更新日: 2024年4月18日
引っ越しは大変な作業ですが、家電の梱包は特に注意が必要です。
家電は高価で壊れやすいものが多く、適切な梱包をしないと引っ越し先で使えなくなる可能性があります。
洗濯機や冷蔵庫、テレビ、電子レンジなどの比較的大きめの家電は、ダンボールなどで梱包せずに緩衝材などで軽く包む程度で運ぶことが多いです。
炊飯器やトースター、ケトル等の小さめのキッチン家電などは、ダンボールにまとめたほうが運びやすいでしょう。
パソコンなどの精密機械は、可能であれば買ったときのダンボールに梱包しましょう。
このように、この記事では梱包に迷いやすい家電について、梱包方法を詳しく解説していきます。
目次
洗濯機や冷蔵庫、テレビ、電子レンジなどの比較的大きめの家電は、ダンボールなどで梱包せずに緩衝材などで軽く包む程度で運ぶことが多いです。
引越し業者に作業を依頼する場合は、梱包はおまかせできることがほとんどですが、水抜きなど事前の準備は自分で行いましょう。
炊飯器やトースター、ケトル等の小さめのキッチン家電などは、ダンボールにまとめたほうが運びやすいでしょう。
ダンボールに隙間がある場合は、タオルや小物などを緩衝材にするのがおすすめです。
引越し業者に荷造りも依頼している場合は、特に梱包などをする必要はありません。
パソコンなどの精密機械は、可能であれば買ったときのダンボールに梱包しましょう。
買ったときの箱がない場合は、適当な大きさのダンボールに入れ、パソコンが動かないように緩衝材を詰めましょう。
精密機械は、引越し業者に荷造りを依頼している場合でも、自分で梱包するのがよいでしょう。
ここからは、よくある家電について、梱包方法をひとつひとつ詳しく紹介していきます。
洗濯機は、運ぶ前に「水抜き」の作業が必要です。
水抜きは以下の手順で行います。
以上の作業が終わったら、ホースや電源コード、アース線をまとめておきます。
部品がなくならないよう、ビニールなどをまとめて洗濯層の中に入れるか洗濯機の側面に養生テープなどで貼り付けておくとよいでしょう。
具体的な水抜きの方法はメーカーにより異なる場合があるため、念のため付属の取り扱い説明書をご確認ください。
洗濯機を自分で運ぶ場合、使わない毛布などでくるんでビニールテープかガムテープで固定しましょう。
洗濯機全体をくるむ必要はありませんが、角が壁などに当たらないように梱包することをおすすめします。
冷蔵庫も、「水抜き」作業が必要です。
蔵庫の水抜きは以下の手順で行います。
以上の作業を行い、冷蔵庫内の水や冷凍庫内に張り付いた霜を落とします。
冷蔵庫の水抜きの方法に関しても、念のためメーカーの取扱説明書も確認してください。
参考記事:引っ越しで冷蔵庫を運ぶ前の3つの準備と運搬手順の注意点|引っ越し侍
冷蔵庫も洗濯機と同様、毛布やバスタオルを巻き付けて梱包します。
冷蔵庫は大きく、全体を包むことが難しい場合は側面だけの梱包でもOKです。
運び出す時に持ちやすいよう、ビニールテープを巻いておくと良いでしょう。
ちなみに、冷蔵庫は運搬の際は横にせず、垂直で運ぶ必要があります。
垂直で持ちやすいように梱包しておくとよいでしょう。
テレビの梱包は、以下の手順で行います。
テレビの場合、画面が傷つかないように梱包することが重要です。
テレビをクッション材や毛布でくるむ場合も、画面にテープを張り付けないように注意しましょう。
また、テレビは付属品やコードが多いのも特徴です。
リモコンもクッション材などにくるみ、コード類とまとめておくとよいでしょう。
コード類はどのように接続するか分かるように、タグなどを付けておくと荷ほどきが楽になります。
電子レンジの梱包は、以下の手順で行います。
電子レンジはガラスや電子部品に注意する必要があります。
必ず、電子レンジの中のトレーやプレートなどは外しておきましょう。
電子レンジをダンボールに詰めたら、分かりやすいように「ワレモノ」といったシールを貼ります。
シールが無いようであれば、大きく「ワレモノ」と書いたうえで「電子レンジ」と書き込んでおきましょう。
パソコンは、形状によってその梱包方法が異なります。
■ ノートパソコンの場合
ノートパソコンの場合の梱包がシンプルです。
データのバックアップを取ったうえで、クッション材で梱包してダンボールに入れます。
■ デスクトップパソコンの場合
デスクトップパソコンの場合、ダンボールに詰める際に中が動かないように十分に注意しましょう。
また、モニターの画面に物が当たらないように注意することも重要です。
無理にひとつのダンボールにまとめず、余裕をもってダンボールに詰める方がよいでしょう。
ダンボールに梱包できたら、目立つように「パソコン」と書き込んでおきます。
参考記事:引っ越し時にパソコン(PC)を梱包する方法|引っ越し侍
炊飯器、トースター、ポットなどの小型家電は、付属品を取り外したうえダンボールに入れます。
ダンボールの中で、家電が動かないように十分にクッション材を入れましょう。
コツとしては、ダンボールの中央あたりにおいて、クッションとなる台所用品やタオルなどを敷き詰めるのがおすすめです。
こうすることで、クッション材を利用しなくても安全に小型家電を梱包することができます。
もちろん、クッションとなる台所用品が足りないなどの場合は、クッション材を利用するとよいでしょう。
また、この際に、お皿などのワレモノと一緒にしないようにしましょう。
ダンボールに詰めたら、「トースター」「炊飯器」などと書いておきます。
ストーブの梱包方法も、種類によって異なります。
電気ストーブの場合は、毛布やクッション材を巻き付けるだけでOKです。
石油ストーブの場合は、中の石油を必ず全て空にする必要があります。
石油ストーブの中を空にする具体的な方法は、必ず取扱説明書を確認してください。
また、引っ越し業者にストーブの運搬を依頼する場合でも、灯油の入ったポリタンクの運搬はできないことが一般的です。
なぜなら、灯油は「危険物」の扱いとなるためです。
灯油は自分で運搬するか、処分を検討しましょう。
その他の細かな家電や部品は、新聞紙やエアキャップなどでぐるぐる巻きにし、段ボール箱に入れます。
同じ種類のものを一緒に入れておくと荷ほどきが楽です。
例えば、電池や充電器、リモコンなどは一つの箱にまとめます。
また、段ボール箱には中身がわかるようにラベルを貼っておきましょう。
もしも時間が無くて梱包ができない場合、大型家電の場合はそのまま運んで問題ない場合が多いです。
例えば、冷蔵庫や洗濯機を自分で運ぶ場合、壁などにぶつけないように注意するのであれば、そのまま運んでも問題ないことが多いでしょう。
炊飯器やトースター、電気ポットなどの小型家電も、時間がなければクッション材を使わずにコンセントを抜いて箱に入れるだけでもOKです。
ただし、十分に梱包した場合に比べて、破損の可能性が高くなるという点だけは理解しておく必要があります。
また、そのまま運べる家電でも、事前に掃除や水抜きをしておくことが大切です。
大型家電は、引っ越し業者が梱包してくれるケースが多いです。
引っ越し業者によってサービス内容は異なりますが、一般的には、ダンボールに入らない家電は、梱包してくれます。
炊飯器や電気ポットなど、原則としてダンボールに入るものは自分で梱包する必要があります。
大き目の電子レンジやPCモニターなど、判断が難しい場合は事前に引っ越し業者に問い合わせてください。
引っ越しで家電を運ぶ際には、以下の4つの注意点を押さえておきましょう。
それぞれについて、詳しく解説します。
大型家電を運ぶ場合は、搬入経路を事前に確認することが重要です。
ドアや廊下の幅や高さ、階段やエレベーターの有無などをチェックしておきましょう。
もし、家電が通らない場合は、クレーンで吊り上げたりする必要があります。
これらの作業は専門的な技術や許可が必要な場合もあるので、引っ越し業者に相談しておくことが必要です。
引っ越しで家電を運ぶ際には、積み方にも十分に気を付けることが必要です。
家電は重量や形状によってバランスが異なります。不安定な状態で積んだり重ねたりすると、運搬中に傾いたり落ちたりする恐れがあります。
そのため、家電はできるだけ平らな場所に置き、固定用のベルトやクッションなどでしっかりと固定することが大切です。
家電を横にせず、立てたままで積み込むことも重要です。
また、家電の上に荷物を積む場合は、軽いものや柔らかいものに限りましょう。
重いものや硬いものを積むと、家電に傷やへこみをつける可能性があります。
引っ越しでパソコンを運ぶ場合は、データをバックアップすることが必須です。
パソコンは衝撃や温度変化に弱く、運搬中に故障する可能性があります。
そのため、引っ越し前には必ず外付けのハードディスクやクラウドサービスなどにデータをバックアップしておきましょう。
家電を梱包する場合は、付属品やコードは必ず取り外して梱包しましょう。
家電に付属品を入れたままで梱包して運搬すると、本体が傷ついたり故障する可能性があります
例えば、電子レンジの中のお皿や、冷蔵庫の中のトレーなど、うっかりそのまま運んでしまいがちです。
取り外せる付属品やコードは、必ず取り外して梱包するようにしましょう。
この記事では、引っ越しでの家電の梱包方法について詳しく解説しました。
家電は引っ越しの際に壊れやすいものなので、適切な梱包が必要です。
梱包方法は家電の種類によって異なりますが、基本的には元の箱やクッション材を使ってしっかりと固定することが大切です。
また、そのまま運べる家電や大型家電の場合は、引っ越し業者に相談して対応方法を確認することがおすすめです。
引っ越しで家電を安全に移動させるためには、この記事で紹介したポイントを参考にしてください。
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