WiMAXのホームルーターの最適な置き場所は?繋がりやすい設置方法やインテリア例を紹介
「ホームルーターを使っているけど、繋がりにくくて困っている」
「光回線の代わりにとホームルーターを使っているけど、速度をもっと早くする方法はないのかな」とホームルーターの速度にお悩みではないですか。
ホームルーターは自宅のコンセントに挿すだけで自宅内をWiFi環境にできる機械です。
光回線の場合、申込から開通まで短くても1か月ほどかかるのに対し、ホームルーターは自宅に届いたその日から利用できます。
新型コロナウイルスの流行に伴い、在宅勤務が増えた昨今では、ホームルーターの需要が高くなっています。
しかし同時に、「ホームルーターがつながりにくい」という声も良く聞かれるようになりました。
ホームルーターは電波を受信してWiFi環境を作る機械のため、電波を受信しやすい場所に設置しないと、接続が悪くなってしまいます。
自宅内で少し置き場所を変えるだけで、通信速度が改善される場合もあります。
そこでこの記事では繋がりやすいホームルーターの置き場所いついて解説します。
結論から述べると繋がりやすいホームルーターの置き場所は下記の通りです。
繋がりやすいホームルーターの置き場所
- 床から離した高い場所
- 窓際や風通しの良い場所
- 部屋の中心
反対に下記のような場所に置くと、繋がりにくくなってしまいます。
繋がりにくいホームルーターの置き場所
- 金属製の収納棚の中や近く
- コンクリート製の壁や床の近く
- 電子レンジなどの家電の近く
- 水槽や花瓶などの水気のある場所の近く
- 姿見などの大きな鏡の近く
この記事ではホームルーターの電波の特性を紹介しつつ、繋がりやすい置き場所を解説します。
快適な在宅勤務の参考にしてください。
目次
目次
◀︎
繋がりやすいホームルーターの置き場所
ホームルーターは、高い位置や窓際、家の中心に設置すると電波が届きやすくなります。
繋がりやすいホームルーターの置き場所
- 床から離した高い場所
- 窓際や風通しの良い場所
- 部屋の中心
ここでは繋がりやすいホームルーターの置き場所について説明していきます。
壁掛けにするなど床から離した高い位置
Wi-Fiルーターは360°のボール状に電波が飛ぶように作られています。したがって、床に置くと障害物が増え、電波の広がりを邪魔してしまう要因になります。
電波は家具や物など、障害物があると電波が届きにくくなっていまいます。
また、床の材質によっては電波が床に反射してしまうこともあります。球体状に飛んでいる電波を活かし、さらに、なるべく障害物が少なくなる高い位置にホームルーターを設置するようにしましょう。
オススメは床から1メートルから2メートルぐらいの高さに設置すること。
ちょうど良い高さに設置する場所がない場合は、壁掛けの収納インテリアなどを活用してみるのもひとつですね。ホームセンターなどに1,000円程度で販売されています。
窓際や風通しの良い場所
ホームルーターは携帯会社の基地局を通してインターネットに接続されています。つまり、より基地局から電波が届くような場所に設置するとインターネットが繋がりやすくなるでしょう。窓際や窓付近は、基地局からの電波が届きやすくなります。
また、ホームルーターは精密機器です。窓際といっても、結露などでジメジメとした湿気がある所に置くのはNG。風通しが良い場所に設置するのがおすすめです。
ホームルーターから電波は360度、ボール状に飛んでいるということを先ほど前述しました。電波=風の通り道のようなイメージで届くと考えるとわかりすいです。ぎゅうぎゅうに荷物が入ったクローゼットに風を送っても換気ができないですよね。電波も同じで、通り道を考えなければなりません。窓際にホームルーターを置く場所がないケースでは、電波が通る道を妨げない見通しの良い場所を置くとよいでしょう。
よく利用する部屋・家の中心
ルーターから球体状に送信されている電波を均等に届けるためにも、ホームルーターは家の中心となる場所やよく利用する部屋に設置しましょう。たとえば、プラネタリウムを想像してみてください。ドーム状の室内でも、投影機が部屋の端の方にあったら光が見えにくくなってしまいますよね。
ホームルーターも、室内の端に設置していると、せっかくの360度の電波が行き渡りにくくなります。なるべく部屋の中心部に、また、よく利用する部屋に設置すると電波が届きやすくなるのでオススメです。
繋がりにくいホームルーターの設置場所
電波は遮蔽物によって左右されやすいです。金属や物がたくさん収納された棚、コンクリートの壁や床に設置すると電波の広がりに悪影響を及ぼす可能性があります。
繋がりにくいホームルーターの置き場所
- 金属製の収納棚の中や近く
- コンクリート製の壁や床の近く
- 電子レンジなどの家電の近く
- 水槽や花瓶などの水気のある場所の近く
- 姿見などの大きな鏡の近く
ここでは、繋がりにくいホームルーターの設置場所について解説します。
金属製の収納棚の中や近く
ホームルーターは金属製の棚の中などには設置しないようにしましょう。
なぜなら電波は金属に反射されやすいという性質があるからです。電波の広がりが吸収されてしまう場合も。金属で出来た収納ボックスや棚などに置いてしまうと、電波の入りが悪くなります。
また狭いスペースに設置すると、物で電波が遮断されてしまいます。見た目のインテリアを重視して、棚の中にホームルーターをしまいこむと、さらに電波が遮られます。“隠す収納”をしていて、電波が悪い人は一度、設置場所をチェックしてみましょう。
一方で遮蔽物の影響を受けやすいという特性があります。特に金属や水、コンクリートなどはWi-Fi電波の広がりを邪魔してしまう存在です。
コンクリート製の壁や床の近く
コンクリートの壁の中には、「鉄筋」が入っています。金属は電波を反射しやすいことを先ほど説明しましたが、この鉄筋もまた金属のため、電波の広がりの障害となります。電波は、反射を繰り返せばエネルギーは減衰してしまいます。
さらに、鉄筋に加えてコンクリートの壁によって物理的に遮断されてしまうのです。床がコンクリート製の場合も同じく、電波の障害を妨げる原因になる可能性が高いです。
コンクリート製の壁や床の近くは、ホームルーターを設置する場所にはむいていません。
電子レンジなどの家電の近く
家電の中には電子レンジやコードレス電話などといった家電製品の中には、電磁波を出しているものがあります。
ホームルーターと家電が同じ周波数を出している場合、お互いの電波が干渉し合うため、電波が弱くなってしまうことがあります。
念のため、電子レンジをはじめとした電磁波を発する家電の近辺には、ホームルーターを置かないでおきましょう。
水槽や花瓶など水気のある場所の近く
意外と見落としがちなのが、水槽や花瓶などの水が入っているもの。「水槽や花瓶」はなぜダメなの?と思ってしまいますよね。
実は水槽や花瓶そのものがNGなのではなく、「水」がNGなのです。
電波は水に吸収されやすいとい性質があるため、水槽や花瓶など水気の近くでは電話が弱くなってしまいsます。したがって、水槽や花瓶などの水気のある場所の近くには設置しないようにしましょう。
また、水分を吸収しやすい土壁や本など、湿気が発生しやすい場所も避けておくと安心ですね。
姿見などの鏡の近く
光が鏡などで反射するのと同じく、電波も鏡によって反射します。つまり、姿見や鏡の近くだと、電波が弱ってしまう可能性が高いでしょう。
姿見の場合、長さがあるため電波の障害物になることも懸念されます。
姿見や鏡のそばにはホームルーターを置かないか、もしくは反射しないように布などをかけておくのも良いでしょう。
置き場所を変えても電波が届きにくい場合はどうしたら良い?
ここまで置き場所を変えてみたけれど、「それでも電波が届かない」「改善しない」という人は、下記の方法を試してみてください。
一度に接続する台数を減らす
ホームルーターでタブレット、スマートフォン、パソコン、スマートウォッチ、ゲームなどさまざまな端末を接続しすぎていませんか?
インターネット化が進む近年では、タブレットでドラマを観ながら、LINEをしたり、ゲームをしたり……ということも少なくありません。
しかし、ホームルーターでさまざまなデバイスをインターネット接続してしまうと、回線が遅くなってしまいます。置き場所を変えても「電波が届きにくい」という人は、インターネットに接続するデバイスの数を減らしてみましょう。
接続する周波数を変更する
電波には周波数が存在します。
WiMAXの場合、周波数は2.4GHz帯/5GHz帯です。もし、手持ちのホームルーターが周波数を切り替えできるものであれば、周波数を切り替えてみてください。
速度が速いのは一般的に5GHzですが、障害物が多いケースでは2.4GHzの周波数のほうが、繋がりやすい場合もあります。
中継器を使って接続強度を上げる
それでも「電波の入りが改善されない」という人は、お助けグッズとして中継器を使ってみるのもひとつです。
中継器は、ホームルーターの電波を、離れた場所にあるデバイスに電波を中継してくれる機器。
市販されている中継機を使うことで、繋がらなかった部屋でインターネット接続が利用できるようになるケースも存在します。
現在、コンセントタイプのコンパクトのものや、アンテナが複数立っている据え置き型のものなど、さまざまな中継器が発売されています。
Amazonや楽天などの通販サイトや、電気量販店でも購入可能です。
ホームルーターを機種変更する
これまで紹介したことを「一通り試してみたけど、やっぱり繋がらない」という場合は、最終手段としてホームルーターの機種変更を検討してみましょう。
ホームルーターを利用している回線はWiMAX回線とSoftBank回線の2種類のみ。今利用している回線がSoftbank回線ならWiMAXに、現在利用している回線がWiMAXであれば、Softbank回線に変更してみると解決するかもしれません。
とはいえ、機種変更するのは、手続きや金銭面でも大変です。しかも、機種変更したとしても、また繋がらない、という可能性があります。まずはプロバイダに相談したりしてみましょう。
WiMAXの場合、契約前に無料で15日間端末をレンタル&回線をお試しできるため、電波がつながるかチェックすることも可能です。
おすすめのホームルーター3選
さまざまなホームルーターが発売されていますが、おすすめのホームルーターは下記の3点です。
- HUAWEIspeed Wi-Fi HOME L02
4本の高感度アンテナを4方向に配置することで360度全方位カバー。いままで繋がりにくかった場所でも、電波をしっかりキャッチします。
また、子機側の位置や距離を判別し、電波を最適に届ける技術「Wi-Fi TXビームフォーミング」搭載しています。
今までつながりにくい場所も繋がりやすくなりました。 - WiMAX HOME02
自動で最適な周波数を選択する「バンドステアリング」機能を搭載。より安定した通信を実現します。
スマホアプリを使えばデータ通信量や電波インジゲータで電波状態を確認することも可能。 - WiMAX HOME 01
高性能なワイドレンジアンテナとμSRアンテナを搭載。
また電波を最適に届ける技術「ビームフォーミング」にも対応し。広い範囲で電波がつながりやすくなります。
ホームルーターのインテリア一例
ホームルーターをどうやって設置・収納しているのか気になりますよね。ここでは、ホームルーターのインテリア一例を紹介します。
ホームルーターはシンプルなデザインのため、棚の上に飾っても悪目立ちしません。
配線などがみえないからかスッキリしていますね。
棚の上に設置すれば、電波も入りやすいため一石二鳥です。
松ぼっくりのツリーと一緒に飾ってもインテリアに馴染みます!
ナチュラルテイストでまとめてもOK!
窓際に置けるほどスリムなデザイン。かさばらないのもホームルーターのメリットです。
なるべく物を減らしたい人にもピッタリです。
まとめ
最後にこの記事のおさらいをしていきましょう。電波が遮断されない場所を選んでいくことが大切です。
電波が繋がりやすいホームルーターの置き場所は
- 壁掛けにするなど床から離した高い位置
- 窓際や風通しの良い場所
- よく利用する部屋・家の中心
です。
反対に繋がりにくいホームルーターの設置場所は、
- 金属製の収納棚の中や近く
- コンクリート製の壁や床の近く
- 電子レンジなどの家電の近く
- 水槽や花瓶など水気のある場所の近く
- 姿見などの鏡の近く
など。
ホームルーターが「繋がりにくい」という人は設置場所をチェックしてみましょう。
それでも改善されない場合は一度に接続する台数を減らしたり、ホームルーターを接続する周波数を変更してみたりしましょう。
中継器を使って接続強度を上げてみるのもひとつです。
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。