戸建用のインターネット光回線を選ぶなら!おすすめ回線の比較
戸建用のインターネットのプラン、どれにすればよいかわからず困っていませんか?
インターネット接続サービスは一度契約すると、電話やネットによる変更手続きが手間に感じたり、解約タイミングが合わないと違約金がかかるため、プランの決定には慎重になりますよね。
一方で、インターネットのプランなんてどれも似たようなものだろうとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、プラン内容をよく見ていくと、意外なところに違いがあったりするものです。
また、各社とも顧客を獲得するためにさまざまな工夫をしています。
この記事ではこんな疑問に答えます!
- 自分の家(戸建て)だと、どの回線が一番お安く使えるの?
- 自分の場合、どのプランが一番合うのかがわからない!
- オンラインゲームをよくするので少々高くても安定している回線がいい!
今回は光回線の戸建てプランでどれが良いかわからない方に向けて、おすすめのプランを4種類ご紹介し、各プランの違いをくわしく説明します。
この記事を読みながら、自分を含めた家族がインターネットをどのような形で使っているか、優先するのは速度か安さかを明らかにして、あなたのご家庭にぴったりの戸建てプラン選択をしてくださいね。
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安定性を求めるならフレッツ光
知名度抜群の光回線と言えばフレッツ光 です。
NTT東日本・西日本によって運営される最大規模の光回線で、全国でのシェアはNo.1を誇ります。
インターネットの契約プランを検討する際に、多くの方が検討材料に入れる通信業者ではないでしょうか。
フレッツ光の魅力は通信事業の安定性です。
NTTというネームバリュー、大手であることの信頼感などが根強い人気の背景です。
また、ほぼ全国にサービスを提供しているため、他の事業者が対応していない場所でもフレッツ光なら大丈夫なケースもあります。
自分の地域が対象かどうかについては、下記公式サイトから確認してください。
対象地域の確認はコチラ!
NTT東日本: https://flets.com/application/
※申込ページですが、エリア確認だけでも可能です
NTT西日本: http://flets-w.com/cart/index.php
※東海・北陸より西がNTT西日本、甲信越・関東より東がNTT東日本になります。
フレッツ光の戸建てプランの1つ、「フレッツ光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」を見てみましょう。
月額利用料金は、回線使用料が通常5,700円ですが、「ギガ押し!割引」や「にねん割」などのオプションをつけることで割引が適用されると4,600円になります。
また、フレッツ光ではプロバイダを任意に選べますが、OCNやplalaなど複数のプロバイダから選んでセットできる「プロバイダパック」というオプションもあります。
プロパイダパックは、フレッツ光の申し込みとプロパイダの申し込みが同時にできて手間が省けますし、プロバイダパックだけの割安な料金設定があるためメリットがあります。
実績のあるプロバイダの中から選べるという点に関しても、あまりデメリットは見られませんが、それでもパックの中に含まれない特定のプロバイダを選択したい人にとっては必要のないサービスと言えるでしょう。
新規でインターネット、そしてプロバイダの同時申し込みをしたい方は、ぜひプロバイダパックを検討してみてください。
料金面で他社と比較すると、フレッツ光は安いとは言えません。
通常料金は6,000円近い価格であり、スマホキャリアをはじめとする光コラボなどの他社は4,000円~5,000円程度が主流です。
オプションのにねん割は、携帯電話で言う「期間縛り」に相当するため、2年以内の解約では中途解約金が9,500円かかります。
フレッツ光の導入に向いているのは、価格の安さよりも事業運営者の安定感・信頼感を重視する人です。
サポート窓口への連絡がつながりやすい点や災害が発生した際の素早い対応は、NTTだからこそ実現できるサービスの安定度だと言えます。
またユーザー数が多く、簡単にサービスが終了することはないという信頼感も大きいでしょう。
安さを最優先するなら光コラボがおすすめ
フレッツと同じ回線ながら安いのが魅力
光コラボとは、NTTが有している光回線を他社にも解放し、他社が独自に光回線サービスを提供するビジネスモデルです。
NTTと他社が光回線を通してコラボレーションすることから、光コラボと呼ばれています。携帯電話での「格安SIM」と似ていますね。
光コラボの代表例は、スマート光・OCN光・BIGLOBE光・ ドコモ光 ・ ソフトバンク光 などです。
各光コラボ販売会社が独自のサービスを付与するのが魅力で、ドコモ光やソフトバンク光は携帯電話との併用割引が実施されています。
理論上、光コラボはNTTの光回線を使用するため、光コラボの回線の質自体はフレッツ光と変わらないと言われています。
しかし、一部ではフレッツ光から光コラボにすることで速度が落ちたという口コミもあります。
これは地域や建物によって速度が変わることが考えられるため、速度を確かめるには実際に申し込んでみないとわからない、というデメリットがあるのです。
契約後に速度が遅い場合の対処法
しかし、そんな場合にも一部の会社では救済措置があります。
たとえばソフトバンク光。光回線に変えてみて速度が遅ければ、 8日以内に申し出ることによって違約金なしで元に戻せるという制度があります。
光コラボにしたいけど速度が気になるという方は、ソフトバンク光で一度試してみるという手はあります。
自分の地域が遅いか早いかは確かめる手段がないため、ゲームやFX取引のスキャルピングなどで通信速度が命になる方は、安いからといって安易に光コラボに変更しない方がよいでしょう。
しかし、月額料金はフレッツ光よりも安く設定されているので、価格を安くしたい方には大きなメリットがあります。
価格帯は、ソフトバンク光やドコモ光は月額5,200円、OCN光なら5,100円です。
その他の光コラボは、光回線より多少遅くなっても月額料金が安くなる方がよい、という考え方の人におすすめです。
ADSLは速度を気にしない家庭の引越し時のみ検討すべき
また、光回線のどのプランよりもさらに安くしたいのならADSLも検討候補に入ります。
ADSLは光回線の一世代前の技術で、電話回線がある場所で利用できるインターネットサービスです。
光回線がまだ整備されていない地域でも電話回線が通っていれば利用できます。
ADSLの魅力は何と言っても価格です。
光回線のホームタイプは通常4,000円~5,000円程度かかりますが、ADSLなら2,000~3,000円ほどに抑えることができます。
ただし、ADSLのデータ通信速度は下りで47Mbps、光は1Gbpsと単純計算で21倍以上の差があり光回線より速度はかなり遅い上に、基地局から遠く離れるとさらに通信速度が遅くなります。
動画の鑑賞やオンラインゲームには厳しいと言わざるを得ません。
メールの送受信や調べもののために検索エンジンを使う程度、という程度のライトユーザーなら検討しても良いでしょう。
ただし、現在はNTT西日本・東日本ともに新規受付を停止している旧サービスになります。
現在ADSLを利用していて、引越し先の戸建てでも継続して利用したい方のみ検討対象となるでしょう。
auひかりはキャンペーンが充実しているのが魅力
auひかり はKDDIが提供している独自の光回線サービスであり、NTTの回線を使う光コラボとは異なります。
フレッツと同じくほぼ全国で使用できる光回線サービスのため、速度などのスペックもほとんど同等です。
さらに月額料金は通常で5,100円と、フレッツ光の通常価格よりも低く抑えられています。
auひかり では多くのキャンペーンが開催されているのが魅力で、自分に合ったキャンペーンを見つけやすいのがメリットです。
固定電話とネットに同時加入することによるキャッシュバック、初期費用相当額のキャッシュバックなどがあります。
auひかりはキャンペーン以外にも独自のサービスを提供しており、中でもau携帯電話との併用による割引の「 auスマートバリュー 」が有名です。
au携帯の契約プランによって、携帯の月額料金が毎月最大2,000円割引になります。
auひかりは、携帯電話でのドコモ・ソフトバンクなどの利用者ももちろん加入することができます。
auスマートバリューは適用されませんが、工事費用など初期費用キャッシュバックのキャンペーンをうまく利用することでお得に利用できます。
一方で、提供エリアには注意が必要です。
全国的に広がっているとはいえ、フレッツ光や光コラボに比べると、利用できない地域が一部存在しています。
auひかりのホームページに提供エリアの確認機能があるので、事前に必ず確認してください。
関東・東海・関西エリアで最速を求めるならNURO光
画像引用:NURO光
「業界最高速度」をキャッチコピーにしたことで一躍有名になったのがNURO光 です。
光回線の下り最大速度は、どの通信事業者も最大1Gbpsなのに対し、 NURO光 はその2倍の2Gbpsとなっています。
ただし、NURO光はまだ新しくスタートした通信事業者なので、提供エリアには限りがあります。
現在のところは関東・東海・関西エリアのみの対応となっているため、該当地域以外では利用することができません。
NURO光の提供エリアかどうかの確認は下記公式サイトから行えます。
⇒NURO光「お申し込み・エリア確認」
通常よりも早い速度によって、動画鑑賞・オンラインゲームなど高速通信を必要とする分野がより楽しめるようになるでしょう。
速度を最も重視する人におすすめの光回線です。
NURO光では光ファイバーの送信技術で「GPON」という国際標準規格を取り入れています。
この新しい規格は速度がパワーアップした分、技術的にも複雑です。
技術的な難易度や入れ替えるコスト・手間を考えると、導入が難しいといわれています。
NURO光は新しく誕生した事業者なので、これまでの設備・施設などはありません。
他の事業者の導入ネックである、既存設備をGPONに対応させる手間・コストを必要としませんでした。これがNURO光の強みです。
このため、回線使用料とプロバイダ料金全てあわせて月額料金4,743円(税抜)という安さで通信速度の速い光回線の恩恵を受けられるのです。
まとめ
光回線のプランとおすすめのユーザーについておさらいしましょう。
まずフレッツ光 はNTTがバックであることの安定性・信頼感が魅力的です。
価格よりもサポートの充実度や災害時の対応、そう簡単にサービスが終了しないという安定した基盤を重視する人におすすめです。
さまざまな会社が独自に展開する光コラボは、フレッツ光より価格を少しでも安くしたい人に向いています。
回線はフレッツと同じものを使用しているため、回線品質が下がることもありません。
KDDIが運営するauひかり は豊富なキャンペーンが魅力的です。
初期費用相当額をキャッシュバックなどお得なキャンペーンもありますが、提供エリアがフレッツよりやや狭いのが注意点です。
関東・東海・関西の提供エリア内に住んでいる人で速度を最も重視するなら、NURO光 が一押しです。
2Gbpsという他社の2倍の速度で、快適なネット通信が楽しめるでしょう。
インターネットの戸建プラン選びでは、何を重要視するのかを決めることが大切です。
あなたが重視するポイントを明確にして、最もニーズにフィットするプランを見つけてみてくださいね。
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。