ソフトバンクの新料金プラン「LINEMO(ラインモ)」でiPhoneは使える?対応機種の確認方法を解説
3月17日にソフトバンクの新料金プラン「LINEMO(ラインモ)」のサービスが開始されました。
20GBの大容量を月額2,728円(税込)で利用できるお得なプランですが、対応機種には限りがあります。
現在使用中のiPhoneはそのまま使うことができるのか、気になっているiPhoneユーザーも多いと思います。
対応状況を確認せず、乗り換えてしまうと、一部の機能が使えなかったり、最悪の場合はデータ通信自体ができなくなってしまったりすることがあります。
そこでこの記事ではLINEMOで利用できるiPhoneについてまとめました。
結論から述べると、2021年4月現在、iPhone 6sシリーズ以降のSIMフリーのiPhoneであればLINEMOでも利用できます。
ただし一部注意点等もありますので、記事を見てLINEMOへ切り替える準備をしてください。
目次
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LINEMOでiPhoneは使える?
LINEMOは2021年3月17日にサービスが開始されましたが、現在LINEMOで使えるiPhone下記の機種です。
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone SE(2020・第2世代)
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XR
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone SE
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
ただし、いずれもSIMロックが解除された端末でなければ利用できません。
ソフトバンクで購入したiPhoneであってもSIMロック解除が必要になるため、乗り換え前にSIMロック解除の手続きを行ってください。
対応機種は下記ページで調べることができるので参考にしてください。
動作確認端末|機種|【公式】LINEMO - ラインモ|格安SIM・格安スマホ
iPhoneのSIMロックを解除する方法
SIMフリー端末ではなく、SIMロックがかかったままのiPhoneをお使いの場合、端末を購入したキャリアでSIMロック解除の申請が必要です。
SIMロック解除は下記の方法があります。
SIMロック解除する方法
- 店舗で申請する
- Webサイト上で手続きする
上記のうち、Webサイトでの手続きがおすすめです。
店舗の場合、SIMロック解除手数料として3,300円(税込)が必要なケースがありますが、Webサイト上なら無料で出来るからです。
また店舗の場合、待ち時間などが発生しますが、Webサイト上なら24時間いつでも手続きが可能です。
各キャリアの手続き窓口は下記の通りです。
店舗 | Web | |
---|---|---|
au | au取扱店 | My au |
ドコモ | ドコモショップ | My docomo |
ソフトバンク | - | My SoftBank |
詳しい方法等は下記ページで紹介しているので、手続きの参考にしてください。
SIMカードが1種類になり端末の乗り換えが簡単に
スマホには利用者の識別番号や、電話などといった個人情報が記載された「SIMカード」と呼ばれる小さなチップのようなカードがあります。このSIMカードを挿入することスマホで通話や通信が可能になります。
SIMにはiPhone製品のiOS専用や、Android専用、さらに特定の機種専用と細かく種類が分かれており、サイズも「nanoSIM」「microSIM」「標準SIM」などさまざまです。
ソフトバンクのSIMの場合、iPhone向けのSIMがそのままではAndroid端末で使えません。そのため、端末間の差し替えが困難で乗り換えがしにくいという問題がありました。
LINEMOのSIMは、1枚でiOSとAndroidのどちらでも使えるように統一。サイズはnanoSIMとmicroSIMを1つに収めたマルチSIMになるとのこと。
乗り換えがしやすいというのはユーザーにとって安心感がありますよね。
さらに、LINEMOの特徴にはこれまでのSIMの他に新しくデジタルなSIMカードとなる「eSIM」も利用できます。
次で詳しく説明していきます。
LINEMO(ラインモ)ではeSIMに対応
LINEMOはオンライン専用の新ブランド。
申し込み手続きからすべてオンラインで完結できるサービスです。
従来ではオンラインで契約できても、結局のところアナログな手続きなどが必要で、実際に通信ができるようになるまでに1~2日程かかっていました。LINEMOでは、オンライン本人確認システム「eKYC」を導入。eKYCを導入することで、希望すれば「eSIM」を利用できるようになります。
eSIMは顔写真と本人確認書類の写真をアップロードするだけで本人確認が完了。本人確認の完了後、登録したメールアドレスに届くリンクを開き、指示に従って手続きを進めることで、eSIM が開通します。
eSIM は、オンライン申し込みが完了すれば、その場ですぐにサービスを利用可能。スピーディにサービスを使い始められるように。
実はeSIMは世界中で標準化が進む次世代SIM規格で、すでに世界各国の通信事業者で実用化が始まっています。日本では一足早くビックカメラのMVNO「BIC SIM」、「楽天モバイル」、「IIJmio」などでeSIMの導入が始まっています。
iPhoneでは最新のiPhone12シリーズを含め、iPhone XS、iPhone XS MAX、iPhone XR以降のiPhoneはeSIMに対応。LINEMOはeSIMに対応するので、物理的なSIMの差し替えをしなくても、操作ひとつで回線の切り替えが実現します。
LINEMO(ラインモ)でiPhoneは販売される?
現段階では、LINEMO でiPhoneが発売される見通しは立っていません。
そもそも、端末自体、LINEMOで販売予定はないとのこと。理由はMVNOであるLINEモバイルはほとんどSIMのみで契約されていることや、オンライン受付だと割賦販売が複雑になってしまうこともあり、LINEMOとSIMとのセット販売は難しいようです。
LINEMO(ラインモ)の料金
2021年4月1日現在、発表されているプランは「4G/5G共通プラン」のみです。
容量 | 20GB |
---|---|
月額料金 | 2,728円(税込) |
通話は22円/30秒の従量制となっています。
ただし、 有料オプションサービスとして、下記の国内定額通話オプションがあります。
1分5分以内の国内通話 | かけ放題 | |
---|---|---|
月額料金 | 550円(税込) | 1,650円(税込) |
ひと月に12分30秒以上の通話をする方は5分以内かけ放題のオプションを付けた方がお得です。
使い方に合わせてオプションを選んでください。
LINEMO(ラインモ)の特徴
LINEMOは「e-SIMでスピーディに設定完了」、「通信制限速度かかっても最大1Mbps」、「LINEギガフリー」などの特徴があります。
LINEMOの特徴を下記にまとめました。
- 「e-SIM」で顔写真と本人確認書類の写真をアップロードするだけで本人確認が完了、QRコードを読みすぐに設定完了
- 20GBの通信を使い切り通信制限速度制限にかかっても最大1Mbpsの速度で通信が可能
- LINEのトークや通話は使い放題の「LINEギガフリー」が利用できる
- 海外でもスマホが使えるオプション「国際ローミング」を無料で使える
- 高速大容量の5G(新周波数)通信も限定エリアで利用可能
すぐにサービスを利用を開始できる、通信制限がかかってもある程度の通信速度は保たれる、LINEが使い放題など、メリットがたくさんあります。
Y!mobileやLINEモバイルとどう違うの?
ソフトバンクの「Y!mobile」や今回経営統合した「LINEモバイル」とどう違うのか気になりますよね。
かんたんに違いをまとめると
- Ymobile→ソフトバンクの回線を使ったソフトバンクのサブブランド的な会社
- LINEモバイル→大手キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)の回線を間借りしてサービスを提供
- LINEMO→ソフトバンクやYmobileと同じネットワーク、同じ回線を使ったソフトバンクのオンライン専用ブランド
LINEMOは、“LINEのサービスをもっと使いやすくするブランド“ということで、ベースはLINEモバイルでさらに使いやすさとシンプルさを重視してくことが予想されています。 LINEモバイルは3月末の新規受付を停止しますが、既存ユーザーはそのままサービスを利用できるとのこと。
Y!mobileとLINEMOの違いは
- Y!mobileにあるYahoo!プレミアムやPayPayなどのヤフーと連携した特典はない
- 留守番電話・転送電話・家族割引へのカウントなどのサービスも用意されない
などがあげられます。
家族でY!mobileを使用している場合や、Yahoo!プレミアムやPayPayなどをよく使用する人や留守番電話、転送電話などのオプションサービスを利用したい人は、Y!mobileのほうがメリットがあります。
まとめ
最後にLINEMOについておさらいをしましょう。
LINEMOで使えるiPhoneは今のところLINEモバイル・Y!mobileの動作確認済のiPhoneです。
今後、しばらくはLINMOからiPhoneをはじめとした端末が発売されることはないため、今の手持ちにあるスマホやSIMフリー端末を使っていく形になります。
LINEMOは通信容量20GB+「LINEギガフリー」で2,480円という格安プラン。ソフトバンクのオンライン専用ブランドのため、現在ソフトバンクをはじめとしたキャリアを使っている人にとっては安心感があり、そして月額料金も魅力的ですね。
LINEMOの特徴は
- 「e-SIM」で顔写真と本人確認書類の写真をアップロードするだけで本人確認が完了、QRコードを読みすぐに設定完了
- 20GBの通信を使い切り通信制限速度制限にかかっても最大1Mbpsの速度で通信が可能
- LINEのトークや通話は使い放題の「LINEギガフリー」が利用できる
- 海外でもスマホが使えるオプション「国際ローミング」を無料で使える
- 高速大容量の5G(新周波数)通信も限定エリアで利用可能
などがあります。
LINEMOは3月17日より公式サイトにて申し込みスタートです!
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。