ahamo(アハモ)のメリットとデメリット|おすすめしたい人・おすすめできない人は?
このページにはPRリンクが含まれています
NTTドコモの新サービス「ahamo」は3月26日に提供が開始されました!
20GBも使えて2,970円(税込)という驚きの価格にひかれ、乗り換えを検討している人もいるのではないでしょうか?
しかし、ahamoにもデメリットがあります。
デメリットを理解したうえで契約しないと、「こんなはずじゃなかった……」と後悔することにもなりかねません。
そこでこの記事では、ahamoのデメリットを知ったうえで検討できるよう、メリットとあわせて解説していきます。
ahamoのメリット
- シンプルで安い料金
- 5G/4G対応の通信
- 5分以内の国内通話が何回も無料
- MNP転出手数料が無料
- オンラインで契約完了
- 海外でも追加料金なしで使える
ahamoのデメリット
- 申し込みから契約後のサポートまでオンラインのみ
- 各種割引は基本的に対象外
- キャリアメールが使えない
- 申し込みは20歳以上の個人に限定される
- セルラーモデルのスマートウォッチの一部機能が使えなくなる
ahamo以外のpovoやLINEMO、楽天モバイルの特徴も紹介しますので、読み終えた頃には自分がahamoに向いているか判断できるようになりますよ!
※記事内の料金はすべて税込で表示しています。
乗り換えで最大33,000円割引!
目次
ahamoのメリット6点
20GBで2,970円(税込)という驚きの安さを打ち出し私たちの度肝を抜いたahamoですが、どのようなメリットがあるのでしょうか?
まずは、ahamoのメリットから先に紹介していきます。
ahamoのメリット
- シンプルで安い料金
- 5G/4G対応の通信
- 5分以内の国内通話が何回も無料
- MNP転出手数料が無料
- オンラインで契約完了
- 海外でも追加料金なしで使える
シンプルで安い料金
ahamoは利用可能データ量が20GBで2,970円(税込)の、シンプルで安い料金プランひとつのみの提供です。
ドコモでは「ファミリー割引」「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」などさまざまな割引きを用意しています。
従来のプランは複数の割引きを適用しなければ安くならず、システムが複雑であることが消費者の混乱を招いていると、たびたび総務省から指摘されてきました。
2020年10月には、携帯値下げへの改革案「モバイル市場の公正な競争環境の整備に向けたアクション・プラン」が総務省から発表されています。
今回提供が開始されるahamoは、総務省の値下げ要請を受けて、「シンプルで分かりやすい」ことを最優先に作られたプランなのです。
5G/4G対応の通信
ahamoは4Gだけではなく、5Gネットワークにも対応しています。
第5世代移動通信方式である5Gは、2020年3月から提供が開始されたサービスで、受信時最大4.1GBの速度が出ます。
安価に高速データ通信が利用できるのはahamoの大きなメリットです。
使う端末そのものが5G通信に対応している必要がありますが、手持ちの機種が5Gに対応していなければ、4Gだけの利用もできるので安心してください。
5分以内の国内通話が何回も無料
ahamoは5分以内の国内通話であれば、何回でも無料で利用できることもメリットです。
5分を超過した場合でも、30秒ごとに22円(税込)の通話料で通話を継続できます。
もしくはオプション料金1,100円(税込)で、かけ放題を追加することも可能です。
近年は、「通話アプリを利用するから電話はあまり使わない」といった人も少なくありません。
そもそも通話をしない、コミュニケーションを取るのはメッセージアプリのみという人も多いでしょう。
そのような人にとっては、5分以内の国内通話がついていれば十分満足できるのではないでしょうか。
ahamoなら5分間通話無料
ahamoは、5分の無料通話(※1)があらかじめ付与されているため、5分以内の短い電話であれば追加料金なしで利用できます。
また、ドコモは他社にはないサービスとして大容量ユーザー向けの「ahamo大盛り」があります。
80GBの容量追加オプション(1,980円)を利用することで、100GBの大容量を4,950円で利用できます。
「短時間の電話が多い方」や「格安simを大容量で利用したい方」にはahamoがおすすめです。
事務手数料0円!24時間申し込み可能!
MNP転出手数料が無料
ahamoはMNP転出手数料が無料になることも特徴です。
通常ドコモでは、他事業者へ乗り換えるときには、MNP転出手数料を1回線あたり3,300円(税込)徴収しています。
しかしahamoではMNP転出手数料が無料なので、サービスが気に入らないなどいろいろな理由で他事業者へ乗り換えをしたいときも気軽にできることが特徴です。
なお、MNP転出手数料はahamoだけでなく、全サービスにおいて2021年4月1日以降に廃止が決定しています。
ahamoについては、4月1日以前でも転出手数料無料で乗り換えできることがポイントです。
とりあえず1カ月だけ試してみたい、という方も、気軽に試してみてはいかがでしょうか。
オンラインで契約完了
ahamoでは、契約手続きをすべてオンラインで完了できることもメリットです。
従来のように、店頭にわざわざ足を運んで印鑑を押したり、書類を手書きしたりする面倒な手続きはahamoでは不要です。
ahamoは契約手続きや問い合わせの受付場所を、オンラインのみに限定することでコスト削減に成功しました。
その結果、月々わずか2,970円()という安価なサービスを実現したのです。
コロナ禍でできるだけ外に出たくない、対面接触を避けたいと考えている人にとっても、オンラインで契約が完了できることは大きなメリットになるでしょう。
海外でも追加料金なしで使える
ahamoは渡航先でも、追加料金を払うことなくデータ通信を使えることが特徴です。
海外に行くときに、事前に面倒な手続きをする必要もありません。
ahamoが使える国と地域は2021年8月現在、合計82もの国と地域に及びます。
日本にいる家族と定期的に連絡を取りながら旅行を楽しめるので、安心してもらえますね。
旅行先からInstagramやFacebookへ、リアルタイムで投稿することもできますよ!
なお、15日を超えて長期間利用する場合は、通信速度が制限される点には注意しましょう。
乗り換えで最大33,000円割引!
ahamoのデメリット5点
シンプルな1プランのみ、分かりやすさと使いやすさが特徴のahamoですが、デメリットもあります。
ここからは、ahamoのデメリットを5点紹介していきます。
ahamoのデメリット
- 申し込みから契約後のサポートまでオンラインのみ
- 各種割引は基本的に対象外
- キャリアメールが使えない
- 申し込みは20歳以上の個人に限定される
- セルラーモデルのスマートウォッチの一部機能が使えなくなる
申し込みから契約後のサポートまでオンラインのみ
ahamoは申し込みだけではなく、契約後のサポートまですべてオンラインのみの対応となっています。
これまでのように調子が悪かったり、使い方が分からなかったりしたときも、店舗で相談する場合には3,300円がかかります。
ahamoは電話でのサポートも対象外です。
操作が不明なときや、なにかトラブルが発生したときには、自分で専用サイトや今後開設される専用アプリで調べ、解決方法を探さなければなりません。
ただし、ahamo開始後にオンラインの専用チャットサービスは開設される予定です。
チャットなら電話で聞くほどではないことも聞きやすいので、不明な点があれば積極的に活用してサポートしてもらうようにしてください。
各種割引は基本的に対象外
ahamoでは、ドコモが提供している各種割引きは基本的に対象外とされています。
各種割引制度は下記のような取り扱いとなります。
ahamoでのドコモの割引制度の扱い
- ファミリー割引
- 家族としてカウントはされるもの、ahamo回線の割引はなし
- ahamo回線からの発信は家族観無料通話の対象外
- みんなドコモ割
- 回線としてカウントされますが、割引きは非適用
- ドコモ光セット割
- ahamo回線は割引き対象外
「ファミリー割引」の家族間無料通話はahamo回線からの発信は対象外となります。
遠く離れた家族と頻繁に通話をするような人にとっては、1,000円のかけ放題オプションをつけないと電話料金が高額になる可能性があります。
なお、グループ回線からahamo回線への発信については従来どおり無料です。
同一のファミリー割引きグループ内で、条件を満たした回線数に応じて月額料金が割り引かれる「みんなドコモ割」については、回線としてカウントされますが、割引きは適用されません。
ドコモ光もしくは同一ファミリー割引グループの契約者が対象となる「ドコモ光セット割」に関しても、ahamo回線は割引き対象外です。
ahamo契約回線を「ドコモ光ペア回線」とした場合も、ファミリー割引グループ内のほかのプラン契約者は「ドコモ光セット割」の割引きを受けられますが、ahamo 回線には適用されません。
つまり、基本的にahamoは「回線としてはカウントされるけれども、割引き対象にはならない」ということです。
ahamoは2,970円よりも割り引かれて安くなることはないと思っておきましょう。
キャリアメールが使えない
ahamoでは、「docomo.ne.jp」などのキャリアメールが使えなくなることもデメリットです。
これまでドコモを長期間利用してきて、docomo.ne.jpのついたメールアドレスを愛用してきた人には大きなデメリットになるのではないでしょうか。
ドコモのメールアドレスが使用できなくなるので、メールアドレスが必要ならGmailなどのフリーメールで新たに取得する必要があります。
新しいメールアドレスを、友人知人にお知らせする手間も発生してしまいます。
ただ、近年はメールを使うことが減り、LINEなどのメッセージアプリの利用が増えているので、キャリアメールが使えないことはデメリットと感じない人も少なくなさそうです。
申し込みは20歳以上の個人に限定される
ahamoの申し込みは、20歳以上の個人に限定されていることがデメリットとなる人もいるでしょう。
20歳未満(19歳以下)の子どもは、親権者が契約し、利用者登録をする必要があります。
20歳未満でもすでに働いて自立している人や、学生でもアルバイトをして携帯代を捻出しているような人は、煩わしいと感じるのではないでしょうか。
またahamoを法人契約したいと考えている企業も、残念ですが個人契約のみとなっているため利用はできません。
セルラーモデルのスマートウォッチの一部機能が使えなくなる
Appleウォッチなどのスマートウォッチの”セルラーモデル”は、ahamoに乗り換えると一部機能が使えなくなる可能性があります。
セルラーモデルとはスマホとペアリングしなくても時計単独で通信ができるモデルです。
これに対し、常にスマホとペアリングする必要があるのはGPSモデルなどといわれています。
詳細の説明は省略しますが、セルラーモデルはキャリアの回線を利用して通信するため、ahamoに切り替えると単独通信ができなくなる可能性が高いです。
セルラーモデルでもGPSモデルと同じようにペアリングすれば引き続き使用が可能です。しかしセルラーモデルの魅力である単独通信が使用できなくなるので、メリットが薄れてしまいます。
セルラーモデルのスマートウォッチをお使いの場合は、ahamoへの乗り換えは控えた方がいいかもしれません。
「ahamo」「povo」「LINEMO」「楽天モバイル」の特徴を比較
それではahamoのほかに下記の各キャリアの新料金プランを比較します。
- ドコモの「ahamo」
- auの「povo」
- LINEMO
- 楽天モバイル
一覧で一気に比較してみましょう。
プラン | ahamo | povo | LINEMO | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|---|
月額(税込) | 2,970円 | 2,728円 | 2,728円 | 0円〜3,278円 *使用データ量により異なる | |
高速データ容量 | 国内 | 20GB | 20GB | 20GB(LINEはギガノーカウント) *使用データ量により異なる | 楽天回線エリア内無制限(パートナー回線エリア:5GB) |
海外 | ー | ― | |||
データチャージ | 550円/1GB | 550円/1GB オプション:データ使い放題220円/24時間 | 550円/1GB | ― | |
国内通話 | 5分かけ放題(5分以降は22円/30秒) | ・22円/30秒 ・5分かけ放題550円/月 | ・22円/30秒 ・5分かけ放題550円/月 | Rakuten Linkアプリ利用時0円 | |
かけ放題オプションの料金 | 1,100円/月 | 1650円/月 | 550円/1GB | Rakuten Linkアプリ利用時0円 | |
5G対応 | ○ | ○(2021年夏提供開始予定) | ○ | ○ | |
申し込み/サポート方法 | オンラインのみ ※店舗サポートは3,300円 | オンラインのみ | オンラインのみ(Web+LINE) | オンライン+店舗 | |
キャリアメール | × | × | × | 2021年夏頃予定 | |
申し込み対象者 | 20歳以上の個人 | 未成年の本人名義での受付は検討中 | 未成年の本人名義での受付は検討中 | 18歳未満の申し込みは保護者同伴で店頭のみ |
一覧で比較すると、ahamoは他社と比較するととてもシンプルなプランであることが分かりますね。
ただ、povoやLINEMOのように通話料金が分かれていないことは、通話は不要という人にとっては割高に感じるかもしれません。
なお、ahamoは国内・海外(82の国々と地域)あわせて20GB使用できるので、海外に多く出かける人はahamoを選ぶとよさそうです。
乗り換えで最大33,000円割引!
ahamoを「おすすめできない人」「おすすめしたい人」
最後に、ahamoを「おすすめできない人」と「おすすめしたい人」をまとめました。
まず、ahamoをおすすめできないのは、以下のような人です。
ahamoをおすすめできない人
- データの利用量が少ない人
- オンラインで申し込みや手続きができない人
- キャリアメールをメインで利用している人
- 問題があったときに自力で解決できない人
- ショップを頻繁に利用する人
動画やゲームなどをせず、使うのはLINEやニュースの閲覧だけでデータを1カ月に2〜3ギガしか使わない!という人にとっては、20GBは過剰です。
楽天モバイルや格安SIMのデータ容量の少ないプランのほうが、利用料を安く抑えられます。
また、ahamoはすべての手続きをオンラインで行うため、
「オンラインでの手続きが苦手」
「ショップで話しながら解決したい」
という人にも向いていません。
反対に、ahamoをおすすめしたいのは、以下のような人です。
ahamoがおすすめの人
- 毎月20GB程度のデータを使用している
- 通話は5分以内が多く、回数も多い
- 海外によく出かける
- 手続きや問い合わせはオンラインで問題ない
ahamoは20GBまで同料金なので、毎月20GB程度使っている人にはぴったりです。
5分以内なら無料のかけ放題もついているので、会社に簡単な連絡をする、お店の予約をするといった短い通話の回数が多い人にも向いています。
また、ほかの事業者のプランと異なり、20GBは渡航先でも手続き不要で使えるので、海外によく出かける人も便利です。
手続きなどはすべてオンラインなので、検索して問題解決ができる人には向いているといえるでしょう。
自分にあてはめて、ahamoが向いているか向いていないか考えてみてくださいね。
乗り換えで最大33,000円割引!
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。