カシモWiMAXの評判や口コミは悪い?|料金プランから速度、解約金まで徹底解説
「ネットを自宅に引きたいけど光回線の工事は2か月もかかるって言われた」
「持ち運びできるWiMAXの使い勝手はどうなんだろう」
「いろんな会社がサービスを出しているけど、カシモWiMAXはいいのかな」とお悩みではないですか。
テレワーク需要の影響で、WiMAXやポケットWiFiなどのモバイルルーターは非常に人気高まっています。
光回線のような工事が要らないので、申し込みから最短で翌日には使えるようになります。
早くネット環境を構築したいときには非常に便利なサービスですよね。
中でもWiMAXはいろんな会社がサービスを提供しています。
たくさんありすぎてどれが一番いいのか選ぶのに困ってしまいます。
その中でカシモWiMAXの評判は良いのでしょうか、悪いのでしょうか。
結論から述べるとカシモWiMAXは安いプロバイダですが、キャッシュバックなども考えると決して最安ではありません。
ただし、契約期間が長くなるほど、月額料金が安いプロバイダがお得になるので、3年以上使用する予定の人にはカシモWiMAXがおすすめです。
この記事ではカシモWiMAXの料金プランやデメリット・デメリットなどを紹介します。
また他のプロバイダと比較したときのカシモWiMAXの特徴や、なぜ一度でも更新するとカシモWiMAXがお得なのかも解説します。
記事を参考に便利なプロバイダ選びに役立ててください。
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カシモWiMAX(ワイマックス)とは?料金プランや特徴
カシモWiMAXは株式会社MEモバイルが運営するWiMAXのプロバイダです。
MEモバイルはカシモWiMAXのほかに中古端末を使った格安SIMのMVNO事業も行っており、通信サービスを中心とした事業を展開している会社です。
カシモWiMAXは“業界最安値級”を謳っています。
プロバイダの中には、最安値を謳いながら実際に最安値なのは最初の1~2か月だけで残りは平均よりも料金が高め、というプロバイダもあります。
しかしカシモWiMAXは2か月目以降料金が変わらず安く、通信費を抑えたい人には高評価を得ているプロバイダです。
では実際の料金プランやかかる費用はどのような仕組みになっているのか、詳しく見ていきます。
料金プランと初期費用
カシモWiMAXのプランは、ひと月に接続できる通信量によって2つのプランに分かれています。
通信量に上限のない「ギガ放題プラン」と月間7GBまで通信ができる「ライトプラン」の2種類です。
それぞれの月額料金や初期費用は下記の通りとなっています。
費用項目 | ギガ放題プラン | ライトプラン | |
---|---|---|---|
通信容量 | 上限なし | 月間7GB | |
月額料金 | 初月 | 1,380円 | 1,380円 |
1か月目以降 | 3,610円 | 2,990円 | |
LTEオプション | 無料 | 無料 | |
初期費用 | 契約事務手数料 | 3,000円 | |
端末代金 | 0円 | ||
送料 | 0円 | ||
周辺機器 | ACアダプタ | 1,800円 | |
USBケーブル | 1,200円 | ||
クレードル | 3,619円 | ||
違約金 | 0~12ヶ月目:19,000円 13~24か月目:14,000円 25ヶ月目以降:9,500円(契約更新月を除く) | ||
キャッシュバック | なし | ||
契約期間 | 3年 | ||
料金支払い方法 | クレジットカード |
7GBプランの方が月額料金は安いですが、月間7GBの通信容量を超えると、月末まで速度制限がかけられてしまいます。
速度制限がかけられてしまうと使い物にならないくらいに速度が低下してしまいます。
7GBに到達する一日の使用量の目安は下記の通りです。
通信内容 | 1階当たりの通信容量 | 7GB/月到達時の1日当たりの使用量 |
---|---|---|
メールの送受信 | 1通あたり500KB | およそ488通/日 |
ホームページの閲覧 | 1ページあたり300KB | およそ814ページ/日 |
動画の視聴 | 1分あたり4MB | およそ1時間3分/日 |
音楽のダウンロード | 1曲あたり4MB | およそ58曲/日 |
(参考:[モバイルデータ通信]「7GB」のパケット通信量でどのようなことができますか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク)
動画を視聴すると簡単に月7GBの制限を超えてしまいます。
心配な場合は無制限のギガ放題プランの契約がおすすめです。
取り扱いモバイルルーター端末
カシモWiMAXでは下記の4機種に対応しています。
機種名 | 下り最大速度 | 特徴 | 端末代金 | |
---|---|---|---|---|
モバイルルーター | Speed Wi-Fi NEXT W06 | 1.2Gbps | ビームフォーミング機能対応 | 0円 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | 440Mbps | 2.4GHz/5GHz同時利用可能 | 0円 | |
ホームルーター | Speed Wi-Fi HOME L02 | 1Gbps | 最大42台同時接続可能 | 0円 |
WiMAX HOME02 | 440Mbps | 最大20台同時接続可能 | 0円 |
モバイルルーターは手のひらサイズの持ち運びができる端末です。
仕事などで外出先でもネット接続したい場合に、モバイルルーターを使ってインターネットに接続できます。
一方ホームルーターはコンセントに差すだけでインターネット環境を構築できる機械です。
サイズが大きいためモバイルルーターのように持ち運びには向きませんが、工事不要で自宅のネット環境を整えることができます。
光回線のように、申し込みから2か月近く工事を待つ必要がないため、すぐに自宅のネット環境を作りたい人にはおすすめの機種です。
カシモWiMAXでは計4機種を取り扱っていますが、モバイルルーターならW06、ホームルーターならL02がおすすめです。
実はWX06、HOME02の方が新型の機種ですが、通信速度は表をご覧の通りW06、L02の方が速いです。
どれも端末代金は0円なので、端末に迷ったらモバイルルーターならW06、ホームルーターならL02を選びましょう。
通信速度
WiMAXを利用する際、使う回線はWiMAX2+とLTE回線の2種類を使い分けることができます。
それぞれ回線速度はWiMAX2+が下り最大440Mbps、LTE回線が下り最大150Mbpsとなっています。
ただしWiMAXは障害物に弱い特性があり、屋内や地下、ビルの合間や山間部ではつながりにくくなってしまいます。
このため、WiMAX2+がつながりにくい場所ではハイスピードプラスエリアモードでLTE回線を使った接続をするのがおすすめです。
カシモWiMAXの場合、LTEオプションの利用料金が無料のため、費用を気にせず、回線の使い分けが可能です。
一部のプロバイダではLTEオプションの利用に月額料金1,005円が必要なところもあります。
カシモWiMAXは早いWiMAX2+回線と、接続しやすいLTE回線をお得に使い分けが可能なのが特徴です。
速度制限
カシモWiMAXはWiMAX2+とLTE回線で快適に通信できますが、大きな通信量を繰り返すと、速度制限をかけられることがあります。
プランや使う回線、利用量などによって下記の3種類の速度制限があるので、制限を超えてしまわないように注意しましょう。
プラン/通信モード | ギガ放題/ライトプラン共通 | ライトプラン | LTEオプション |
---|---|---|---|
制限が発生する条件 | 直近3日間で10GB超過後 | ハイスピードモードでのWiMAX2+の月間データ通信量が7GBを超えた場合 | ハイスピードプラスエリアモードでのau 4G LTE回線の月間データ通信量が7GBを超えた場合 |
制限後の速度 | 翌日18時頃から翌々日2時頃にかけてWiMAX 2+、LTE方式の通信速度が約1Mbps | WiMAX2+のデータ通信速度が128kbps | WiMAX 2+方式、LTE方式のデータ通信速度が128kbps |
制限の継続期間 | 直近3日間の通信量が下回った翌日 | 月末まで | 月末まで |
とくにLTEオプションのハイスピードプラスエリアモードで7GBを超過してしまうと、超過したLTE回線だけでなく、WiMAX2+回線も速度制限がかけられてしまいます。
128kbpsの速度は、スマートフォンの速度制限と同じ速度で、非常に遅くなってしまいます。
さらに制限が月末まで続いてしまうため、一度制限がかかると月末まで大きなストレスを抱えることになってしまいます。
反対にギガ放題・ライトプラン共通の3日間10GB制限は、制限後の速度が1Mbps、制限される時間帯も夜間のみです。
また直近3日間間の通信量が10GBを下回ったタイミングで制限が解除されるので、制限としてはそこまで厳しくありません。
WiMAXを利用する際は、基本WiMAX2+の「ハイスピードモード」で、LTE回線の「ハイスピードプラスエリアモード」はできるだけ使わないようにするのがおすすめです。
提供エリア
WiMAX2+とLTE回線はどちらも全国どの場所でも使えるわけではなく、提供エリアが限られています。
契約する際は、ご自宅やよく使う場所がWiMAX2+のエリア内かどうかを確認して下さい。
それぞれの提供エリアは下記ページで確認できます。
ご利用可能エリア
WiMAX2+は接続速度が速い代わりに提供エリアが小さいため、WiMAX2+のエリア外地域ではLTE回線を使って接続するのがおすすめです。
WiMAX2+のエリア外の場合、LTE回線を使う頻度が上がり、月間7GBの容量を超える可能性が高くなります。
事前に必ず、ご自身がよく利用する場所がWiMAX2+のエリア内かどうか確認するようにしましょう。
オプション一覧
カシモWiMAXは下記のオプションを付けることができます。
- 安心サポート(月額300円)
端末が万が一故障した場合、保証対象内の故障なら無償で修理しくれます。
WiMAX回線と同時申し込みが条件で、途中の加入はできません。 - U-NEXT for スマートシネマ見放題プラン(月額1,990円)
映画やドラマ、アニメ、音楽等様々な動画を視聴できるU-NEXT
配信本数約22万本のうち20万本が見放題となります。
他のプロバイダと比べると、オプションの種類は少ないです。
特に安心サポートはカシモWiMAXと同時契約でしか、申込できないオプションなので、慎重に検討しましょう。
法人契約
カシモWiMAXの大きな特徴として“法人契約”がある点です。
月額料金等は変わりませんが、何台契約しても初期費用が無料です。
さらにビジネスタイム中の18時まではどれだけ使っても速度制限が掛かりません。
法人契約の場合3日間で10GBを簡単に超えてしまいますが、業務時間のコアタイムは速度低下による仕事効率の低下の心配がないため、使いやすくなっています。
法人契約をお考えの場合は、まずは「カシモWiMAXご法人相談窓口」に相談することをお勧めします。
【公式】カシモWiMAXご法人相談窓口
使いたい台数や開始希望日等、入力すれば問い合わせ後1日以内に土日も含めて対応してくれるうえ、最短で即日発送してくれるため、スムーズにネット環境を構築できます。
UQ WiMAXやポケットWiFi(ワイファイ)との違い
ここまでカシモWiMAXについて紹介しましたが、UQ WiMAXやポケットWiFiなどと呼ばれるものとの違いはどこにあるのでしょうか。
結論から述べると、それぞれサービスに使用している回線や提供している会社が異なるため、料金などの違いとなっています。
まず、WiMAXのように小型の端末で外出先でも持ち運びできるインターネット接続機器を総称してモバイルWi-Fiルーターなどと呼ばれます。
モバイルWi-Fiルーターのサービス提供会社や通信規格などによって大きく「WiMAX」「Pocket WiFi」「クラウドWiFi」の3サービスがあります。
大元のサービス提供会社 | 使用回線 | 主なプロバイダ・サービス名 | |
---|---|---|---|
WiMAX | UQコミュニケーションズ | WiMAX2+、au 4G LTE | UQ WiMAX、GMOとくとくBB、BIGLOBE WiMAXなど |
Pocket WiFi | ワイモバイル | ソフトバンク 4G LTE | Pocket WiFi |
クラウドWiFi | ― | ドコモ、au、ソフトバンク回線 | どこよりもWiFi、それが大事WiFi、どんなときもWiFiなど |
UQ WiMAXとカシモWiMAXは、どちらも“WiMAX”なので、どちらもWiMAX2+とau 4G LTE回線を使ってサービスを提供しています。
しかし料金やキャッシュバックなどはプロバイダによって異なり、WiMAXのプロバイダ選びのポイントとなっています。
一方でポケットWiFiやクラウドWiFiと、WiMAXは、サービスに使っている回線そのものが異なります。
カシモWiMAXはWiMAX回線が中心ですが、ポケットWifiやクラウドWiFiはキャリアの回線を使います。
LTE回線は携帯電話でも使っている回線のため、接続できるエリアが非常に広いです。
これに対しWiMAX2+はLTE回線よりも通信速度は速い一方、障害物などには弱くエリアも比較的小さい特徴があります。
カシモWiMAXでは速いWiMAX2+とサービス範囲が広いLTE回線を状況によって使い分けられるため、サービスメリットが大きいです。
カシモWiMAXの悪い評判・デメリット
実際にカシモWiMAXを使用している人の口コミを見ていきます。
カシモWiMAXは比較的悪い口コミが少ないですが、また他プロバイダと比較した際のデメリットとして「au携帯とのセット割が利用できない」「契約期間が3年で違約金も高い」「支払方法はクレジットカードだけ」というデメリットもあります。
それぞれについてくわしく紹介します。
auスマートバリューmineを利用できない
カシモWiMAXでは、au携帯電話とのセット割「au スマートバリューmine」を適用できません。
auスマートバリューmineはauの携帯電話料金とWiMAXをセットにすることで、auの携帯電話料金を最大毎月1,000円割引してくれる制度です。
KDDIグループであるUQコミュニケーションズならではの割引制度で、多くのWiMAXプロバイダでも利用できますが、カシモWiMAXでは適用できません。
auユーザーではない方はあまり関係がありませんが、auユーザーの方はカシモWiMAXよりも、auスマートバリューmineを適用できるGMOとくとくBBの方がおすすめです。
下記ページでGMOとくとくBB WiMAXの特徴やメリット・デメリットについて解説しているので参考にしてください。
契約期間は3年がメインで違約金も高い
カシモWiMAXは3年以内の解約が難しいプロバイダとなっています。
カシモWiMAXは3年契約がメインで、3年以内の解約時には最大で19,000円の違約金が請求されます。
解約のタイミングで下記の通り違約金が変動します。
解約のタイミング | 違約金 |
---|---|
0か月~12か月目 | 19,000円 |
13~24か月 | 14,000円 |
25か月目以降(契約更新月を除く) | 9,500円 |
ご覧の通り、1年以内の解約で19,000円、1年以上2年未満の解約でも14,000円の違約金が必要です。
カシモWiMAXの契約更新月は、端末発送月の翌月を1か月目として、36か月目を「満了月」、37か月目を「更新月」としています。
契約更新月の1か月間に解約した場合のみ、解約料が0円で済みますが、それ以外の解約には違約金として9,500円以上が請求されます。
2020年12月に契約し商品を受け取ったとすると、契約更新月は2023年12月が満了月、2024年1月が更新月に当たります。
「短期間で契約したい」「お試しで契約したい」という人には3年の契約期間と違約金の高さはデメリットとなっています。
キャッシュバックやキャンペーンを実施していない
カシモWiMAXは新規契約者向けのキャッシュバックキャンペーンを実施していません。
他社のプロバイダの中には新規契約者向けに30,000円ほどのキャッシュバックキャンペーンを実施しているプロバイダもあるため、比較するとデメリットとなってしまいます。
ただし、その分カシモWiMAXは月額料金が安くなっています。
キャッシュバックキャンペーンの受け取りには指定のオプション加入を必須としているプロバイダが多いため、オプション加入不要で月額料金割引を受けられるのはカシモWiMAXのメリットでもあると言えます。
支払い方法はクレジットカードのみ
カシモWiMAXの支払い方法はクレジットカードのみで、口座振替に対応していません。
クレジットカードをお持ちでない場合、口座振替を希望される方がほとんどですが、カシモWiMAXでは申し込みができません。
口座振替の支払い方法に対応しているWiMAXは少ないですが、下記のプロバイダは口座振替の支払いに対応しています。
- BroadWiMAX
- UQ WiMAX
- BIGLOBE WiMAX
上記の中ではBroad WiMAXの料金が安くおすすめです。
口座振替で支払いがしたい方は、カシモWiMAXでは契約ができないので、Broad WiMAXを候補にしましょう。
カシモWiMAXの良い評判・メリット
カシモWiMAXの良い評判やメリットには「月額料金が安い」「LTEオプションが無料」「マイページ上で契約変更など手続きができる」などの特徴があります。
特に安い月額料金でかつLTEオプションが無料なので、毎月の通信費を安く抑えられるメリットがあります。
それぞれ詳しく見ていきます。
安い月額料金
カシモWiMAXのギガ放題プランの料金は、月額3,610円とWiMAXプロバイダの中でも安いです。
さらに、2か月目以降同じ料金が続くので、支払い額が一定となります。
下記の主なWiMAXプロバイダの月額料金比較表のとおり、カシモWiMAXはBroad WiMAXに次いで安い月額料金となっています。
プロバイダ名 | 月額料金 |
---|---|
UQ WiMAX | 3,880円 |
BIGLOBE WiMAX | 3,980円 |
GMOとくとくBB | 4,263円 |
Broad WiMAX | 3,411円 |
カシモWiMAX | 3,610円 |
DTI WiMAX | 3,760円 |
EXWiMAX | 3,678円 |
キャッシュバックも実施しているプロバイダもあるため、3年間の総支払い額には違いがありますが、カシモWiMAXは毎月支払う料金が安いため、通信費が安定しやすいです。
そうそう、月額4000とかざらだしな
— ひのと (@hnt_0102) July 30, 2020
broadとかnext movableとかDTI WiMAXとかがちょうどいい感じの料金ですな。カシモWiMAXだけくそ安いのなんなんやろな
毎月の月額料金を安く抑えたい方にはカシモWiMAXはおすすめです。
LTEオプションが無料
カシモWiMAXはLTE回線で接続する「LTEオプション」が無料で利用できます。
他のプロバイダでは月額1,005円をとるところもあり、月額料金に大きな差が生じます。
先述した通り、WiMAXはWiMAX2+とLTEオプションをうまく使い分けることがおすすめです。
WiMAX2+は提供エリアの狭さや、障害物への弱さなどデメリットがあり、山間部や屋内、地下、ビルの谷間など接続しにくい状況があります。
LTEオプションが無料だと、WiMAX2+が接続しにくい場所ではLTE回線に気軽に切り替えられます。
反対に有料のプロバイダだと、WiMAX2+での接続だけとなってしまい、使い勝手が悪くなってしまいます。
カシモWiMAXはLTEオプションが無料なので、WiMAXを安く便利に使うことができます。
マイページへのログインで契約確認や変更などの手続きができる
カシモWiMAXは契約者専用のマイページがあり、マイページ上で契約確認や契約変更の手続きができます。
WiMAXプロバイダの中には、マイページがなく、手続きはすべて電話かメールで行わなければいけないプロバイダもあります。
その点カシモWiMAXではマイページ上で下記のことが可能です。
カシモWiMAXのマイページ上でできること
- お客様情報変更
- クレジットカード変更
- 契約プラン変更
- 解約 等
カシモWiMAXはマイページでできることが多いので、問い合わせの手間が発生しにくいことがメリットです。
機種変更は問合せフォームか電話窓口から
カシモWiMAXはマイページ上で様々な手続きができますが、機種変更はマイページ上では手続きできません。
専用の問い合わせフォームか電話窓口から行う必要があります。
モバイルルーターからホームルーターに切り替えたい場合や、モバイルルーターの機種をW06からWX06に変えたい場合等は、下記の問い合わせ窓口に連絡してください。
問い合わせフォーム
カスタマーサポートダイヤル
電話番号:商品同封の「ご契約内容のお知らせ」に記載
受付時間:10:00~17:00(年末年始除く)
主なWiMAXプロバイダのサービス比較表
カシモWiMAXは月額料金が安いですが、キャッシュバックを行っていません。
では他のプロバイダと比べてカシモWiMAXのは安いのでしょうか、それとも高いのでしょうか。
結論から述べると、契約満了時までに支払う総額費用で比較すると、カシモWiMAXは安いですが、最安ではありません。
下記が3年間の契約期間で支払う総支払額を比較した表です。
プロバイダ名 | 月額料金 | キャッシュバック | 3年間総支払額 |
---|---|---|---|
UQ WiMAX | 3,880円 | なし | 161,280円 |
BIGLOBE WiMAX | 3,980円 | 最大15,000円 | 150,480円 |
GMOとくとくBBX | 4,263円 | 最大30,500円 | 128,772円 |
Broad WiMAX | 3,411円 | なし | 134,352円 |
カシモWiMAX | 3,610円 | なし | 134,352円 |
DTI WiMAX | 3,760円 | なし | 133,416円 |
EXWiMAX | 3,678円 | なし | 139,494円 |
カシモWiMAXの月額料金はBroad WiMAXに次いで安いですが、3年の総支払額ではGMOとくとくBBやDTI WiMAXの方が安くなっています。
カシモWiMAXはキャッシュバックを実施していないので、3年間の総額費用では他のプロバイダの方が安くなります。
GMOとくとくBBの方がカシモWiMAXより安い
表をご覧の通り、カシモWiMAXは安い部類ですが、GMOとくとくBBやDTI WiMAXのほうが3年間の総支払額は安くなっています。
GMOとくとくBBは、月額料金は高いですが、その分キャッシュバックが最大3万円と非常に高額なため、総支払額が安くなっています。 またDTI WiMAXは、基本の月額料金はカシモWiMAXよりも高いですが、1~2か月目は月額0円、3か月目は2,590円と最初の3か月間だけ安く利用できるため、その分総額費用が安くなっています。
ただし、GMOとくとくBBやDTI WiMAXは3年以上契約する場合、基本の月額料金が高いため、費用がカシモWiMAXを上回っていきます。
例えば6年間使った時の費用は下記の通りとなります。
6年間の総支払額 | |
---|---|
Broad WiMAX | 276,022円 |
GMOとくとくBB | 279,628円 |
カシモWiMAX | 262,920円 |
DTI WiMAX | 265,030円 |
ご覧の通りカシモWiMAXは、月額料金が安いBroad WiMAXやキャッシュバックの大きなGMOとくとくBB、DTI WiMAXよりも、6年間の総支払額が安くなります。
他プロバイダは、契約から数か月後に割引がなくなり月額料金が高くなることが多いですが、カシモWiMAXは2か月目以降ずっと3,610円で利用できます。
カシモWiMAXは3年以上契約する方にはおすすめのWiMAXです。
カシモWiMAXの申し込み方法
カシモWiMAXは下記の手順で申し込みができます。
- 公式サイトへアクセスする
- 画面内の「今すぐ申し込む」をクリックする
- 「ギガ放題」「ライトプラン」のどちらかを選ぶ
- 機種を選択する
- オプション・付属品を選択する
- 「お客様情報入力へ進む」をクリックする
- 名前や住所、生年月日、メールアドレスや連絡先電話番号などを入力する
- 「ご契約内容の確認に進む」を選択する
- 契約内容に誤りがないか確認し「お支払い情報に進む」を選択する
- 支払いに使うクレジットカードの番号や有効期限、セキュリティコードを入力する
- 申し込みを完了させる
以上で申し込みが完了します。
カシモWiMAXは申し込みから最短で当日発送してくれます。
発送後はお届け先や時期にもよりますが、1~2日で到着します。
カシモWiMAXの解約方法
カシモWiMAXの解約方法も紹介します。
解約はカスタマーサポート、もしくはマイページから申し込みできます。
カスタマーサポートダイヤル
電話番号:商品同封の「ご契約内容のお知らせ」に記載
受付時間:10:00~17:00(年末年始除く)
解約は毎月20日17時までの申し込みで、当月末日での解約が可能です。
20日17時を過ぎてしまうと、翌月末の解約となってしまいます。
先述した通り、更新月を逃すと違約金が発生してしまうので、解約する際は更新月の20日17時までに申し込みしてください。
カシモWiMAXのよくある質問
では最後にカシモWiMAXについてよくある問い合わせを紹介します。
最後の疑問の解決に役立ててください。
カシモWiMAXは店舗で申込みできる?
カシモWiMAXは店舗で申し込みができません。
カシモWiMAXは実店舗を持たず、すべてネットで受け付けしています。 実店舗がないため、月額料金も安くできているため仕方がない部分でもあります。
実店舗がないので、スタッフと直接話しながら細かな質問や相談ができません。
質問や相談がある場合はカシモWiMAXの「よくある質問」やチャットサービスを使って解決させましょう。
ホームルーターはおすすめできる?
光回線のような開通工事が不要で、コンセントに端末を差すだけで自宅のインターネット環境を整えることができるホームルーターの人気が上がっていますが、ホームルーターはたくさん通信をする人にはおすすめできません。
WiMAXはモバイルルーターもホームルーターも、3日間10GBの利用量制限があり、自宅でメインとして使う場合は容量制限を超えてしまう恐れがあるからです。
自宅で動画サービスを1日1~2時間以上視聴すると、3日間で10GBの通信容量を超えてしまう可能性があります。
10GB到達後は18時~翌2時まで通信速度が1Mbpsまで制限されます。
制限後は使い勝手が悪くなってしまうため、通信容量が多い人は不便に感じる恐れがあります。
また光回線と比べるとホームルーターは接続が不安定になりやすいです。
工事を待てない場合、光回線の代わりとして契約したくなりますが、カシモWiMAXでは3年契約がメインです。
1年以内の解約は19,000円の違約金が発生するため、解約しにくいです。
間に合わせのつもりで契約すると、通信制限がかかるうえ3年契約しないと違約金0円で解約できません。
通信量が多い人はホームルーターよりも光回線の工事を待った方が得策です。
光回線の開通工事まで待てないという方は、短期でレンタルできるポケットWiFiなどをレンタルし、工事日まで代用するのがおすすめです。
一か月単位で短期契約できるポケットWiFiについては下記ページでも紹介しているので参考にしてください。
2年契約はできる?
カシモWiMAXでは2020年12月現在、2年契約を選ぶことができません。
以前は2年契約のプランが有りましたが、現在新規受付を終了しています。
カシモWiMAXは3年契約しか選べないので注意して下さい。
契約直後にキャンセルできる?
カシモWiMAXの端末が配送されて8日以内であれば「初期契約解除制度」を使って違約金不要で解約することができます。
初期契約解除制度とはクーリングオフ制度に似た仕組みで、不当な契約を結んでしまうことがないよう、消費者を守るための法律です。
初期契約解除制度で違約金を支払う必要なく解約できます。
商品一式と「初期契約解除申請用紙」を同封し、初回配送到着日(再配達などのときは不在表が投函された日)から8日以内に、下記の返却窓口に発送して下さい。
初期契約解除申請用紙は下記ページからダウンロードできます。印刷し必要事項を記入して、商品と一緒に郵送して下さい。
初期契約解除書面
カシモWiMAX初期契約解除返送窓口
〒130-0014
東京都墨田区亀沢3-3-14-1F
株式会社MEモバイル カシモWiMAX初期契約解除 返送窓口宛 電話番号:050-3185-6551
配送料や事務手数料の3,000円は負担しなければいけませんが、初期契約解除制度を利用すれば違約金不要で解約できます。
「使ってみたら電波の入りが弱く使いにくかった」「端末とPCの相性が悪く接続できない」等発生した場合は8日以内に初期契約解除の手続きをしましょう。
カシモWiMAXが遅い、繋がりにくいときの対処法
WiMAXの通信速度が遅い時、下記の方法で改善されることがあります。
- 機器の再起動をかける
- RESETボタンで初期化する
- 端末の置き場所を変える
- 周波数を変える(2.5GHz/5GHz)
また端末由来の問題ではなく、通信容量の超過による速度制限や電波障害などの可能性もあります。
下記ページで遅い、つながりにくい時の対処法を詳しく紹介しているので参考にしてください。
カシモWiMAXの評判、メリット・デメリットのまとめ
ここまでカシモWiMAXの評判やメリット・デメリットなどについて紹介しました。
カシモWiMAXのメリット・デメリットは下記の通りです。
- 月額料金が安い
- 料金が2か月目以降変わらず、長く契約するほどお得
- auのセット割がないので、auのスマホユーザーはおすすめできない
- キャッシュバックがない
- 3年未満ならGMOとくとくBB、契約を更新して3年以上使うならカシモWiMAXがおすすめ
以上となります。
カシモWiMAXはキャッシュバックはありませんが、2か月目以降料金が安く安定します。
一方GMOとくとくBBはキャッシュバックはありますが月額料金が高いので、支払う料金が高くなります。
契約を更新して3年以上使う予定であればカシモWiMAXがおすすめです。
Soldi編集部は「おうちのお金をスマートに」をコンセプトにコンテンツの配信を行っています。