今の自分の年収からいくらぐらいを化粧品など娯楽費に充てるべきか悩んでいます。
今の自分の年収からいくらぐらいを化粧品など娯楽費に充てるべきか悩んでいます。
現在、手取り25万の一人暮らしで
- 食費に4万
- 化粧品
- 服に6万
- 貯金2万
それ以外は家賃や日用品などにお金を使っています。
家族に化粧品・服に6万は高いんじゃないか?と指摘され、
そもそもどのくらいの値段が妥当なのかお聞きしたいです。
(女性 / 30歳)
監修者「岩永真理」からのコメント
月収25万円に対するそれぞれの支出比率を見てみると、
- 食費:4万円(16%)
- 化粧品・被服費:6万円(24%)
- 貯金: 2万円(8%)
- 家賃・日用品・雑費など:13万円(52%)
となります。
では、一般的にはどんな使い方をしているでしょうか。2020年総務省「家計調査」によると、単身世帯の月平均額(総支出は約15万円)は、以下の通りです。
- 食費:4万1,373円(総支出の27%)
- 被服及び履物:4,910円(3%)
- 光熱・水道:1万1,687円(8%)
- 家具・家事用品:5,393円(4%)
- 交通・通信費:1万8,310円(12%)
- 保険医療:7,129円(5%)
- 教養娯楽費:1万5,867円(11%)
- 貯蓄を含むその他支出:2万4,888円(17%)
この調査では、持ち家比率が半数を超えているため、住居費は除いています。
男女合わせた平均値なので、被服費が少なめになっています。教養娯楽費と合わせれば総支出割合の14%となるため、化粧品・被服費はできれば3万5千円(14%)以内におさめておくとよいと考えられます。
一方、生活費の6か月分程度は緊急資金として貯めておきたいところです。それ以外にも、1年間に臨時でかかる費用やまとまった出費なども見込まれます。そのため、貯蓄はできれば手取りの10%として、更に1年でかかる臨時出費の備えとして5~10%をキープしていくと、貯蓄を取り崩さずに臨時出費へも対応することができるでしょう。ボーナスがあれば、そこから臨時出費の備えに回してもよいでしょう。
例えば、
- 食費:4万円(16%、現状のまま)
- 化粧品・被服費:6万円(24%)→ 3万5千円(14%)
- 貯金:2万円(8%)→ 貯金2万5千円(10%)+年間の臨時出費の備え2万円(8%)
- 家賃・日用品・雑費など:13万円(52%、現状のまま)
などとしてみてはいかがでしょうか。化粧品・被服費から貯金へのシフトが一度に全部行うのが難しければ、段階的にまずは貯蓄を2万5千円にしてから、徐々に年間の臨時支出分を増やしていく方法もあります。

ファイナンシャルプランナー
大手金融機関に入行後、海外赴任等を含め10年超勤務。ファイナンシャル・プランナーとして独立後は、個別相談・セミナー講師・執筆(監修)などを行う。 幅広い世代のライフプランに基づく資産運用、リタイアメントプラン、国際結婚のカップルの相談なども多数。柔軟な提案を心掛けている。 保有資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、 ロングステイ・アドバイザー、住宅ローンアドバイザー、スカラシップ・アドバイザー等
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。