歴代iPhone全制覇!iPhoneスペシャリスト「マックスむらい」氏にiPhoneの便利機能について聞く
今回は、いち早くiPhoneに目を付けてiPhoneを通じた事業を始めたiPhoneのスペシャリスト「マックスむらい」こと村井智建さんにiPhoneの便利機能についてインタビューを行いました。
スティーブ・ジョブズが亡くなった当時涙したほどiPhoneに対して情熱を持っている村井さんが日常生活で使っている機能の詳細についても紹介していくのでぜひチェックしてみてください。

AppBank株式会社 代表取締役社長CEO
村井智建(むらい ともたけ)AppBank株式会社 代表取締役社長CEO2000年、株式会社ガイアックス入社。2006年、株式会社GT-Agencyを設立。2012年、AppBank株式会社を設立し、代表取締役社長CEO就任。2013年からは「マックスむらい」としてニコニコ動画やYouTubeに出演し。YouTubeチャンネルでは、日本最大級の登録者数を獲得。2020年、5年振りにAppBank株式会社の代表に復帰。
インタビューに合わせて「マックスむらい」さんに「iPhone機能の使いこなし診断ツール」も監修いただきました。
自分がどのくらいiPhone機能を使えているか知りたい方はぜひテストしてみてください!
目次
目次
◀︎
iPhoneに関心を持ったきっかけやおすすめの理由
「マックスむらい」こと村井智建さん
― 村井さんがiPhoneに関心を持ったきっかけはどのようなものでしたか。
村井:2008年、iPhone3GSの日本の発売日に、モバイル業界全体が熱狂しているのを見て、です。それでこの業界に入りました。
― iPhoneの全シリーズを制覇したとのことでしたが、村井さんがAndroidではなく、iPhoneをおすすめされるポイントを教えてください。
村井:iPhoneの機能などが一番使いやすいからです。Androidに何度機種変ないしAndroidを試そうかと思っても、結局、Macとの連動含めて乗り換えられませんでした。
「マックスむらい」おすすめiPhoneの便利機能
「マックスむらい」こと村井智建さん
日本で発売された歴代iPhoneを全て使用したことがある村井さんに日常生活や仕事などで「これは便利だ!」と思うiPhone機能について教えていただきました。
「マックスむらい」が実際に使用して「便利だ!」と思ったiPhone機能
【集中モード】運転時や作業時に通知をオフに!
(画像引用:iPhoneで集中モードのオン/オフを切り替える - Apple サポート (日本))
iPhoneの集中モードを利用すれば勉強や運転などの作業中や睡眠中に一定時間の間スマホの通知をオフにできます。
集中モードは「仕事」・「睡眠」など集中したいアクティビティごとにカスタマイズできます。
また、仕事モードのときは同僚のみ通知をオンにするなどアクティビティごとに通知を許可する連絡先を選べるので自分の都合に合わせて設定が可能です。
集中モードを設定する方法
- 「設定」から「集中モード」を選択します。
- 「仕事」「睡眠」など集中モードを選択して次へをタップします。
- 「仕事」「睡眠」などアクティビティごとに通知を許可する連絡先や着信相手を選びます
- 画面下の「許可」をタップします。
- 「LINE」や「メール」など通知を許可するアプリを選択します。
- 画面下の「許可」をタップし、「完了」ボタンをタップします。
集中モードをオンにする方法
- コントロールセンターを開きます。
- モード」を長押しし、オンにしたい集中モード(仕事・睡眠など)をタップします。
- 「・・・」をタップし、集中モードの時間を指定します。
- ホーム画面の時計の横やロック画面に集中モードのアイコンが表示されたら完了です。
設定した集中モードの時間が過ぎたら自動的に通知はオンに切り替わります。
村井さんからのコメント
睡眠中はこのモードにしてぐっすり寝るようにしています。たまにはスマホから離れよう!
【「探す」アプリ】子供の居場所や紛失したデバイスを探すとき
iPhoneの「探す」アプリを利用すれば自分自身や家族が使用しているiPhoneやiPodをなくしたときも位置を探すことができます。
(画像引用:iCloud - 探す - Apple(日本))
機能名 | 「探す」アプリ |
---|---|
機能詳細 | 紛失したデバイスや持ち物の位置を探すことができる機能 |
対応デバイス | iPhone,iPad,iPod touch,Apple Watch Mac,AirPods,AirTag |
「探す」アプリを利用して自分のiPhoneを探すためには下記のiPhone端末設定が必要です。
iPhoneで「探す」設定をする方法
- 設定 App を開きます。
- 自分の名前をタップし、「探す」をタップします。
- 「iPhoneを探す」をタップし、「iPhoneを探す」をオンにします。
- 「“探す” ネットワーク」をオンにします。
「4.「“探す” ネットワーク」もオン」の設定をしておけばデバイスがオフラインのときも探すことができます。
また、自分以外の家族のiPhoneを探すためには事前に「ファミリー共有」の設定が必要です。
例えば、子供などがiPhoneをなくしたときに「ファミリー共有」を設定しておけば「探すアプリ」で子どものiPhoneの位置を確認できます。
「ファミリー共有」を設定する
- 「設定」を開きます。
- 自分の名前をタップします。
- 「ファミリー共有」をタップし、「ファミリーを設定」をタップします。
- 画面上の案内にそって、ファミリー共有グループを設定し、家族に参加を依頼します。
ファイミー共有の登録案内はメールまたはテキストメッセージで届きます。
登録案内が届いたら「設定」の「ユーザ名」>「登録案内」をタップし、画面の流れに沿って参加します。
村井さんからのコメント
子供にiPhoneを持たせると見守りGPSを使わなくても正確な現在位置がわかります。また、学校などではiPhoneの電源を切らせておき、帰宅時に子供が電源を入れると親の端末に通知してくれる機能もあるので「いつ帰ってくるか」もわかって子持ち親には嬉しい機能です。
【ロック画面からカメラ起動】素早く写真を撮りたいとき
iPhoneがロックされている状態でも、ロック画面から素早くカメラを起動することができます。
やり方もとても簡単で、ロック画面で画面右端から左にスワイプすると、ロックを解除せずともカメラアプリを起動可能です。
愛犬の一瞬を写真に収めたいと時など急いでカメラを起動したいときはホームボタンを経由せずにカメラを起動できるので便利です。
村井さんからのコメント
シャッターチャンスを逃したくないときなど素早く写真を撮るならコレ!
【AirDrop】画質を落とさずに写真を共有したいとき
(画像引用:iPhone、iPad、iPod touch で AirDrop を使う方法 - Apple サポート (日本))
近くにいるiPhoneユーザー同士であればAirDrop機能を使って高画質のまま写真を共有できます。一般的に高画質な画像ほどファイルの容量が大きくなり、メッセージアプリ経由のやりとりでは圧縮されてしまうため画質が落ちることがあります。
しかし、AirDropを使えば画像や動画を高画質のまま共有できます。
AirDropを使う前には事前に以下の設定が必要です。
AirDrop事前設定方法
- ホーム画面から設定を開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「AirDrop」をタップします。
- 「連絡先のみ」もしくは「すべての人」にチェックを入れます
事前設定が終わったら下記の手順で写真や動画などを共有します。
AirDropで画像・動画などの共有方法
- Wi-FiとBluetoothの設定をONにします。
- 「写真」から共有したい画像・動画を開きます
- 画面左下にある共有ボタン(長方形に上向き矢印があるアイコン)をタップします。
- 画面の中央に共有相手のアイコンが表示されるので相手を選択してタップします。
上記の方法を使えば写真・動画だけでなく、位置情報や文章なども近くのiPhoneユーザーに共有できます。
村井さんからのコメント
ネットがなくても送信できて便利です!
【音声入力】素早くテキストを入力したいとき
音声入力を使えば直接キーボードで打たなくても素早くテキストを入力できます。
キーボードをフリック入力(1つのキーを上下左右に払うように押して素早く入力する方法)するよりも音声を使った方が早く入力できるので、村井さんは長文や考え事をまとめるときによく使われるとのことでした。
音声入力をするためには事前に設定が必要です。
「設定」から「一般」を開き、「キーボード」を選択して「音声入力」をオンにしておきましょう。
事前準備ができたらメモ帳などで下記の流れに沿って音声入力をします。
音声入力方法
- キーボードを開きます。
- キーボードの右下にある「マイク」のアイコンをタップします。
- 音声で入力したテキストをiPhoneに向かって話します。
- 完了したら右下の「キーボード」アイコンを選択します。
村井さんからのコメント
周りに人がいると恥ずかしい!
【リマインダー】やるべきことを忘れずに管理したいとき
リマインダーを使えばやるべきことを通知してくれるのでタスクを忘れずに管理できます。
例えば、美容院の予約や買い物リストなど大事な予定や忘れがちなTo Doリストを通知で知らせてくれます。
集中モードをオンにする方法
- リマインダー App を開きます。
- 左下の「+ 新規」をタップし、リマインダーの内容を入力します。
- 「詳細」にて日付・時刻・場所を選択します。
iPhoneのリマインダーのすごいところは「指定の場所について通知する」機能があることです。
例えば、買い物する際にスーパーの近くにきたら買い物リストを表示できるように設定できます。
To Doリスト作ってもいざその場所に行ったら忘れてしまうという方はぜひ活用してみてください。
村井さんからのコメント
忘れものがなくなるぞ!
【計測】ARを使って物の長さを測るとき
(画像引用:iPhoneで寸法を計測する - Apple サポート (日本))
「計測」機能を使えば規やメジャーを持っていなくても、iPhoneで物の長さを計測できます。
例えば、リビングの空きスペースにソファや棚を置きたいとき、iPhoneだけで奥行きや横の長さを測れるのでそのデータを持ってインテリア店に行けて便利です。
集中モードをオンにする方法
- (便利ツールフォルダから)「計測」アプリを開きます。
- 画面の指示に従ってiPhoneのカメラで計測するものをゆっくりスキャンします。
- iPhoneを計測したいオブジェクトに向けて、画面に収まるように位置を合わせます。
なお、「計測」アプリはOSをiOS12にアップデートすると自動的にインストールされます。
計測後は左上のアイコンを選択し、計測結果を確認しましょう。
村井さんからのコメント
定規はもういらない!そう、iPhoneならね
新しく追加して欲しいiPhoneの機能は?
「マックスむらい」こと村井智建さん
―iPhoneの機能を使いこなしている村井さんですが、新しく追加して欲しいiPhoneの機能はありますでしょうか?
村井:microSDカードスロットです。シネマティックモードが搭載されるなど、iPhoneのカメラ機能はどんどん進化しています。私もiPhoneで動画を撮ることが多いです。
一方で、本体のストレージ容量はPro以外はそこまで大きくありません。
仮にProだったとしても、1TBモデルはとても高いです。
そのため、microSDカードがあれば動画を撮る用のカメラとしてとても使いやすくなると思います。
これは嫉妬する!iPhoneにはないAndroidの機能
「マックスむらい」こと村井智建さん
― 「Androidのこの特徴・性能・機能は嫉妬する!」といったものはありますでしょうか?
村井:ツインアプリやデュアルアプリと呼ばれている機能です。
iPhoneがデュアルSIMに対応しましたが、アプリはひとつしかインストールできません。
せっかく電話番号が2つあるのに、LINEがひとつのアカウントしか利用できない。
仕事用と私用、できたらひとつのスマホで管理したいところです。
ほかのSNSもツインアプリの設定ができるようになると、便利だと思います。
iPhone機能を使いこなしていきたいユーザーに一言
「マックスむらい」こと村井智建さん
― iPhoneの機能を使いこなせていない/今後使いこなしたいユーザーさんに向けてコメントをお願いします。
村井:分からないこと、困っていることがあったらどんどんSafariで調べてみてください。
日本はiPhoneを使っているユーザーが多いため、解決策を載せたサイトもたくさんあります。自分で調べ、そして試してみることでどんどんiPhoneを使いこなせます。ぜひやってみてください。
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。