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IIJmioは5G対応でも速度は同じ?オプションの詳細やエリア、切り替え方法を解説

IIJmioで5Gが利用できるか知りたい方のために、IIJmioでの5Gに関する情報をまとめました。

IIJmioは5Gに対応しています。
ただし、エリアはまだ決して広くないうえ、IIJmioの5Gは4Gとほとんど実質の通信速度が変わらないため注意が必要です。

この記事ではIIJmioで5Gを利用する方法や利用可能なエリア、 IIJmioで購入できる5G対応機種、利用時の注意点などを解説しています。
「5Gにしているのに速くならない」と後悔しないよう、記事を参考にしてください。

IIJmioの公式サイトはこちら

IIJmio「ギガプラン」は5Gを無料で使える

IIJmioの「ギガプラン」では、5Gをオプションとして無料でつけることが可能です。

別途5Gの設定をする必要はありますが、実質的には5Gでも4Gと同じ価格で使うことができます。

IIJmio「ギガプラン」の内容は、下記の表の通りです。

IIJmioの「ギガプラン」
2GB4GB8GB15G20GB
音声858円1078円1518円1848円2068円
SMS825円1045円1485円1815円2035円
データ※1748円968円1408円1738円1958円
eSIM※2440円660円1100円1430円1650円
※1タイプDのみ
※2データ通信・ドコモ網のみ
※参考:料金表|格安SIM/格安スマホのIIJmio

使いたいデータ容量に合わせてプランを選べて、かついずれのプランでも5Gを無料で利用可能です。

ドコモには「ギガホ」と「5Gギガホ」で100円程度の料金差を設けているプランもありますが、IIJmio以外各社でも5Gに追加料金がかからないプランが増えてきています。

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5Gオプションを利用できないプラン

注意すべき点として、IIJmioでは5Gオプションを利用できないプランがあります。

IIJmioで5Gオプションを利用できないプラン

  • タイプD(ドコモ回線)のSMSタイプ
  • eSIM

(参考:5Gオプション利用にあたっての注意点を教えてください。【ギガプラン・mioモバイル】 : IIJmio Q&A

IIJmioの契約時には利用する通信網に応じて「タイプD」(ドコモ回線)と「タイプA」(au回線)から選択します。
ドコモ回線のSMS付きデータSIMタイプの場合は5Gオプションを利用できないので注意してください。au回線であればSMS付きデータSIMでも5Gオプションを利用できます。

また、eSIMという通常のSIMを必要としない方法でも5Gオプションは利用できないため注意しましょう。

いつから利用できるようになった?

IIJmioで5Gのサービスが開始されたのは2021年6月1日からで、無料のオプションとしての提供となりました。

その他にも追加された機能があるので、以下でまとめていきます。

2021年6月1日から追加された機能

  • データ容量シェア機能
  • データ容量プレゼント機能
  • 同一契約(同一ID)で保有する複数回線間でのデータ容量の移行
  • 5Gオプション
  • ギガプラン専用追加データ量1GB/220円(税込)

上記のように、1ギガあたり220円で追加購入できる機能など、便利な機能が追加されました。

5Gが無料で利用できるようになり以前よりも便利になったといえるIIJmioですが、実はこの5Gオプションには注意点がありますので解説していきます。

【注意点】IIJmioの5Gオプションは実質4G回線

IIJmioでは5Gオプションを使っても通信速度がそれほど大きく変わらない可能性が高いです。

何故ならIIJmioの5Gサービスは、4GLTE回線電波を5Gへ転用したサービス形態をとっているからです。

これは公式サイトでも以下のように説明されています。

4GLTEと設備を共用する現行方式の5Gでは、混雑時の通信速度は大差ありません。
そのため、5Gエリアにてアンテナピクト上は切り替りますが、必ずしも通信速度の改善を保証するものではありません。

5Gオプションについて教えてください。【ギガプラン・mioモバイル】 : IIJmio Q&A から引用

IIJmioの方も以下のようにツイートされていました。

IIJmioの5Gオプションは「転用5G」と呼ばれる通信が使われており、通信速度が必ずしも改善されるものではなく、従来の4G回線とあまり変わりがありません。

本来の5Gと転用5Gの違いについて詳しく解説します。

IIJmioの公式サイトはこちら

5Gと転用5Gの違い

5Gと呼ばれる通信には本来の「5G回線」と、「転用5G」の2種類が存在しています。

本来の5Gの高速通信を利用できるのは5G回線ですが、転用5Gでは通信速度の改善はあまり期待できません。

以下では、それぞれの違いを説明します。

5Gと転用5Gの違い

5G
sub6と呼ばれる従来の4Gと近い周波数帯とミリ波と呼ばれる28㎓帯を割り当てられており、従来の4Gと比べて周波数帯が高いことが特徴。高速通信が可能だが、電波の届く範囲は短い。
転用5G
4Gの周波数帯を5Gの通信規格に準じた技術に置き換える「NR化」を行うことで、4Gの周波数帯で5Gの通信を可能にしていることが特徴。通信速度は4Gとそれほど変わらないが、通信は遠くまで届きやすい。

IIJmioは転用5Gのみ通信サービスとして利用しているため、本来の5Gの通信速度で利用することはできません。

IIJmioの5Gオプションの速度

実際にIIJmioの利用者全体と5Gオプション利用者を比較して、通信速度に違いがあるのかを調査していきます。

通信速度の実測値を調べられるサイト「みんそく」で調べたところ、IIJmioの実測値平均は以下の結果が出ました。

IIJmioの実測値平均

平均ダウンロード速度: 51.85Mbps
平均アップロード速度: 11.56Mbps

(参考:みんなのネット回線速度

続いて、TwitterのIIJmio利用者で5Gオプションを利用している人を探し、比較してみました。

平均値に近いものもあれば、平均よりも大幅に高い投稿も見つかりました。

しかし先述した通り、IIJmioの5Gは通信速度に大きな影響を与えるものではないため、平均よりも大幅に速い投稿は、5Gのメリットというよりも、計測のタイミングや場所などに影響を受けている可能性が高いです。

5Gオプションを利用しても実際には4G回線通信網を使用しているため、実際の数値には影響していないと考えられます。

IIJmioの5G回線エリアマップ

IIJmioで提供されている5G回線エリアマップは、ドコモ回線・au回線それぞれのエリアマップに準じます。 このためエリアを確認したい場合は使用回線に応じて、ドコモ、auそれぞれの公式エリアマップで確認できます。

ただし、IIJmioでは転用5Gのみが利用できるため、それぞれのエリアマップ上にあるすべての5Gエリアで利用できるわけではないと理解しておくことが必要です。

具体的には、“ミリ波”と呼ばれ5G回線の周波数を利用した高速通信はIIJmioでの利用ができません。

ドコモ、auどちらの回線を選んだ場合でも、IIJmioが5Gオプションサービスに使うのは転用5G(NR化)なので、エリアマップを見る際には注意が必要です。

IIJmioの公式サイトはこちら

タイプD(ドコモ回線)

まずは、ドコモのホームページに掲載されているタイプDの5Gエリアマップの見方を解説していきます。

サービスエリアマップ | 通信・エリア | NTTドコモ

(画像引用:サービスエリアマップ | 通信・エリア | NTTドコモ

ドコモでは通信種別のマップを表示していません。

代わりに、速度別のエリアマップを選択することが可能となっており、検索メニューの「LTE(速度別)」にチェックを入れるとどのエリアで高速通信できるのかがわかるようになっています。

タイプA(au回線)

続いて、タイプAのau回線で5G通信が可能なエリアマップの見方を解説していきます。

エリアマップ | エリア:スマートフォン | au

(画像引用:エリアマップ | エリア:スマートフォン | au

auの5Gエリアマップは「5G NR化」という表記で地図の説明に記載があり、転用5Gを使ったエリア表示で確認可能です。

転用5Gではない5G回線(sub6)は濃いピンク色で表示されています。
転用5G(NR化エリア)は地図上ではオレンジ色で表示されており、首都圏などの人口密集地を中心に広がっています。

エリアマップからもわかるように、現在の対応エリアは主要都市部だけに限定されておりまだまだ広がっていない状況です。

IIJmioで購入できる5G対応機種

ここからは、IIJmioで購入できる端末の中から5G対応の機種を紹介していきます。

IIJmioではミリ波を用いた高速5G通信には対応していません。

購入可能な機種のほとんどがNR化対応のもので、ミリ波に対応している機種は少なくなっています。

IIJmioで購入できる5G対応機種
端末名販売価格5G
OPPO A55s 5G28820円5G(NR): n3/28/77/78
moto g50 5G26800円5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78
OPPO Reno5 A19800円5G(NR): n3/28/77/78
motorola edge 20 fusion35800円5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78
AQUOS sense6(4GB/64GB)37800円5G: n3/28/77/78/79
AQUOS sense6(6GB/128GB)39800円5G: n3/28/77/78/79
AQUOS sense 5G38280円5G: n77/78/79
Mi 11 Lite 5G38000円5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/789
motorola edge 2042900円5G:n1/3/5/7/8/28/38/41/66/77/78
Xperia 10 Ⅲ Lite44000円5G:n77/n78
Xiaomi 11 T47850円5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78
Xiaomi 11 T Pro62800円5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78
Zenfone 8(8GB/128GB)60000円5G(FR1): n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/77/78
Zenfone 8(8GB/256GB)77500円5G(FR1): n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/77/78
iphone 12 mini(64GB)68800円5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n38、n40、n41、n66、n71、n77、n78、n79)
Zenfone 8 Flip(8GB/256GB)82500円5G(FR1): n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/77/78
Zenfone 8 Flip(16GB/256GB)90800円5G(FR1): n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/77/78
Iphone 12(64GB)84800円5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n38、n40、n41、n66、n71、n77、n78、n79)
AQUOS R699800円5G: n77/78/79
raze 5G151800円5G:n3/28/77/78/79
P40 lite 5G41580円5G NR: n1/3/28 (TX: 703-733 MHz, RX: 758-788 MHz) /38/41/77/78/79
※2022年2月10日現在
※参考:SIMフリースマートフォン端末ラインアップ|格安SIM/格安スマホのIIJmio

その中でもおすすめの5G対応端末は以下の2種類です。

IIJmioで販売するおすすめの5G対応端末

  • iPhone:iPhone12(未使用品)
  • Android:OPPO Reno5 A

それぞれの機種を詳しくみていきましょう。

IIJmioの公式サイトはこちら

おすすめiPhone:iPhone12(未使用品)

iPhone 12 | 格安SIM/格安スマホのIIJmio

(画像引用:iPhone 12 | 格安SIM/格安スマホのIIJmio

IIJmioのiphone12は、未使用品として販売されています。

新品ではありませんが、デバイス本体は使用されておらず、キズや汚れなどがない物になっているため新品同様に利用することが可能です。

iphone12の特徴

  • 5Gでの接続に対応
  • AppleのiOS対応アプリを利用可能
  • 鮮明なディスプレイ
  • カメラ性能の向上

iphone12は、5Gの接続が可能になっただけでなく、ほかの機能も進化しています。

ディスプレイは有機ELを採用したことで鮮明でメリハリの利いた物となっており、またカメラ性能もデュアルカメラというレンズが2つあるデザインで夜景でもきれいに撮れるようにアップデートされています。

IIJmioで取り扱うiPhoneシリーズのうち、5Gに対応しているのはiPhone12シリーズだけなので、IIJmioで5G対応のiPhoneを購入するならiPhone12がおすすめです。

おすすめAndroid:OPPO Reno5 A

OPPO Reno5 A | 格安SIM/格安スマホのIIJmio

(画像引用:OPPO Reno5 A | 格安SIM/格安スマホのIIJmio

OPPOはアジア、欧州、アフリカ、オセアニアなど世界30市場以上に進出している、世界中で人気のあるスマートフォンブランドです。

なかでもOPPO Reno5 Aは、定価31,400円と安価な端末ながら、メインカメラは4眼、画素数は最大6400万画素と高性能なカメラを搭載しています。
CPUはQualcomm® Snapdragon™ 765G、リフレッシュレートは90Hzなので、サクサクとした操作感で使用することができます。

OPPO Reno5 Aの特徴

  • 動画にも写真にも強い4眼レンズ
  • 5Gにも対応できる高性能CPU搭載
  • おサイフケータイ機能
  • 防水・防塵機能

Androidユーザーには一番おすすめです。

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IIJmioの5Gオプション利用時の注意点

IIJmioの5Gオプションについては、いくつか注意点があります。

IIJmioの5Gオプション利用時の注意点

  • 5Gオプション利用中は3G通信は利用不可
  • 毎日20時~翌9時までは5Gと4Gの切り替え不可
  • タイプAの場合5Gと4Gの切り替えは1日1回のみ
  • eSIMでは利用不可

上記に加えて、先ほども説明しましたが「タイプDのSMSタイプ」では5Gオプションを契約できないことにも注意が必要です。

それぞれを詳しく解説していきます。

5Gオプション利用中は3G通信は利用不可

IIJmioでは5Gオプションを利用している最中は、3G通信が利用できないことがホームページに記載されています。

例えば、山間部など電波状況の悪いところで4Gの電波が届かないときに、自動で3G回線に切り替わる場合があります。
しかし、IIJmioの5Gオプションを利用していると3G回線を利用することができなくなってしまうため注意が必要です。

ただし、近年では通信網の整備によって3Gエリアよりも4Gエリアの方が広くなっているため、発生頻度としてはそれほど高くはないと考えられます。

(参考:エリアマップ|エリア:スマートフォン|au

毎日20時~翌9時までは5Gと4Gの切り替え不可

IIJmioでは、通常5Gと4Gの切り替えがいつでもできるようになっていますが、20時から翌朝9時の夜間は切り替えができません。

毎日20時~翌9時までは5Gと4Gの切り替え不可

(参考:料金表|格安SIM/格安スマフォのIIJimio

先ほども説明したように、5G利用時は3G回線を利用できなくなるため5Gオプションをオンにした状態で20時を迎えると、4G・5G圏外の場合はまったく通信ができなくなるという可能性もあります。

4G回線が届かないところに行く場合には、注意しましょう。

タイプAの場合5Gと4Gの切り替えは1日1回のみ

IIJmioではタイプAのau回線を選んだ場合、5Gと4Gの切り替えが1日1回のみに制限されているため注意しましょう。

一方で、タイプDの場合は5Gと4Gを何度でも切り替え可能です。

毎日20時~翌9時までは5Gと4Gの切り替え不可

(参考:料金表|格安SIM/格安スマフォのIIJimio

タイプAでは一度5Gオプションをオンにしてしまうと、翌日までオフにはできなくなってしまいます。

eSIMでは利用不可

IIJmioではeSIMでの契約が可能ですが、eSIMでは5Gの利用はできないので注意が必要です。

eSIMとは?

eSIMとは、端末に組み込まれていて遠隔で携帯番号などを記録できるSIMです。
物理的なSIMとは違い、端末への抜き差しが不要で紛失の心配がないことや遠隔で操作できるため、郵送でSIMを送るといった手間もなく、早く携帯を使い始められることが特徴。

5Gを利用したい場合には、eSIMではなく物理SIMを郵送や店舗などで入手することが必要です。

契約時点で必要な手続きとなるので、注意して契約を行ってください。

IIJmioの5G回線への設定切り替え方法

続いて、IIJmioの5G回線への設定切り替えの方法について説明していきます。

IIJmioの5G回線への設定切り替え方法

  1. IIJmioの会員専用ページにアクセスする
  2. ギガプランまたはmioモバイル/mioモバイルプラスの「click」を押す
  3. 「データ量」を押す
  4. 「5G/4G通信の切替」を押す
  5. 5G4Gの切り替えたい回線(電話番号)にチェックを入れ「次へ」を押す
  6. 確認事項にチェックを入れ「お申込みに進む」を押す

上記の手順で5Gに切り替えていきましょう。

ちなみに、5Gオプションに対応していない回線は「非対応」と表示されます。

まとめ

IIJmioで5Gを利用する基本的な情報から5G回線の特徴、対応エリア、契約時の注意点まで幅広く解説してきました。

結論としては、5Gには対応していますが、転用5Gを利用するため高速回線を実現できるわけではないことがわかりました。

また、対応端末やSIMの種類制限、切り替え回数や時間の制限など、知らずに契約すると失敗につながる部分も多くあります。

いずれにせよ、回線速度や利便性は変わらないため、5G対応にこだわらずに価格や機能で契約を検討するのがおすすめです。

良いところと悪いところをそれぞれ理解した上で、他社との比較をしてみてください。

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この記事の著者

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Soldi編集部

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