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iDeCoか企業型DCのどちらがお得でしょうか?

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iDeCoか企業型DCか迷っています。
将来を見据えて開始を検討しておりますが、そもそも何が違うのでしょうか?
お得なものを教えていただきたいです。
(男性 / 28歳)

監修者「山宮達也」からのコメント

老後の資金確保は大切なことなので、将来を見据えて検討されているとのことで、しっかりした考え方をお持ちと思います。


最初にiDeCoと企業型DCの特徴について解説いたします。両者とも確定拠出年金制度の下で運営されているものですが、掛け金というお金の動きで見ますと、iDeCoは自己負担、企業型DCは会社負担となります。制度上でとらえますと、iDeCoは自営業者、公務員、専業主婦、および会社が企業型DCを実施していないなど、一定の要件にあてはまる会社員などの個人が掛金を支払って加入する制度で、企業型DCは企業が従業員のために掛け金を負担して加入する制度となります。


では、企業型DC加入企業の社員はiDeCoに加入できないのかと言いますと、勤務先の企業型DCの規約上でiDeCoとの併用が認められていれば加入が可能となります。したがって、ご質問者様の会社の企業型DC規約でiDeCoとの併用が認められているかをまず確認をしてみてください。
その他の違いは、毎月の掛金の上限がiDeCoでは公務員の12,000円から自営業者の68,000円まで加入区分で異なり、企業型DCの会社でiDeCo加入が認められている場合20,000円が上限となります。(会社側の企業型DC掛金は35,000円)


次に「お得なものを教えていただきたい」ですが、iDeCoおよび企業型DCに加入しているだけでお得になる主な特典が以下のように3つあります。

  1. 支払った個人負担の年間掛金全額が所得から控除できます。(小規模企業共済等掛金控除に該当)
  2. 60歳以降に解約する時に一時金で受取る場合は退職金と同じ扱いで退職所得控除が使えます。年金で受取る場合は年金の雑所得控除が毎年受けられます。
  3. 掛金の運用益が非課税になります。(一般の金融商品は運用益の約20%が課税)

掛金の運用ですが、iDeCoは個人が加入した金融機関等(運営管理機関)が選定している運用商品を選択していきます。企業型DCは会社の委託を受けた運営管理機関が選定した運用商品から選択していきます。


運用商品の選択のポイントですが、一つのタイプの商品に偏らないで、例えば海外株式型、国内株式型、国内債券型、海外債券型、預貯金型のようにタイプの違う商品をご自身で決めた一定割合で選んでいくことです。このような選択でリスク分散が図れます。また1年に1回くらい各商品タイプの構成割合を確認して、バランスが崩れていれば選択商品の増減を図ることでバランスよく保つようにすることができます。
企業型DCでは会社または運営機関が投資教育もおこなっていますので、参加されて運用に役立ててみてください。

監修者

山宮達也氏のプロフィール画像
山宮達也(公式サイト)

ファイナンシャルプランナー

大手百貨店に勤務して営業、人事・総務部門(給与・社会保険を中心に人事・総務全般を経験)を経験後2008年に独立系FPとして開業。 ライフ・リタイアメントプランニング、住宅取得相談および家計相談や多重債務相談を中心に活動。 また職業訓練校にて不動産、社会保険、リスクマネジメント、タックスの講師を経験。

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この記事の著者

編集

Soldi編集部

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