インターネットの「ベストエフォート」って何?プラン選択時の落とし穴
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インターネット回線のプランを検討しているとき、「ベストエフォート」という言葉をしばしば見かけることがあります。
普段は聞きなれない言葉で、突然出てくると何だろうと不安に感じていませんか?
ベストエフォートとは、インターネット回線の通信速度に関係する言葉で、業者が最大限努力したときに出る速度という意味です。
回線のスペックの1つであり、各社のプランを比較する検討材料として注目すべきポイントです。
しかしベストエフォートでの回線速度だけ見ていても、適切なプラン選びは行えません。
この記事ではこんな疑問に答えます!
- よく見かける「ベストエフォート」ってどういう意味なの?
- パンフレットやサイトに書かれている最大速度は自宅でも本当に出るの?
- スペックの高いパソコンならインターネットも快適に見られる?
- そもそもどれくらいの速度があればWebページを快適に見られるの?
本記事ではベストエフォートの言葉の意味と、プラン選びにどう生かせばよいのかを解説します。
ベストエフォートの確認だけでは不十分な点を補足する方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ベストエフォートとは品質を明確に保証しない表現方法
「ベストエフォート」=「最大限の努力」という意味
ベストエフォートとは「最大限努力する」という意味です。
通常、企業が提供するサービスの品質は明確に定義することが多く、例えばピザのデリバリーでは30分以内の到着を強調していたりします。
ドミノピザでは30分を超えると、場合によっては割引クーポンをくれることもありますよね。
ベストエフォートとはその逆で、サービスの品質レベルを常に保証せず、「最大でこのくらい」と表現する方法です。
IT関連では広告の文言にもよく登場する表現ですが、具体的にはどのような内容なのでしょうか。
インターネット回線での「ベストエフォート」は「想定の最大通信速度」
インターネット回線の話題でベストエフォート」という言葉が出てくるときは、速度に対する言葉として使われることが多いです。
インターネット回線の通信速度は、PCの性能・同時アクセス人数など、さまざまな要因によって変化します。
回線混雑も発生するため、常に一定の速度を保証することは不可能です。
インターネット回線の提供事業者は、混雑を解消するために設備の増強などさまざまな努力を行います。
しかし、回線速度は同時アクセス人数などの業者がコントロールできない要素にも左右されるので、速度に関して常に保証することはできません。
事業者がベストエフォート型の表現によってサービス運営を行うのはこのためです。
ベストエフォートの逆は「ギャランティ」
ベストエフォート型と逆の意味で用いられる言葉に「ギャランティ型」があります。
ギャランティとは「保障」の意味で、 サービスの品質を明示し、それを保証する仕組みを指します。
ギャランティ型の具体例としては、企業で使われる本社と支社の間を結ぶ専用回線などが挙げられます。
本社・支社以外に回線に影響を及ぼす要因がないため、混雑が生まれにくくなります。
一般消費者としても、インターネット回線の速度に関してはギャランティ型で保証してくれることが理想的です。
しかしギャランティ型にするには専用の設備を必要とするため、莫大なコストがかかります。
一般家庭でギャランティ型を実現するのは現実的ではありません。
インターネット回線の理論上の速度と実際の速度は異なる
理論値は条件がすべてそろった時が前提
インターネット回線のサービスの説明を見ると、「最大1Gbps」という文言をよく見かけますよね。
これはベストエフォート型の表現の1種であり、1Gbpsという数字はあくまでも理論値であることに注意しなくてはなりません。
理論値とは常に再現できる数字ではなく、前提となる条件が複数あります。
要因は同時に接続しているユーザーの数、端末の性能、通信環境などさまざまです。
これらすべてが理想通りの条件になったときに出るのが理論値です。
実際の速度はユーザーの利用状況に影響される
理論値の話からご想像いただけたとおり、実際のサービスでの速度は理想通りにはいきません。
ユーザーのネット利用の状況が常に変化を続けるのに従い、実際の速度も変化します。
影響要因の1つが混雑具合です。
曜日や時間帯などによりますが、ネットの接続人数が多いタイミングでは混雑が発生し、速度は低下します。
年末年始にネットが非常に遅くなることが話題になったことがありましたが、多くのユーザーが新年の挨拶をメールで送ることが原因でした。
もう1つの大きな要因はパソコンの性能です。
パソコン自体の処理速度が速いほどネットの通信スピードも速いため、スムーズに利用できます。
とくに、ソフトを同時に複数立ち上げた際の処理能力が優れていると、体感する通信速度も速く快適です。
プラン比較ではベストエフォートだけでなく実測値も確認すべき
ベストエフォートでの速度表現は、インターネット回線のプラン選びでの一部として重要なことは確かです。
しかし、あくまでも理論値であり、鵜呑みにすることのできる数字ではありません。
実際の速度はベストエフォートでの表現よりも低いと考えるべきです。
回線比較をより適切に行うためには、色々な環境で実際に出ている速度をチェックすることが必要です。
実際の速度なんてどうやって見ればいいのだろう?と思う方も多いと思いますが、インターネット回線上で一般のユーザが計測した速度を公開しているサイトがいくつか存在します。
計測公開サイトでの実測値をいくつかチェックしてみることがおすすめです。
誰でも無料で利用できるサイトなので、入会料・手数料などは一切必要ありません。
次の章では、実測値公開サイトの利用方法について解説します。
回線速度の実測値をチェックしてみよう
回線の実測値を公開しているサイトを紹介
おすすめのサイトを2つご紹介します。ぜひ一度どちらかのサイトで実測値を確認してみてください。
Radish
おすすめサイトの1つ目は「 速度計測システム Radish」です。
株式会社Studio Radishが運営しているサイトで、複数の地点にサーバーを設置し、異なる事業者の回線を計測しています。
BNRスピードテスト
2つ目のおすすめサイトは「 BNRスピードテスト」です。こちらは下りの速度に加え、上りの速度も計測できるのが特徴。
速度計測機能の使い方も、BNRの方が簡単で便利です。
参考:BNRスピードテスト
他回線での実測値をチェックしてみよう
この記事を読んでいる方には、新規契約や乗り換え先のプランの実測値はどれぐらいなのか?を知りたい方も多いと思います。
「Radish」には「 みんなの測定結果」というメニューがあり、 各地に住んでいるユーザーが測定した結果を把握することができます。
契約回線やプロバイダで絞り込むことができるため、自分が検討している事業者の結果を見てみると良いでしょう。
「BNR」には「 アクセス回線別統計情報」があり、 回線ごとの速度の統計情報を確認することができます。
この統計情報は過去からの蓄積されたデータを基にしていますが、最新の計測情報を取り込んだ結果として適宜更新されます。
「Radish」は個々のリアルな計測結果が掲載されているので、最近の他ユーザーの測定結果を知りたい場合におすすめです。
「BNR」は個々の結果を集計したデータがあるので、過去を含めた統計データを知ることができます。
速度計測もBNRのほうが簡単で便利です。
両方の計測システムはあくまでも参考値であり、絶対的な数字ではありません。
しかし、ベストエフォートの数字にプラスする情報としてかなり有益な情報ではないでしょうか。
通常は下りで1~3Mbps程度、動画鑑賞には下り10Mbps
実測値でどれだけの速度が出ればよいのかというと、メールのやり取りやウェブサイトの閲覧だけなら1~3Mbps程度の速度で十分です。
ただし動画の鑑賞やリアルタイム通信が必要なゲームなどをするにはもう少し速度が必要で、10Mbps以上あると快適に利用鑑賞できます。
YouTubeやニコニコ動画、テレビ局のオンデマンドサービスなどをよく利用される方は、10Mbps以上を目安にしてくださいね。
まとめ
ベストエフォートとは「最大限の努力」という意味であり、インターネット回線では速度についての品質を表現する方法であることがお分かりいただけたかと思います。
インターネット回線の通信速度は、同時接続人数やパソコンの処理性能など、さまざまな要因によって変動します。
サービス提供者は、常に一定の通信速度を保証することができません。
ベストエフォートで表現される速度はあくまでも理論値であり、実際のサービスで出るスピードではありません。
ここがポイント
- プランを選択する際には、ベストエフォートだけではなく、実測値も確認する必要がある
- 回線比較では、回線の実測値を公開しているサイトでのデータ確認も行うのがおすすめ
通常利用で下りが1~3Mbps、動画鑑賞では下り10Mbps以上あると快適です。
あくまでも参考値ですが、ベストエフォートだけではわからないリアルな数字を確認することができますよ。
この記事を参考に、ベストエフォートの数字に踊らされず、賢いインターネット選びをしてくださいね。
ポイント別 格安SIMランキング
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総合
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料金
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1位
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