更新日: 2024年10月21日
一人暮らしならダンボール20箱以上、2人暮らしなら40箱以上になると、「荷物が多すぎる」と引越し業者に判断されやすくなります。
3人以上の家族の場合は基本的にどの家族も「荷物が多い」と考えておいた方がいいでしょう。
しかし、引っ越しの荷物は、多くなればなるほど運搬に費用がかかります。
そこで、この記事では、多すぎる引越し荷物を上手に減らすコツや、荷物の量の目安・基準、荷物が多すぎる場合のデメリットなどを紹介します。
引越し前に荷物を整理することで、スムーズで快適な引越しを実現しましょう。
目次
まずは、引越しの荷物が多すぎる場合に引っ越し荷物を上手に減らすコツについて解説します。
以下の3ステップを行って、荷物を計画的に減らしましょう。
それぞれのステップについて詳しく解説します。
まずは、自分が持っている荷物の量や種類を把握することが重要です。
正確に荷物の量を計ることは難しいでしょうが、大まかにどの程度の荷物があるのかを把握しておきましょう。
自分で把握するのがむずかしければ、引越し業者の訪問見積もりの際に、業者に聞いてみると良いでしょう。
予想されるダンボールの量を聞いてみて、一般的な荷物の量よりも多いようであれば処分を検討します。
また、見積りの際には引越しの費用がどの程度になるのか詳しく聞き、高すぎるようであれば荷物を減らした場合も聞いてみるとよいでしょう。
これにより、必要な荷物と不要な荷物を区別する基準ができます。
次に、持っている荷物の中から、処分するものと残すものを判断します。
処分するものは、以下のような基準で選ぶとスムーズです。
これらの基準に当てはまるものは、できるだけ処分するようにしましょう。
例えば洋服などであれば、「前のシーズンで一度も着なかったもの」や「流行遅れになっているもの」などの基準で選ぶこともおすすめです。
ただし、上記に当てはまっているとしても、以下のようなものは処分しない方が良い場合があります。
大切な思い出があるものは、一度手放してしまうともう一度手に入れることはできません。
そのため、思い出があるものに関しては慎重に判断する必要があります。
とはいえ、なんでも「思い出がある」と思って手元に残してしまうと結局処分できずに、荷物が多いままになってしまいます。
ある程度は割り切って、優先順位を立てながら決断しましょう。
最後に、処分することにした不用なものを、適切な方法で処分します。
処分する方法は、以下のようなものがあります。
売却すれば、処分と同時にお金も手に入るのでおすすめです。
特に電化製品や比較的新しい衣類などは売却しやすいのでぜひ検討してみてください。
売却できないような古いものや需要が少ないものは、粗大ごみとして処分しましょう。
ほかにも、知り合いに欲しい人がいれば譲ったり寄付したりすればゴミが少なくなるので環境にも配慮できます。
そのほか、詳しい処分方法については「引越しの不用品・粗大ゴミを処分する6つの方法」で紹介していますのでぜひ参考にしてください。
ここでは、引越しをする人数ごとにみた引っ越し荷物の量と費用の目安を見ていきます。
この章で見ていくのは、以下の2つの項目です。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
以下は、引越し侍が集計した、一人暮らし〜5人世帯の荷造りに使用したダンボールの個数のデータです。
※1個以上段ボールを必要としたユーザーを総数としたときの割合
これを見ていただくと、人数別で割合が最も多かったのは以下の通りです。
人数 | ダンボール個数 | 割合 |
---|---|---|
1人 | 10~15箱 | 29.1% |
2人 | 30~40箱 | 25.0% |
3人 | 50箱以上 | 28.8% |
4人 | 50箱以上 | 41.4% |
5人 | 50箱以上 | 51.2% |
1人暮らしの場合は、10~15箱が全体の約3割を占めています。
また、20箱未満に収まっている場合が約8割でした。
一人暮らしで20箱以上のダンボールになるようであれば、一般的には多いと言えるでしょう。
2人暮らしの場合は、20個〜40個未満の場合は全体の約半数を占めていました。
40個を超えるようであれば、一般的には多いと言えます。
3人暮らし〜5人暮らしの場合、いずれも50個以上が最も多くを占めています。
以上を参考にして、自分の荷物が「多すぎる」と感じる場合は処分を検討してみてください。
ちなみに、引越し時のダンボールの個数に関しては、「一人暮らし・家族の引越しで荷造りに使用した段ボールの個数」で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
次に、引越しの荷物の量ごとの引越し料金の目安も見ていきます。
以上のデータを見ると、繁忙期と通常期で費用が大きく異なることが分かります。
また、ダンボールの個数が増えれば増えるほど、通常期との差が開くことも明白です。
このことから、ダンボールの個数はできるだけ少ないことが望ましいのはもちろんのこと、ダンボールが30個以上など多かったり、繁忙期に引越しをしたりする場合は、できるだけ減らす方が良いということになります。
最後に、引越しの荷物が多すぎる場合のデメリットについても詳しく見ていきましょう。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
見積りをしていた量よりも荷物が増えてしまった場合、トラックに荷物が入りきらなくなる場合があります。
その場合は引越し業者との契約によって、対処法が変わります。
全ての荷物を輸送するという契約をしている場合は、トラックの数を増やしたり運ぶ回数を増やしたりして対応することとなります。
近い距離で引越しをする場合は大きな問題にならないかもしれませんが、距離が遠い場合は時間がかかります。
また、トラックのサイズがあらかじめ決まっていて、そのトラックに詰めるだけの荷物を積み込む、という契約の場合、詰め込めなかった分の荷物は残されてしまいます。
そうなると、一部の荷物を別の方法で運ばなければならないこともあります。
例えば、自家用車やレンタカーで運んだり、宅配便やクロネコヤマトなどの引越しサービスを利用したりする必要があるかもしれません。
いずれの場合も、手間や時間がかかってしまうリスクがあります。
不安がある場合は、できるだけ減らしておく必要があるでしょう。
引っ越し荷物が多すぎると、引越し料金も高くなります。
引越し料金は、荷物の量や重さ、トラックのサイズや回数、距離や時間、作業員の人数や必要な機材などによって決まります。
荷物の量や重さが多いほど、トラックのサイズや回数も増えますし、作業員の人数や必要な機材も増えます。
これらはすべて引越し料金に反映されます。
実際、第2章で解説した通り、荷物が多くなればなるほど引越し料金が高くなることが分かっています。
引っ越し荷物が多すぎると、引越し準備も間に合わなくなる可能性があります。
引越しの際には、荷造りや整理整頓、不用品の処分など膨大な作業をしなければなりません。
これらはすべて時間と労力がかかる作業です。
荷物の量が多いほど、荷造りや整理整頓に時間がかかりますし、不用品の処分も大変になります。
引越し準備が間に合わなかった場合は、以下の二つの状況が考えられます。
引越し当日までに荷造りが終わらなかった場合、引越し業者に有料にて梱包作業を依頼する必要があります。
しかし、荷造りの多くが残っている場合など、当日の対応ができない場合は引越し自体をキャンセルされてしまう場合があります。
この場合は、引越し料金は払い戻しされません。
以上のような事態にならないよう、当日までに確実に荷造りをする必要があるのです。
引越しに荷造りが間に合わなかった場合の対処方法については「引越しの荷造りが終わらない!準備が間に合わない時の対処法」で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
引っ越し荷物が多すぎると、荷ほどきにも膨大な時間がかかります。
これは引越し作業の最終段階ですが、とても重要な作業です。
荷物の量が多いほど、荷物をトラックから降ろすのに時間がかかりますし、新居に運び込むのも大変です。
また、開梱して片付けるのも時間と労力が必要です。
荷物を適切に収納するためには、新居の間取りや収納スペースを把握しなければなりません。
また、荷物の中には壊れやすいものや重要なものもあります。
荷ほどきに時間がかかると、新居での生活が始まらないだけでなく、疲労やストレスも溜まります。
自分で荷造りを完了させることが難しいようであれば、引越し業者のおまかせプランを活用するという方法も検討してみてください。
お任せプランでは、荷造りから荷解きまで丸ごと引越し業者に依頼するプランです。
おまかせプランには、以下のようなメリットがあります。
以上のようにメリットが豊富にあるのがおまかせプランです。
ただし、料金は割高に設定されていることがほとんどです。
利用するかどうかは、見積りをとってから判断するとよいでしょう。
おまかせプランについては「引越しの「おまかせプラン」とは?」で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事では、引越し荷物を上手に減らすコツや、荷物が多すぎる場合のデメリットや対処法について紹介しました。
引越し荷物の量は、引越し料金や作業時間に大きく影響します。
また、新居での生活にも影響する可能性があります。
引越しを機に不用なものを処分して、必要なものだけを持っていくことで、スムーズな引越しと快適な新生活を実現できるでしょう。
是非、この記事を参考にして、効率的な引越し準備をしてみましょう。
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また、引越し業者の選び方は「料金」「口コミ・評判」「サービス内容」「ランキング」が確認するポイントです。
引っ越しは時期によって相場が変わるため、引っ越しの日程が決まったらまずは見積もりを依頼しましょう!
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