
料金 | 大型犬 (東京→大阪) 45,600円~ 猫(東京→大阪) 38,000円~ |
中型犬 (東京→大阪) 39,900円~ |
中型犬 (東京→大阪) 59,000円~ |
5kg以下のペット (東京→大阪) 32,000円~ |
対応ペット | ・犬 ・猫 ・その他小動物 |
・犬 ・猫 ・その他小動物 ・爬虫類 ・魚類 ・昆虫 |
・犬 ・猫 ・その他小動物 ・爬虫類 ・魚類 ・昆虫 |
・犬 ・猫 ・その他小動物 ・爬虫類 ・魚類 |
補償・保険 | お問い合わせください | ○ | お問い合わせください | ○ |
備考 | ・レンタルケージの貸し出し有り ・専用車での輸送有り |
・レンタルケージの貸し出し有り ・専用車でのみ輸送 ・一時預け可能 ・動物園の生き物の輸送経験が豊富 |
・ペットホテルとの提携有り ・24時間365日年中無休 |
・ケージやリードを使用しない輸送が可能 ・家族の同伴可 |
※2017年11月現在の情報を掲載しています。
料金は目安のため、ペットの種類や条件によって変動する可能性があります。
犬や猫など一般的なペットはほとんどのペット輸送専門業者で運んでもらうことができます。
一方、魚類や爬虫類といった特殊なペットは、輸送のための特別な設備を持っていない業者もあるため、依頼する前に確認しておきましょう。
また、業者によっては、家族と一緒に運んでもらうことができるため、人見知りのペットの場合は家族が同伴できる業者を選ぶのもおすすめです。
自分で新居までペットを輸送する方法は2つあります。
環境の変化に敏感なペットにとって、負担が少ないのは自家用車での移動です。
いつも一緒にいる家族と同じ空間にいることができる上、他人と接する機会が少なく、環境の変化を最小限に留めることができます。
公共交通機関では、基本的に手荷物という扱いで持ち込みます。
ただし、ペットの持込が出来なかったり、ペットの種類によって輸送方法が決められていたり、事前に申し込みが必要な場合があるので、引越し前に確認しておきましょう。
どちらの方法も、同じ市区町村内や県内などの近距離~中距離の引越しに向いています。
ペットの輸送に慣れていない素人が長距離の輸送をする場合、必要以上に疲れてしまったりペットが体調を崩してしまったりする等の可能性が高くなるためです。
また、どちらの方法で運ぶ場合でも、動物の種類によって、輸送方法や準備が異なります。
ここからは、ペットの種類別に、自分で輸送するための方法を紹介します。
猫の引越しの場合、必要な準備は以下の4つです。
飛行機を使う場合、基本的に動物は空港で貨物室に預けることになります。
飛行機の貨物室は空気の影響を受けやすいので、夏は冷却マット、冬は毛布などをケージの中に入れてあげると、猫のストレスを軽減できます。
また、自家用車で運ぶ場合、移動している間は必ず猫をキャリーバッグや洗濯ネットに入れたままにしておきましょう。
猫が動き回って運転の邪魔になると非常に危険だからです。
猫のおすすめキャリーバッグの一例をご紹介します。
車で移動するなら
Fypo ペットキャリー バッグ
ファスナーを外すとバッグが広くなるタイプ。
肩掛け紐付きで移動も楽にできます。
公共交通機関などで徒歩移動が多いなら
Sunworld ペットキャリーカート
取り外しできるキャリーカート付きで、徒歩での移動にもおすすめ。
カートを取り外せば、リュックとして使用できる上、折りたたんでコンパクトに収納することも可能です。
飛行機の利用を考えているなら
ペットキャリーバッグ50
IATA(国際航空運送協会)の基準をクリアしているタイプです。
そのため、航空会社にケージを借りることなく、ペットを預けることができます。
犬の引越しの場合、猫の引越しと変わらない部分もあるため、まずは上の「猫の引越しの場合」を参考にしてください。
猫の引越しと違う点は以下の3つです。
長時間の移動になる場合、こまめにトイレや散歩の休憩を入れてあげるのがおすすめです。
また公共交通機関では、持ち込める動物のサイズに指定があったり、預けることができない種類があったりするため、事前によく確認しておきましょう。
小型犬のキャリーバッグは、猫とほとんどサイズが変わらないため、上で紹介している猫のキャリーバッグを参考にしてください。
ここでは、中型~大型犬のキャリーバッグの一例を紹介します。
中型犬の輸送するなら
プチリュバン デラックス キャリーバッグ
大型・中型犬用のハードタイプのキャリーバッグです。
タイヤがついていないタイプのため、飛行機でも使用できます。
おとなしい犬や、ゲージに入りきらない大型犬の場合
VOOPH ペット用ドライブシート
使用できるのは自家用車で輸送する場合に使用できます。
狭いケージに入るより、快適に移動することができます。
鳥やウサギ、ハムスターなどの小動物は、ケージに入れて運びます。
ストレスに敏感な性格の小動物や鳥類は、ケージの上からシーツや布などを被せておきましょう。
基本的には、環境の変化でストレスをかけないように、引越し前と同じケージを使うことがおすすめです。
しかし、ちょっとした衝撃で扉が開いてしまうケージや、隙間からペットが抜け出てしまうケージの場合は、安心して移動できないため、買い換えたほうがよいでしょう。
バスや電車を利用する場合、犬や猫と同様に、指定サイズ以内のケージに入れて運びます。
飛行機を利用する場合も、猫や犬と同じように、ケージに入れて貨物室に預けます。
ただし、フクロウやワシなどの猛禽類は公共交通機関を利用できない場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
爬虫類と引越しする場合、布袋に入れて、さらにケージに入れて運びます。
しかし、爬虫類は温度管理が難しかったり脱走の危険があったり等の理由で輸送が難しいため、ペットの輸送に慣れている引越し業者や、ペット輸送専門業者に依頼するのが理想的です。
バスや電車を利用する場合、他のペットと同じように指定サイズ以内のケージに入れて運びます。
飛行機を利用する場合、小型の容器で脱走の心配がなく、外からペットが見えないようになっていれば、客室に持ち込むことができる航空会社もあります。
ただし、利用する交通機関によっては、ヘビ類の持ち込みができない場合があります。
猛獣やへびなどは持ち込めません。
引越しの前によく確認するようにしましょう。
魚類の引越しの場合、水温や水質、酸素濃度などの管理が難しいため、専門業者に任せるのが理想的です。
輸送中は、糞や尿でアンモニア中毒になることがあるため、輸送の数日前はエサやりを控えておきましょう。
ここまでは、ペットと引っ越しをする際の、ペットの輸送方法とペットを輸送してくれる業者について紹介しました。
引越しはペットにとって大きなストレスになることが多いため、自分とペットに合った方法を選んで、できるだけペットに優しい引越しを心がけましょう。
そして、ペットとの引越しで必要なのは、輸送方法を決めることだけではありません。
ここからは、引越し手続きや退去時の掃除、新居での挨拶回りなどなど、ペットの引越しの前後に必要な手続き等について紹介していきます。
ペットと一緒に引越しした場合、種類によっては法令に基づいた届出が必要になります。
引越しによる届出が必要なペットは以下のとおりです。
詳しい手続き方法は以下で紹介します。
犬の引越しの際には、各市区町村に登録している届出の住所変更をしなければいけません。
同じ市区町村内での引越しの場合、役所の窓口もしくは保健所で「登録事項変更届」を提出します。
別の市区町村へ引っ越す場合は以下の方法で行います。
手続き場所については地域によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
また、管轄の市区町村によっては、前述の届出と鑑札のほか、狂犬病予防注射を受けた証明である「注射済票」、犬の登録料、注射済票交付手数料等が必要になります。
鑑札、注射済票については、こちらで詳しく紹介されています。
犬の鑑札、注射済票について|厚生労働省
犬の引っ越し手続きの期限は管轄の市区町村によって異なりますが、出来るだけ早く手続きを行いましょう。
犬の引越しの手続きについて、詳しい情報は「ペットの登録住所変更手続き」で紹介していますので、参考にしてください。
国から指定動物に指定されているペットの引越しの場合、定められた手続きをする必要があります。
手続き方法については、管轄の都道府県又は政令市の動物愛護管理行政担当部局へ問い合わせましょう。
問い合わせ先については、下記を参考にしてください。
地方自治体連絡先一覧|環境省自然環境局
国から指定動物に指定されているペットの引越し手続きをはじめとする飼育方法については、「特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について」で紹介されています。
基本的にペットは、住み慣れた環境から離れて新しい場所で暮らすのは、あまり得意ではありません。
デリケートなペットの場合は、ストレスが原因で体調を崩してしまうことがあるため気をつけましょう。
ペットのストレスを軽くするためにできることは以下の3つです。
引越し当日は環境の変化が激しくなるため、どこかに預けておくか、浴室などにお気に入りのおもちゃやトイレと一緒に隔離します。
浴室は引越し作業で出入りの少ない部屋なので、脱走防止にも役立ちます。
新居に住んでからもしばらくの間はストレスがかかるため、お気に入りのおもちゃやベッドなどは旧居と同じものを使うのがおすすめです。
また、スキンシップもストレス軽減に役立ちます。
さらに犬の場合は、散歩に連れて行くことで犬が新居の周辺をよく理解できるようになり、安心感に繋がります。
ペットの輸送方法や手続き以外にも、知りたいことがある人はこちらを参考にしてください。
ここでは、以下のことについて紹介しています。
ペットを飼っていた旧居が賃貸物件であった場合、退去の際に費用が発生する場合があります。
賃貸には、借りた時の状態に戻して部屋を明け渡さなければならない「原状回復」という義務があり、ペットによる部屋の汚れや破損に対して修繕費用を請求されるからです。
そのため、より念入りに掃除をしておく方が良いでしょう。
ペットを飼っている家庭では、以下の点に気をつけて掃除や修繕を行います。
旧居がペット可物件であれば、一般原則とは別に例外として特約が設けられていることが一般的です。
そのため、基本的には借主側の負担となりますが、内容によっては無効とされることもあります。
また、普段清潔にしていても、ペット特有の臭いはつきやすいもの。
住んでいる本人は気づかない場合が多いので、ペットを飼っていない人に臭いの強さを確認してもらうのがおすすめです。
あまりにもペットの臭いがきつい場合は、ペット用消臭剤などでお部屋の臭いを消すようにしましょう。
退去時の掃除については、「引越し退去時にどこまで掃除をしたら敷金が返還されるの?」で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
引越し侍のアンケートでは、約40%の人が新居のご近所さんに挨拶をしないという結果になりました。
しかし、ペットを飼っている人は、ご近所さんへの挨拶をしておくことをおすすめします。
挨拶をしておくことで、ペットが原因のご近所トラブルを減らせる可能性があるからです。
ペットを飼っていると、どうしても鳴き声や走る音、臭いなどでご近所さんに迷惑をかけてしまうことがあります。
引っ越してすぐのタイミングでペットがいることを伝え、「ご迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません」と一言話しておきましょう。
よく吼えたり走り回ったりしてしまうペットの場合は、先に謝っておくのもよいでしょう。
また、挨拶した先のご近所さんもペットを飼っていれば、動物病院の情報交換をしたり、一緒にお散歩ができたり等、交流にも繋がります。
引越しの挨拶については、「引っ越しの挨拶をする範囲とマナー・手土産・挨拶状の文例」で紹介しています。
ペットがいても、海外へ引っ越さなければいけなくなる場合もあります。
ペットを海外へ連れて行くときは、目的の国に合わせた手続きをしなければいけません。
ほとんどのペットは、動物検疫所で「輸出検疫」という手続きが必要になります。
さらに、犬を飼っている人は、引っ越し先の国によって「狂犬病の予防注射」が必要です。
他にも、引越し先の国の入国条件で「輸入許可証(パーミット)」や、日本での在住証明書が必要になることもあるので、引越し先の国の大使館のHPなどで必要書類を確認しておきましょう。
参考:駐日外国公館リスト|外務省
また、ペットを飛行機に乗せて運ぶ際、基本的に貨物室で輸送されます。
一方で、猫や小動物の場合は客室に持ち込める航空会社もあるので、利用する予定の航空会社に問い合わせてみましょう。
ペットを海外に連れて行く際の手続きや注意点について詳しくは、動物検疫所の「日本から海外への犬、猫の持ち出しについて」を参考にしてください。
引越し先で、どうしてもペット可物件が見つからなかったり、同居予定の家族にアレルギーがあったりと、やむを得ずペットが飼えなくなってしまうこともあります。
そのため、まずはペットの里親を探しましょう。
ペットの引き取り手を探す方法は、以下の方法があります。
いかがでしたか?
ペットと引越しをする際は、自分で運ぶほか、ペット輸送専門業者や引越し業者に依頼する方法があります。
自分とペットにとって最適な方法で、新居までの移動をしましょう。
ちなみに、引越し先が旧居に近い場合、入居前の下見にペットを連れて行けば、スムーズに新居に慣れることができます。
また、引越しが終わった後は、できるだけ早めにかかりつけの病院を見つけましょう。
ペットといえど、大切なパートナーです。
引越し前後は、ペットの体調やストレスケアにしっかりと気を配ってあげましょう。
引越し侍では、引っ越し見積もり費用の相場と料金を比較できる2つのWebサービスを提供しています。
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引っ越しまでのやることがわからない人や、引っ越しに伴う手続きをチェックリストで段取りを確認できます。
また、引越し業者の選び方は「料金」「口コミ・評判」「サービス内容」「ランキング」が確認するポイントです。
引っ越しは時期によって相場が変わるため、引っ越しの日程が決まったらまずは見積もりを依頼しましょう!
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