J:COM WiMAXの評判は悪い?料金・キャッシュバックなどのおすすめできない5つのデメリット
「ポケット型WiFiが必要になった」と、いろいろと情報を探していると、J:COM WiMAX(WiMAX2+)(ジェイコムワイマックス)のページが目に付くことはありませんか?
WiMAXを取り扱うプロバイダは多いので、「結局どこを選んだらいいの?」と迷ってしまいますね。
この記事では、次のような疑問に答えています。
- 今J:COMの固定回線を契約しているから、J:COM WiMAXの利用料金も安くなるの?
- J:COM WiMAXの特徴は?
- 他のプロバイダが提供しているWiMAXとの違いはある?
- J:COM WiMAXの評判は?
こんな疑問を持つあなたに、この記事では、J:COM WiMAXの料金プランや、メリット・デメリット、ネットでの評判をご紹介します。
結論から述べると、J:COM WiMAXは初期費用やランニングコストが高いためおすすめできません。
WiMAXを契約するならJ:COM WiMAXよりもGMOとくとくBB WiMAXの方がおすすめです。
記事を参考にWiMAXのプロバイダ選びに役立ててください。
※2020年12月現在の情報です。
目次
目次
◀︎
J:COM WiMAXの料金プランや特徴
WiMAXはプロバイダによって通信エリアや速度等のサービスそのものが変わることはありません。
どのプロバイダもUQコミュニケーションズのWiMAX2+の回線をサービスに使っているからです。
ただし回線以外の、月額料金やキャッシュバック、端末費用、契約期間、オプションなどはプロバイダによって異なる部分となります。
このなかでJ:COM WiMAXの特徴は下記の3点です。
- 料金プラン
- 端末代金は無料
- キャッシュバックがない
では、それぞれの特徴についてご説明します。
料金プラン
J:COM WiMAXには通信容量上限なしの「ツープラスギガ放題」と上限月7GBの「ツープラスプラン」の2種類があります。
それぞれ料金や契約期間等は下記の通りとなっています。
ツープラスギガ放題 | ツープラスプラン | |
---|---|---|
登録手数料 | 3,000円 | |
月額基本料金 | 4,379円 | 3,695円 |
J:COMサービスご加入者 | 4,113円 | 3,429円 |
LTEオプション | 1,005円/月(利用時) | 1,005円/月(利用時) |
月間通信量 | 上限なし | 7GB |
契約期間 | 2年 | |
端末代金 | 0円 | |
違約金 | 1年目:19,000円 2年目:14,000円 3年目以降:9,500円 |
※いずれも税抜き
契約に必要な事務手数料は3,000円かかりますが、新規加入月の月額利用料金(オプションなしの基本料金)は無料です。
端末代金は無料
J:COM WiMAXの大きな特徴のひとつが、「端末の購入費用がかからない」という点です。
WiMAX端末を15,000円程度で購入しなければならないプロバイダもありますが、J:COMの場合は無料で手に入ります。
初期費用を安く抑えたいという方は、端末が無料で手に入るJ:COM WiMAXでの契約はメリットです。
キャッシュバックがない
J:COMは、契約時のキャッシュバックや「〇ヶ月間月額料金割引」といった契約者特典サービスがありません。
例えばGMOとくとくBBは最大約30,000円のキャッシュバックを、Broad WiMAXはキャッシュバックの代わりに月額料金の割引サービスを実施しています。
J:COM WiMAXはキャッシュバックがないため、ほかのプロバイダよりも費用が高くなっています。
J:COM WiMAXの割引キャンペーン
J:COM WiMAXではキャッシュバックを実施していませんが、特定の条件を満たしている契約者のセット割を実施しています。
J:COM WiMAXでは、下記のふたつの割引を適用できます。
- J:COMサービスとのセット割
- auスマートバリューmine
それぞれの割引制度について紹介します。
J:COMサービスとのセット割
J:COMはケーブルテレビや固定回線など様々な通信サービスを行っています。
いずれかに加入していると、J:COM WiMAXの料金が毎月266円割引になります。
下記のサービスのうち、いずれか一つに加入していると適用できます。
J:COMサービス加入者割引の適用対象となるJ:COMサービス
- J:COM TVサービス (スタンダードプラス・スタンダード・コンパクト・セレクト)
- J:COM NETサービス (1G・320M・120M・40M・12M・NET光)
- J:COM PHONEサービス (J:COM PHONE・J:COM PHONE-i・J:COM PHONEプラス・ケーブルプラス電話)
上記のいずれかのサービスをご利用の方は、J:COM WiMAXの料金が安くなるのでお得です。
auスマートバリューmine
もしもあなたがauユーザーなら、J:COM WiMAXとの組み合わせで「スマートバリューmine」が適用できます。
auのスマートフォン料金が最大で月1,000円も割り引かれます。
ただし、auスマートバリューmineはほかのWiMAXプロバイダでも適用できる割引制度なので、J:COM WiMAX特有の制度ではありません。
J;COMを選ぶ理由にはならないことに注意して下さい。
またauスマートバリューmineも2年単位の契約期間があります。契約期間内に解約すると、J:COMの違約金とは別に9,500円の違約金が請求されるため、注意して下さい。
J:COM WiMAXの良い評判
「これからJ:COM WiMAXを契約しようかな」と考えているあなたにとって、評判は気になるものですね。
実際にJ:COM WiMAXを使っている人の口コミを見ていきましょう。
来週、ケーブルテレビ富山のミタスト光を導入します。
— K Matsui, MD, Ph.D (@9FQO) March 18, 2017
今、家中でネットワークの中心として使っているJ:COM WiMAXは、今後は外出時だけ使用することになります。外勤が多いので、WiMAXはまだまだ使いますよ。
J:COMのサポートから電話でよく説明してもらったからありがたい。
どちらかというと、メインでの利用というより持ち出して利用するときに役立つのがJ:COM WiMAXの良さのようです。
J:COM WiMAXの5つのデメリット
ここでは、J:COMの悪い評判とデメリットについて見ていきましょう。
J:COMの口コミには「つながりにくい」「サポートが不満」などの声が多いです。
J:COMの主なデメリットは下記の5点です。
- 繋がりにくいという声が多い
- 他のプロバイダより月額料金が高い
- 端末が1種類のみ
- 回線開通作業を自分でしなければならない
- 端末発送までの時間が長い
詳しく見ていきます。
「つながりにくい」という口コミが多い
J:COM WiMAXの口コミを調べると、「つながりにくい」という口コミが最も多いです。
J:COM WiMAX 2+の惨状。接続しているのに接続していないような状況が続く。これはおすすめできない。 pic.twitter.com/P82Wdqgq8m
— M (@esistdas) September 29, 2017
【RBB SPEED TEST】2017/09/29(金) 15:03:52 下り:0.15Mbps 上り:0.15Mbps #kaitekispeed 今日のj:com wimaxは本当に使い物にならない
— M (@esistdas) September 29, 2017
先月中旬ぐらいから急にWiMAX2+が繋がりにくくなりました。エリアによってすぐに繋がる場所もあるので端末の不具合ではないと思うのですがこの場合の対処方法等ありますでしょうか?自宅では全く使えないので契約してる意味がないです。
— あべ @舞鶴/備蓄中 (@abe_1014) August 25, 2017
WiMAXは大元のサービスはUQコミュニケーションが提供しているとはいえ、プロバイダによって繋がりやすかったりつながりにくかったりします。
WiMAX2+は障害物に弱い電波の特性があります。
このため屋内や車中、地下内、ビルの合間、山間部などではつながりにくくなることがあります。
またエリアも小さいので、事前に利用予定の場所がWiMAX2+のエリア内かどうか確認しておくことをお勧めします。
J:COM WiMAX 2+ 提供エリア | 超高速モバイルインターネット J:COM WiMAX 2+ | J:COM
WiMAX2+が繋がりにくい場所では、代わりにLTE回線で接続する「LTEオプション(ハイスピードプラスエリアモード)」を使って接続できますが、J:COM WiMAXのLTEオプションは1,005円/月の有料です。
プロバイダによってはLTEオプションを無料としているところもあり、J:COMでは料金が高くなってしまいます。
他のプロバイダより月額料金が高い
J:COM WiMAXは他のプロバイダと比較しても、月額料金が高いです。
これはJ:COMサービス加入者割を利用しても同じで、他のプロバイダと比較すると3年間の支払い総額ではGMOとくとくBBと比べると2万円以上の違いが出てしまいます。
プロバイダ名 | 月額料金 | キャッシュバック | 3年間総支払金額 |
---|---|---|---|
UQ WiMAX | 3,880円 | なし | 161,280円 |
BIGLOBE WiMAX | 3,980円 | 最大15,000円 | 150,480円 |
GMOとくとくBB | 4,263円 | 最大30,500円 | 128,772円 |
J:COM WiMAX | 4,113円 | なし | 151,068円 |
また、先述しましたがJ:COM WiMAXはWiMAX2+のエリア外の時に役立つ「LTEオプション(ハイスピードプラスエリアモード)」を利用すると、1,005円の月額料金が加算されます。
例え自宅でJ:COMの他サービスを利用していて、セット割を適用できる環境でもJ:COM WiMAXはオススメできません。
料金面でJ:COM WiMAXを契約するメリットはないと言えます、
提供端末が1機種のみ
J:COM WiMAXが提供している端末は、「WX06」の1機種だけです。
WX06は最大速度が440Mbpsで、今人気のW06の最大1.2Gbpsと比べ、通信速度が遅い点がデメリットとされています。
他のプロバイダでは通信速度の速いW06を取り扱っていることもあり、それと比較されてJ:COM WiMAXの残念なところとして認識されています。
他のプロバイダの多くが4機種のうちから選べることが多いです。
しかしJ:COMでは、W06のほか、コンセントに差すだけで自宅のネット環境を構築できるホームルーター「HOME 02」「HOME L02」などの機種が選べません。
「機種にこだわりがない」「はじめからWX06を選ぶつもりだった」という場合は、J:COMでも良いですが、わざわざW06よりも通信速度が遅いWX06を選ぶメリットがないため、おすすめしません。
回線開通作業を自分でしなければならない
J:COM WiMAXの端末は、APNプロファイル設定を自分でしなければなりません。
一般的なプロバイダは、すでにAPNプロファイル設定などの開通設定を済ませた状態で自宅に発送してくれるところがほとんどです。
J:COM WiMAXはAPNプロファイル設定も自分で行う必要があり、手間がかかります。
付属の説明書を読みながら一つひとつ指示に従えば、開通作業ができるのですが、「機械が苦手」という方には少しハードルが高いかもしれません。
すぐに使える状態で発送されないのは、J:COM WiMAXの不親切なデメリットと言えます。
端末発送までの時間が長い
J:COM WiMAXの端末は、申込完了から届くまでに約1週間かかり、「すぐに使いたい」という希望に沿わない点が残念なところです。
他のプロバイダの場合、家電量販店店頭で契約しその場で受け取れることもありますし、ネット契約でも最短即日発送というところもあります。
「急がない」というときは別ですが、急遽モバイルルーターが必要となったときは、J:COM WiMAXは避けたほうが無難です。
J:COM WiMAXと他社プロバイダとの料金比較
J:COM WiMAX以外ではGMOとくとくBBがおすすめです。
GMOとくとくBB WiMAXはキャッシュバックが費用に大きく、3年間の総支払額では最安水準の料金となっているからです。
各主要プロバイダの料金を比較した表が下記の通りです。
プロバイダ名 | 月額料金 | キャッシュバック | 3年間総支払金額 |
---|---|---|---|
J:COM WiMAX | 4,113円 | なし | 151,068円 |
UQ WiMAX | 3,880円 | なし | 161,280円 |
BIGLOBE WiMAX | 3,980円 | 最大15,000円 | 150,480円 |
GMOとくとくBB | 4,263円 | 最大30,500円 | 128,772円 |
Broad WiMAX | 3,411円 | なし | 134,352円 |
DTI WiMAX | 3,760円 | なし | 133,416円 |
カシモWiMAX | 3,610円 | なし | 134,352円 |
EXWiMAX | 3,678円 | なし | 139,494円 |
※税抜き表示
この通り、比較対象の中ではGMOとくとくBBが最も安く、J:COM WiMAXは料金が高い部類に入ります。
サービス自体にプロバイダ間で大差がないので、料金が最も安いGMOとくとくBBがおすすめです。
J:COM WiMAXの申し込み方法
様々な条件を考えたうえ、「J:COM WiMAXを契約したい」と思ったときは、どのような手順を踏めばよいのでしょう。
まずは、住まいや学校、会社など、WiFiを使いたい場所がWiMAXのエリア内にあるかどうか確認するところからスタートです。
そもそも、エリア内でなければ契約しても「使えない!」となってしまいます。
念のため、以下のページでサービスエリアの確認をしてください。
参考:「J:COM WiMAX2+提供エリア│J:COM」
エリアに問題がなければ、次の3つの方法で申し込みをします
- J:COM WiMAXの公式ページから申し込み (https://www.jcom.co.jp/service/wimax/)
- ジェイコムショップへ出向く
- ケーブルテレビ局(J:COM)へ出向く
いずれの方法をとるにしても、できるだけ早く端末を入手して使い始めるため、「身分証明書は何が使えるか」「利用料金の支払い方法には何を使えるか」「いつから引き落としが始まるか」といったことを事前に問い合わせておくとスムーズに契約できます。
あなたが住んでいる地区のJ:COM(ケーブルテレビ局)か、J:COM公式サイト右上「お申込み・お問い合わせ」からエリアを選んだ後に表示されるフリーダイヤル、ジェイコムショップに電話をかけてみてください。
J:COM WiMAXの解約方法と違約金
:COM WiMAXを契約しても、「不要になったから」など何かの理由で解約するときがくるでしょう。
ここでは、解約手順と違約金についてご説明します。
手続き方法やタイミングを間違うと、無駄な費用が生じてしまいますので、注意してください。
もしも「電波が入りにくい」といったトラブルがあり、契約破棄したい場合は、J:COMに相談してください。
J:COMから送られてくる「ご契約内容のご案内(契約締結後書面)」に必要情報を記入し、端末を受け取った日から8日以内に返送すれば、クーリングオフが適用されます。
出典:「【販売機器に関する特定商取引法に基づく表示】│J:COM」
解約手順
J:COM WiMAXの解約は、いたってシンプルです。
- カスタマーセンターに連絡をする
- 解約したい旨を伝える
- 端末からUIMカードを取り出し、ハサミでカットして破棄
解約を申し出た月末までは利用できますので、あなたの状況に応じたタイミングでカスタマーセンターに連絡をしてください。
事前に「J:COM WiMAX 2+」に関する重要事項説明書を読み、解約の際に余分な費用や手続きが発生してしまわないようにしてください。
違約金
J:COM WiMAXは、解約のタイミングによって違約金が変わります。
- 1~12カ月末日まで:19,000円
- 13~24カ月末日まで:14,000円
- 25か月目以降:9,500円(更新月を除く)
J:COM WiMAXは2年契約ですので、契約から2年目の「更新月」か「更新月の前の月の末日」以外で解約を申し出ると、上の違約金が生じます。
ただ、上の金額は契約からはじめての2年間についてで、それ以降の更新月以降なら、9,500円の違約金が生じます。
更新月なら、違約金は発生しません。
J:COM WiMAXは、あまりおすすめできない
ここまででご説明しましたが、端的にいえば、「J:COM WiMAXはあまりおすすめではない」というのが本当のところです。
特に、J:COMのネットやテレビを使っていても、料金はそれほど安くならないので、料金のメリットはほとんどありません。
「月額利用料金が高い」「セットでの割引が生じてもさほど大きな額ではない」という理由から、特別な理由でもない限りは契約を見合わせた方がよいでしょう。
反対に料金が安いGMOとくとくBBやBroad WiMAXなどのほうがおすすめです。
GMOとくとくBBやBroad WiMAXについては下記ページでも詳しく解説しているので参考にしてください。
J:COM WiMAXの評判のまとめ
ここまでの内容を振り返り、J:COM WiMAXについておさらいしておきましょう。
残念なことに、J:COM WiMAXは「どのような人」にもおすすめではありませんでした。
- 料金はJ:COMサービス加入者割引を使っても高い
- キャッシュバックがない
- LTEオプションが有料
- 端末が1機種限定
- 開通作業を自分でしなければいけない
J:COM WiMAXはメリットよりデメリットの方が多いものですので、他のプロバイダが提供するWiMAXを選ぶようにすると安心です。
当サイトでおすすめしているGMOとくとくBBやBIGLOBE WiMAX、Broad WiMAXなどもう少し調べて、あなたに合ったWiMAX提供プロバイダを探してみてください!
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。