povoは電話かけ放題?他社との料金の違いについても解説
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大手キャリアから春の新プランが出そろい、乗り換えを検討する人が増えてきました。
なかでも20GBも使えるのに2,728円(税込)と、驚きの安さで注目を集めたのが、auが発表した「povo」です。
しかしこれだけ安価だと、電話もかけ放題で使えるのか気になっている人も多いようです。
電話を頻繁に使う人にとっては、どれだけ電話が使えるのかは重要なポイントになりますよね。
ドコモのahamoとpovo/ソフトバンクのLINEMOの大きな違いは「電話5分以内かけ放題オプション」が標準付帯されているか否かにあります。
povoやLINEMOはオプションとして選べるのに対し、ahamoは標準付帯なのでその分povoよりも料金が高いです。
しかしahamoは、povoやLINEMOで5分無料通話オプションを付けた場合よりも料金がやすく
そこで今回の記事では、povoは電話がかけ放題になるのか、他社との比較も含めて解説します。
記事を読み終えたころには、povoの通話システムと他社との違いを理解したうえで、最適なプランを選べるようになっているはずですよ!
※記事内の料金はすべて税込で表示しています。
目次
povoのベース料金プランは「かけ放題」ではない
povoの2,728円(税込)のベース料金プランは、「かけ放題」ではありません。
povoは、大手キャリアのなかで初めて携帯料金に「トッピング」という概念を持ち込みました。
トッピングは、20GBで2,728円(税込)のベースプランに、必要に応じて機能を追加していくシステムです。
ピザやアイスクリームに、追加料金でトッピングするのと同じと考えると分かりやすいですね。
最近は連絡を取るときに、電話を使わない人が増えてきました。
とくに若い世代は、交換するのはLINEやInstagramのアカウントだけで、電話番号を知らない友達・知人がいるという人も多いでしょう。
通話はLINE電話で済む場合は電話番号発信の電話をほとんどしないというケースが増えています。
そういった人たちにとっては、かけ放題を切り離して2,728円(税込)の低価格を実現したpovoは画期的と感じるのではないでしょうか。
ドコモのahamoはプランに標準付帯されている分、povoよりも料金が高いため、かけ放題オプションは不要という方にとってはpovoの方がお得になります。
povoは電話がまったく使えないわけではなく、30秒ごとに22円(税込)で通話ができるので、それで十分な人もいるでしょう。
電話を使う機会が多く、かけ放題が必要な人は、サービスをトッピングするといいでしょう。
povoはトッピングで、必要に応じて「かけ放題」にできる
携帯業界に「トッピング」の概念を持ち込んだpovoでは、サービスをトッピングすることで必要に応じて「かけ放題」にできます。
電話を使う人が減りつつあるとはいえ、「連絡は電話がメイン」という人もまだまだ多くいるので、トッピングでかけ放題にできるのはうれしいですね。
通話機能に関しては、povoでは以下の2種類のトッピングを用意しています。
- 5分以内かけ放題:月額550円(税込)
- 通話かけ放題:月額:1,650円(税込)
それぞれどのような内容なのか、どんな人が向いているのかを紹介します!
5分以内かけ放題:月額550円(税込)
「5分以内かけ放題」は、月額550円(税込)で5分以内の国内通話(衛星電話など一部対象外あり)が無料になるサービスです。
5分以内に通話を終えれば、1カ月の間に何回電話をかけても550円(税込)以上かかりません。
もちろん5分たったら自動で切れてしまうわけではなく、5分以上になったときには30秒ごとに22円(税込)の料金で通話を継続できます。
5分以内かけ放題は、
- 毎日自宅に帰るコールする
- 会社にちょっとした連絡をすることが多い
- お店の予約などで電話はよく使うけれども、長電話することはない
といった人に向いています。
povoではかけ放題をつけなくても、30秒ごとに22円(税込)で通話できます。
30秒で22円だと、1分で44円、10分で440円、12分30秒で「5以内かけ放題」の550円に達します。
つまり、1カ月に5分以内の通話を合計で12分30秒以上しているようなら、「5分以内かけ放題」をトッピングしたほうがお得です。
使用しているスマホの通話履歴から、1カ月に何分ぐらいの通話を何回ぐらいしているか、ざっくりでも確かめてから検討するといいでしょう。
通話かけ放題:月額1,650円(税込)
「通話かけ放題」は、月額1,650円(税込)で国内通話(衛星電話など一部対象外あり)が無料になるサービスです。 通話かけ放題をトッピングすると、通話料金を気にすることなく電話をかけられるようになります。
通話かけ放題は、
- 遠くに離れた家族や友人、恋人と長電話するのが好き
- 仕事で電話を使うので時間や通話料金を気にしたくない
といった人に向いています。
オプション料金の1,650円は、povoの通常通話料22円/30秒の37分30秒分に該当します。
1カ月の通話時間が37分30秒以上になるなら、通話かけ放題をつけたほうがお得になる計算です。
現在自分が1カ月にどれくらい通話しているか、スマホの履歴などで確認してからトッピングの有無や種類を選ぶようにしましょう!
大手キャリアの新料金プランの通話料金比較
それでは大手キャリアの新料金プランの通話料を一覧で比較してみましょう。
プラン | ahamo | povo | LINEMO | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
月額 | 2,970円 | 2,728円 | 2,728円 | 0円〜3,278円 *使用データ量により異なる |
国内通話 | 5分かけ放題込み(5分以降は22円/30秒) | 5分かけ放題追加料金550円/月(5分以降は22円/30秒) | 5分かけ放題追加料金550円/月(5分以降は22円/30秒) | Rakuten Linkアプリ利用時0円 それ以外は22円/30秒 |
かけ放題オプションの料金 | 1,100円/月 | 1650円/月 | 1,650円/月 | Rakuten Linkアプリ利用時0円 |
auのpovoとSoftBankのLINEMOは、かけ放題を切り分けています。
対してドコモのahamoは、もともとの月額に5分かけ放題が組み込まれています。しかしその分ahamoは、povoやLINEMOで5分かけ放題オプションを付けたときよりも月額料金が安くなっています。
楽天モバイルは、専用アプリ利用時は0円ですが、それ以外は30秒ごとに22円の料金が発生します。
はじめから5分かけ放題をつけると決めているなら、ahamoが面倒くさくなさそうですね。
しかし申込時にトッピングをつけるのに手間がかかることはなさそうですし、あとで「やっぱりいらなかった」と思ったときに外したいならpovoかLINEMOがよさそうです。
まわりに楽天モバイルユーザーが多いなら、アプリを使えば誰とでも無料の楽天モバイルを選ぶといいかもしれません。
かけ放題をつけるのであれば、ほかに決め手になる要素を探してキャリアを選ぶのがおすすめです。
povoのかけ放題まとめ
携帯料金に「トッピング」という概念を持ち込んだpovoは、かけ放題をつける・つけないだけでなく、5分以内無料か完全かけ放題かまで選べます。
かけ放題は、
- 5分以内かけ放題:5分以内の通話を12分30秒以上
- かけ放題:37分30秒以上
使うなら、トッピングしたほうがお得です。
普段1カ月にどれだけ通話しているかをスマホの履歴などで調べてみて、かけ放題を検討するようにしましょう!
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