急に遅くなった!WiMAXの通信制限と解除方法
WiMAXを使っていて、ある日突然 通信速度がガタッと落ちてしまった!と焦った経験はありませんか?
「使い放題のプランと聞いて契約したのに、どうして遅くなるの?」「そもそも、なんのために通信制限ってあるの?」と、疑問や不満を感じている人もいるのではないでしょうか?
この記事ではこんな疑問に答えます!
- WiMAXの通信制限ってなに?何が制限されるの?
- 通信制限にかかってしまった!どうやって解除するの?
- 通信制限にかからないようにするには何に気をつければいいの?
この記事では、上記のような悩みを全て解決します。
せっかくWiMAXを持って出かけても、まともに使えなければただの役に立たない箱です。
通信制限についての基礎知識をきちんと身につけておけば、制限にかからない使い方を心がけることができます。
また、 今まさに通信制限にかかってしまって困っている!という人は、まずは自分がどの制限に該当しているのかを把握しましょう。
それぞれの制限内容について、解決方法を各章の中で対策を解説していますので、ぜひ読んでみてください。
モバイルWi-Fiルーターで一番魅力度の高い回線が「WiMAX」です。
■WiMAXのオススメポイント
・データ使い放題プラン(ギガ放題)がある
・ギガビット級の高速通信
また、気になる通信制限もWiMAXは「3日間で10GB」。これはWi-Fiルーターの競合他社よりかなりゆるい制限で、普通の使い方ではそうそう制限にひっかからないことも大きな魅力です。
WiMAXの契約窓口はいくつもありますが、その中でも業界最大級の現金キャッシュバック(なんと最大32,000円!)&即日発送のGMOとくとくBBがオススメです!
もし満足いかなかったとしても、20日以内ならキャンセル料無料で解約できるのも安心です。
また、WiMAX契約を検討している方にお得なキャッシュバック情報や28社比較をした上でのおすすめプロバイダ5社などについて詳しくご紹介していますのでご参考ください。
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WiMAXの通信制限とは
一言で「WiMAXの通信制限」といっても、 実は制限は1種類ではありません。
この章ではそれぞれの通信制限の種類や詳細について、詳しく解説していきます。
「WiMAXの通信制限」には2種類ある
WiMAXでは、 あなたが加入しているプランによって、かかりうる制限が異なります。
具体的に言うと、
- ギガ放題プランで、3日間で10GB以上の通信を行った場合
- 月間7GBまでのプランで、その月の通信量が7GBに達した場合
の2つです。
WiMAXが行っている2種類の通信制限は、同じ「通信制限」と言ってもその速度や期間が大きく異なっています。
ギガ放題プランに加入している人は「 3日間のデータ通信量が10GBを超えた場合」の章へ、7GBまでのプランに加入している人は「 月間7GBプラン利用中で7GB以上使った場合」へ進みましょう。
それぞれ具体的に制限の内容と解決策を説明します。
コラム:「通信制限」はなんのためにあるの?
そもそもこの通信制限は、何のために行うかご存知ですか?
「制限なんてなければいいのに…」と思う人も多いでしょう。
WiMAXに通信制限がある理由は、簡単に言うと「ネットワークの混雑回避のため」です。
一部のヘビーユーザーが無制限に膨大な量のデータ通信をしてしまうと、その他のユーザーは快適な通信ができなくなってしまいます。
WiMAXが所有するネットワーク回線には限りがあるので、上限を決めてその範囲を超えた回線に対しては速度を制限するという考え方が通信制限です。
つまりすべてのWiMAX利用者が快適な通信を行うために、 一部のヘビーユーザーに対して制限が実施されているのです。
3日間のデータ通信量が10GBを超えた場合
まず1つ目の通信制限は ギガ放題プランを利用している人が対象です。
3日間の通信量が合計10GBに達した時に、通信速度に制限がかかります。
ギガ放題プランというと一切の制限なしで使い放題だと感じがちですが、そうではなく「3日10GB制限」は存在していることは覚えておいてください。
制限される時間帯は 10GBに達した翌日の18時頃~翌々日の2時頃までの約8時間、速度はおおむね 1Mbps程度になります。
解決策は「制限が終わるまで待つ」しかありません。
ここからはそれぞれくわしく説明していきます。
制限中は通信速度が1Mbpsに低下
3日間で10GBに達してしまった場合の制限速度は1Mbpsになります。
これはUQ WiMAXの公式サイトでは 「YouTubeの標準画質の動画が見られる程度の速度」と説明されています。
しかし動画を待ち時間のストレスなく見るためには、2Mbps程度~が必要と一般的には言われています。
まったくストレスなくサクサク視聴できるかというと、やや不安な速度だというのが正直なところです。
もちろん高画質の動画であればかなり待ち時間は発生します。
どうしても視聴したい場合、読み込みに時間がかかることを覚悟しましょう。
なお、WebサイトやSNSなどのテキストや画像が中心のサイト閲覧の程度であれば、1Mbpsでもダウンロードの待ち時間は少ないため、問題ないでしょう。
なお、以前この「3日で○GB制限」の内容はかなり厳しいものでしたが、2017年2月から緩和されました。
※スマホの方は表をスワイプできます。
通信制限がかかる通信量 | 通信制限がかかる時間 | 通信制限後の速度 | |
---|---|---|---|
2017年2月以前 | 3日間で 3GB | 3日間の合計が3GBを超えた 翌日13時から翌々日13時 | 公表はしていなかったものの、およそ 3~6Mbps |
2017年2月以降 | 3日間で 10GB | 3日間の合計が10GBを超えた翌日の 18時~2時 | おおむね 1Mbps(UQ WiMAX公表値) |
基本的には通信量・時間ともに緩和の方向になりましたが、制限後の速度だけは現在の方が低下しています。
2017年2月以前は動画視聴も問題ない、3~6Mbps程度の実測速度が出ていました。
WiMAXではないですが、普段のデータ使用量が10GBを超えてしまう方は3日の速度制限がないMUGEN WiFiもおすすめです。
通常の月額料金に縛りなしオプションを追加することで100GBの大容量を3日の速度制限や契約期間の縛りなく利用できます。
制限の解除方法はない(が、制限自体はゆるい)
次に、この制限の解除方法です。
残念ながら、この3日で10GB制限は 制限が解除される時間まで待つしか、解除する方法はありません。
しかし、制限されるのは 10GBに達した日の翌日の18時~2時と、夜間の8時間だけに限られています。
なので、「仕事ですぐに制限を解除できないと困る!」という場面は発生しにくいはずです。
どうしてもその時間帯に大きなデータをやりとりしなくてはならない予定があるような場合には、10GB制限にかからないような使い方を意識することが大切です。
例えば、水曜日の18時から大きなデータをやり取りする予定がある場合は、前日まで、つまり日曜~火曜の3日間の合計使用データ量が10GBを超えないようにする必要があります。(図参照)
ただし前の章で解説した通り、2017年2月に通信量に関する制限は3日3GBから3日10GBに緩和されています。
「10GB」はYouTubeで言うと「標準画質の動画を47時間分視聴/高画質の動画を17時間分視聴」に相当します。
つまり、 この制限に達するのは相当通信量の多いユーザーと言えるでしょう。
次に、「自分が通信量の多いユーザーなのか?」を知るために、どんな行為が通信量をたくさん使ってしまうのかを解説します。
制限にかからないためには通信量の大きいアクションを把握しておく
このように、「3日間で10GB」は日常生活で消費するデータ通信量としてはなかなか到達する数字ではありません。
しかし、
- YouTubeで超高画質の動画を見る(7時間で10GBに到達)
- GB単位のファイルを頻繁にダウンロードする(動画や大量の写真、ソフトウェアなど)
といった使い方をすれば、制限にかかる可能性は十分あります。
自分がこのようなアクションをどの程度行う人なのか?をしっかり把握しておくことが大切です。
ここでは実際に、動画の視聴についてくわしく説明します。
もし特に意識せずに 最高画質の設定で動画を再生しているという人はすぐにこの制限にかかってしまう可能性があるからです。
もしも最高画質の動画をパソコンで見た場合、どのくらい見ると10GBに到達するのでしょうか?
代表的な動画サイトでそれぞれの 最高画質の具体例をまとめてみました。
動画サイト | 最高画質設定 | 使用データ量 | 2時間の映画だと何本で10GBを超えるか |
---|---|---|---|
Amazonプライムビデオ | ベスト | 1時間あたり約6.84GB | 1本 |
Hulu | HD | 1時間あたり最大400MB(目安) | 12本 |
Netflix | 高速(動画画質ベスト) | HD…1時間あたり最大3GB/UHD…1時間あたり最大7GB | HD…2本/UHD…1本 |
AbemaTV | 最高画質 | 1時間あたり約1GB | 5本 |
NetflixやAmazonプライムビデオの場合、最高画質だと 1本見ただけで即座に10GB制限にかかってしまうデータ量です。
それ以外でもやはり高画質だとデータ量が多いため、 通信制限のことを考えると最高画質での動画視聴は基本的におすすめできません。
動画をよく視聴するWiMAXユーザーであれば、 もう少し画質を下げても耐えられるかを確認するのをおすすめします。
なお、 直近3日間のデータ使用量についてはMy UQのTOPページから確認できるので、 ちょっと多めに使ったかな?と思った時にはまず確認するようにしましょう。
また、WiMAXルーター端末の画面にて、3日以内のデータ使用量を表示できる機種もあります。
お手持ちの端末の設定画面を確認して、設定することをおすすめします。
普段自分がインターネットで使っているコンテンツそれぞれについて、だいたいのデータ通信量がつかめてくれば、10GB制限がかからないように調整しながら利用しやすくなります。
WiMAXを使い始めた直後はこまめに確認してみてください。
月間7GBプラン利用中で7GB以上使った場合
2つ目の通信制限のメインとなるのは 月間7GBのプランを利用している人です。
また、ギガ放題プランを利用している人にも、一部例外的にこの制限がかかることがあります。
- UQ Flatツープラスプランで月間のデータ通信量7GBを超えた場合
- UQ Flatツープラス ギガ放題プランで ハイスピードエリアプラスモードを利用した月
上記2つのいずれも、 月間の通信量の累計が7GBに達すると、それ以降その月は128Kbpsの速度に制限されます。
それぞれについてくわしく説明します。
UQ Flatツープラスプラン(月間のデータ通信量7GB)
1つ目は 「UQ Flatツープラスプラン」を利用している場合です。
月間7GBまでデータ通信を利用可能なプランなので、当然その7GBを超えた場合にはインターネットが使えなくなります。
とはいえ、完全に使えなくなってしまっては困るため、「128Kbps」という超低速にする、という対応が取られています。
なお「UQ Flatツープラスプラン」というのは本家UQ WiMAXで使用されている名称で、他のプロバイダ・代理店等から申し込んだ場合はプランの名称が異なる場合があります。
例えばGMOとくとくBBの場合は、「GMOとくとくBB WiMAX 2+接続サービス」が月間7GBのプランです。
UQ Flatツープラス ギガ放題プランでハイスピードエリアプラスモードを利用した月
2つ目はギガ放題プランを使っている人が対象です。
ギガ放題なのにどうして?と思うかもしれませんが、au 4G LTE回線が使える「ハイスピードエリアプラスモード」を一度でも使うと、 その月のデータ通信量の上限は7GBになり、実質使い放題ではなくなります。
「ハイスピードエリアプラスモード」とは?
WiMAXがつながりにくいところでau4GLTE通信ができる便利なモードのこと。使用できるデータ通信量は、WiMAX通信とau4GLTE通信の合計で月に7GBまで。
さらに気をつけなければならないのが、ハイスピードエリアプラスモードを使った場合の制限内容が 「当月の「WiMAX 2+」「au 4G LTE」の通信量の合計」が対象であることです。
つまり、ギガ放題のつもりで既に7GB以上データを使っており、そこでハイスピードエリアプラスモードに切り替えた場合、その時点で128Kbps制限が始まってしまうということです。
そもそも7GBのデータ通信制限ができてしまうことを考えると、 せっかくギガ放題プランを選んだ意味がなくなってしまいます。
ですので、ハイスピードエリアプラスモードは本当に必要な場面のみ、緊急時の利用のみに限ったほうが良いでしょう。
また、スマホのデータ通信量に余裕があるなら、 WiMAXの電波が悪い場所ではハイスピードエリアプラスモードを使うのではなくスマホのテザリングで対応するのもひとつの手です。
いずれのプランの場合も考え方は月単位の使用料なので、仮に毎日1GBずつ使えば7日で上限に達し8日目には制限がかかります。
- その月の間ずっと制限が適用される
- 速度が128kbpsと超低速
と制限内容が厳しいので、 3日10GB制限よりも圧倒的に影響が大きいのがこの月間7GB制限です。
制限中は128Kbpsに低下
月間7GBの通信制限がかかってしまうと通信速度は128kbpsまで低下しますが、これは 簡単に言うと「まともにインターネットができない速度」になります。
10GB制限では標準画質の動画か見られる程度の速度=おおむね1Mbps程度の制限がかかると説明しましたが、1Mbpsをkbpsに直すと1,000kbpsです。
つまり128kbps制限は3日10GB制限の8分の1以下の速度まで制限されると考えてください。
この場合YouTubeの動画などをストレスなく見ることはまずできませんし、画像を読み込むにもなかなか表示されない状態になります。
テキストのみのメールの送受信や、多少時間がかかってもよければテキストがメインのサイトの閲覧程度なら可能です。
128kbps制限されてしまったら、通常行っているレベルのインターネット通信はまず難しくなることを押さえておきましょう。
制限の解除方法はない!
結論から言うと 月間7GB制限をすぐに解除する方法はありません。その月はずっと128kbps制限が適用されることになります。
翌月の1日に順次制限が解除されていく流れです。
今すぐに使えないと困る!という人もいるかもしれませんが、キャリアの携帯電話のように追加料金を払えば即解除といった措置をとっていないので、その点はどうしようもありません。
重要なのはとにかく128kpbs制限にかからないような使い方をすることです。
プラン選択や使い方次第で十分制限を回避することができますので、その方法について次で説明していきます。
制限にかからないためにはギガ放題プランへの変更も検討
「UQ Flatツープラス」のように月間7GBまでのプランを使用していて制限がかかってしまったのであれば、ギガ放題プランへの変更をおすすめします。
ギガ放題の通信制限は前の章で解説した通り3日10GBで1Mbps制限なので通常に使用する分にはまず問題ありません。
これは非常に大きなメリットでしょう。
一方で
- UQ Flatツープラス…3,696円
- UQ Flatツープラス ギガ放題…4,380円
(※いずれも2年契約で「おトク割」「長期利用割引」適用後の価格)
と 月々の使用料はギガ放題の方が約700円高いというデメリットがあります。
しかし7GB制限後の128Kbpsという速度ではWiMAXを持っていてもほぼ役に立たず、翌月まで使えなければかえって損をすることになりかねません。
7GB以上の通信をする可能性があるなら、ギガ放題のほうが結果的にお得ということです。
UQ Flatツープラスからギガ放題へのプラン変更は契約解除料もかからずいつでも可能で、翌月からの適用になります。
月単位で気軽に見直すこともできるので、ギガ放題が不要になればまた翌月からUQ Flatツープラスプランに戻せます。
モバイルWi-Fiルーターで一番魅力度の高い回線が「WiMAX」です。
■WiMAXのオススメポイント
・データ使い放題プラン(ギガ放題)がある
・ギガビット級の高速通信
また、気になる通信制限もWiMAXは「3日間で10GB」。これはWi-Fiルーターの競合他社よりかなりゆるい制限で、普通の使い方ではそうそう制限にひっかからないことも大きな魅力です。
WiMAXの契約窓口はいくつもありますが、その中でも業界最大級の現金キャッシュバック(なんと最大32,000円!)&即日発送のGMOとくとくBBがオススメです!
もし満足いかなかったとしても、20日以内ならキャンセル料無料で解約できるのも安心です。
まとめ
この記事ではWiMAXの通信制限について詳しく解説してきました。
- ギガ放題プランの3日10GB制限
- 月間7GBプランの月7GB制限
の2種類の通信制限がありますが どちらも解除する方法が存在しないため、制限にかからないような使い方が重要になります。
特に後者の月7GB制限は3日10GB制限に比べて条件が厳しく、まともにインターネット通信ができなくなってしまうので、
- ギガ放題プランを検討する
- 通信量の大きい作業は避け、My UQから今現在の通信量を把握する
などの対策を取りましょう。
通信制限についてしっかり理解して、WiMAXで快適なインターネットライフが送れることを願っています。
また以下の記事「【28社比較】WiMAX契約におすすめのプロバイダ厳選5社」で後悔しないプロバイダ選びを徹底解説していますのでご参考にしてください。
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