ドコモ光はプロバイダがいらない?不要の理由と勧誘電話の対処法
「ドコモ光は、プロバイダがいらないですよ。」
このような営業や勧誘電話が来て、「ドコモ光はプロバイダがいらないって本当?」と、疑問に思った方はいませんか。
結論から言うと、ドコモ光に限らず、インターネットを利用するためにはプロバイダとの契約が必要です。
では、なぜドコモ光はプロバイダがいらないという話をしたのでしょう。
それは、ドコモ光が回線料+プロバイダ料込みでサービスを提供しているからです。
業者は、その仕組みを「料金はドコモ光に支払うから、プロバイダは(別に契約して支払うことが)いらない。」と説明します。
すべての業者が誤解を招く言い方をするわけではありませんが、ドコモ光をお考えの方は、ドコモ光の契約プランとプロバイダのことを理解しておくことで、契約時に「話が違う!」等のトラブルが防げます。
この記事では、ドコモ光のプロバイダや料金プラン、勧誘電話がしつこい場合の対処等をお伝えします。
ぜひ参考にして下さい。
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ドコモ光はプロバイダ不要ではない
ドコモ光はプロバイダが不要ということはありません。
ドコモ光は光回線の契約であり、インターネットに接続するにはプロバイダ契約もしなければならないからです。
それでは、「ドコモ光はプロバイダがいらない」と勘違いされてしまうのはなぜでしょうか。
それは、ドコモ光の料金設定にはあらかじめプロバイダ料が含まれているからです。
例えば、フレッツ光ではインターネット回線とプロバイダ料金は別々になっていました。
しかしドコモ光では支払いが一本化されているため、プロバイダがいらないと思われてしまうのかもしれません。
どの光回線を利用しても、プロバイダはインターネットをする際に必要不可欠だということはしっかりと認識しておきましょう。
プロバイダについて詳しく確認したい方は、下記の記事をご覧下さい。
それでは、ドコモ光のプロバイダについて説明します。
ドコモ光のプロバイダは24社から選べる
2022年9月現在、ドコモ光のプロバイダは下記の24社から選べます。
タイプA | ドコモnet、plala、GMOとくとくBB、@nifty、 DTI、IC-NET、Tigers-net、BIGLOBE、andline、 シナプス、excite、エディオンネット、SIS、Rakutenブロードバンド、TikiTiki、hi-ho、@ネスク、 01光コアラ(現在受付停止) |
---|---|
タイプB | OCN、@T COM、TNC、Asahi Net、WAKWAK、@ちゃんぷるネット |
ご覧のように、タイプA・タイプBの24社が、ドコモ光回線とプロバイダがセットになったプランに対応しています。
どのプロバイダを選べばいいかわからない方やおすすめのプロバイダを知りたい方は、下記の記事も参考にして下さい。
ちなみに、タイプAとタイプBに品質の違いはありませんが、月額料金が異なります。
どのように異なるのかは、次項で説明します。
ドコモ光の料金プラン
ドコモ光の月額料金は光回線とプロバイダのセット料金です。
料金は、プロバイダのタイプとお住まいによって異なります。
マンション | 戸建て | |
---|---|---|
タイプA | 月額4,400円(税込) | 月額5,720円(税込) |
タイプB | 月額4,620円(税込) | 月額5,940円(税込) |

プロバイダを決めてしまう前に、下記の記事を見てお得なプロバイダをチェックしてみてください。
ドコモ光はプロバイダ不要という勧誘電話があったら
ここまでは、ドコモ光のプロバイダや月額料金について説明をしました。
ドコモ光はプロバイダが選べることや、あらかじめ料金にプロバイダ料が含まれていることがご理解頂けたかと思います。
しかし、プロバイダの役割を理解していない方は、「ドコモ光はプロバイダがいらない」という勧誘電話に気をつけましょう。
すべてが不審な業者ではありませんが、なかにはドコモ光にするとプロバイダ料金が不要なため安くなる・お得になると言って個人情報を聞き出そうとする業者もいるからです。
繰り返しますが、ドコモ光はプロバイダ不要という事はありません。
勧誘電話の対処方法
それでは、勧誘の電話がしつこくかかってきた場合はどうしたらよいでしょうか。
まず、勧誘電話の説明を聞いて即決・即答することは避けましょう。
なぜなら、契約は口頭でも成立するからです。
お得な提案をされても一旦は返事を保留することをオススメします。
検討する際は、業者が下記のポイントに当てはまるかも必ず確認をしてください。
- 電話番号と会社名をすぐに教えなかった・拒否した
- 「今だけの特典」と決断を急かせた
- 業者のホームページがない
- パソコンを遠隔操作すると提案してきた
上記のなかでも、遠隔操作で調べると言った業者は断りましょう。
パソコンから個人情報が取られる・ウイルスをインストールされる可能性があるからです。
それでもしつこい勧誘電話への対処は下記の通りです。
- 契約しないときっぱり断る
- 会話内容を録音すると言う
- 勧誘停止依頼を行なう
その場しのぎで返事をしたり、返事をあいまいに濁したりするとトラブルになる可能性があるため、納得できない場合はきっぱりと断りましょう。
しかし、なかには断るのが怖い・難しいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
その際、事前に会話内容を録音すると言えば、相手はしつこく勧誘をしてこないでしょう。
録音が可能であれば、いざというときの証拠にもなります。
また、断っても電話がかかってくる場合、ドコモインフォメーションセンターに勧誘停止の依頼をしてください。
ドコモ光の勧誘停止依頼
ドコモインフォメーションセンター
電話:0120-800-000
勧誘電話で契約後、キャンセルしたい場合
勧誘電話での契約後にキャンセルしたい場合、できるだけ早めに契約相手へ連絡しキャンセルを伝えましょう。
ドコモ光契約申込書を受領した日から8日以内(受領日を含む)であれば、「初期契約解除」が適用されるからです。
初期契約解除に伴い事務手数料・工事料(工事が完了している場合)は請求されますが、違約金の請求はありません。
しかし、契約書類の受領から9日経ってキャンセルを申請した場合は解約扱いとなってしまいます。
その際は違約金・事務手数料・工事費(工事が完了している場合)が発生しますので、手続きは早めに行なうとよいでしょう。
初期解除制度については、下記の記事もご覧下さい。
フレッツ光からドコモ光に転用するならプロバイダ変更をしない方がいい
勧誘の有無とは別に、フレッツ光からドコモ光への転用を考えている方もいらっしゃるかもしれません。
その際も、プロバイダが不要ということはありません。
もし、フレッツ光で使用中のプロバイダがドコモ光にも対応していれば、プロバイダの変更はしないことをオススメします。
なぜなら、プロバイダによっては契約期間があるため、更新月以外の変更だと違約金が発生するからです。
しかし、契約から2年以上経っているならすべてのプロバイダで違約金を取られることはありません。
プロバイダの契約をしてから2年以内の方・違約金が気になる方は、フレッツ光で使用中のプロバイダを選択するとよいでしょう
フレッツ光からドコモ光への転用について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
まとめ
ドコモ光に限らず、インターネットを利用する際にプロバイダがいらないということはありません。
そのため、プロバイダが不要・料金が安くなる・お得になるという営業や勧誘電話があった際は、良い提案だと思っても、一度電話を切ってから業者情報を確認しましょう。
契約は口頭でも成立してしまうので、その場で返事をすることは極力避けてくださいね。
もし納得しない上で契約をしてしまったら、早めにキャンセル・解約の手続きをしてください。
対応策は、プロバイダについて理解をしておくことと、勧誘の電話には即答・即決を避けることです。
また、身近な方にもこのような勧誘に気をつけるよう、日頃から話をしておくことが大切です。
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