モバイルWi-Fiルーター?固定回線?どっちがお得か、世帯形式別に徹底比較!
自宅でインターネットを利用するなら、普通はまず「フレッツ光 」や「auひかり 」などの固定回線系のサービスを考えますよね。
しかし固定回線は初めに開通工事が必要だったり、その工事費用として20,000円程度の初期費用がかかったり、諸々の費用が高いのがデメリットです。
そんな固定回線の代替になるサービスとして、「WiMAX」や「クラウドSIM」などのモバイルWi-Fiルーターが考えられます。
これらは開通工事が不要ですし、月額料金も2,000円台からと固定回線よりもリーズナブルです。
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- ソフトバンク光
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- おうち割光セットでソフトバンク・ワイモバイルのスマホ代がお得に
- フレッツ光と同じ回線でマンションでも安心
- 他社からの乗り換えで最大38,500円キャッシュバック
- 公式サイトへ
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- ドコモ光
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- ドコモ光セット割でドコモのスマホが毎月最大1,100円割引
- フレッツ光と同じ回線でマンションでも安心
- オプションなしで最大45,000円のキャッシュバック実施中
- 公式サイトへ
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- NURO光
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- 最大2Gbpsと通常プランの速度が速い!
- オプション不要で45,000円の高額キャッシュバック
- 月額料金も2Gbpsなのに高くない
- 公式サイトへ
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- WiMAX 2+
(GMOとくとくBB) -
- 工事なしですぐに使えるポケット型WiFi
- 40,000円の高額キャッシュバック
- 速度・エリアともに安定のWiMAX回線
- 公式サイトへ
- WiMAX 2+
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- eo光
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- オリコン顧客満足度6年連続1位受賞
- 関西エリアの戸建て住宅向けにサービスを展開
- プラン問わず12ヶ月間月額3,250円で利用可能
- 公式サイトへ
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戸建て マンション NURO光 5,217円 2,090円~ ドコモ光 5,720円~ 4,400円~ ソフトバンク光 5,170円~ 3,630円~ WiMAX 2+ 3,936円~ eo光 3,248円~ ー
※料金はすべて税込価格です。
それでは、固定回線よりもモバイルWi-Fiルーターを契約したほうがお得なのかと言うと、必ずしもそうではありません。
今契約中の携帯電話会社によっては、光回線を契約してセット割引を適用したほうが安く済む場合もあります。
ここでは両者の特徴を簡単におさらいしてから、世帯構成別にモバイルWi-Fiルーターと固定回線のどちらがお得に利用できるのか考えてみましょう。
この記事ではこんな疑問に答えます!
- モバイルWi-Fiルーターって便利そうだけど固定回線と比べてどうなの?
- 一人暮らしを始めたいけれど固定回線を契約するべき?
- 固定回線のおすすめの会社ってあるの?

ネット回線アドバイザー
15歳の頃よりPC自作やネット環境の構築技術を習得。(実は全てネットゲームを快適にする目的だった。) 18歳から光回線(NTT)の営業販売に携わり、今までフレッツ光・光コラボ・auひかり・eoひかりなどを扱って来た経験を持つ。中でもSoftBank系サービスには知見が深い。 2021年には神戸新聞社が認めるネット回線アドバイザーとして登録し、個人・法人の通信回線(WiFi)の悩み解決を日々行っている。 新しいWiFiが登場してはすぐ契約するなど常に研究を欠かさない。
モバイルWi-Fiルーターと固定回線の比較
持ち運びができてどこでもWi-Fiを使うことができるモバイルWi-Fiと、自宅にインターネット回線を引き込んで使う固定回線とでは、それぞれメリット・デメリットがあります。
初めに「モバイルWi-Fiルーター」と「固定回線」、それぞれの特徴を簡単にまとめてみます。
モバイルWi-Fiルーターの特徴
- バッテリーを内蔵しているので持ち運びが可能
- 開通工事不要で届いたその日に簡単に使い始められる
- 通信量が少なくてもいいライトユーザー向けのサービスも選べる
- 固定回線と比べると通信速度や電波の接続が不安定
- データ容量に上限があり、規定のデータ量を上回ると速度制限がかかる
- データ容量の範囲内だったとしても短期間に大量の通信を行うと通信速度が制限される場合がある
モバイルWi-Fiルーター最大の特徴は持ち運びが可能であることでしょう。
サービスエリア内であればお店や滞在先の宿泊施設など、自宅以外でもインターネットを利用することが可能です。
また、モバイルWi-Fiなら開通の工事が不要で届いたその日からインターネットが楽しめます。
工事が不要のため工事費用といった初期費用もかかりません。
しかし、モバイルWi-Fiには完全データ無制限・使い放題のプランはありません。
「実質容量無制限」とサイトに記載されていても、必ず「3日で15GBまで」などのデータ容量の上限があります。


逆に言えば3~17時までは一切速度制限がかからないから、「実質無制限」として売り出すことができているんだよ!

また、モバイルルーターは大きく3つの種類に分けられます。
- WiMAX
- 元々は短時間に大量のデータ通信を行うために作られた専用回線「WiMAX2+」を使用しているモバイルルーターを指す名称でした。
しかし、現在は携帯キャリアの「au 4G LTE」「au 5G LTE」の回線も加わり、3つの回線を利用できるようになりました。
通信速度が安定しており、データ容量も実質無制限で使えるメリットがありますが、一方で山間部では電波が弱くなる傾向があります。 - クラウドSIM
- 物理的なSIMカードを必要とせず、遠隔のサーバーから各モバイルルーターにインターネットを割り振る仕組みのモバイルルーターです。
ドコモ・au・ソフトバンクのトリプルキャリアのプラチナバンド回線が利用できるので、山間部でもネットに繋がりやすいです。
ただし、「月間100GB」などと月でデータ容量の上限が定められていることが多く、上限を超えてしまうと月末までずっと通信速度が制限されます。 - キャリア・MVNO
- ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアのうち1社の回線を利用して無線LANに接続するモバイルルーターです。
特にキャリアが公式に販売しているルーターは、2万程度のルーター端末の購入が必要になることが多く、初期費用がかかります。
主なモバイルWi-Fiのサービスの料金プランを比較しました。
タイプ | サービス名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|---|
WiMAX | UQ WiMAX | 3日で15GB | 4,268円~ |
WiMAX | GMOとくとくBB | 3日で15GB | 4,158円~ |
クラウドSIM | Mugen WiFi | 100GB | 3,293円~ |
クラウドSIM | THE WiFi | 100GB | 3,828円 |
キャリア | Y!mobile | 7GB | 4,065円~ |
キャリア | au WiFi | 3日で15GB | 4,292円~ |
※WiMAXの速度制限は3日で15GBのデータ容量を超えた翌日の18~26時のみです。
※au WiFiの料金は2年契約N・5Gルーター割の割引適用後の価格です。
モバイルWi-Fiは固定回線に比べて様々な商品・プランがあり、使い方に応じて様々なサービスを選ぶことができます。 一方で、モバイルルーターは携帯電話のモバイル回線を利用しているため、通信速度や接続の不安定さは光回線に比べて劣ります。
特に山間部でモバイルルーターを使う場合は、WiMAXやY!mobileの「Pocket WiFiプラン2」(アドバンスモード使用時)は電波が弱くなる傾向があります。
Pocket WiFiプラン2のアドバンスモードとは?
本来、ワイモバイルの「Pocket WiFiプラン2」の電波はプラチナバンドも利用できるので山間部で電波が弱いわけではありません。
しかし、オプションの「アドバンスモード」に加入して1ヶ月無制限(3日で10GB制限)にした場合、プラチナバンドは使えなくなり「AXGP」という回線を使用することになります。
このAXCPの回線は周波数が高いため、メイン利用することで山間部では電波が弱くなる傾向があります。
また、データ使い放題の固定回線に対して、モバイルWi-Fiは短期間に大量の通信を行ったり、データ容量の上限を超えたりすると通信速度が制限されます。
動画の資料やZoom会議などパケットをたくさん消費する可能性が高い方は、モバイルWi-Fiよりも光回線の方がおすすめです。
モバイルWiFiについて更に詳しく知りたい方は、下記記事をご参考ください。
固定回線の特徴
- 屋内に回線を引き込むので安定した高速通信が利用可能
- モバイル回線のような通信制限がない
- 回線速度がモバイルWi-Fiよりも安定している
- ネットを使うには開通工事が必要
- マンションタイプは一戸建て住宅よりも通信速度が遅くなりやすい
- 初期費用や月額料金が高い
まず、固定回線は契約した住宅でしか利用することができません。
その代わりに屋内まで回線を引き込むので、非常に安定した高速通信を利用することができます。
無線LANルーターを利用すれば、Wi-Fiを利用して家の中で無線通信をすることが可能です。
また、モバイルWi-Fiと違ってどのサービスもネットが使い放題です。
通常使用の範囲であればどれだけ通信しても速度が制限されるようなことはありません。
ただし固定回線の仕組み上、インターネットを利用するにはまずは開通工事が必要になります。
この工事にはおよそ2万円程度の工事費用がかかる上、ほとんどの場合では工事業者を家に招いて工事をする予約を取らなければなりません。
モバイルWiFiと違って、すぐにインターネットを使い始められない点も固定回線のデメリットです。
また、固定回線も大きく2つの種類に分けられます。
- フレッツ光・光コラボ回線
- NTTが有する「フレッツ光」と、そのフレッツ光と同じ回線を別の会社が卸している「光コラボ」の固定回線です。
「光コラボ」の商品としては、「ドコモ光」「ソフトバンク光」などが有名です。
サービス名は違うもののすべて国内トップシェアのフレッツ光と同じ回線を使用しており、通信障害も少なく安定している回線です。
- 独自回線
- フレッツ光・光コラボに対して、提供会社が独自に整備したインターネット回線を使用しているのが「独自回線」です。
ダークファイバ―という回線を使用している「auひかり」「NURO光」や、電力会社系列が運営している「eo光」などが当てはまります。
独自回線は、フレッツ光や光コラボに比べて利用者が少ないため、回線速度が速い傾向があります。
一方で、通信障害などの多さはフレッツ光に比べて多い会社もあるのがデメリットです。
主な固定回線のサービスを比較しました。
タイプ | サービス名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|---|
フレッツ光・光コラボ | フレッツ光 | 無制限 | 戸建て:6,270円~ マンション:3,685円~ |
フレッツ光・光コラボ | ドコモ光 | 無制限 | 戸建て:5,720円~ マンション:4,400円~ |
フレッツ光・光コラボ | ソフトバンク光 | 無制限 | 戸建て:5,170円~ マンション:4,180円~ |
独自回線 | auひかり | 無制限 | 戸建て:6,270円~ マンション:3,685円~ |
独自回線 | NURO光 | 無制限 | 5,200円~ ※キャンペーン適用で1年間980円 |
独自回線 | eo光 | 無制限 | 3,248円~ |
※上記はすべて2021年10月時点の情報です。
※フレッツ光の料金にはプロバイダ料は含まれておりません。
※フレッツ光はNTT東日本エリアの「定額プラン:Wi-Fi無線LANルータ付き」プランを参照
※ドコモ光はタイプAの2年定期契約の料金を参照
※ソフトバンク光は、戸建ては5年自動更新プラン、マンションは2年自動更新プランの最低料金を参照
※NURO光は3年継続契約の「NURO光 G2Tプラン」の金額を参照
※eo光はネットのみのプランで1年目の料金を参照
光回線は使い始めるときに開通工事が必要になりますが、工事さえできればその後はずっとデータ使い放題でネットを使うことができます。
さらにモバイルWi-Fiよりも通信速度・安定性ともに優れているため、リモートワークなどで使う人には光回線のほうがおすすめです。
モバイルWi-Fiよりも固定回線のほうがおすすめ!
ここまではモバイルWi-Fi・固定回線の違いやメリット・デメリットを紹介していきました。
ですが、基本的にはモバイルWi-Fiよりも固定回線のほうがおすすめです。
モバイルルーターの「月100GB」「3日で15GB」といった容量制限は、重たいエクセルファイルの送受信や動画配信サービスのドラマ・映画視聴などには不十分となる可能性があるからです。

やっぱり安いインターネットのほうが良いんだけど…

だから料金面でも光回線はおすすめなんだ!
インターネットの料金は固定回線のほうがモバイルWi-Fiよりも高いとは限りません。
モバイルWi-Fiの100GBプランはおよそ3,500円程度が相場です。
対して、固定回線の中でも特に料金が安いサービスを見ていきましょう。
サービス名 | 戸建て料金 | マンション料金 |
---|---|---|
NURO光 | 1年目:980円 2年目以降:5,200円 | 2,090~2,750円 |
enひかり | 4,620円 | 3,520円 |
GMO光アクセス | 4,928円 | 3,883円 |
さらにGMO光アクセスは開通工事費用が無料、NURO光も月々の割引で工事費用を実質無料にすることができるため、初期費用の心配もありません。
下記の条件に当てはまる人以外は、光回線を選ぶのがおすすめです。
モバイルWi-Fiのほうがおすすめの人
- 自宅にいる時間が少なく、外出先でネットを使いたい人
- データの使用量が少なく、モバイルWiFiでも通信制限の心配がない人
- 固定回線の開通工事ができない人
- すぐにネットが使いたい人
次は、モバイルWi-Fiルーターと固定回線のどちらがよりお得に利用できるのか、家族構成別に3パターンをまとめてみました。
ただしその前に1つだけ注意点があります。
鉄筋コンクリート住宅に住んでいる人はモバイルWi-Fiには注意
家族構成に関わらず、鉄筋コンクリート造の住宅にモバイルWi-Fiルーターを導入することはあまり推奨しません。
なぜなら、WiMAXやクラウドSIMなどのポケット型WiFiの種類に関わらず、モバイルWi-Fiは電波が入りにくくなる特性があるからです。
そのためサービスエリア内であっても鉄筋コンクリートの屋内では繋がりにくくなる可能性が高いです。




でも、WiMAXのプランが2021年から「WiMAX +5G」という新しいプランに変わったことで、今はau LTEの4G・5G回線が追加料金なしで使えるプランも増えてきているんだ。


WiMAX +5Gのプランは「ギガ放題プラス」というプラン名称で提供されています。
追加料金なしで、WiMAXでもLTE回線が使えるようになったことは大きなメリットです。
しかし、WiMAXでau LTEの通信ができるのは月15GBまで。
それ以上のデータを消費する場合は通信制限がかかってしまいます。
固定回線の代替として利用するのであれば、15GBはあまりにも少ないでしょう。
以上の理由から、鉄筋コンクリートのマンションなどに住んでいる場合はモバイルWi-Fiルーターを導入しても快適に通信できない可能性が高いのでおすすめしません。
今住んでいる住宅で電波を掴めるかどうか確かめてみたい場合は、UQコミュニケーションズの「TryWiMAX」を申込むことでWiMAX 2+対応機器を15日間レンタルすることが可能です。
モバイルWiFiのお試しについては、下記記事にて詳しくご紹介していますのでご参考ください。
学生や社会人など一人暮らしの場合
学生や社会人で一人暮らしされている方なら、固定回線ではなくモバイルWi-Fiルーターを選んでも良いでしょう。
利用するのが自分一人だけなら常にモバイルWi-Fiルーターを持ち運べたほうがいつでもネットに接続できて便利だからです。
モバイルWi-Fiルーターがあれば外出先でもインターネットを利用できるので、スマートフォンのテザリング機能を使用せずに済むだけでなく、スマートフォンのデータ通信量を節約することも可能です。
また、モバイルWi-Fiルーターは引っ越してもそのまま利用し続けることが可能なので、1~2年くらいの短期間だけ居住する場合にも向いています。
例えばもし一人暮らしをやめて実家に戻ることになったとすると、下宿先と実家のどちらも固定回線を引いている場合はどちらかを解約しないといけません。
契約期間はサービスやプランなどにより異なりますが、いずれにしても契約期間の満了を迎える前に解約してしまうと高額な解約金が発生します。
キャンペーンなどを利用して契約した場合は、適用条件を満たさずにキャッシュバックを受け取れなくなることも考えられます。
しかしモバイルWi-Fiルーターなら必ずしも引越しのタイミングで解約する必要はなく、定期契約の更新月を迎えてから解約すれば高額な解約金を支払う必要もありません。
解約までの間、必要であれば固定回線と併用し続けることも可能です。
例として、1年間だけマンションに住んでいる一人暮らしでネットを契約した場合の料金を、モバイルWi-Fiと固定回線で比較してみましょう。
モバイルWi-Fi (Mugen WiFi) | 光回線 (GMO光アクセス) | |
---|---|---|
月額料金 | 3,293円 | 3,530円 |
12か月の合計金額 | 39,516円 | 42,360円 |
工事費用 | 無料 | 無料 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
端末代 | 無料 | 無料 |
12ヶ月の解約金 | なし(※実家に持っていくため解約しない) | 11,000円 |
費用合計 | 42,816円 | 56,660円 |
キャッシュバック | 13,500円 | なし |
実質費用 | 29,316円 | 56,660円 |
月額料金だけではモバイルWi-Fi・光回線では大きな差はありませんでした。
しかし、実家に帰ったり引っ越したりする際に発生する解約金が相まって、結果的にモバイルWi-Fiのほうが27,000円も光回線よりもお得になりました。
一人暮らしで外出先でもインターネットを利用したり、短期間しか居住しないことがあらかじめ分かっている場合はWiMAXなどのモバイルWi-Fiルーターがおすすめです。
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- GMOとくとくBB
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- 【4月限定】最大40,000円の高額キャッシュバックがもらえる
- 月額料金も税込2,098円と圧倒的に安い!
- 速度・エリアともに安定のWiMAX回線
- 公式サイトへ
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初月 2か月目 3~24ヶ月 端末代 GMO
とくとくBB3,969円 4,688円 0円 Board
WiMAX2,999円 3,753円 0円 カシモ
WiMAX0円 4,500円 4,750円 0円 THE WiFi
(100GB)3,828円 4,226円 0円 MUGEN WiFi
(100GB)3,718円 0円
※料金はすべて税込価格です。
夫婦2人で暮らしている場合
夫婦共働きで日中は家を空けていることが多いという場合は、モバイルWi-Fiルーターから検討してみると良いでしょう。
金額的にはモバイルWi-Fiのほうが光回線よりも安く設定されていることが多いからです。
しかし、2人のスマホキャリアがドコモなどで揃っている場合には、光回線のほうがお得になる可能性が高まります。
これは、光回線によってはスマホのセット割が適用できるからです。
2人ともドコモのスマートフォンを利用している場合を例として見てみましょう。
ドコモのスマホとドコモ光のインターネットをセットで契約すると、「ドコモ光セット割」が適用されます。
(画像引用:ドコモ光セット割 | 料金・割引 | NTTドコモ)
ドコモ光セット割は、2人とも月々1,100円の割引対象になります。
そのため、2人合わせて毎月2,200円も割引になります。
このドコモ光セット割適用時の光回線とモバイルWiFiの料金を24ヶ月分で比べてみましょう。
モバイルWi-Fi (Mugen WiFi) | 光回線 (ドコモ光) | |
---|---|---|
月額料金 | 3,293円 | 4,400円 |
24か月の合計金額 | 79,032円 | 105,600円 |
工事費用 | 無料 | 無料(※ドコモ光新規工事無料特典適用) |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
端末代 | 無料 | 無料 |
費用合計 | 82,332円 | 108,900円 |
スマホセット割の割引 (※2名×24ヶ月分) | なし | 48,000円 |
キャッシュバック | 13,500円 | なし |
実質費用 | 68,832円 | 60,900円 |
※Mugen WiFiは1台のみの料金で試算しています。
ドコモ光セット割を適用すれば、モバイルWi-Fiを1台契約するよりもドコモ光を契約したほうが8,000円も安くなりました。
この光回線のセット割はドコモだけではありません。
下記のようなスマホ会社でもネットとのセット割が適用されます。
スマホブランド名 | 対応する光回線 | 割引名 | 割引額 |
---|---|---|---|
ドコモ | ドコモ光 | ドコモ光セット割 | 最大1,100円 |
au | auひかり・eo光・コミュファ光・ピカラ・メガエッグ・BBIQ・ビッグローブ光など | auスマートバリュー | 最大1,100円 |
ドコモ | ドコモ光 | ドコモ光セット割 | 最大1,100円 |
ワイモバイル | ソフトバンク光・SoftBank Ai | おうち割光セット(A) | 最大1,188円 |
IIJmio | IIJmioひかり | mio割 | 最大660円 |
OCNモバイルONE | OCN光 | OCN光モバイル割 | 220円 |
BIGLOBEモバイル | フレッツ光・ビッグローブ光 | 光★SIMセット割 | 最大330円 |
また、家族2人でモバイルWi-Fiを使うなら、1人以上にデータ容量の上限を超えやすくなってしまいます。
速度制限のリスクという観点でも、光回線のほうがおすすめです。
【注意】ahamo・povoなどの新プランは光セット割の適用外!
ドコモ・au・ソフトバンクから発表された「ahamo」・「povo」・「LINEMO」といった新料金プランでは、光回線とのセット割は適用されません。
これらの新料金プランを使っていて光回線をお探しの方は、セット割ではなく月額料金が安い回線を探すのがおすすめです。
また、逆に夫婦のどちらかは常に家にいて、二人とも日中もインターネットを使うという場合だと、必ずしもモバイルWi-Fiはおすすめできません。
その場合は
- 外へ持ち運ぶ側がスマホのテザリング機能では困るほど通信を行うか
- 家と外、どちらでより大容量の通信を行っているか
を検討し、「固定回線+テザリング機能」or「モバイルWi-Fi」の組み合わせを検討するのをおすすめします。
家族3人以上で暮らしている場合
夫婦とその子どもなど、3人以上で暮らしている、あるいはインターネットを利用する人が家に3人以上いる場合は固定回線のほうがおすすめです。
まず利用する人数や機器が増えればそれだけデータ通信量も増えるので、モバイルWi-Fiルーターだと通信制限に引っ掛かる可能性が高くなるからです。
またモバイルWi-Fiルーターは持ち運び可能であることが最大のメリットですが、外に持ち出すと家に残された人がインターネットを利用できなくなってしまいます。
さらに、モバイルルーターは複数の端末の同時接続に対応していますが、5台以上のデバイスと接続すると通信速度が遅くなることが多々あります。
家族3人のスマホ3台と、パソコン1台・テレビを1台接続するともう5台に到達します。
ネットを快適に使うためにも、光回線がおすすめです。
そして3人以上の家族でも、先ほど紹介した「ドコモ光セット割」などのスマホとのセット割引を積極的に適用するのが、ネットをお得に使う1番の近道です。
スマホとのセット割は多くの場合、家族全員がそれぞれ割引対象になります。 利用人数多いほどお得になる金額も大きくなるので、なおのこと安定した高速通信を利用できる固定回線がおすすめです。
ただし一戸建て住宅の場合は、マンションタイプよりも月額料金が1,000~2,000円程度高く設定されていることが多いです。
セット割が適用できなかったりモバイルWi-Fiルーターのほうが安く利用できる場合は、コストを重視してモバイルWi-Fiルーターを契約するという選択肢もアリでしょう。
まとめ
単純にコストを比較すればモバイルWi-Fiルーターが最も安く、お得に利用することができます。
持ち運びが可能である点も大きなメリットです。
しかし一緒に暮らす家族が増えると、スマートフォンとのセット割の適用次第では固定回線のほうがお得になることもあります。
また光回線とのセット割が行われているのは大手キャリアだけではありません。
たとえばOCNの格安SIM「OCNモバイルONE」と「OCN光」をセットで契約すると最大で1,000円/月の割引を受けることが可能です。
※OCN モバイル ONE OCN 光モバイル割:1契約200円/月の割引で最大5契約まで
セット割引の恩恵が少ない一人暮らしなどではモバイルWi-Fiルーターのほうが低コストで運用することが可能ですが、高周波数帯を利用するモバイルWi-Fiルーターは屋内で電波を受信しにくいというデメリットもあります。
家族構成だけでなく利用スタイルや使用環境に合わせて固定回線とモバイルWi-Fiルーターのどちらを契約するのか考えましょう。
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- ソフトバンク光
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- おうち割光セットでソフトバンク・ワイモバイルのスマホ代がお得に
- フレッツ光と同じ回線でマンションでも安心
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-
- ドコモ光
-
- ドコモ光セット割でドコモのスマホが毎月最大1,100円割引
- フレッツ光と同じ回線でマンションでも安心
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-
- NURO光
-
- 最大2Gbpsと通常プランの速度が速い!
- オプション不要で45,000円の高額キャッシュバック
- 月額料金も2Gbpsなのに高くない
- 公式サイトへ
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- WiMAX 2+
(GMOとくとくBB) -
- 工事なしですぐに使えるポケット型WiFi
- 40,000円の高額キャッシュバック
- 速度・エリアともに安定のWiMAX回線
- 公式サイトへ
- WiMAX 2+
-
- eo光
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- オリコン顧客満足度6年連続1位受賞
- 関西エリアの戸建て住宅向けにサービスを展開
- プラン問わず12ヶ月間月額3,250円で利用可能
- 公式サイトへ
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-
戸建て マンション NURO光 5,217円 2,090円~ ドコモ光 5,720円~ 4,400円~ ソフトバンク光 5,170円~ 3,630円~ WiMAX 2+ 3,936円~ eo光 3,248円~ ー
※料金はすべて税込価格です。
悩んだら「固定回線」です!
モバイルWiFiルーターはデータ容量制限と上手に付き合う必要があり、休みの日に動画配信サービスで映画やアニメ・ドラマなどをまとめてみようものなら、週明けは速度制限で困ったり、月半ばで速度制限にかかって使い物にならなくなる…なんてこともよくある話です。
しかも月額料金はそこまで大差ないとくれば、野外に持ち出して使わないなら、モバイルWiFiルーターを選ぶメリットはありません。
更に家族で利用するというのであれば、どんなWiFiの使い方をしてもある程度安定する固定回線のほうが後々問題が出てくることは少ないでしょう。