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【保存版】ぜひ週末に観てほしい!傑作から問題作まで「個人的おすすめ映画23選」

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【保存版】ぜひ週末に観てほしい!傑作から問題作まで「個人的おすすめ映画23選」

この週末、どう過ごすかの予定はもう決まっていますか?何となく「家で映画でも観て過ごそうかな…」と思っていたりはしませんか。

しかし家には 「もう何回も観た映画しかない」という人には、本記事をぜひ読んでほしいと思います。

自宅・スマホでも多くの映画が手軽に楽しめる時代に VHSからDVD、そして動画配信・ストリーミングサービスへ。

映画を取り巻く環境は、 大きな転換期を迎えています。

  • Amazonプライムビデオ
  • dTV
  • Netflix

などの動画配信サービスには、洋画邦画合わせて 数十万本の作品がラインナップされています。

映画を気軽に視聴しやすくなった今こそ、たくさんの映画を観てお気に入りの作品を増やしていきたいものですね。

時間を無駄にしたと思うようなダメ映画は観たくない 

しかし、観終わった後で「時間を無駄にした…」と思うような映画は避けたいものです。

自宅で映画を観る習慣が無かった筆者を、ホームシアターの道へと引きずりこんだのは、本記事でもご紹介する 「プライベート・ライアン」でした。

鬼気迫る戦場の描写は、家で観ていることを忘れさせてくれる臨場感に溢れていました。

今回、それをきっかけに 年間100本以上の映画を観るようになった筆者が、これまで心揺さぶられたおすすめ映画を厳選してご紹介します。

この週末をきっかけに「一生涯大切にしたい映画」が見つかるかもしれません。それぞれ、以下のようなテーマでピックアップしました。

ぜひ、休日を共にする1本を探してみてください。

目次

※その映画が観られる動画配信サービスも合わせてご紹介します。

「事実は小説より奇なり」ドラマチックな実話を元にした映画

「Based on a true story‥‥」

こんなテロップが流れる映画を観たことはありませんか?

字幕では「実話に基づく」、「事実に着想を得たストーリー」などと訳されていることが多い、実話を元にした映画。どこまで事実か、どこからが脚色なのかを考えると、映画で描かれたことをすべて真実とするのは危険なことです。

しかしながら、事実は小説より奇なりという言葉通り、 実話ベースの映画は、感動を呼ぶものがたくさん!

数多ある実話を元にした映画のなかから、個人的に おすすめの5本をピックアップしてみました。

あらゆる賞を総なめ!「ソーシャル・ネットワーク」

デヴィット・フィンチャー監督がミレニアルズ世代の俳優ジェシー・アイゼンバーグを主役にむかえ、撮影したこの作品。言わずと知れた世界最大規模のSNS、Facebookの誕生秘話を描いています。

といっても 「Facebookは俺たちの汗と涙の結晶!仲間の絆と成功の物語」ではありません。

一時期こぞって製作されたスティーブ・ジョブズの映画と同様に、こちらの「ソーシャル・ネットワーク」の主人公であるマーク・ザッカーバーグも、かなり 独善的な部分がクローズアップされています。

もちろん、ハーバード大学に入学を果たした頭脳を駆使するプログラム開発や、誰にも真似できない発想力はすさまじいものがあります。

とはいえ、頼まれた依頼をのらりくらりとはぐらかし、その隙をみて依頼されたアイデアを土台に自分の望むものを作り上げる手法は、観ていて 「この鬼畜!」と言いたくなってしまいます。

それでも、ハーバードという環境と、才能を認めざるを得ない周囲の人々は彼を許し、若くして破格の富を得る億万長者となる姿を眺めるしか手立てがありません。

この「ついつい許してしまうけれど振る舞いは外道」という自己保身的な姿は、 まさにミレニアルズそのものでしょう。

「ミレニアルズ」とは?

1980〜1990年代に生まれ、2000年以降に成人をむかえた世代。積極的な消費を好まず、幼い頃からデジタル機器にかこまれて育った世代。

日本の「さとり世代」と似ているとされるこの言葉を、映画視聴当時、私は知りませんでした。

ですが、この世代をあらわす言葉を知ってから振り返ると、通常の2倍程度という早口(脚本を時間内におさめるために会話のスピードを速めたという説もある)で、自分の興味のあることだけを喋り続けるアイゼンバーグ演じるザッカーバーグの姿は、典型的なミレニアルズを描いているように思います。

単にFacebookにまつわる映画というより、 2000年代初頭の空気が詰まっている映画としておすすめしたい一本です。

もっとも、 ザッカーバーグご本人に対する取材は一切していないということで、この姿がそのまま「実話」というわけではないでしょう。

現に、ザッカーバーグは、次世代のためのチャリティプロジェクトに資産の多くを費やす慈善家としての一面も持っています。

なので映画を観た後も「もうFacebookなんて退会してやる!」という気持ちにはなりませんので、ご安心を。

不屈の魂にも涙は宿る「ザ・ハリケーン」「スタンドアップ」

実話ベースの映画感動部門は、「ザ・ハリケーン」と「スタンドアップ」の2本をおすすめしたいと思います。

「ザ・ハリケーン」

「ザ・ハリケーン」は、黒人というだけでろくな裁判もなく冤罪となったボクサー、ハリケーン・カーターと、彼の無実を晴らすために奔走する少年との交流を軸に描かれる伝記映画です。

黒人差別と闘う映画は、法廷ものから刑事ものまで、ありとあらゆるものがあります。

キング牧師、マルコムXなど史実を元にした映画も数が多く、 ハリウッドにとってどれだけこの題材の存在が大きいかを物語っているようにも感じられます。

ハリケーン・カーターを演じるのは、この作品の後年にアカデミー賞俳優となるデンゼル・ワシントン。

物語は、少年との交流と、バリバリのボクサー時代の回想を交互にはさみながら展開していきます。

そのため若く健康な時の姿と、投獄されて間もない頃のすさんだ佇まい、少年と出会う初老になった姿と演じ分けているのですが、これが俳優の面目躍如。

体型や髪型だけでなく、 目や歩き方で年齢を感じさせる演技は流石の一言です。

黒人差別や冤罪事件といった重いテーマを敬遠しがちな人も、演じ分けの妙を楽しむためにぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

「スタンドアップ」

もう一つの映画「スタンドアップ」は、黒人差別と比べると私たちにも身近に感じる題材を扱っています。

舞台は、男尊女卑が色濃く残る町の圧倒的「男社会」である炭鉱。

屈することなく 性差別を糾弾する女性を、シャリーズ・セロンが演じています。

DVから逃れて故郷に帰ってきたジョージー(シャリーズ・セロン)。ジョージーは、相手の名前を明かさないまま10代で出産しており、父親はそんな娘を歓迎しません。

あまつさえ、常に邪魔者扱いをします。そうした断絶しているように見える親子関係や、炭鉱で働くジョージーたち女性に対する、 男たちの嫌がらせや性差別のシーンは、観る人を選ぶかもしれません。

特に、自分たちの優位性や労働のポジションを守るために女性を排除しようと動く男性の姿は、男性優位主義という言葉では片づけることができないほど幼稚で、恐ろしく感じられます。

同僚の女性にも耐えるしかないのだとなだめられながら、圧倒的な孤立無援で闘うジョージー。

法廷でのやり取りにより、 初めて明かされる父親の思いとジョージーの強さの秘密は、実話をベースにしているという重みを改めて感じさせてくれます。

シャリーズ・セロンは、Diorのコマーシャルで魅せるゴージャスさを封印していますが、質素なスタイルの彼女もやはり美しいですよね。

王道展開でも心を揺さぶるラスト「アンディフィーテッド 栄光の勝利」

次にご紹介したいのは、ドキュメント映画です。

1本目の「アンディフィーテッド 栄光の勝利」は、問題児だらけのアメフト部を鬼コーチが指導する映画。

ハリウッドに限らずスポーツものは「 まとまらないチーム→コーチに反発するメンバー→和解→優勝へ向かって団結」というストーリー展開が王道です。

ドキュメンタリーであるにもかかわらず、 この映画もおきまりのストーリーを踏襲しているのが面白いところといえるでしょう。

ですが、そうした予定調和ともとれる展開が グッと胸に迫るのは、ラストにかかってくる1本の電話です。

優秀でありながら、家庭環境により進学がほぼ不可能とされている一人の生徒。

愚痴をこぼさず、勉強もスポーツも、自分のできる最大限の努力を続けている彼の真面目さは、怪我や他の選手の身体能力の高さにより、報われないままのように思われます。

しかし、それこそ事実は小説より奇なり。

思いがけない援助の手が、彼の努力に報います。

こう書いてしまうと「ヤンチャしてた俺たちが親友たちとの絆を手にし、幸運までつかむ話」という武勇伝的な内容に聞こえます。

しかし、このドキュメンタリー映画のテーマとなっているのは「善への連鎖反応」とも呼ぶべきものです。

多くの人に見放されていた生徒たちは、厳しくそして辛抱強く接してくれるコーチの影響を受け、変わっていきます。そして、彼らが努力する姿は、厄介者扱いしていた生徒たちを町の誇りと思うほどまでに、町の人の意識を変えていきます。

そうした印象の変化が、映画のラストにもたらされる援助の手につながり…

コーチの言う 「努力を続ければ必ず報われる」という言葉がずしりとくる感動ドキュメントです。

貫く生き様が胸に刺さる「シーモアさんと、大人のための人生入門」

「アンディフィーテッド〜」が若者にしかできないひたむきな努力をとらえた作品だとすれば、「シーモアさんと、大人のための人生入門」はエバーアフターのその先、つまり めでたしめでたしの先の生き方について考えるためのドキュメンタリー映画です。

一世を風靡した後、キャリアの絶頂で引退した名ピアニスト、シーモア・バーンスタイン。

映画は、後進の指導だけに力を注ぐ彼の姿を軸に展開していきます。

特に印象深いのは、「先生には才能がある。才能がある人は、その才能を披露する責任がある」という、 シーモア先生の生き方を真っ向から否定するかのような弟子の言葉です。

とはいえ、シーモア先生は「アンディフィーテッド〜」のように熱く弟子を諭したりはしません。

あくまでも自分のできる最大限の注意を払って、ピアノに向き合うだけです。

驚嘆すべきは、 「ただ誠実にピアノに向き合う」という生き方を89歳まで貫いていること。この圧倒的な年月の前には誰もがひれ伏さざるを得ません。

また、そうしたストイックさを一切あらわにしないシーモア先生に、一流の芸術家としての美学を感じます。

ちなみに、この作品はイーサン・ホークが監督をしており、ご本人もちらりと出演しています。舞台恐怖症だったとは驚き…。

一度は観てほしい・戦争をテーマにした映画

戦争映画について巷で聞かれる意見に
「残酷。有名スターが戦闘シーンを演じることで戦争に憧れる子どもが増える」
「戦争映画を撮るのは戦争賛美と同じ」
というものがあります。

しかし、本当にそうでしょうか。

リアルな戦争映画は、人が惨たらしく殺されていきます。また、平和な場所であったなら命を取り止めるような怪我や病気が原因で命を落としてしまうシーンが描かれる作品も。

たとえどんなに派手なアクションシーンがあったとしても、そうした悲劇が当たり前に転がる異常な世界、酷いシーンを観た人が「戦争は楽しい」と思うかどうか、甚だ疑わしいところです。

リアリティを追求した映画ほど、 戦争の悲惨さ、非人道的な振る舞いをくっきりと際立たせているのではないでしょうか。

「戦争を描く」から「帰還後の者たち」へとつながる4作品

今回ご紹介したい映画を実際の戦争が起こった時系列順に並べると「プライベート・ライアン」→「フューリー」→「ブラックホーク・ダウン」→「アメリカン・スナイパー」→「アイ・イン・ザ・スカイ世界一安全な戦場」となります。


  • プライベート・ライアン
  • フューリー
  • ブラックホーク・ダウン
  • アメリカン・スナイパー

についてこの章でお話ししましょう。

先の2本は第二次世界大戦について、「ブラックホーク・ダウン」はソマリア内戦に介入したアメリカ軍が実際に経験したモガディシュの戦闘をテーマに、「アメリカン・スナイパー」は4度にわたるイラク戦争をベースに描いています。

これらを順番に観ていくと、 軍事的な技術の進化に目を見張ってしまいます。

「プライベート・ライアン」

兄弟が次々に戦死を遂げ、一家最後の生き残りとなった2等兵(プライベート)を、 歴戦の古参兵たちが救出に向かう「プライベート・ライアン」。

「フューリー」

卓越した戦車の戦術をもっている 古参兵と新兵の悲哀が描かれる「フューリー」。

「ブラックホーク・ダウン」

連絡の遅れにより戦場で孤立する部隊を描いた「ブラックホーク・ダウン」は、いずれも人的被害が大きい、いわば 人を消費する時代の戦争です。

特に 「プライベート・ライアン」におけるノルマンディー上陸作戦のシーンは、臨場感たっぷりでその分、戦争の恐ろしさをまざまざと感じさせます。

「アメリカン・スナイパー」

そこから時代が下がった「アメリカン・スナイパー」は、前述した3作では語られることのなかった 「戦争に生き残った者」を主軸としてストーリーが展開していきます。

戦争に勝てばそれで良いのか、五体満足で帰還できればすぐに元の生活に戻れるのか…。

勝ったらめでたし、帰れば良しではない現実は、戦争の最も残酷な一面のひとつといえます。

「アメリカン・スナイパー」は、 モデルとなった軍人が映画撮影中に殺害されるというショッキングな出来事と併せ、帰還兵の生活について考えさせられる映画になっていると思います。

最先端の戦場を垣間見られる映画「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

最先端の戦争映画といえるのが「アイ・イン・ザ・スカイ世界一安全な戦場」です。

これは先にご紹介した過去の戦争映画の裏テーマでもある 「戦争に生き残った者はどう生きるか」の究極形態ともいえるでしょう。

ドローンを飛ばすことで、戦地に行かずとも敵を抹殺することができる現代。

アメリカ軍は「世界に大惨事をもたらすテロリストの殺害を優先して少女を巻き添えにするか」「一人の少女の身の安全のために世界を脅かすテロリストのアジト爆撃を断念するか」という究極の二択をせまられます。

この選択を難しくしているのは、 「どちらの選択をしても自国の兵士は傷つかいない」ということ。

ドローンの登場により、アメリカ軍の兵士たちは命を危険にさらすリスクをおかすことなく、敵を攻撃できるようになりました。アルバイトシフトに入る感覚で勤務をし、遠隔操作で人を殺して時間がきたら交代する、そんな軍務の先に待っているのは…?

先に紹介した映画と比べると、爆撃シーンや戦死者数は格段に少ない本作ですが、「戦争に参加するとはどういうことなのか」という問いはむしろいっそう重たく響いてきます。

心が揺さぶられる!音楽・ミュージカル映画

楽しい雰囲気を味わいたい!という時におすすめなのは、「スクール・オブ・ロック」、「ピッチ・パーフェクト」、「ハッスル&フロウ」です。

個人的に生涯大切にしたいコメディ映画「スクール・オブ・ロック」

「スクール・オブ・ロック」は、いわば現代版「天使にラブソングを2」。

落ち目のミュージシャンが、厳しい名門校の無気力な生徒にロックを教えて…というストーリーは 安心して観ていられる王道的展開です。

もしも、これがイケメン・ロッカーや美人教師という配役だったら、「THE 爽やか青春ムービー」という雰囲気になってしまい、大人にとってはあまり面白みは感じられないかもしれません。

そこで活きてくるのが、 ジャック・ブラックの個性です。

脚本はジャック・ブラックに当てて書かれたそうですが、その甲斐あって彼の個性が大爆発!

バンドをクビになってしまうほどの傍若無人ぶりと、シレッと代理教師を務めてしまうしたたかさは、彼の面目躍如といったところでしょう。

また、 子役が実際に演奏しているのも見どころです。

ミュージカル映画は、歌や演奏が明らかに吹き替えと分かってしまうと、どんなにストーリーが面白くても興ざめしてしてしまうもの。

キッズたちのかっこいいパフォーマンスと、ジャック・ブラックと仲良しな雰囲気が演技からも伝わって来る作品です。

本気のアカペラに圧倒される!「ピッチ・パーフェクト」

そして、 リアルな音楽を楽しめるのは、アナ・ケンドリックがヒロインを務める「ピッチ・パーフェクト」も同じ。

大学のアカペラ部にしぶしぶ入部したベッカ(アナ・ケンドリック)が時代に取り残されかけていたアカペラ部に新風を巻き起こし、コンテストへ!というこちらも王道展開的なストーリーです。

ですが、キャストは元々歌声に自信のあるアーティストばかり。ライバルチームも含め、全編を通して 圧倒されっぱなしのパフォーマンスを披露してくれます。

アナ・ケンドリックは歌声だけでなく、健康美なイメージがある女優さんですよね。

コメディ的要素はゲロに始まり、過激な下ネタばかりなのですが、アナ・ケンドリックを筆頭としたキャストたちのあっけらかんとした演技で下品さはだいぶ薄められています。

ダーティで熱い世界観が魅力「ハッスル&フロウ」

「健全な音楽は退屈…」という人には3本めの「ハッスル・フロウ」がおすすめです。

売春稼業やドラックの密売でその日暮らしをしている主人公が、ある日 「俺はラップがやりたかったんだ!」と奔走するこの作品。

コネでも女でも使えるものはトコトン使うという手法は、実際に友人だったら困るかもしれませんが、観ている分にはスカッとさせてくれます。

この映画で印象的なのは 「We(I’m) in charge」というフレーズ。

「俺たちが(私が)仕切るんだ」という意味で何度か登場します。

やりたいことをやるには、誰かに合わせていても始まらない、自分が場を支配してやりたいように動いてやるという、ラッパー魂にあふれる言葉です。

鑑賞する時には、ぜひこのフレーズを探してみてくださいね。

音楽の業の深さを知る映画「ブルーに生まれついて」「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」

音楽は楽しいだけとは限りません。

音楽の才能に恵まれた人は、 音楽に呪われ、心をとらわれた人でもあります。

そんな 業の深さを味わうにはイーサン・ホークがチェット・ベイカーを演じた「ブルーに生まれついて」、そしてフェイクドキュメンタリーの形式で結合体双生児のミュージシャンを描いた「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」がおすすめ。


「ブルーに生まれついて」は、一言であらわすなら 「チェット・ベイカーのクズさ」を描いた映画です。

演奏に対するプレッシャーから麻薬に溺れるチェットは、麻薬がらみのトラブルで再起不能と思われるほどの重傷を負い、友人や家族にこれでもかと不義理をします。

一見すると、 音楽の才能を自ら投げ捨てた人なのでは?と思わせるほど、どうしようもない神経をしています。

しかし、麻薬問題も身勝手さもすべて飲み込んで、燦然と彼のトランペットは輝き続けます。

彼は楽器に対してだけ、誠実。

名カバー《マイ・ファニー・ヴァレンタイン》のウィスパーボイスは、ほかでもない愛用のトランペットに捧げられたものだったのかもしれません。


こうした 音楽家特有の破滅衝動とでもいうべきものをダークに、そしてファンタジックに描いたのが「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」です。

こちらの作品は、胸の部分で互いの体がつながった結合体双生児のパンクロッカーが駆け抜けた一部始終をドキュメンタリー風に構成した映画です。

ライブシーンも多く、「通常のドキュメンタリーは退屈」という人も ライブビデオ感覚で楽しめるのではないでしょうか。

特異な2人を主人公に据えることによって、パンクロックがもつ衝動や音楽がもつ独特の魔力がより強調されています。

閲覧注意!夜眠れなくなるホラー映画

閲覧注意!夜眠れなくなるホラー映画

一度観てしまうと、いつまでもそのシーンが頭から離れない…

  • 夜トイレに立つ瞬間
  • お風呂でシャワーを浴びる瞬間
  • 家の中で暗闇にふと目を向けるとき

ぞっとするシーンが思い出され、思わず背筋が寒くなる。

ホラー映画を観て、そんな体験をした人は少なくないはず。

ここでは、筆者が観た後、布団をかぶらなければ眠れなくなった、そんな恐怖映画をご紹介します。

映画に隠された逸話の恐ろしさ「ポルターガイスト」

ポルターガイストはスピルバーグ脚本、トビー・フーバー監督によって製作されたホラー映画です。

こちらの映画を観る前に、是非とも知っておいてほしい事があります。

それが、 怖いのは映画の内容だけではないという点です。それが、 出演者たちを次々と襲った不幸。

その数は、ただの偶然と呼ぶには多すぎるレベルです。あまりの多さに、一部では「呪い」ではないかとささやかれているようです。

一説によると、映画の中で本物の頭蓋骨が使用されていたことが原因ではないかとささやかれているようですが、真偽のほどは誰にも分かりません。

詳しくは割愛しますが、3部作の映画で6人もの人が不幸に見舞われる結果となったのです。そのため、この映画は呪われていると一部で言われるようになりました。

こういった背景を知ってしまってからこの映画を観直した時、恐怖が倍増した記憶があります。

ホラー映画によくある 「映画に隠された逸話」によって、恐怖も膨らんでくるという事例といえます。

生きている人間が怖い話の先駆け「ミザリー」

「一番怖いのは、幽霊でも悪魔でもない。生きた人間が一番怖い。」

今でこそ、よく聞かれるようになった言葉ですが、それを先んじて表現した映画がこの「ミザリー」。

ベストセラー作家と、その作家の熱狂的なファンとの間で繰り広げられる物語。作家のファンである女性が、執筆中の小説に対して納得がいかなくなり豹変していく。

作品に入れ込み過ぎた結果、自分が一番作品の事を分かっていると勘違いしてしまうのです。時として、思い込みの強さは常識を超えた行動を引き起こしてしまいます。

自分が望んだ結果こそが、一番の答えだ。

そして、少しずつ彼女の狂気が暴走を始めていきます。豹変していく姿を前に、 分かってはいても逃げ出せないもどかしさが更に恐怖を煽ります。

幽霊や悪魔とは違う恐ろしさに夜も眠れなくなる事必至です。

この少女、普通じゃない。「エスター」

ある少女を孤児院から養子として迎え入れた一家。普通でない少女に、家族が徐々に追い込まれていく恐怖を描いた作品です。

幸せな暮らしが、たった一人の少女の手によって壊されていく様は、中盤から一気に加速を見せます。

幽霊も悪魔も、オカルト要素もありませんが、陰鬱で危なげな雰囲気がこの作品を 「触れてはいけない危険物」のように感じさせます。

また、エスター役の少女の演技は鳥肌もの。

彼女の演技が、この映画一番の恐怖かもしれません。画面越しに観る彼女はどこか無機質ですが、それ故に観る人に言い様のない違和感を与えます。

一回観ただけで終わりにしてしまうには勿体ない映画です。 全てを知った後、もう一度観直してください。

サスペンスホラーの王道ともいえる一本です。

淡々とした不気味な描写に引き込まれる「残穢(ざんえ)」

ホラー映画といえば、やはり邦画!

そのように感じている人も少なくないでしょう。

この「残穢(ざんえ)」は、最近の邦画ホラーの中では珍しいポジションの映画です。

ある小説家に届いた一通の手紙から物語は始まります。その手紙には、 住んでいる家で変な音がするといった内容が記されていました。

この映画には、最近のホラー映画のように必要以上に恐怖心をあおったり、過剰すぎる演出が存在しません。 ただ淡々と、観るものの想像力を掻き立てる演出が随所に散りばめられています。

最近のホラー映画と比較すると地味に感じる人もいるかもしれませんが、逆にそれが観るものの想像力を刺激して、恐怖心を増幅させます。

涙腺崩壊!ぐしゃぐしゃに泣ける感動映画

涙腺崩壊!ぐしゃぐしゃに泣ける感動映画

辛い事があっても、泣けない。泣いてスッキリしたいのに、泣けない。

忙しい毎日を過ごす現代では、そのような人も多いのではないでしょうか。

涙を流すという事は、やり場のない感情を外に出す行為。 泣きたいのに泣けない時こそ、映画の力を借りてみてほしいと思います。

ここでは、筆者が
「ぐいぐい引き込まれて号泣してしまった映画
「観終えた後に爽やかな気持ちが残る感動作品
をご紹介します。

ままならないからこそ輝く人生「レスラー」

かつては人気レスラーだったが、今では落ち目のレスラー。

アルバイトをしながら生活を維持している。家族ともうまくいかず、恋する相手にも振り向いてもらえない。

失意の中、彼は戻るべき場所へと戻る決意を固める。そんな 不器用な男の物語。

この映画で、主演のミッキー・ロークはアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、俳優としての完全復活をアピールする結果となりました。

物語の中のミッキー・ロークと実世界のミッキー・ロークがシンクロしているようで、 まるでドキュメンタリー映画を観ているような気持ちになってしまいます。

人気絶頂の中、ミッキー・ロークは俳優活動を中断してプロボクサーになります。しかし、彼の戦う姿は人々から求められているものではありませんでした。

当時は、心無い言葉が彼に向けられていました。これにより、彼はすっかり過去の人扱い。

ボクサーを引退した彼は俳優業を再開するが、昔の評価には遠く及ばない日々が続いていました。そんな中、主演を務める事となった「レスラー」。

この映画の主人公と実際のミッキー・ロークを重ねて観てしまった人は少なくないのではないでしょうか?

映画のラストに関しては、賛否両論ありますが、それでも 涙なくして観られない一本です。

不器用な男の生き様を誰が笑えるのでしょう?誰が非難できるのでしょう?そこには、一人の男の生き方が描かれています。

笑われてもいい。非難されてもいい。自分のいるべき場所で輝いていたい。

人生においての 大切な選択に迫られている人にこそ、観てほしい映画です。

親子であるための条件とは?「アイ・アム・サム」

「親子にとって、一番大切なものとは何か?」

たとえ周りの理解が得られなくても 「家族一緒なら大丈夫」といえたら、それは素晴らしい家族の形と言えるのではないでしょうか。

知的障害によって、7歳の知能しか持たない父親と7歳になろうとしている娘。そして、そんな二人を取り囲む人々の物語です。

ショーン・ペンの自然でありながら熱のこもった演技。ダコタ・ファニングのキュートな魅力がこの映画を唯一無二のものに仕上げています。

子どもを育てるうえで大切な物は数多くあります。経済力もその一つでしょうし、年齢に応じた知能もそうでしょう。

もちろん、どれもとても大切なのは間違いありません。しかし、それらがなければ親になる事が許されないのでしょうか?

「自分がこの親子の近くにいたら、何が出来るのだろうか?」
「二人にとって、本当に正しい選択とは何なのだろうか?」

目の前で繰り広げられる親子のドラマに釘付けになります。

当たり前だと思っていた事が、本当は当たり前じゃない。

失って始めて知る事がありますが、この映画は失ってしまう前に大切なことが何かを教えてくれます。

親である人はもちろん、 まだ親になっていない全ての大人に観てほしい映画です。

運命といえる出会いの物語「グッド・ウィル・ハンティング」

人生の中には、運命とも呼べる出会いがあります。

出会った人のおかげで、大きく成長していく。 人との出会いによって、人生は大きく変わっていく。

それを教えてくれた映画が、この「グッド・ウィル・ハンティング」でした。

天才すぎるゆえに孤立してしまい、心に傷を抱えてしまった若者と、同じように心に傷を受けたまま立ち直れないでいる精神分析医が、互いの存在によって再生していく希望の物語。

失意の中、心を閉ざしていても何も変わらない。変わる為には、少しずつでも意識を外に向けていく必要がある。

しかし、人間とは弱いもの。分かってはいても、 一歩を踏み出すことが出来ない。

同じような思いをしている人こそ、観るべき映画だと思います。

過去の出来事やトラウマに縛られて動けなくなるという事は珍しくありません。 大切なのは、その過去を認めて歩き始めること。

もし、その勇気が足りないのであれば、外に意識を向けてみる。

そこに、運命を変える出会いが待っているかもしれないのだから。この映画を観るとその事を思い出させてくれます。

「私の中のあなた」

「もう姉のドナーにはならない。」

2人姉妹の 妹が両親に対して起こした訴訟を中心に、物語は進んでいきます。

白血病である姉のドナーになる為、遺伝子操作により誕生した妹。これまでに、幼い妹は姉のために数々の犠牲を払ってきました。

そして13歳。

ついに臓器の提供を求められます。そこで、彼女がとった行動は家族を驚かせるものでした。

なんと彼女は弁護士を雇い、両親を相手に訴訟を起こすのです。

家族の在り方、人間の尊厳と意思。そして、それぞれの 優しさについて深く考えさせられる映画となっています。

多くの人を悩ませる問題として、 自分とは何なのか?という問いがあります。

その問いは、思春期特有の一時的なもの。そう笑う人もいるかもしれません。

普段は、生というありがたみが分からないかもしれません。それでも、生きるという尊さを誰もが本能的に知っているからこそ、それぞれの信念・想いが存在するのではないでしょうか。

妹も、母親の気持ちを全く理解していないわけではありません。家族は支え合って助け合っていくもの。その考えは当然理解しています。

しかし、だからといって自分だけが犠牲になるなんて簡単には受け入れる事は出来ません。

誰もが、自分が信じることのために精一杯生きようとしている。

この映画は、 自分の信じる優しさや、人生の意味について深く考えさせてくれます。

さいごに

今回は筆者が心揺さぶられた「テーマ別の映画23本」をご紹介してきました。

ここまでご紹介した映画を一覧にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

テーマ映画タイトル
「事実は小説より奇なり」
ドラマチックな 実話を元にした映画
ソーシャル・ネットワーク
ザ・ハリケーン
スタンドアップ
アンディーフィーテッド 栄光の勝利
シーモアさんと、大人のための人生入門
一度は観てほしい
戦争をテーマにした映画
プライベート・ライアン
フューリー
ブラックホーク・ダウン
アメリカン・スナイパー
アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
心が揺さぶられる!
音楽・ミュージカル映画
スクール・オブ・ロック
ピッチ・パーフェクト
ハッスル&フロウ
ブルーに生まれついて
ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
閲覧注意!
夜眠れなくなる ホラー映画
ポルタ―ガイスト
ミザリー
エスター
残穢(ざんえ)
涙腺崩壊!
ぐしゃぐしゃに 泣ける感動映画
レスラー
アイ・アム・サム
グッド・ウィル・ハンティング
私の中のあなた
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この記事の著者

編集

Soldi編集部

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