データ通信専用SIMとIP電話を組み合わせる方法
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IP電話付きのSIMは、050plusなど一部のIP 電話しかサービスが提供されていません(2014年7月現在)。
しかし、他にもさまざまなIP電話アプリが単独でリリースされています。
中には基本料金が無料となっているものもあり、 IP電話付きSIMを契約するよりも データ専用SIMと好みのIP電話サービスを組み合わせた方がさらに安くなる場合があります。
目次
データ通信専用の格安SIMで利用可能なIP電話サービス
格安SIM で利用可能なIP電話サービスには、大きく2 つの種類があります。
- 「050」から始まる番号を取得するもの。
- 番号を取得せず、同一のアプリ同士で通話ができるというもの。
「050」の番号を取得するものは、携帯電話や固定電話への発信が可能ですが、代わりに通話料金がかかります。
アプリ同士で利用するものは、相手がスマートフォンやパソコンである必要があります。
携帯電話や固定電話などへは発信することはできませんが、アプリによっては有料のオプションなどを利用することでかけられるものもあります。
また、音声通話契約をしている番号を用いて格安電話をかけられる「楽天でんわ」「LINE 電話」といったサービスもあります。
基本的には「090」などの携帯電話番号での音声通話ができることが前提のサービスですが、データ通信専用SIMのみで利用する技もあります。
スマートフォンで利用できるIP電話サービス
SMARTalk | 楽天でんわ | LINE電話 | Sktpe | |
---|---|---|---|---|
提供 | フュージョン・コミュニケーションズ | フュージョン・コミュニケーションズ | ライン | マイクロソフト |
基本料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
「050」番号取得 | ◎ | × | × | ○(有料オプション) |
携帯・固定電話への発信条件 | なし | 音声通話契約必須 | 音声通話契約必須 | 有料オプション加入 |
携帯電話への発信 | 8円/30秒 | 10円/30秒 | 14円/60秒 | 10.81円/60秒 |
固定電話への発信 | 8円/30秒 | 10円/30秒 | 14円/60秒 | 2.26円/60秒 |
アプリ同士の通話 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
支払 | クレジットカード | クレジットカード | アプリ内課金 | クレジットカード |
格安SIMのデータ回線を使って通話するIP電話とは
IP電話は、音声回線を使わず、 データ回線を使ってインターネット経由で音声データのやり取りをします。
IP電話サービス事業者が、音声データを音声回路に乗せて、相手の番号へ発信します。
そのとき、「050」から始まる番号を付加しますので、相手に電話番号を通知することも可能です。
IP電話があれば、音声回線がなくても相手に電話をかけることができます。
データ通信専用格安SIMでIP電話を活用するには
SMARTalkはフュージョン・コミュニケーションズが提供するIP電話サービスです。
基本料が0円で利用でき、「050」番号の取得もできるため、データ通信専用の格安SIM利用者に人気のサービスとなっています。
発信をしなければ月々の料金はかかりませんが、 加入時にクレジットカードの登録が必要です。
SMARTalkをiPhoneにインストールする
STEP1 アプリを検索
App Storeを開いて「SMARTalk」を検索。一覧からアプリの詳細ページを開きインストールします。
STEP2 SIPアカウントを設定
初回起動時にSIPアカウントとパスワードを入力します。アカウントは、SMARTalk登録時に調べることができます。
SMARTalkをAndroidにインストールする
STEP1 Google Playストアで探す
Google Playストアを開いて「SMARTalk」を検索します。アプリの詳細ページが開いたら「インストール」をタップして導入します。
STEP2 SIPアカウントを設定
初回起動時は、サービスへの登録時に取得したSIPアカウントとパスワードを入力します。以後は電話代わりに利用できます。
LINE電話をデータ通信専用SIMで利用する
本来、LINE電話は「090」などの番号で音声通話が可能な端末でしかかけることができません。
しかし、SMARTalkで「050」番号を取得し、この番号で認証することで データ通信専用のSIMでもLINE電話による通話ができるようになります。
携帯電話や固定電話への発信はSMARTalkよりも安いので、少しでも料金を抑えたいという場合に有効です。
また LINE電話は発信専用で、携帯電話や固定電話からの着信を受ける機能がありません。受信はSMARTalkのアプリを利用します。
電話番号認証をSMARTalkで行うことでLINE電話が利用可能に
STEP1 電話番号を入力
LINEの 「その他」→「設定」→「アカウント」を開き、電話番号の登録へと進みます。
電話番号にSMARTalkで取得した番号を入力して「次へ」をタップします。
STEP2 電話で認証番号を確認
実際にはまだSMSを受信できないので、次の「利用登録」画面で「電話接続による認証」をタップすると、認証番号を電話で聞くことができ、電話番号が使えるようになってLINE電話の利用が可能になります。
一時利用のプリペイド式SIMも
量販店の格安SIM コーナーやコンビニなどで、プリペイドの格安SIM が販売されている場合もあります。
SIMカードは同梱されていないので、 利用開始するにはインターネット経由で申込が必要です。
ヨドバシカメラなどの量販店では『b-mobile 4G』の長期のプリペイドSIM も販売されています。この製品にはSIM が同梱されているので、登録作業は不要です。
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