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更新日: 2024年10月21日
お金がなく、初期費用を払えるだけの貯金はないけれど、どうしてもすぐに引越しがしたい場合には、クレジットカードでの支払いもしくは分割払いをお願いすることができないか聞いてみましょう。
それ以外にも、カードローンなどを利用してお金を借りて支払う方法も検討できます。
本記事では、お金はないけれど今すぐに引っ越したい人におすすめの対処法を紹介します。ただし、お金がないのに無理をして引っ越しをして失敗したという声も多いため、初期費用や引っ越し費用を節約して、できる限り手持ちのお金で引っ越しできるように工夫しましょう。
目次
お金がないけれど引っ越しをしなければならない場合は、クレジットカードやローンを活用して引っ越し資金を調達するのが一般的です。
それぞれメリットとデメリットがあるので、よく考えて自分に合った方法をとりましょう。
クレジットカード払い | 分割払いの交渉 | カードローン・フリーローンの利用 | 助成金・補助金の利用 | |
---|---|---|---|---|
メリット | ・支払いを遅らせることができる ・1回もしくは2回払いであれば手数料がかからない ・ポイントが溜まる |
・リスクが少ない ・その他の交渉がまとめてできる |
・全くお金がなくても引越しができる | ・返済の必要がない制度がある ・返済をする場合もカードローン等に比べれば返済計画を立てやすい |
デメリット | ・3回以上の分割払いは高い手数料がかかる ・リボ払いは分割払い以上にリスクが高い ・期日までに支払いできなかった場合のリスクが高い |
・交渉を行う手間や負担がかかる ・確実に実行できる保証はない |
・審査などがあってすぐに借りられない場合がある ・借金がなくならない可能性がある |
・各自治体が設ける条件を満たす必要がある ・自治体によっては引越しに対する助成金・補助金がない場合がある |
おすすめな人 | ・「次の給料日」程度であれば支払いの目途がたっている人 | ・交渉事が苦手ではない人 ・金銭的なリスクを下げたい人 |
・1ヵ月程度では支払いが難しい人 | ・返済の目途が立たない人 ・新婚世帯や子育て世帯など、引っ越し先の自治体の補助対象となりそうな人 |
ここからは、それぞれの方法について詳しく紹介していきます。
不動産会社によっては初期費用のクレジットカード払いに対応していることがあります。
1回払いもしくは2回払いであれば、手数料がかからず、ポイントも貯まるため、お金がない場合に限らず、クレジットカード払いにするとお得です。
3回以上の分割払いを選択を選択すると、年利15%程度の比較的高い手数料がかかるため、できる限り2回までの分割に留めた方が良いでしょう。
クレジットカードを利用して、リボ払いやキャッシングをすると、分割払い以上にリスクが高くなるため、事前に他の方法と手数料などを比較検討し、短期間で返済する計画を立てたうえで利用するようにしましょう。
また、クレジットカードで初期費用を支払った場合、クレジットカードの支払期日までに支払えないと信用情報に傷が付いてしまう恐れがあります。通常の買い物と同じように、クレジットカードを使う際には、引き落とし日までに確実に入金するようにしてください。
クレジットカードを使って分割払いができない場合は、不動産会社の人に初期費用を分割払いにしてもらえないか相談してみましょう。
ただし、分割払いに対応している物件や不動産会社は多くないため、事前に問い合わせておくことをおすすめします。
事前に相談しておくことで、例えば、礼金15万円、家賃6万円のところを、礼金5万円、家賃6.5万円という風に初期費用を少なくする代わりに、月々の家賃が高くなるようなイレギュラーな交渉をしてもらえる場合もあります。
前述のクレジットカード払いや分割払いが難しい場合は、カードローンやフリーローンを利用してお金を借りるという方法もあります。
カードローンとフリーローンはどちらも資金使途が自由なため、引っ越し費用が足りない場合に活用できます。
引っ越しでローンを組む人が知っておきたいカードローンとフリーローンの主な違いは以下の表の通りです。
カードローン | フリーローン | |
---|---|---|
金利 | 高い | 高めだがカードローンよりは低い |
追加融資 | 可 | 不可(再度審査が必要) |
審査期間 | 即日~数日程度 | 数日~数週間程度 |
返済方法 | リボルビング方式 | 元利均等返済方式(口座引き落とし) |
返済期限 | 追加融資や月々返済金額の設定変更などをすると変動する | 契約時に決まっている |
まず、カードローンの方がすぐにお金を借りやすい反面金利が高く、追加融資や返済金額の設定変更など融通がききやすい分、完済が難しくなります。毎月一定額を返済すればいいので便利ですが、借金総額に目が行きにくく、返済金額の半分以上が金利で全然借金が減らないといった事態に発展するケースも珍しくありません。
一方で、フリーローンは自由が利きにくい反面、契約時に決めた方法とスケジュール通りに返済していく必要があるため、いつまでたっても借金がなくならないといった事態は防げます。
どのような方法でも、お金を借りての引っ越しにはリスクをともないます。どうしても借りなければいけない場合は、細心の注意を払い、確実に返済できる計画を立てたうえでお金を借りるようにしましょう。
その他引っ越し費用を借りる方法については、「一時的にお金借りる方法は?ケース別におすすめの方法も解説」という記事が参考になりますので、あわせてご覧ください。
一定の条件を満たすことで、引っ越しの際に国や自治体から助成金や補助金を受け取れる場合があります。
申請には少し手間がかかりますが、返済する必要がない制度もあります。
特に新婚世帯を対象とした『結婚新生活支援事業(補助額上限60万円)』もしくは子育て世帯を対象とした『次世代育成転居助成(助成金額6,000円~8万円/月)』はもらえるお金が多く見逃せません。
「引越しで受け取れる手当、助成金・補助金」という記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
引っ越し先の自治体や、現在住んでいる自治体に、利用できる制度がないか確認してみましょう。
引っ越し費用が足りない場合は、支払い方法を工夫したりお金を借りたりして「なんとかして支払う」と考えがち。
しかし、無理な支払い計画はおすすめできません。
どうしてもお金が足りない場合は、引っ越しにかかる費用を安くする工夫も必要です。
物件探しの時点で、お金が足りないことがわかっている場合は、不動産会社の人にあらかじめ相談しておきましょう。事前に予算を伝えておくことで初期費用の安い物件を紹介してもらえる可能性が高まります。
初期費用などを節約する方法は以下のとおりです。
フリーレント物件とは、一定期間家賃がかからない物件のことです。
元からフリーレント期間ありの物件もあれば、交渉することでフリーレント期間を設けてもらえる場合もあります。
フリーレント物件を借りれば、フリーレント期間中は家賃がかからないため、引っ越し初期の支出を減らすことができます。
閑散期や空室期間が長い物件を狙うと交渉に応じてもらえる可能性が高まるでしょう。
敷金・礼金を払えるだけの十分なお金がない場合は、敷金・礼金なしの物件を検討してみると良いでしょう。
ただし、敷金・礼金なしの物件は退去時のトラブルが多く、注意が必要です。特に、繁忙期なのに敷金・礼金がゼロもしくは極端に安い場合は、何らかの訳あり物件の可能性が高いことを理解しておきましょう。
UR賃貸住宅や公営住宅なども敷金・礼金がない場合が多いため検討してみると良いでしょう。
引っ越しの際に必要になるのは、不動産会社や引っ越し業者に支払うお金だけではありません。
必要最低限の家具や家電を購入するのにもまとまったお金が必要になるため、初めての引っ越しでは、家具家電付きの物件やシェアハウスなどを検討することでも、大きな節約効果が期待できるでしょう。
値下げ交渉することで初期費用を安くしてもらえる場合があります。
家賃1ヶ月分程度初期費用が安くなるケースは珍しくありません。家賃も数千円程度であれば交渉できる可能性は十分にあります。
フリーレントの交渉と同様に、閑散期の方が交渉に成功する確率が高まるため、閑散期に引っ越しをする場合は交渉にチャレンジしてみると良いでしょう。
引っ越し業者に荷物の運搬を依頼する場合は、必ず相見積もりを取りましょう。引っ越し費用には明確な相場がなく、1社だけに見積もりを依頼すると、引っ越し費用がかなり割高になってしまう可能性が高いためです。
相見積もりを取ることで、引越し料金を安く抑えることができ、値引き交渉の参考にもなります。
手間をかけずに相見積もりを取りたい人には、引越し侍の『一括見積もり依頼サービス』がおすすめです。
もし、引っ越しなどの手配がすべて終わった後によく考えたらお金が足りないことがわかった場合は、すぐにお金を調達する方法を考えましょう。しかし、引っ越し費用が確定してしまってからではできることは限られるため、物件探しをする前にお金の目途を立てるのが鉄則です。
もし、初期費用の支払期日まで時間がない場合は、上記で紹介した『クレジットカード払い』や『カードローン』を検討するか、親族や友人に借りることができないか相談してみると良いでしょう。
お金がないのに無理をして引っ越しをしなければよかったと後悔する人は少なくありません。
特に多いのが、リボ払いやカードローンなどリスクの高い借金をして引っ越しをしたことで、引っ越してから何年も借金返済に悩まされるケースです。
例えば、年利18%のカードローンで初期費用30万円を借り、1年で返済しようと考えた場合、月々の返済額は2万7,503円になります。順調に返済できれば支払う利息も合計3万円程度で済みますが、30万円の貯金ができない状況だった人が、毎月3万円近くの返済を続けられるかは疑問です。
もし毎月3万円近くも返済するのは難しいから月1万円くらいの返済で済むように3年で返すことにするとどうでしょう。
月々の返済額は1万845円になりますが、初回返済ではそのうち4,500円と半分近くを利息を占めます。追加の借り入れせずに順調に返済できたとしても3年間で9万円以上(借りたお金の約30%)の利息を支払うことになります。
このように、返済期間が長くなるほど、利息の負担が重くなり、借金が減りにくくなるため、何年たっても借金がなくならないという事態を生むのです。
リスクが低いようにも感じられるクレジットカード払いでも、無理な返済計画を立てたことで、入金期日までにお金を用意できず、信用情報に傷がついてしまうケースもあります。
信用情報に傷が付いてしまうと、住宅ローンやオートローンなどの審査に通らなくなる、次に引っ越しをするときの入居審査に通りにくくなるなど、更なる弊害を生みます。
後悔することがないように、借金をせずに引っ越すにはどうすれば良いかを考えましょう。
お金がない場合に、借金をして引っ越しをすると、その後何年も借金に苦しめられる可能性があります。
そうならないためには、初期費用そのものを節約して、できる限り借りなくても済む方法を模索することが大切です。
お金がないのに引っ越さなければいけないケースと対策は以下のようなものが考えられます。
都合の転勤の場合→会社に一部費用負担をお願いする、転勤を断る、転職する
遠方の大学へ進学する場合→寮やシェアハウスに入居する
ストーカーやDVから逃げたい場合→公的施設や制度を利用する
工夫次第では、お金をあまりかけずに引っ越しをすることも可能です。引っ越しまで時間がないかもしれませんが、未来の自分に大きな負担をかけないような選択をしてください。
引越し侍では、引っ越し見積もり費用の相場と料金を比較できる2つのWebサービスを提供しています。
単身の小さな引っ越しから・家族やオフィスの移転まで24時間無料で簡単に見積もりの依頼ができます。
引っ越しの見積もりを依頼するコツは、情報をなるべく正確に入力する事です。それにより自分の引っ越しにいくらかかるか正確な金額が把握できます。
引っ越しの費用を安くするポイントは複数の見積もりを比較して最安値の引越し業者を見つけることです。
引っ越しの費用が足りない場合には「クレジットカード」払いに対応した引越し業者もあります。
一人暮らしの引っ越しにかかる初期費用の総額は、家賃の6か月分を目安として計算しておくと良いでしょう!(家賃が7万であれば42万)
また、引っ越しの料金を抑えるには「単身専用パック」や「長距離プラン」など自分にあったサービスを利用しましょう。
敷金や礼金なしの物件を選ぶことでも初期費用を安く済ませられます。
引越し業者の選び方に迷ったら「料金」「口コミ・評判」「サービス内容」「満足度ランキング」を参考にしてください。
サービスの利用後には「引っ越しの準備・手続きやることリスト」もプレゼント特典や各種キャンペーンをご用意しています。
単身・一人暮らしの引っ越し費用
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