冬のエアコン代を1円でも節約するために、今すぐできること5つ+α
エアコンは、夏の冷房、冬の暖房と、年間を通して活躍する家電のひとつです。
暖房専用の機器よりも電気代がかかってしまうのでは…?と思いつつも、手軽で扱いも慣れたエアコンの暖房機能をついつい使っている、なんてことありませんか?
そもそも、エアコンの暖房でいくら電気代がかかっているのかを把握できていないのではないでしょうか。
この記事ではこんな疑問に答えます!
- エアコンの暖房ってやっぱり割高なの?
- エアコンよりも節約できる暖房の方法ってあるの?
- エアコンの料金を少しでも安く、効率的に使う方法はある?
この記事では上記の内容に答えるべく、エアコンやそのほかの暖房機器についても解説しています。
「家計を少しでも楽にしたい」と、この記事を読んでいるあなたも最後には「今すぐ実践しよう」と考えているでしょう。
ぜひ、あなたのご家庭に置き換えてご覧ください。
目次
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冬のエアコンにかかる電気代を知る
冬の時期、暖房のメインをエアコンにしている家庭では、 夕方19時ごろの消費電力の割合の30%をエアコンが占めています。
割合は夏よりも少なくても、実は夏以上に電気代がかかるのが冬のエアコンです。
というのも、エアコンの消費電力は外気温と室内温度の差が大きいほど大きくなります。
夏の屋外が35℃あるものを、28℃に室温を下げるのであれば、その差は7℃ですが、冬の屋外が5℃の時に20℃まで室温を上げようとすると、その差は15℃。倍以上です。
出典:経済産業省 資源エネルギー庁「家庭の節電/冬の節電のポイント」
エアコンでの暖房電気代の目安を求めるには
暖房にかかる電気代の計算式は以下の通りです。
電気代の計算式
消費電力(KW)(※1)×使用時間(時間)×1時間の電気代単価(※2)=1日の電気代
※1 消費電力…機能を利用した場合に使用する電力、Wで表されている場合は1000で割ります。例)500W→0.5KW
※2 1時間の電気代単価→27円(税込)で計算(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議 会 新電気料金目安単価)
暖房の電気代を具体的に計算してみよう
筆者のエアコンを例にとってみましょう。
ダイキン:S22MTES-W(C)(2011年製) | |||
---|---|---|---|
タイプ | 壁掛け | 電源 | 100V |
冷房 | 5~9畳 | 暖房 | 5~6畳 |
冷房能力(KW) | 2.2(0.9~2.8) | 暖房能力(KW) | 2.2(0.9~3.6) |
冷房消費電力(W) | 505(170~750) | 暖房消費電力(W) | 420(135~950) |
出典:ダイキン住宅設備用カタログ 壁掛け形エアコン 2011年 Eシリーズ P43〜44(表、画像ともに)
表を見ると、「暖房の方が冷房に比べて消費電力が小さい!?」と思われるかもしれません。
しかしスペックを良く見ると、暖房の方が冷房よりも暖まる面積(畳数のめやす)が小さいのです。
さらに、最小と最大消費電力の幅が、暖房は135~950Wと冷房の冷房は170~745Wに対して大きな差が生じてい ます。
設定温度と室温の差が大きい冬の暖房は、冷房よりも消費電力が高くなるというわけです。
そもそも、最少と最大の消費電力の開きが設けられているのには、設定温度と室内温度の差が関係しています。
- 温度差が大きい時…消費電力:大
- 温度差が小さい時…消費電力:少
といったように、状況に合わせて自動でエアコンの運転が切り替わるようになっているためです。
このエアコンで、暖房にかかる電気代を具体的に計算してみると、1時間当たり11.34円になります。
計算式は以下です。
エアコンの電気代の目安(1時間あたり)
消費電力(KW)(※1)×1時間の電気代単価(※2)=1時間の電気代
※1:消費電力(KW)→0.420KW
※2:1時間の電気代単価→27円(税込)で計算(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電気料金 目安単価)
つまり、 0.420(kWh)×27円=11.34円が1時間当たりの使用料金の目安です。
ちなみに、表の下にある「低温暖房能力」という数値は外気温2℃の時に室温を20℃に上げる場合を差しています 。(通常の表示は室温20℃、外気温7℃がJIS基準です)
より多くの電力を消費し電気代がかかるとはいえ、エアコンを付けても部屋が温まらなかったら本末転倒なので 、特に冬が寒いところは低温暖房能力がより高い寒冷地仕様のエアコンが販売されています。
実際に使用した時間で電気代を求めたいけれど…
筆者のエアコンでの1時間当たりの使用目安金額は11.34円だとわかりました。が、しかし、実際の電気代は1日何時間エアコンを付けるかで変わってきます。
エアコンの電気代の節約のためには、以下の手順を踏んで電気代の目安を確認しておくことが必要です。
- 自宅ご自身のエアコンのスペックを確認する
- 電気料金を試算してみてしてある程度把握しておく
ちょっとした手間ですが、 電気代の目安を確認しておくことで、エアコンを使う時間の計画目安も立てやすいで す。
このエアコンの暖房機能の使用料金は1時間当たり3.645円~25.65円(平均11.34円)です。
計算方法は以下の通りになります。
表のスペック最低使用電力と最大使用電力の差を加味すると、最低料金と最大料金が以下のように割り出されます。
- 最低:0.135(kWh)×27円=3.645円
- 最大:0.950(kWh)×27円=25.65円
暖房使用料金は1時間当たり3.645円~25.65円(平均11.34円)
暖房の方が同じエアコンでも、冷房にくらべると電力の使用量にかなり幅が出るため、エアコンの電気料金の節約のしがいがあるといえます。
しかし仮に、冬場の寒い夜~朝に8時間使用したとしても、筆者のエアコンの場合ですと90.72円です。最小から最大の幅でも29.16円~205.2円。
寒くて何も行動できなかったり、風邪をひいてしまったりしたら何のための節約かわかりませんよね。
風邪を引いて病院に行くことを考えたら、30円~205円の出費はむしろ安いのではないでしょうか?
実際に使用した場合の目安になるのが「期間消費電力量」
年間で使用頻度に差があるエアコンには、JIS規格によって定められた基準があります。
これは、消費電力の目安を測る指標として算出されたもので、「期間消費電力量」と呼ばれています。
ここで、先ほどのスペック表を見てみましょう。
右下に「消費電力量期間合計(年間)」と記載があります。この数値を使って、そのエアコンの1年間にかかる電気代を算出することができます。
計算式は以下の通りです。
1年当たりの使用料金の目安
消費電力量期間合計(KW)(※1)×1時間の電気代単価(※2)=1年間の電気代
※1:消費電力(KW)→760kWh
※2:1時間の電気代単価→27円(税込)で計算(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電気料金目安単価)
この場合、760(kWh)×27円=20,520円が1年間当たりの使用料金(目安)となります。
季節によっても変わってきますが、単純平均で月に1,710円です。
電気代の総額のうち結構な割合を占めるのも頷けますね。
ここまでは、エアコンの電気代について説明してきました。
次の章からは、いよいよ具体的に節約のためにどうしたら良いのか?を説明していきます。
方法1:エアコンをつけっぱなしにして電気代を節約!
次に、「エアコンは24時間つけっ放しにしたら電気代が安くなる」という説がありますが、この説は正しいのでしょうか?
結論から言うと、 冷房と同じで以下の順で電気代が高くなっていきます。
オン・オフのタイミングで変わる電気代
↑低い
- 家にいる時だけエアコンをつけっぱなし
- 24時間つけっぱなし
- マメに電源を付けたり消したり(回数による)
↓高い
なぜ、エアコンはつけっぱなしの方が電気代が安くなるの?
それは、エアコンの電力消費の仕方に原因があります。
エアコンはスイッチを入れてから、設定温度になるまで はフル回転。大きな電力を消費しながら設定温度に室温を近づけようとします。
この時、外気温と室温の差が大きかったり、部屋が広かったりする場合は部屋を暖めるのに時間もかかりますので、それだけ電力を消費します。
しかし、 室温が設定温度になったら一転、室温をキープするのにはそれほど電力を使いません。
そのため、エアコンの消費電力欄には幅があるのです。
「ちょっとの間だけエアコンをつけて、暖かくなったら消す」を繰り返すのは一見節約のようにみえますが、 最大電力消費を何度も繰り返すので、かえって電気代が高くついてしまう場合も多いのです。
では、実際に具体例を当てはめて試算してみましょう。
24時間つけっ放しにした場合の暖房の電力消費量
出典:ダイキン住宅設備用カタログ 壁掛け形エアコン 2011年 Eシリーズ P43〜44
冷房の時と同じく、筆者の家のエアコンで計算してみます。
- 1日中つけっぱなしにした場合は87.48円~543.6円(平均272.16円)
- 1ヶ月つけっぱなしにした場合は 約5,900円
の電気代がかかります。
計算の流れ
暖房使用料金は1時間当たり3.645円~25.65円(平均11.34円)、24時間つけっぱなしにした場合は、87.48円~543.6円(平均272.16円)。
これを、1ヶ月(30日)続けると、2624.4円~16,308円(8164.8円)電気代が上乗せされることになります。
約2,600円~16,000円ではかなり幅があり、目安にならないので以下試算条件を変更してみます。
ずっとエアコンを付けているので、空気環境が保たれていると考えると、
- 最初の1時間だけ最大使用電力
- 昼間(8時~17時)は最低使用電力
- 夜間は平均使用電力
として計算してみます。
すると
24時間では…
5872.685円となります。計算式は以下のとおりです。
22.65円(最大使用量時の1時間当たり電気代)+3.645円(最低使用電力の電気代)×9(時間)+11.34円(通常 使用量時の1時間当たり電気代)×14時間(時間) =214.215円(1日あたり)
さらに、
2日目以降は起動時の最大使用電力が不要なので…
3.645円(最低使用電力の電気代)×10(時間)+11.34円(通常使用時の1時間当たり電気代)×14時間(時間) =195.12円(1日あたり)
となります。最後に、
1ヶ月(30日)で計算すると…
214.215円+195.12円×29日=5,872.685円
となります。
自宅にいる間だけ暖房をつけていた場合
先ほどと同じく、筆者の家のエアコンの例で計算します。
自宅にいる時間を夜8時~朝8時までの12時間と仮定
暖房使用料金…約4,500円
24時間つけっぱなしの試算は約5,900円だったので、それよりも安いことがわかります。
計算の流れ
暖房使用料金は1時間当たり3.645円~25.65円(平均11.34円)なので、 12時間つけぱなしにした場合は、43.74円~307.8円(平均136.08円)。
1ヶ月(30日)続けると1312.2円~9,234円(4,082.4円)電気代が上乗せされます。
これだとかなり幅があり、目安にならないので24時間つけっぱなしと同じく、以下試算条件を変更します。
ずっとエアコンを付けているので、空気環境が保たれていると考え、
- 最初の1時間だけ最大使用電力
- 在宅時は夜間~早朝なので平均使用電力
として計算してみます。
すると、
12時間あたりの電気代は…
25.65円(最大使用量時の1時間当たり電気代)+11.34円(平均使用量時の1時間当たり電気代)×11時 間(時間) =150.39円(1日あたり)
これを
1ヶ月(30日)で計算すると…
150.39円×30日=4,511.7円
となります。
また仮に、休みの日にずっと家にいる場合を考えて、
週末2日間は自宅でつけっぱなしにしていたとしても…
150.39円×22日+(214.215円(週末1日目)+195.12円(週末2日目))×4 =3308.58円+1667.34円=4945.92 円
です。
それでも、1ヶ月ずっとつけっぱなしにするよりは安くなることが分かりますね。
マメに電源を付けたり消したりした場合の電気使用量
それでは、最後にこまめにエアコン暖房のスイッチを着けたり消したりした場合について試算してみましょう。
自宅にいる時間は夜8時~朝8時の12時間と仮定した場合
暖房をつけて、1時間ほどで適温になったら消し、寒さを感じたら再度つけるということを夜8時から12時まで5回。朝6時に起床して1回、計6回繰り返したとします。
- 暖房にかかる電気料金は約4,600円
となります。
家にいる時にずっとつけっぱなしにしていた約4,500円の方が、若干安いという結果になりました。
計算の流れ
暖房使用料金は、1時間当たり…3.645円~25.65円(平均11.34円)。
オン・オフを6回繰り返すと…
1回の起動時に最大値である25.65円/時を6回繰り返すと、1日で153.9円
です。
これを
1ヶ月(30日)で計算すると…
153.9円×30日=4,617円
となります。 自宅にいる時につけっ放しにしているよりも高くなりました!
もちろんこの試算は着けたり消したりの頻度によります。冬場は、エアコンを作動させてから室温が上昇するまで時間がかかります。
エアコンだけでなく、他の暖房器具も使って室温を暖めることで、使用電力を抑えることができればさらに料金を下げることができるでしょう。
エアコン以外の暖房器具と電気代を比較
エアコン以外の暖房器具とその電気代も比較してみましょう。
エアコンの電気代が高い!と思われるかもしれませんが、実は エアコンは暖房家電の中では省エネ家電であり、広い部屋を暖める場合はヒーターよりエアコンの方が効率的です。
電気ストーブ(ハロゲンヒーター)
電源を入れるとすぐに熱くなるので、手や足などをすぐに暖めたい場合に重宝するハロゲンヒーター。
電気代が高いイメージがありますが、どうなのでしょうか。
電気ストーブの中で、ハロゲンヒーターを見てみると500W・1000Wなど消費電力が書いてあります。
その数字の大きさがそのまま出力の大きさ(=暖かさ)です。
もちろん熱くすればするほど暖かいのですが、そのぶん電気代もかかります。
暖かいからと 1000Wでつけっ放しにすると、1時間で27円(1Kw*27円)も電気代がかかってしまうのです。
帰宅時に体が冷えているときや、着替えの時に 一時的な利用をするなど、こまめに使うのがおすすめです。
オイルヒーター
オイルヒーターは消費電力が大きく(900W~1500Wなど)、 電気代は1時間当たり25~50円とかなり高額になります。
しかし、空気の対流と輻射熱で風を出さずに部屋全体を暖めるため、 エアコンのようにほこりを巻き上げたりすることなく乾燥しにくいこと、さらにストーブなどと違って火傷や燃料補給の心配がないという長所があります 。
特にアレルギーがある方や、小さいお子様のいるお家には嬉しい特徴です。
ガスファンヒーター
ガスの力を使うことで、素早く部屋を暖められるガスファンヒーター。電気代はさほどかかりませんが、使用したガス代がかかります。
エアコンとの比較は以下の通り。
畳数 | エアコン | ガスファンヒーター(木造宅) | ガスファンヒーター(コンクリート宅) |
---|---|---|---|
6畳 | 約2,851円 | 約3,210円 | 約3,210円 |
8畳 | 約3,337円 | 約4,290円 | 約3,210円~4,290円 |
10畳 | 約4,471円 | 約4,290円 | 約4,290円 |
12畳 | 約5,929円 | 約6,300円 | 約4,290円~6,300円 |
16畳 | 約9,720円 | (非対応) | 約6,300円 |
狭い住宅であればエアコンのコストが低いという結果になりました。
特に広い住宅にお住いのご家族であれば、ガスファンヒーターを使うことで燃料代を抑えることができるのでおすすめしたいですね。
また、ガスファンヒーターはエアコンよりも早く部屋を暖めることができます。
そのため、寒い時はまず、 ガスファンヒーターで部屋全体を暖めてから、エアコンを使うというあわせ技を使うことで、エアコン単体よりも効率的に部屋を暖め、エアコンの初動の電気代を削減することができます。
電気カーペット
床暖房のない家でも電気カーペット(ホットカーペット)があると、底冷えを防ぐことができます。
でも電気代はどうでしょうか?
ホットカーペットの面積やメーカーにもよりますが、消費電力量は
- 1畳用 200~300W
- 2畳用 300~400W
- 3畳用 400~500W
程度です。(「弱」~「強」と暖め具合によっても異なります)
1時間の電気代は5.4~13.5円が目安
エアコンの暖房商品電力(筆者の例)が135~950Wであり、3.65~25.7円が1時間当たりの使用料金の目安なのを考えると、大体半分くらいのコストですね。
エアコンでは充分に暖まりにくい足元を暖めることができるホットカーペット。
室温を上げてくれるわけではないので、これだけでは暖房として充分とは言えませんが、 エアコンの補助として使うことで、設定温度を低くすることに効果があります。
特に冷え性の方は積極的に活用したい家電です。
こたつ
実は、こたつは節電の優等生なのです。
限られた狭い空間を布団でくるんで暖めるので、 短時間で暖まるわりに温度が下がりにくいという利点があります。
こたつの消費電力はだいたい500W前後ですが、これはスイッチを入れた直後に空間を暖めるまでに必要な最大電力。
暖まってしまってからの消費電力は100~300W程度です(こたつの「弱」~「強」と暖め具合によっても異なりま す)。
こたつの電気代
1時間にかかる電気代を算出する計算式
消費電力(KW)(※1)×1時間の電気代単価(※2)=1時間の電気代
※1:消費電力(KW)→0.1~0.5KW(100~500W)
※2:27円(税込)(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電気料金目安単価)
つまり、0.1~0.5×27円=2.7~13.5円が1時間当たりの使用料金の目安です。
エアコンの暖房商品電力が135~950Wであり、0.135~0.95×27円=3.65~25.7円が1時間当たりの使用料金の目安なのを考えると、大体半分くらいのコストですね。
こたつに入ると、下半身が集中して暖められるため、周りの気温が低くてもかなり体感温度が暖かく感じられます。
エアコンの設定温度を下げて消費電力を抑えるためにも、 併用することで効果的な暖房機器としてぜひ活用してください。
冬のエアコン代を少しでも下げる方法
エアコンの稼働時間の調整、スイッチのON/OFFをなるべくしないようにすること以外に、エアコン代を少しでも下げる方法を挙げておきます。
エアコン代の節約については、基本的に夏の方法と同じです。
方法2:フィルターを掃除する
フィルターの汚れと目詰まりを解消することでエアコンの効きを良くします。
エアコンの温度調整
冷房とは逆に、エアコンの温度を下げます。
エアコンの温度を1℃下げると年間の電力量が53.08kWh、電気代にすると約1,430円の節約になります。(使用時間9時間/日、外気温31℃の時エアコン2.2kWの設定温度を21℃→20℃にした場合)
外気温とエアコンの設定温度の差が大きいほど電力を消費します。
最初は高めの温度で部屋を暖めた後は、設定温度を低めにしておくことで節電につながります。
方法3:エアコンに向かって扇風機を置く
エアコンによって吐き出された 暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまりやすいです。
そのため、エアコンに向かって扇風機を置く、もしくは天井に向けてサーキュレータを作動させて 室内の空気を循環させると、効率的に部屋を暖めることができます。
方法4:厚手のカーテンや断熱フィルムで窓をガード
窓をガードすることで、室内に入る冷気をカットし、暖房の効率を高めます。
方法5:室外機を遮るものがあればどかす
室外機を囲ったり、吹き出し口をふさいだりするとエアコンの動作に影響があります。
室外機の周辺には物を置かないようにしましょう。
すべて出典:経済産業省 資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド」
冬にエアコンをつけなくても我慢できる方法
冬にエアコンを付けなくても良い方法としては、やはり我慢をすることです。ですが、寒い部屋にいて体調を崩してしまっては元も子もないので、あまり省エネに走り過ぎない程度にとどめておきましょう。
厚着する
着るものを増やしたり、ひざ掛けを利用するなどして肌の露出面積を少なくすることで体感温度を上げることが できます。
以下に例を挙げます。
- カーディガン→約2.2℃
- ひざ掛け→2.5℃
- ソックス→0.6℃
エアコン以外の暖房器具を使用する
もちろん厚着だけではどうにもならない場合もありますよね。
そんな時は、エアコンよりも電気代の安いこたつやホットカーペットなどを利用してみましょう。
詳しくは 「エアコン以外の暖房器具と電気代を比較」の章を見てみてくださいね。
節約機能がオススメなエアコン
エアコンは消費電力が高い分、価格だけで選んでしまうと後々電気代で困ることがあります。
また、買い替えるのがもったいないと思っている方もいるかもしれませんが、エアコンは10年以上前と比べると 、現在はなんと40%も省エネタイプになっているのです。
また、 最新機種であればあるほどお部屋の快適さが向上し、かつ電気代も抑えられるようなきめ細かい配慮が進化しています。
ここで、同じ広さの部屋(8畳)を対象としたエアコンで、4つのメーカーの2017年モデルを期間消費電力量の低さ(=年間の使用電力の低さ)に着目して並べてみました。
毎年省エネ基準は髙くなっています。
例えば筆者が持っているエアコンは6畳用にもかかわらず、以下に挙げた8畳用のエアコンと比較して、期間消費電力量で上回っているものすらあります。
上位モデルの方が期間消費電力は低くなっていますが、実勢価格を加味してコストパフォーマンスが良い商品を選ぶのが節約のポイントといえます。
ダイキン「うるるとさらら」シリーズ
型番 | 期間消費電力(kWh) | 年間消費電力試算(円) | 最低価格(価格.comより) | |
---|---|---|---|---|
うるさら 7Rシリーズ | AN25URS-W | 717 | 19,359 | 208,440 |
Aシリーズ | AN25UAS-W | 717 | 19,359 | 237,440 |
Fシリーズ | AN25UFS-W | 802 | 21,654 | 158,216 |
Cシリーズ | AN25UCS-W | 802 | 21,654 | 128,000 |
Eシリーズ | AN25UES-W | 830 | 22,410 | 107,980 |
※価格は2017年6月現在の情報です(本体のみ、配送料・設置工事代などは含まず)
パナソニック「エオリア」シリーズ
型番 | 期間消費電力(kWh) | 年間消費電力試算(円) | 最低価格(価格.comより)(円) | |
---|---|---|---|---|
Xシリーズ | CS-X257C | 676 | 18,252 | 169,800 |
EXシリーズ | CS-EX257C | 815 | 22,005 | 105,968 |
GXシリーズ | CS-GX257C | 815 | 22,005 | 99,883 |
Jシリーズ | CS-J257C | 815 | 22,005 | 73,358 |
Fシリーズ | CS-F257C | 815 | 22,005 | 69,800 |
※価格は2017年6月現在の情報です(本体のみ、配送料・設置工事代などは含まず)
三菱「霧ヶ峰」シリーズ
型番 | 期間消費電力(kWh) | 年間消費電力試算(円) | 最低価格(価格.comより)(円) | |
---|---|---|---|---|
Zシリーズ | MSZ-ZW2517(W)(T) | 695 | 18,765 | 152,653 |
Xシリーズ | MSZ-X2517(W) | 706 | 19,062 | 146,543 |
Lシリーズ | MSZ-L2517(W) | 802 | 21,654 | 98,620 |
Sシリーズ | MSZ-S2517(W)(N) | 815 | 22,005 | 88,877 |
GEシリーズ | MSZ-GE2157(W) | 8152 | 22,005 | 66,238 |
※価格は2017年6月現在の情報です(本体のみ、配送料・設置工事代などは含まず)
日立「白くまくん」シリーズ
型番 | 期間消費電力(kWh) | 年間消費電力試算(円) | 最低価格(価格.comより)(円) | |
---|---|---|---|---|
Xシリーズ | RAS-X25G | 622 | 16,794 | 183,290 |
E/ELシリーズ | RAS-E25G | 751 | 20,277 | 1202,200 |
W/WLシリーズ | RAS-W25G | 815 | 22,005 | 99,884 |
Dシリーズ | RAS-D25G | 815 | 22,005 | 84,610 |
※価格は2017年6月現在の情報です(本体のみ、配送料・設置工事代などは含まず)
経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」から、エアコンのスペックを一覧にして確認することができます。
ここに記載のないメーカーの製品も掲載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
残念ながら価格は確認できないので、最寄りの家電量販店、あるいは 価格.comなどの価格比較サイトなどで確認しましょう。
まとめ
エアコンの電気代について、かなり深堀してみましたがいかがだったでしょうか?
ここがポイント
- エアコンの電気代の求め方、スペック表の見方
- つけっぱなしにした方が安いのかどうか?
- エアコンをより節約して使うためにすべきこと
- エアコン以外の冷暖房の対処方法
もはや私たちの生活に欠かせない家電になりつつあるエアコン。暑さ寒さを我慢すれば確かに電気代はかかりませんが、無理は禁物です。
必要な家電であるからこそ、賢く使って、あなたの家のエアコンにかかる電気代を少しでも節約する助けになれば幸いです。
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。