やめられなくても大丈夫!コンビニで逆に節約する活用方法まとめ
ついつい立ち寄ってしまう便利なコンビニエンスストア。
余計なモノを買ってしまったり、割高だとわかっていても買ってしまったり…。
これが節約の敵だとわかっていても、やめられない!
そんな人に向けて、この記事では下記のようなお悩みにお答えします。
ここがポイント
- コンビニの誘惑を断ち切って節約をしたい
- コンビニで買うとどれぐらい無駄な買い物をしているのか具体的に知りたい
- むしろコンビニで買ったほうが節約になるモノや方法ってないの?
コンビニでの買い物は無駄遣いになりやすいとわかってはいるけど、
「生活スタイルの都合上、どうしてもコンビニの方が立ち寄りやすく、スーパーに行くのは逆に時間がかかりすぎて無駄」
という人もいると思います。
この記事では、そのような人が 買うべきアイテムや、ポイントをためて逆に得する節約方法も紹介していきます。
便利なコンビニを賢く使って、無理せず無駄なく節約しましょう!
コンビニ以外で買える商品と入手方法
コンビニは、家や会社などの行動範囲のすぐ近くにあって便利ですよね。
ですが、スーパーなどにくらべると価格が高いという点が、節約したい人にとってはマイナスポイントです。
コンビニの商品が高い理由は、多くが割引されていない定価や標準価格で販売されているからです。
コンビニに立ち寄るといつも買ってしまう商品を、コンビニ以外で購入した場合には、どのくらいの金額差があるのでしょうか?
コンビニ以外で安く買える商品についてはコンビニで買わないように習慣づけると、月にすると大きな節約効果が得られます。
具体的な方法についてご紹介していきますね。
コンビニと同じものを家から持ってくる
ペットボトル飲料やお菓子などは、ディスカウントショップやネット通販でまとめ買いし、家から持参するようにすると節約になります。
ペットボトルのお茶
画像引用:伊藤園「お~いお茶」
例えば、伊藤園「おーいお茶」の525mlの場合、コンビニ各社では129円(税込)で販売されていることが多いです。
しかし、ドラッグストアやスーパーでは、88円前後から100円前後で販売されている場合もあります。
定価と比べて、 最大で1本あたり41円も差がついてしまいます。
また、Amazonや楽天市場などのネットショッピングでも、ケースで購入すると、送料を加味しても1本あたり80円~90円程度で販売されているお店も多いです。
平日働いている人が毎日飲んだとして、月に20日買う場合で比べてみましょう。
週5日ペットボトルのお茶を毎日買うと…
- コンビニの場合…129円×20=2,580円
ですが、
- コンビニ以外で購入した場合…88円×20= 1,760円
まったく同じ商品なのに、月820円もの差に!
ちょっとしたランチ代にもなる金額、と考えると放っておけない支出ですよね。
お菓子
画像引用:ネスレ「ネスレ製品ラインナップ:キットカット ミニ 3枚入り」
お菓子の場合も同様です。オフィスでも人気の「キットカット」を例に見てみましょう。
ノーマルな赤箱(ミニ)の場合、コンビニでは、3枚で108円(税込)です。1枚あたり36円ですね。
同じ商品をスーパーなどで購入した場合、80円程度から見つかります。
さらに、スーパーなどでは、大袋の「お買い得サイズ14枚入」が販売されています。
これを選べば、280円程度、1枚約20円で購入することも可能です。
毎日1つ食べるとして、1ヶ月で計算してみましょう。
週5日毎日キットカットを食べると…
- コンビニの場合…108円×20日=2,160円
となります。いっぽう、
- 同じ分量をスーパーで大袋で購入した場合…約4.3袋分になり、278円×4.3≒ 1,195円
と、 4割以上も安くなってしまうのです。
コンビニランチは「白米」だけ持参する
では、お昼ご飯によく買ってしまう、おにぎりについてはどうでしょうか?
梅のおにぎりを例に見てみましょう。
コンビニでは、シンプルな梅おにぎりは税込110円程度で販売されています。
おにぎりの中でも比較的安価なので、節約できている!と思っている人もいるのではないでしょうか。
ところが、 実はこの「梅おにぎり」も高い買い物なのです。
梅のおにぎりを、家から作って持っていく場合、お米代と梅干し代、電気代がかかりますよね。
おにぎり1個を作るには…
- おにぎり1個に使うお米は、だいたい0.3合(50g)程度。5kg2,000円のお米を使ったとして、20円程度。
- 梅干し1個…10円程度
- おにぎり用の焼きのり1枚…15円程度
したがって、材料費のみでは45円程度となります。
- ご飯を炊くときの電気代…4.2円程度(162W(※)、26円/kWh、炊飯時間1時間として)
※数値参考:タイガー「IH炊飯ジャー JKT-J 仕様一覧」より
なので、おにぎり1個を作るためには50円程度しかかかりません。
これを1ヶ月でみた場合、コンビ二おにぎりの場合は110円×20日=2,200円、家で作った場合には50円×20日=1,000円です。
ひと月当たり800円と、こちらも大きな差になってしまいます。
ちなみに、毎日おにぎりを作るのが手間だと思う人は、週末など時間のある時にたくさんご飯を炊いて、おにぎりにしてから冷凍しておきましょう。
忙しい朝も、冷凍しておいたおにぎりを持って家を出るだけなので時間の節約にもつながりますよ。
ここまでは、コンビニで買うと高いので買わない方がよいものを挙げてみました。
しかし、必ずしもコンビニを使わないことが節約になるとは限らない場合もあります。
実は、コンビニを使ったほうがかえって安上がりになるものもあるのです。次の章で詳しくご紹介しましょう。
コンビニで買ったほうが節約になるモノ
コンビニで買うと割高なものも多い中にも、例外はあります。
コーヒーやスイーツなど、専門店で購入するような商品は、コンビニの方が割安となることもあるのです。
コンビニで済ませることが節約につながるものをご紹介いたしますね。
コーヒー
仕事の合間や食後に一息つきたいときに一杯のコーヒーは最適ですよね。
以前はおいしいコーヒーといえば、カフェのお持ち帰りでしたが、今ではコンビニでも一杯だてのコーヒーを購入することができます。
コーヒーの専門店、スターバックスのブレンドコーヒーは、ショートサイズ(240ml)で302円(税込)です。
しかし、コンビニではもっと安く購入することができます。
スタバのショートサイズと同クラスのコンビニコーヒー
- セブンイレブン…ホットコーヒー(L)
- ローソン…マチカフェブレンド(M)
- ファミリーマート…ブレンド(M)
- ミニストップ…ホットコーヒーレギュラーサイズ
これらのコンビニカフェの各社同クラスの大きさのコーヒーは、150円程度。
スターバックスと比べると約50%も安く買うことができるのです。 月に20日飲んだとすると、約3,000円の差となります。
ただし、淹れたてにこだわらない場合は、安い缶コーヒーをまとめ買いした方が一本50円から80円程度とさらに割安にはなります。
自分が毎日のコーヒーの質にどれぐらいこだわりたいのか?を見つめ直すことでさらなる節約ができます。
一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
スイーツ
また、節約したいときに見逃せないのが、コンビニスイーツです。
各社コンビニはスイーツに力を入れており、お手頃価格のスイーツが充実しています。
専門店では、シュークリームはシンプルなものでも200円程度が相場です。
しかし、コンビニなら100円程度から購入できます。ケーキも専門店なら500円程度ですが、コンビニでは300円前後です。
それでいて、専門店の監修であったり、旬の素材が使われていたりと、安いコンビニの商品だからといってあなどれません。
スイーツは節約をしている人にとっては贅沢品ですが、 甘いものがどうしても食べたくなったなら、コンビニのスイーツにするのがおすすめです。
PB(プライベートブランド)商品
そのほかでは、コンビニのPB(プライベートブランド)商品も、節約につながる場合があります。
もともとPB商品は、自社用に企画することで国内ブランド商品よりも価格が抑えられているためお買い得です。
コンビニの場合、PBの冷凍食品が充実していて見逃せません。
とくにパスタやラーメンなどは、ちょっとしたファミレスで食べるようなメニューも揃っています。
ワンコイン以下で買える商品も多く、 外食する場合と比べてPBの冷凍食品なら半額程度に節約が可能です。
買い置きができるのも助かりますね。
一番ポイントがたまるコンビニはどこ?
コンビニで会計をしていると、必ず聞かれるのが、「ポイントカードをお持ちですか?」ですね。
主要なコンビ二にポイントカードがあることを知っていても、どのカードがお得なのかわかりにくいですよね。
まず、 主要なコンビニエンスストアのポイントカードと、基本の還元率をおさらいしておきましょう。
月の利用金額や使う電子マネー、アプリによってもポイントのたまり方が違うので気をつけてくださいね。
セブンイレブンのポイントは100円(税抜)に1P
画像引用:電子マネー[ナナコ]「nanacoとは」
セブンイレブンには、ポイントのみのカードはありませんが、電子マネー「nanaco」を発行しています。
「nanacoカード」と「nanacoポイント」
- 「nanaco」にチャージした電子マネーを使用した場合、100円(税抜)に1ポイント(「nanacoポイント」)が貯まる。
- 「nanaco」のカードは有料(300円)。しかし、アプリ型の「モバイルnanaco」なら無料で発行可能。
- nanacoポイントは、1ポイントから「nanaco」に交換できる。
- ただし、 nanacoポイントのままの状態では、有効期限がある。
例:4月1日から翌年3月末までに獲得したnanacoポイントは、翌々年の3月末が期限。
有効期限がくるとnanacoポイントが消えてしまうので、 定期的に「nanaco」の電子マネ-に交換するようにしましょう。
電子マネ-に交換してしまえば、期限が切れてしまうことはありません。
ローソンのポイントは100円(税抜)に1P
画像引用:ローソンおさいふPonta「おさいふPontaとは?」
ローソンで貯めることができるポイントは、「Pontaポイント」と「dポイント」の2種類で、どちらか片方を選択します。
どちらも、100円(税抜)に1ポイントが貯まります。
また、電子マネーとPontaポイントカードを一体化した 「おさいふPonta」ならさらにポイントを貯めやすくなっています。
「Pontaポイント」と「おさいふPonta」
- 「おさいふPonta」にチャージした金額から支払いを行うと、通常のポイントに加えてプリペイド決済500円(税込)ごとに1ポイントが貯まる。
- 「おさいふPonta」の発行は無料。
Pontaポイントは、会員登録しておけば最終ポイント加算あるいは利用後1年後の同日が有効期限となります。
会員登録をしていない場合は、最終ポイント加算後1年後の月末日までとなります。
買い物のときにカードを提示してポイントを貯めている限り期限切れの心配はありませんが、念のため会員登録を行っておくのをおすすめします。
ファミリーマートのポイントは200円(税込)に1P
画像引用:ファミリーマート「Tポイントを貯める」
ファミリーマートでは、「Tポイント」を貯めることができます。200円(税込)に1ポイントの付与です。
ファミマの場合、1ヶ月間の買い物金額に応じてランクがあります。
当月4,999円以下の利用であれば翌月のポイントは1倍ですが、 当月の利用が5,000~14,999円の場合は翌月のポイントが2倍に、15,000円以上の場合には3倍へとランクアップします。
さらにカードに搭載された電子マネー「Tマネー」を利用する場合には、前述のローソン「おさいふPonta」のようにポイントが貯めやすくなっています。
「Tポイント」と「Tマネー」
- チャージした「Tマネー」で買い物をすると、通常の「Tポイント」に加え、月間利用金額500円(税込)ごとに1ポイントが貯まる。
- カードの発行料は無料。
TカードおよびTポイントの有効期限は、最終ポイント変動日より1年間です。
ポイントカードを使い続けている場合は期限切れの心配はありません。
ミニストップのポイントは200円(税込)に1P
ミニストップの場合は、200円(税込)に1ポイント、「WAONポイント」が貯まります。
買い物するたび「WAONポイント」が貯まる
- 電子マネー型の「WAONカード」と、ポイント機能のみの「WAONポイントカード」がある。
- 「WAONカード」の発行料は300円(税込)、「WAONポイントカード」およびアプリ型の「モバイルWAON」は無料。
- 「WAONカード」の電子マネーで支払う場合は、通常のポイントに加え、月間累計利用金額500円(税込)ごとに1ポイントが貯まる。※
※「WAONカード」の電子マネーで支払い、月間累計利用金額ごとのポイント(月間WAON POINT)を貯めるには、WAON POINT会員登録が必要です。
- 5・15・25日はポイント2倍。
- ただし、 ポイントのままでは最大2年間で期限が切れてしまうため注意が必要。(初回のポイント発生月を基準として、年度ごとに加算期間および期限到達を計算)
「WAONポイントカード」の場合、貯められるのは通常のポイントだけですので、 ミニストップでポイントを貯めたいなら、会員登録した電子マネー「WAON」で支払うほうがお得です。
また、WAONステーションやイオン銀行ATM、Famiポートを使えば1ポイント単位でWAONポイントを電子マネーに交換できますので、うっかり期限を切らさないように、定期的なポイント交換をおすすめします。
コンビニ各社のポイント還元一覧と還元率が高いおすすめのコンビニ
以上を簡単に表にまとめると、次のようになります。
月に1万円使った場合のポイント還元率も記載していますので参考にしてください。
コンビニ | 貯まるポイント | 付与金額 | 還元率 | 1万円(税込)利用時のポイント |
---|---|---|---|---|
セブンイレブン | nanacoポイント | 100円(税抜)に1P(nanaco支払いの場合のみ付与) | 1% | 92円相当 |
ローソン | Pontaポイント、もしくはdポイント | 100円(税抜)に1P/おさいふPonta利用の場合、別途500円(税込)に1P | 1%~ | 92円~(別途おさいふPonta利用で最大+20円相当のボーナスあり) |
ファミリーマート | Tポイント | 200円(税込)に1P/Tマネー利用の場合別途500円(税込)に1P | 0.5%~最大1.5% | 50円/100円(※)(別途Tマネー利用で最大+20円相当のボーナスあり) |
ミニストップ | WAONポイント | 200円(税込)に1P/電子マネーWAON利用の場合、別途500円(税込)に1P | 0.5%~ | 46円相当(別途WAON支払いで最大+18円相当のボーナスあり)) |
※月間の利用金額が1万円(税込)以上の場合
この付与率は基本的なものです。
これらのほか、商品によってボーナスポイント付与やポイントの倍付、チャージによるポイント付与なども行われていますので、実際のポイントはもっと貯まりやすくなっています。
こまめにコンビニのキャンペーン情報をチェックしておきましょう。
月5,000円未満ならローソン、15,000円以上ならファミマがおすすめ
近くに複数のコンビニがある人は、ポイントの貯まりやすさからお店を選択すると節約につながります。
ファミリーマートのみ、月の利用金額でポイント還元率が変わります。最大ランク(還元率1.5%)になるためには月に15,000円以上使う必要があります。
これは例えば、月に20日出勤するサラリーマンが毎日750円以上使わないと超えない金額です。
逆に、月に5,000円未満、つまり 1営業日あたり250円未満しか使わないのであれば、ファミリーマートはセブンイレブン・ローソンよりもポイント還元率が低いのです。
セブンイレブンとローソンではポイント還元率は1%と同じなのですが、おサイフPonta利用のボーナスポイントがあるという意味でローソンの方が少し有利です。
まとめると、
5,000円未満の買い物しかしない人ならローソンが、
月間の利用金額15,000円を超えるようならファミマがお得です。
まとめ
それでは、コンビニでの無駄遣いを減らし、節約に成功する方法についておさらいしましょう。
何となくコンビニは価格が高いとは感じていても、具体的にどれくらい高いのか?まではイメージできていなかったことでしょう。
商品によっては、コンビニで買うのをやめると、半額程度まで節約することができました。
しかし、コンビニは、「身近で何でも揃う」のがメリットです。近くで便利なコンビニだからこそ、最大限に活用したいですよね。
コーヒーやスイーツなどは、専門店よりもコンビニの方が節約になる代表的な商品です。
コンビニで買うべきもの、買わない方がよいものを、この記事を参考にチェックしてみてください。
また、コンビニを利用する際に忘れてはいけないのが、ポイントサービスです。年間にすると数千円のポイントが貯まっていた、ということも少なくありません。
ポイントカードを上手に利用して、コンビニでの買い物を少しでもお得にしましょう。
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。